特集・拉致問題

友達とのメールのやり取りから始まりました。一日も早い解決を願っています。

No.20

自省と協力
 りっちゃん
14/5/30

お年寄りがもう1回最後のお墓参りをしたいと願っていた。それが叶う可能性がでてきた。経済制裁の解除。これで、孫に運動靴も贈れると喜んでいるお年よりもいるだろう。拉致問題の調査再開とのニュース。しっかり解決へスタートが切れるのだろうか、ちょっと心配ではある。

だいぶ前の新聞記事に、拉致被害者の1人(特定失踪者のほうかも)が網にひっかかっていて、白骨で発見されたというのがあった。日本の海上保安庁の調査が不充分だったってことだね。他にもそういう事例はないのだろうか。一方的に、北朝鮮の調査が信用できないようないい方を政府も新聞もしているけれど、先ずは自省して欲しい。自らも再調査をして欲しい。それから協力だな。日本での調査内容をしっかり伝える事も大事。

北朝鮮側の国としての思惑もあるだろうし、逆に、日本という国もなんらかの目的があって、今回この時期に再開されたのだろうけれど、調査の担当者は親を大事にする国でもあるから、子を思う親の気持ちには共感は持っているはず。真剣に調査するとは思う。ただ、国と国との面子やら政治情勢やらで、また障碍が起きるのではないか、と心配。経済制裁の中の、人的往来なんかどんどんした方が双方にとっていいし、万景峰号でなら、お墓参りにも行きやすい。私もちょっとした小物が買えるようになるかもしれない。プレゼント用にちょうどいいんだよねぇ。もう手持ちがなくなっちゃって困っていたんだ。なんか国への制裁ではなく、個人への制裁みたいだったからねぇ。そういうのはよそうよ。

ブルーリボンをしている政治家達、解決への道で自分のできることはちゃんとやって欲しいよ。今までなんの進展もなかったから、心配しつつも、この機会を活かして欲しいと痛切に願っています。






No.19

「非道」
 りっちゃん
12/3/11

2年ぶりの更新です。進展がないのに、書き込みをするのは、以下の新聞記事を読んだから・・・。もう、家族会はダメだね。掲示板を始めたきっかけが拉致問題だから、私なりに大事にしたかったけれど・・・。そう、拉致被害者がまだいるのなら、助かってほしいけれど、家族会は「本当に自分の家族のことを心配しているのか?」ということすら疑問に思えてきた。まずは、記事をお読み下さい。


拉致問題解決 知事に協力要請
  家族会の飯塚代表ら。

「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の飯塚代表らが八日、都庁で石原慎太郎知事に面会し、拉致問題解決への協力を求めた。飯塚代表は都が朝鮮学校への補助金支給を見送ったことの礼を述べると、「今年は勝負の年。いろいろな面でバックアップしていただきたい」と要請。石原知事は「なんでもおっしゃってください」と答えた。
  家族会側は一九六〇年代に都が政府の通達に反し、小平市の朝鮮大学校を各種学校として認可したと指摘し、認可の取り消しを求めた。これに対し、石原知事は調査する意向を示した。


マスゴミにも困ったものだ。東京新聞は比較的頑張っている方なんだけれど、こんな書き方をして、全くアホやん。協力要請の内容は、“在日朝鮮人(これは国ではなく、民族としての意味合い)へのイジメ”であって、拉致問題の解決とは関係ない。むしろ、私には逆効果になりかねないと思えるけれど・・・。

“賞味期限切れのカボチャ”が思うに、普通、自分の子どものことを心配するのなら、他所の子どもたちも大事にするよ。それを「どんどんイジメてください!!」って、あの浅薄な人にお願いしちゃううってどういうこと?本当にやりかねないからねぇ。あの人。ごくまれに当たりもあるけれど、自己中だから、何をしでかすかわかったものではない。朝鮮学校への補助金カットもその一つ。他にも悪行を重ねてそれを省みることもない。こんな人に投票した人は一体誰なんだ!?石原はもともとそういう人だから、今更変えようがない。私は投票した人に腹が立つんだ。

