夢の別荘ライフ
さらりーまんセカンドハウス百科 Ver.1.4
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別荘購入の最終チェックポイント

2012年7月14日

別荘の欠点にばかりに目を向けると、良い物件を逃してしまいます。 なので、下記は現地見学の都度チェックするのではなく、契約前に見落としがないか最終確認に利用します。

  1. 管理状況

    土曜の夜の明かりのつき具合で別荘地(リゾートマンション)人気が分かります。 寂れた別荘地(リゾートマンション)には理由があります。 寂れると管理費が十分集まらず、管理が悪くなります。 管理状況は他にも、別荘地なら外周部、マンションなら裏側や非常階段、屋上などを見ると分かります。 壊れた箇所も補修計画がはっきりしていれば問題ありませんので、不動産屋さんを通じて確認しましょう。
    バブルのころ、あちこちに別荘地が開発されましたが、管理会社が撤退した別荘地もあります。 水道を個別井戸利用へ変更したり、利用者が資格を取って頑張っているというケースもありますので、詳しく確認することをお勧めします。
  2. 周辺状況

    養鶏場、養豚場や牧場、ブリーダの犬舎、高速道路など音や匂いの発する施設が無いか確認しましょう。 ゴミ焼却場が近くにある場合は、稼働日の状況を確認しましょう。 周辺のリゾート マンションの建築計画、道路計画などを不動産屋さんに確認してもらいましょう。
    近隣の長期間利用されていない別荘は、将来廃屋になる可能性があります。 隣が廃屋では、治安面も不安です。近隣の別荘も確認しましょう。
    別荘地(リゾートマンション)のゴミ捨て場の状況や、掲示板の内容で、利用者の雰囲気が分かります。
  3. 中古戸建の場合

    • 住宅性能保証制度

      2000の住宅品質確保促進法により、10年間の瑕疵担保責任が義務化されました。 保証が引き継げるか、建てた工務店が現存するか、確認しましょう。
    • 基礎

      森の中、川や湖の近く、海の近くは湿度や塩害で基礎のコンクリートや柱が腐食している場合があります。 外からひびを確認します。小さなひびは補修できますが、赤錆がにじみ出ている場合は候補から外します。 床下が高い場合は、下からも確認します。
      基礎から鉄骨や木の柱で土台を支えている独立基礎は、柱が朽ちていないか確認しましょう。 構造上、湿度には強いが、冬寒くなります。 断熱材の状況や水道の凍結防止ヒーターを確認しましょう。下水管が凍結することもあります。
      以前見た別荘で、とても立派な物件がありました。築30年経過していましたが、 しっかりした建物で、2階(玄関、リビングとキッチン)からの見晴らしも素晴らしかったです。 中2階から、外に出られる構造になっていましたが、当日は扉が開かずに、見ることができませんでした。 後日、連絡を貰って、基礎を確認しました。基礎のコンクリートは厚かったのですが、 駐車場側がひび割れし、所々赤く錆びた鉄筋が見えていました。 部屋に戻り、1階部分の壁を見ると、壁に亀裂が入っていました。 そう言えば、先日は曇り。暗くて気付きませんでした。
    • 床下

      床下点検口や床下収納から、床下のかび臭、基礎と土台の隙間、土台が腐っていないか、 シロアリの跡が無いか、確認します。 断熱材が落ちていないかも、確認します。 床下に建築時のごみが残っている場合、建てた工務店がいい加減なので、念入りにチェックします。
      高原の別荘の場合、凍結防止ヒーターも確認した方が良いです。 床下が点検できない場合は、候補の順位を下げます。
    • 小屋裏

      天袋の点検口から、雨漏りの跡や、結合部の金具の錆、断熱材のずれを確認したいのですが、 押入れは私物が入っているので確認できません。 契約時の現地確認で、見たい旨を申込みます。
    • 雨戸

      雨戸を閉め、照明を消すと、雨戸の隙間で建物の歪みが分かります。
    • リフォーム

      リフォームをすると問題点が隠れてしまいますので、リフォーム個所は特に確認要です。 できればリフォームした業者さんにリフォーム内容を確認しましょう。 例えば、便器が新しい場合は、トイレにトラブルがあった証拠です。
  4. 特に古い戸建の場合

    木造は築22年、木造モルタルは築20年で建物の価値は残存価値のみになります。 そのため、問題があったからと言って値切ることはできません。 問題が少ない物件に当たったらラッキーと言う 前提で、読んでください。
    • 断熱仕様

      • 1979以前:断熱なし
      • 1980〜1991:旧省エネ仕様
      • 1992〜1998:新省エネ仕様
      • 1999以降:次世代省エネ仕様
      暖炉や旧型の薪ストーブは飾りです。冬も利用する場合は、主暖房が別に必要です。
    • 震基基準

