海辺の別荘 購入の注意点
2012年5月25日
水平線から上がる朝日で目覚め、海を眺める。
昼に釣った魚で、夜は舌鼓を打つ。
潮騒を子守唄に眠りに付く。
海にロマンを感じる人が多いと思いますが、塩害以外にも海辺の別荘固有の注意点があります。
立地の確認
- 海岸からの距離
マリンスポーツを楽しむのであれば、海岸まで徒歩5分以内を選びます。 - 海岸までのアクセス
途中に車道が無い方が、アクセスし易いです。 車でアクセスする場合、渋滞する道を通らずに行けると便利です。 - 駐車場
車でアクセスする場合は、トップ シーズンでも駐車場が確保できるか、確認しましょう。 - 暴走族
正月と夏は暴走族のシーズンです。騒音だけでなく、トラブルに巻き込まれない立地を探しましょう。 - 花火
観光客が集まる海岸は、花火の騒音が気になります。
- 海岸からの距離
自然への対応
塩害
海水の塩が飛散するため、窓ガラスが曇り、部屋の中もべたつきます。 マンションの外廊下は滑り易いので、注意が必要です。
しかし、一番の問題は塩害で、金属が錆びることです。- 波しぶきがかかる岩礁隣接地区
- 海岸から200〜500mの重塩害地区
- 2Km以内の塩害地区
シャッター付の車庫があれば、車や自転車を守ることができます。風害
普通の家は防風林や塀の中に建てますが、別荘は眺望を重視するため、海に面します。 その為、台風などの影響を受けます。 また、冬や夜は風が寒いので、暖房も確認します。地震
砂地の場合、地盤がゆるく、液状化現象に注意が必要です。自治体のハザードマップを確認しましょう。
津波被害予想区域も確認しましょう。
生活インフラ
海辺の温泉街は古くからの観光地なので、旅館、飲みや、土産物屋はあっても、スーパーやホームセンターなどの生活インフラがありません。 海の近くなのに、新鮮な刺身を買いに隣の市までドライブと言う場所もあります。
お子さんやお孫さんが小さい場合など、病院も大切です。