電力料金値上・消費増税・再生エネルギー付加金 すべて吹き飛ばす!

明るく簡単節電生活 明るく簡単節電生活2 明るく簡単節電生活3

使用量は半減―節電開始前と現状―

 以下は、直近1年(オレンジの実線)と節電開始直前1年(黒の点線)とのグラフです。節電開始以前の数値は、直近1年に対応する月の数値を記したものですから、時系列にはならない部分があります。変化した点は、節電しているのですから当たり前ですが、直近のほうが全体的に消費量が少ないこと。そしてもうひとつは、直近のほうがグラフが織りなす山や谷が、より深くなっていることでしょう。つまり季節による電気の使用量の変動が激しくなっているということです。

直近1年平均使用量
8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
直近1年 5.5 5.07 4.07 4.58 3.66 7.85 10.32 9.69 6.94 5.23 5.25 5.34
節電前 9.69 11.52 10.19 9.20 9.55 13.58 14.14 12.04 13.67 10.78 9.41 10.16

 冷暖房のため電気の使用の多い夏冬の減少よりも、比較的使用量の少ない春秋の減少が、より顕著です。なかには半分以下となった月(5、9、10、11、12月)も半分近くになります。
 節電をはじめた当初は、冷房もやめてしまうほど「使わないこと」に精を出しましたが、その後は「使うものは使う」という姿勢に転じています。ですから、この春秋の激減は、ほぼ待機電力の削減の成果だと考えています。しかし、その一方で、夏冬の減少は、まだまだといったところです。これには夏場は冷蔵庫の活動が活発であることが挙げられるでしょう。また、その他の要因としては、エアコンの待機電力の存在もあるかと思います。
 エアコンが無理なく稼働するためには、機種にもよりますが、たとえば1日くらいのウォーミングアップが必要となります。したがって使わないときは主電源を落としておくというわけにはいきません。つまりは「エアコンを明日あたりから使おうか」と考えた日から、「今日で終わりにしよう」と決めた日まで、待機電力削減の対象外となるわけです。
 夏場の冷房については、使用を手控える期間を長くとることも可能ですが、冬場についてはそうもいきません。それなりの方法はつかんだつもりでいますが、まだまだなにかよい方法はないかと模索中です。

模索は続く―課題は冷暖房対策と機器の選別―

 また、待機電力対策のためにスイッチで主電源を落としておく機器の選別も、ときどき再検討を加えています。現在、つねにつないでおく通信機器として固定電話回線のFAX、それと、ひかり電話2本を維持していますが、はたしてこれが本当にすべて必要なのかどうか。実はこれらは今よりは手広く仕事をしていたころの名残で、今はそんなにたくさんの機器が必要なわけでもないのです。もしひかり電話をやめてしまえば、通信を使わない不在時にモデム自体も切っておくことができます。ただ、これは事務所機能をどうするかという問題でもあります。機器の再検討の際には、そうしたことも考えなければならないわけです。
 要らないもの、使わないものには電気を使わない。必要なものには使う。そういう姿勢で節電を進めていくと、生活の中でなんとなく維持してきた不要なものへの出費まであぶりだされてきます。
 なお、節電開始前にくらべて電気の使用量が半分近くに減っているのに対し、支払った料金のほうは7割ほどですから、同じようには減っていません。これは電気料金自体が変動しているせいでしょう。こういうことがあるからこそ、節電しなければならないわけです。

電気の年間使用量と年間に生じた料金(2014年7月時点)

  • 年間使用量  2,244kwh(節電前より1,863kwh減少)。
  • 料金の総額 64,783円(税込、口座振替割引分差引済。節電前より27,728円減少)

3段料金が適用された月

  • 0カ月(-月)
節電実行記録 節水のすすめ 管理者ご紹介

 本欄の企画、構成、執筆は片柳正直堂が担当しました。片柳正直堂は、書籍、雑誌等の取材、執筆、編集、また自費出版のお手伝いなどを扱っています。詳しくは片柳正直堂のページをご覧ください。また下記のお問い合わせフォームからのお問い合わせも受け付けています。