中古別荘 購入の注意点
2013年2月25日
中古別荘固有の注意点をアドバイスします。
ポイントに従ってチェックすれば、新築より中古の方が欠陥を見つけ易いので、そんなに心配する必要はありません。
また、中古別荘はリフォームで、見違える様になりますので、欠点ばかりを見ずに、総合的に判断しましょう。
カビ
基礎、下駄箱、押入れ、キッチン下の収納、洗面所の収納、風呂場を確認します。 カビが大量に発生している場合、土台や柱が腐っていないか、確認が必要です。吹き抜けのリビング
夏涼しいが、冬は寒いです。電気カーペットや床暖房で防ぎます。木造テラスや玄関アプローチ
小さいお子さんがいる場合は、テラスの柵の幅を確認します。 雨ざらしなので朽ちている場合が多いので、リフォームします。老朽化
不在の期間が長いので、一般住宅と比べ状態が良くない事があり、確認が重要です。 5年以上未使用の場合は、候補の順位を下げた方が良いです。床のきしみ
湿気で床板がそっていますので、床下を念入りに確認しましょう。ふかふかする床
シロアリの危険がありますので、床下を念入りに確認しましょう。ふかふかする畳
畳の芯が腐っているか、床板を止める釘が腐っていますので、床下を念入りに確認しましょう。内壁、外壁のひび
内壁と外壁の同じ場所にひびが入っている場合は、専門家の検査をお勧めします。 外壁がひびのあたりで盛り上がっている場合、内部に雨水が侵入しています。 小さなひびであれば、補修すれば大丈夫です。基礎などコンクリートのひび
小さなひびは補修できます。 但し、ひびから赤錆が出ている場合は、候補から外した方が良いです。床のビー玉
ビー玉はやり過ぎですが、ゴルフ ボールが転がる場合、 基礎がゆがんでいますので、原因の確認をお勧めします。 基礎が大きく壊れている場合は、候補から外します。天井のシミ
雨漏りの跡です。不在期間が長いため、痛みが進んでいますので、専門家の検査をお勧めします。サッシや扉の引っかかり
骨組みがゆがんでいます。 雨戸やサッシが朽ちたりしていることがあるので、自分で全部 開けてみましょう。
また、雨戸を閉めて部屋を暗くすると、光の漏れ具合から骨組みのゆがみを確認することができます。建売
いわゆる欠陥のある別荘は損傷が激しいので、簡単に気付きますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
但し、軒が浅く、基礎が低い場合は、候補の順位を下げた方が良いです。
防寒
冬の高原は寒いため、2重ガラスが望ましいです。寒さが特に厳しい地域では、3重ガラスに断熱サッシが望ましいです。凍結防止
寒さが特に厳しい地域では、凍結防止ヒータや凍結防止栓を確認します。書類
契約までに、下記の書類を確認したい旨を伝えます。- 住宅性能保証書(2000年以降の別荘の場合)
- 建築確認済証、副本(建築図面など)
- 建築工事検査済証(2008年以前は無い場合があります)
- 設備の取扱説明書、保証書(無い場合もあります)
- 白蟻駆除の記録(標高が低い森の中など、定期的に必要)