      • 1971〜1981:改正旧耐震基準
      • 1981〜2000:新耐震基準
      • 2000:木造住宅の耐震基準改定
      • 2006:高さ13m超木造住宅の中間検査の義務化
    • 定期的な補修

      ベランダが朽ちていることは、良くあります。 屋根に草が生えたり、壁が膨らんでいる場合、大幅なリフォームが必要になる場合がありますので、 予め見積もりを取った方が良いです。
    • 暖房器具や風呂釜

      15年以上経過した物は、壊れると考えた方が良いです。
    • 冷蔵庫

      10年以上前の物は電気代が(2万円/年)高く、収容量も小さいので、買い替えた方が良いです。
    • トイレ

      • 30年以上経過した物
        壊れる可能性があります。 不在期間が長いので、壊れた場合に長期間 水浸しになり、大幅なリフォームが必要になります。 事前に交換することをお勧めします。
      • タンク 結露しやすいため、床が痛んでいることがあります。床の変色に注意してください。
        結露防止ため、タンクの中に発泡スチロール、またはポリタンクが入っていれば、大丈夫です。
      • 寒冷地仕様
        寒冷地の場合、便器のトラップにヒーター、流動式凍結防止機能が付きに交換することをお勧めします。
      • 個別浄化槽のエアーブロー
        ブレーカーを入れ、動作音がしない。または、異音がする場合は、故障しています。
      • 浄化槽の清掃
        浄化槽から異臭がする場合は、浄化槽を清掃する必要がありますが、 いずれ行うことなので、気にする必要はありません。
      • トイレの異臭
        意外とクロスの下の床が腐っています。
    • 配管

      法的な耐用年数は15年ですが、30年ぐらいは持ちます。 水漏れは水道メータで確認できます。 ガス漏れはガス屋さんがチェックしてくれます。 凍結防止ヒーターが壊れていている場合もあるので、冬季に利用した最後の年を確認しましょう。 また、古いタイプの凍結防止ヒーターは温度コントロールが無いため、電気代が高くなりますので、交換をお勧めします。
  5. 中古リゾートマンションの場合


    多数の売りが出ているリゾートマンションは避けます。不動産屋さんのサイトで確認します。
    • 補修

      耐震診断結果と修繕実績を確認します。
      • 10〜15年おき
        屋上防水、外壁の補修、階段の手すりなど塗装工事を確認します。
      • 築20年以上
        修繕計画、建替え計画を確認します。
      • 築30年以上
        大浴場のボイラー、配管、受水槽、エレベータの更新がおこなわれているか。 または更新計画があるか確認します。
    • 古いマンションでは、コンクリートが薄い(150mm)ため、遮音性能が劣ります。 見学時に階上には人が居ないと確認できません。 特に、フローリングは音が伝わり易いので、防音対策を確認します。 コンクリートの厚さが書かれた、竣工図書は管理事務所に保管されているので、 不動産屋さんを通じて確認しましょう。床のコンクリートが200mm以上で、 2重床、戸境壁のコンクリートは180mm以上であれば、だいたい大丈夫です。
      最上階の角部屋、エレベータや自動ドアから遠い部屋選ぶ方法もありますが、 利用する上では 不便になります。 階上や隣室が企業の保養施設の場合は、避けた方が無難です。 隣室のベランダでバーベキューの話し声は気になりますので、窓から音の侵入も確認します。
    • カビ

      マンションは高気密な上に、建築後3年間はコンクリートから水分が出ますので、特に、1、2階はカビが出やすいです。 押入れや家具の裏側を重点的にチェックします。 絨毯は湿気を吸うので、絨毯を替えたり、絨毯からフローリングに変更している場合は、カビを疑います。 少々のカビは、清掃と壁紙の張替え、除湿機の設置で対応できます。 建築後10年以上経過したマンションは、購入後の利用頻度が高ければ、気にする必要はありません。 現時点でカビが無い場合は、今後もカビで悩まされる可能性が少ないです。
    • 老朽化

      • シンクが茶色くなっている場合、錆び水の可能性がありますので、配管の更新計画を確認します。
      • 給湯設備は湯の出る量、動作音を確認しましょう。暖房機器は動作音や異臭がしないか、確認しましょう。
        これらは売主が立ち会わなと確認できません。
      • コンクリートのひびから雨水がしみると、構造体に影響するので、補修状況を確認します。
      • 外壁タイルが浮くと、雨水がしみる原因になるので、補修状況を確認します。
    • 配管

      古いマンションでは、配管がコンクリートの中を通っているので、水回りの位置を変える様な、 大規模なリフォームは困難です。

別荘は趣味の物なので、条件の良し悪しより、満足できる物件か、どうかです。

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