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さらりーまんセカンドハウス百科 Ver.1.4
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新築別荘の引渡し

2013年2月25日

別荘の建設が完了したら、いよいよ引渡しです。 引き渡されてからチェックポイント。手続きについて説明します。 楽しい別荘ライフをスタートするための、準備も必要です。

  1. 引渡し

    残金を工務店に支払って、以下の物を受け取り、引渡しとなります。
    • 住宅性能保証書

    • 建築確認済証、副本(建築図面など)

    • 建築工事検査済証(間に合わない場合もあります)

    • 設備の取扱説明書、保証書

  2. 確認

    別荘を利用し始める前に、まず以下の確認と手続きが必要です。
    • 本鍵で施錠することで、工事中の鍵から本鍵に変更されます。 念のため、全ての錠を確認しましょう。 必要に応じて合鍵を作ります。 管理別荘地(リゾートマンション)の場合、管理事務所に鍵を1つ預けます。
    • 電気

      ブレーカーを上げ、設備が正常に稼働するか、異臭や異音がしないか確認します。 24時間換気を長時間止めるとカビが発生し、 冬季であれば水道が凍結しますので、早めに電源を入れたて確認した方が良いです。
      ブレーカーの近くある必要書類に記入して、電力会社に郵送します。
    • ガス

      ガス会社に連絡して、立会いでガス漏れが無いか確認します。 ガス器具の取り扱い方、注意事項が説明されます。 必要書類が渡されますので、記入して郵送します。
    • 水道

      水が出ることを確認します。 玄関や台所などにある必要書類を記入して、水道局に郵送します。
      管理別荘地の私営水道の場合は、管理事務所で確認します。
    • インターネット

      ネットか別荘近くの電気屋さん、またはインターネットで工事依頼します。
  3. 地域情報の入手

    管理事務所などで、地域情報誌などのフリーペーパーを入手します。
    地元紙を滞在日に購読すると地域の情報が手に入ります。
  4. インテリアと家電、生活必需品の準備

    引越しと異なり、必要な物を一式揃える必要があります。最初は自宅にある物からスタートしても良いと思います。
    • カーテン

      プライバシーのため、出来れば事前に準備します。
    • 寝具

    • 椅子とテーブル

      おしゃれな物は大きいので、移動スペースも考慮して準備してください。 購入した時に小さなお子様も成長するので、全員が座れる物をお勧めします。
    • 照明

      建物に付随する照明と後付照明があるので、事前に確認して準備します。 リビングのシャンデリアは、建設中に付けてもらうと、追加費用が生じません。
    • 冷蔵庫

    • 電子レンジ

      自宅の古い物を利用する際は、周波数(東京電力、東北電力は50Hz。中部電力、関西電力は60Hz)が 違うと使えない場合があるので、マニュアルか電子レンジの銘盤で確認します。
    • 炊飯器

      高原は気圧が低いので、新たに買う場合は圧力式にします。 標高1000mで0.89気圧なので、1.12気圧以上の圧力釜にします。
    • 洗濯機

      洗濯機があると、帰ってからの洗濯が不要になりますので、購入をお勧めします。
    • ファンヒータ

      標高500m以上では燃焼に影響があります。 別荘の標高を確認し、ファンヒータのマニュアルを確認してから、購入および使用しましょう。
    • TV

      共同視聴やケーブルTVを利用している場合があるので、管理事務所で確認します。 自宅のTVを持ってくる場合は、地域設定を変更す必要があるので、マニュアルを忘れない様にしてください。
    • その他
      • 食器、コップ、箸、スプーン、フォーク
      • 台所用品(鍋、お玉、包丁)
      • 調味料
      • お風呂場用品(椅子、お湯かけ、石鹸と石鹸箱、シャンプー、リンス、カビキラー)
      • 洗面所用品(歯磨き、コップ、タオル、石鹸と石鹸箱)
      • トイレ用品(トイレ洗い洗剤、トイレ洗いブラシ、ゴミ箱、トイレット ペーパーなど)
  5. 建物の登記

  6. 固定資産税の評価

    注文設計の別荘は、入居後1〜2ヶ月後に固定資産税の評価のために、市町村の税務課が来ます。
    柱、屋根、壁、床、風呂桶の材質、雨戸の有無、コンセントやスイッチの数 オプション的な物(ビルドイン食洗機、ビルドイン エアコン) などで評価されます。
  7. 不動産取得税

    引渡しから2〜3か月後、忘れたころに来るのが、不動産取得税です。 セカンド ハウスの軽減措置がある場合も、一旦全額支払います。 県の税務課に連絡(電話でも可)すると、必要書類が送られてきます。 1年間の利用を証明するための証拠(現地のレシートなど)を集めて、期日までに 利用日を記載した申請書と共に申請します。認定されると、税金に利息を付けて還付されます。 ちょっと得した気分になれます。
  8. 瑕疵の確認

    利用し始めたら、施主確認で気付かなかった隠れた瑕疵(欠陥)が見つかることがあります。 主なチェックポイントは、
    • 下水の水漏れ

      水道の水漏れは水道メータで確認できますが、下水の水漏れは分かりにくいです。 キッチンやトイレ、洗面所や浴室で排水時に異音がする場合は、 工務店に連絡して、床下をチェックしてもらいます。
    • 建具

      新築後、多少の狂いはでますので、工務店に連絡して、調整してもらいましょう。 但し、ドアや引戸が勝手に開くとか、床のゴルフ ボールが転がるようであれば、 専門家に相談した方が良いと思います。
    • 雨漏り

      大雨や暴風雨の時に雨漏りすることがありますが、不在期間が長いので、 次回来荘した時には乾いて、気付かないことがあります。 試に悪天の時に滞在して、屋根裏をチェックして見るのも、方法です。
    住宅性能保証期間に定められた内容であれば、工務店の責任で補修してくれます。
    重要事項説明の付帯設備表で指定された設備:例えば、風呂釜、給湯器、冷暖房器具などは、 保証の期間であれば、メーカーまたは工務店の責任で修理してくれます。
    逆に言うと、見てすぐ分かる瑕疵(例えばキズ)は、合意の上での引渡しとなり、保障されません。 施主確認の際に十分確認してください。
新しい地での生活は、発見と驚きの連続です。別荘生活を思いっきり楽しんでください。
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