朝鮮大学校や朝鮮学校が、各種学校であること自体おかしい。どうして私立学校として認めないのか?伝言板でも書いているけれど、なかなかいい学校だよ。子どもたちがのびのびしているし、先生が若い人が多く、子どもとの関係が非常にいい。端から見ていると友達みたいに親しげで、信頼感もある。いいところは日本の教育界もまねすべきだと思う。日本の学校では、私自身、まれに、子どもの担任に信頼できる人がいても、学校総体に対して根強い不信感があった。制度として自分達を守るのに必死という感じ?硬直していた。「学級崩壊」なんて騒がれる以前でも。今はもっとひどいんだろうなぁ。そう、ひどいの元は「非道」なのでは?と思っている。家族会の発言は「非道」につきる。私は「伝助劇場」みたいな「人情」物が好きだった。今はそういう番組ないねぇ。だからテレビはほとんど見ない。

「非道」。自分が情なしでいて、他国にだけ情を求めるって、おかしいでしょう?それに朝鮮学校の子ども達と拉致加害者とは同じ民族という関係でしかない。実際、国籍は「韓国」「日本」の子どもたちも通っている。朝鮮学校の歴史は、差別が「非道」で自国の言葉や、自分の名前さえ奪われていたからこそ、「民族教育」に力を入れてきたのだ。その特殊性を考えてみてほしい。国連などが差別を問題にするのは、当然のことだ。

私は今、「ハングルで歌う会」をやっている。日本という国は、欧米の曲は大好きなのに、アジアの曲はあまり歌われていない。ので、歌ってみようと・・・。「アリラン」はご存知かしら?一番の歌詞に「わたしを捨てて行く人は、十里も行かずに足が痛む」というのがある。これは、足が痛んで、帰ってきてほしいという願望と、「非道」をした人には、それなりの罰が下るのが「道理」だということかな?と、私は解釈している。決して、自分が捨てた相手を恨んで、悪いことが起きるように願っているということではない。先週習った「大韓八景」では“恨”が、石窟庵の朝の景色を見ないと“心残り”だよという意味で使われている。歌詞だけでもいろんな事が理解できる。ちょっと脱線かな?要するに勝手な解釈で曲解せずにお互いを尊重・理解することが大事ということ。

どうして、経済制裁や補助金カットで、解決への道につながると考えちゃうのか、私には全く理解できない。強引な力技でことを解決しようという方法は、拉致にも共通しているのではないか?家族会の人たちは、拉致を正しいと認めているのと同じことをしているのではないか?私は嫌だね。拉致にも反対。補助金カットにも反対だよ。けしからん!!と思っている。どうして、こんな了見の狭い人たちが、世の中に大手を振っているのか?そんな日本がとても情けなく思うこの頃です。

拉致問題の解決は、ますます遠くなるでしょうねぇ。私の願いとは逆方向に進んでいます。






No.18

拉致対論
 りっちゃん
10/5/7

5年間ぶりの更新です。この間、何も進展がないというのはどういうことなんですかねぇ。私がとんでもなくおかしいと思ったのは、麻生首相(当時)がブルーリボンをしていた事。話し合いのテーブルに付かないのは、両国のトップの責任。にも関わらず、「早く解決しろ!」という意味合いのブルーリボンをつけているというのは、自分の責任を棚に上げている。つまり「俺は無責任だぞ!」とえばっているようなもの。これでは埒があくはずない。

太田昌国さんの『「拉致」異論』、太田さんと蓮池透さんの『拉致対論』を読みました。他にも関連するものとして、鈴木琢磨の『テポドンを抱いた金正日』、萩原遼の『拉致と核と餓死の国』、菊地嘉晃さんの『北朝鮮帰国事業』、金賛汀さんの『朝鮮総連』、梁英姫さんの『北朝鮮で兄は死んだ』、小倉紀蔵さんの『歴史認識を乗り越える』も。なので、自分なりにここらでこの問題について考察をして見たいと、まぁ、「賞味期限切れのカボチャ」なりにね。

