別荘を選ぶ(現地見学)の注意点
2013年4月19日
気になる別荘を見つけたら、不動産屋さんやデベロッパーに予約をして見学させてもらいます。
予算と希望を伝えると、プロの目でみたお勧め物件を紹介してもらえるので、比較のため、3〜4件を見学しましょう。
複数見ることで、選ぶ目を養うことができます。
物件を見学する際に、別荘を持つ友人や知人に同行してもらえると、利用者の立場でアドバイスしてくれるので、心強いです。
アプローチ
アプローチは毎回通る場所なので、雰囲気が大事です。 ハイシーズンの道路の渋滞状況や、冬季の積雪も確認した方が良いです。
また、バスが使えると便利です。管理状況
共有部分の清掃状況と補修状況で、管理状況を確認します。 管理の良くない別荘地(リゾートマンション)は、避けた方が良いです。立地
山の北と南、東と西で、日当たりや積雪量が異なります。 気候だけでなく、地質によって樹木が異なり、風景が変わります。 リゾート地も中心地を外せば、喧騒や渋滞を避けられます。
別荘地の入り口やメインの通りは賑やか。奥の方は静かです。 テニスコートやゴミ捨て場の隣は騒がしいので、歩いていける距離がベストです。日当たり
平地
戸建の場合、南側まで10mあれば、日差しが得られます。山の麓の南側
日当たりは良好ですが、南側の開口部から山が見えません。 例えば、八ヶ岳の南麓は、八ヶ岳より南アルプスがきれいです。 景色の良い部屋を確認します。山の麓の北側
高原の山陰は、冬寒いので、注意が必要です。 また、湿度が高くなるので、カビの状況を確認します。山の麓の西側
尾根の西側を含め、夏の午後は暑く、冬の午前中は寒いので、日当たりの具合を確認します。
道路付
道路との接地状況を確認します。南道路
南側の道路や駐車場から、庭やテラスがどの様に見えるか、プライバシーが保てるか確認します。北道路
道路側に建物を建てるので、道路からの音や、道路に漏れる音を確認します。西道路
一般住宅と同じで、西日の状況を確認します。傾斜地
駐車場が平坦か確認します。特に降雪地では重要です。 道路から、別荘までの高低差が大きい場合は、高齢になった時に大変です。
傾斜地で道路を造成する際に山側を削り、谷側を盛土にするので、谷側は地盤が軟らいです。 そのため道路面と同じ高さの別荘の場合、基礎の確認が必要です。 道路から下がる場合は、日当たりを確認し、別荘内のカビの状況を確認します。
道路の管理状況
舗装され、路肩や排水溝を含め補修されている事が望ましいですが、 未舗装でもわだちが無く、安全に通行できれば、問題はありません。
別荘地の周辺部が未舗装や、車のすれ違いが困難な場合は、開発がいい加減なので、避けた方が良いです。 斜面の擁壁が崩れたままの別荘地は、管理費が十分集まっていないので、避けた方が良いです。眺望
同じ別荘地内でも、山、海、花火大会などの眺望は限られています。 木を切ることで眺望が得られることがありますが、自然公園内は、木を切ることが制限されています。
隣接地越しの眺望が良く、空き地の場合、隣接地も合わせて購入することをお勧めします。 不動産屋さんに隣接地が安く買えるなら一緒に買うと言うと価格交渉をがんばってくれます。地形
道路や隣接地から雨水が流れ込む地形には、注意してください。 特に、谷合や雨水が流れた跡が確認できる場合は、別荘を利用する上で支障が無いか検討します。基礎
基礎が高く、床下に容易に入れ、水道や排水管を含めて見ることができる方が、先々のメンテナンスが容易です。防犯
周りに定住者が居ると防犯上 安心ですが、 近くの宿泊施設や貸別荘が騒がしい場合もあるので、確認しましょう。温泉
泉質が合うか、必ず利用してみましょう。
また、源泉から遠いと、湯温が下がったり湯量が減ったりしますので、近隣物件の状況を確認しましょう。動線
駐車場からの動線、部屋の中の動線を確認します。 長期滞在や将来定住する時、台所までの動線が長いと大変です。その他
山間部では携帯の電波状況を確認します。 TV(地デジ)は不動産屋さんに確認します。 永住目的の場合は、インターネットのサービスエリアや新聞配達も確認しましょう。
別荘は大きな買い物です。 不動産屋さんとの付き合い方が大切です。