別荘を建てる時の注意点
2013年2月25日
最新の建築技術は、快適な別荘ライフを提供してくれるだけでなく、維持の負担を減らすこともできます。 別荘でのライフスタイル、気候風土に合わせた別荘建築の注意点やポイントを説明します。
別荘建設の手順は下記の様になります。別荘のイメージ作りと工法選び
ログハウス
ログハウスには大きく3種類あります。在来工法(木造軸組工法)
自由な間取りに特徴があり、大きな開口部が可能です。 また、増改築が容易です。2×4
耐久性が高いため、耐震性能や広い空間に特徴があります。 壁で支えるため、開口部は小さくなります。 気密性や断熱性に優れ、規格されているので施工ミスが少ないです。 但し、増改築に制限があります。
土地選び
別荘を買うを参考にしてください。 ログハウスは大型の建設機材が入るので、それに適した土地である必要があります。建築家選び
土地が決まってから不動産屋さんの紹介で工務店の建築家を選ぶ方もいますが、 先に建築家を選ぶ方法もあります。 先に建築家を決めることで、建てたい別荘に合せた土地を探したり、建築途中の確認や 完成時の検査をお願いすることができます。
建築費用の13%が、相場の様です。別荘の設計
工務店選びと見積り
高原の冬は寒さが厳しいので、凍結防止が重要。 海辺は塩害対策が重要です。 施工のノウハウが重要なので、地元の工務店が良いと思います。
一般住宅の場合、坪単価で考えますが、吹き抜けのリビングなどの別荘仕様では参考になりません。 時々、安い坪単価の工務店を見ますが、一般住宅の様な雰囲気になります。 また、傾斜地は平地より基礎の建設費がかります。斜度10°で約1.5倍。斜度20°で約2倍です。 冬場に地面が凍結する場合は、大型重機が必要になるので、冬場の基礎工事は避けた方が良いです。 軽井沢の夏休みは建築禁止になりますので、工期の確認も重要です。契約、着工
初回金を払い、契約します。 工務店が役所、管理事務所等へ工事手続きを行います。
近隣への着工前の挨拶を、工務店にお願いすることは可能です。地鎮祭
神主さんに工事の安全のための お払いをしてもらいます。 神主さんへの初穂料は1〜3万円。その他に2〜5万円ぐらいです。 工務店にお願いすることも可能です。
以降、完成までの写真を撮りましょう。基礎工事
冬の高原では地面深くまで凍結し、上に乗っている別荘を動かしてしまいます。 そのため、凍結深度より深く掘り込んで、基礎を作ります。
掘ってみたら大きな岩などが出てきて、基礎工事の費用が増加したり、希望する場所に別荘を建てられずに眺望が得られないこともありますので、地盤調査も検討します。上棟式
在来工法の棟上は、予めカットした木材をクレーンで組立てるので、1日で終わります。 棟上後、現地で工事関係者へ食事とお酒を振舞い、ご祝儀(棟梁1〜5万円、大工さん5千〜1万円。)を配ります。 基礎の土木工事、棟上をした鳶職、電気/ガス/水道屋さん、コンクリート左官、内装工事屋さんも集まるので、こんなに一杯の人がやってくれるのだと、感動しますが、 翌日からは、数人の大工さんしか来ませんので、ちょっとがっかりします。 上棟式を工務店にお願いすることも可能です。
工務店に中間金を支払います。屋根葺き
屋根ができると、雨で工事が中断することが無くなり、どんどん工事が進みます。水道とガス工事、電気、電話、TVなどの配線工事
壁、床工事
窓、玄関扉、内装
鍵がかかるので、キッチンユニット、バスタブ、トイレなど設備の工事も始まります。植栽と外構
建物が完成すると、庭木などが入り、塀や通路などが作られます。完了検査
施主確認
設計仕様と異なる箇所が無いか、きず、よごれ、床のきしみ、建具の具合を確認します。
1階と2階の便器の色が違うとか、コンセントやスイッチの色が違うのも、気になるものです。新築別荘の引渡し
残金を支払い、引渡しを受けます。