伝言板にその都度の思いは報告してあるけれど、ここ数年の私の暮らしも振り返ることになる。(時事さんとも縁が切れてしまったなぁ・・・風呂無しのアパート暮らし、昼は仕事で体力目一杯働き、夜はyahooの掲示板(政治)についていくのに必死で、でも嵐がすごくて、人間関係のひどさは、現代日本の象徴でもありましたねぇ。で、撤退。掲示板を離れても何人かはメル友と思っていたけれど、結局縁が切れてしまいました。それでも、あの頃が一番しんどい時だったから、その間、お互い励ましあったことで、生きつづけられたのかも知れません。感謝しています。もう覗くこともしていないけれど、それぞれ元気でいますように!)

今も相変わらず貧乏暮らしだけれど、自分の家に住めたのと、年金もごくごく僅かながらもらえるようになって、少々余裕ができた。「タリの会」に入会して、在日の人たちとも友達や顔見知りができた。拉致問題については、一昨年の忘年会だったか、メンバーの一人が「申し訳なかった」と発言。??違和感を感じた。だって、彼は加害者ではないし、私も被害者ではない。

集会の打ち上げで、ある在日朝鮮人が、私の友人である在日朝鮮人に「拉致問題での責任」を追求(?)。これもおかしいので、私は「彼の責任ではない。直接、金正日に言ってくれ」と。彼らは多分「拉致なんかない」と断言したことがあるのだろうけれど、間違いというか、騙されたというか・・・少なくとも、彼らを責めたところで、この問題の解決にはつながらない。彼らが気が付いたことがあれば、それは彼らの祖国の人に伝わっていくだろうし、それがひいては、彼らの祖国や日朝関係に何らかの変化を起こしうるかもしれないと期待はできるけれど・・・そう、その時の集まりの中で「戦争をするのは国家、民衆は戦争が嫌いだ」という詩も朗読された。主催者は「私の友達イ・ヒジャさんを多摩の友達に紹介したい」と挨拶されていた。個と個なら、繋がりあえる。そのことを大切にしたい。

「タリの会」に入るまで、在日の人の暮らしなんか考えたこともなかったな。差別がないとは思っていなかったけれど・・・だって、就職にしたって母子家庭の同級生はあちこちで落とされていたし、女性差別は何かと自分も受けていたからねぇ。学校でのイジメなんかもひどかった。日本はおかしくなっているとは、主婦時代から実感はしていた。そう、一人になって、政治も勉強させてもらって、米国追従が日本をどんどん悪くしていくのが見えた。「安保」はやはり「粉砕」しておくべきだったんだよなぁ。拉致問題も、アメリカの言いように利用されている。朝鮮民主主義人共和国を仮想敵国にしておかないと、お古の武器は売れないし、沖縄の基地も好き勝手に使えないものね。拉致問題に協力する振りはしても、解決しては欲しくない。日本と朝鮮共和国との国交回復を邪魔するには拉致問題を盾にするに限る、ということだ。そのアメリカの方針通り、マスゴミは意図的に煽っている。在日の人たちへの差別の実体も、嫌がらせもひどいものとなっている。

在日朝鮮人の人たちと知り合って、とっても良かった。彼らは素直で真面目。朝鮮学校の学園祭なんて、まるでだいぶ昔の日本の運動会みたい。「男女の役割分担」もはっきりしている。「儒教の国だから」なのだそうな。女性たちは、これも昔の日本みたいに、とっても元気。今の言葉だけの「男女共同参画」よりもいいかもしれない。地縁血縁がしっかり残っていて、今の日本の「無縁社会」からすると羨ましいところもある。子どもたちも生き生きしている。民族教育が有効なのかな。私が和もの音楽を始めたのは、その影響もある。

朝鮮学校には、日本政府からの意地悪と無視と差別の歴史がある。その間、朝鮮共和国からの援助があった。彼らが祖国をありがたがるのは当然とも言える。「私学助成金」も受けていなかった事にはビックリだったよ。で、助成金運動にも参加。拉致問題による経済制裁では、孫へのプレゼントも送れない、それでハンクネットの経産省への抗議にも同行した。京都市の朝鮮学校への襲撃事件では、署名も集めたけれど、京都市へのネットでの質問をしつこくやって、最終的に『朝鮮学校ってどんなとこ?』の本をプレゼントすることにした。在特会に対抗するよりも、職員や一般市民の理解を得ることを優先すべきだと考えたから・・・ま、貧乏だから一冊だけだけど・・・「アッ、自分のところを忘れてた」と、小平市にもプレゼントした。読んでくれているといいなぁ。一人でも。

友人に「まずあやまりたい」という人がいる。ハンクネットの集会で、「ミルク工場がないのは、日本の責任」というような発言もあった。戦後処理については、日本政府が謝罪と補償とをいまだやっていないと私も思うけれど、でも、私は戦後生まれ。私自身が侵略戦争について謝る必要はないように思うのよね。それよりも今ある差別を失くすように行動することが先決だと思う。わたしが勝手に感じているだけなのだろうけれど、ともすると強要されているような気がするときがある。「在特会」の若者たちが感じているのも同じ感覚なのかもしれない。ここでも、個の問題と国家の問題は一緒くたにしない方がいいと思う。「在特会」がわめいたという「スパイの子ども」という台詞がチャンチャラおかしいのと同じような気がする。昔の戦争の責任を私に問われてもねぇ、と思っちゃうのだ。大事なのはこれからそういうことのないように、今どうするかだと思うのよ。

拉致問題の解決を阻んでいたものに、左翼側の「謝る」だけの姿勢もあったと指摘されている。北朝鮮批判の本に書かれていることも大半は事実なんだろうと思う。そのことを知っていても、拉致問題に関して、「そんなことを民主主義の国がするハズがない」と思い込んだ?、意図的に知らん顔した?左翼って・・・まぁ、そうだよなぁ、役に立たない。私の職だって守ってくれなかったもの。で、今のていたらく。当然の帰結。今の私は、右翼も左翼もない。日本を米国の属国から解放して独立国にしようよ、という立場かな。

朝鮮民主主義人民共和国での個別の事実は事実としても、帰国者の全員を調査したわけでもないし、そんなにひどい国なら既に暴動が起きても当然なのに、今も一応国として機能しているわけで・・・去年のともだち展の絵のテーマが「友だちを連れて行きたいところ」なんだけれど、革命名所の他に、動物園や家族の絵があったんだよね。家族にはおじいちゃんおばあちゃんが描かれていた。今の日本に比べて(儒教の国ってこともあるけれど)ある意味豊かだと感じた。日本・韓国が夢の世界を描いているのと対照的に、現実の社会に希望を持っていることだとも。物の溢れている社会から見たら一見貧しいけれど、意外と心おだやかなのかもしれない。国民の生活は、だよ。それとも絵を描いた子どもたちが朝鮮共和国の中では豊かな生活をしている恵まれた子どもたちなのか。もっと行き来が自由にならないと、私には判断できませんという段階ですかねぇ。

拉致問題と、植民地時代の悪行は、相殺することなしに、解決を計れとの指摘。どちらも国家による犯罪。家族会の発言が、その国家のいい訳なり、意図的な政策に利用されてしまうのは、なんともお気の毒でならない。時と共に、発言が硬直しているって。異論を受け入れられなくなるというのは、困ったものだねぇ。個人から国へ注文をつけるのは悪いことではない。『返さない』はご家族から出されたものだったとは私も知りませんでした。日本政府がそれを利用して約束違反をしたのが、こじれた原因。子どもたちを人質にとるという方法もあったのに、結局日本の親のもとに返してくれた。拉致したことはひどいことだけれど、それほど“訳の分からない”“怖い”国ではないような・・・あらあら、家族会は、3月に蓮池透さんを退会させちゃったよ。排除かぁ。対論とは程遠い世界だ。太田さんが『拉致対論』で実証した「話せば分かる」をも家族会は否定ということだね。私は、あきらめてはいないよ。朝鮮民主主義人民共和国にも反省して欲しい点は多々あるのだけれど、世襲制ひとつをとっても、とても批判できるような日本ではない。2,3世がごろごろしているものねぇ。米国の属国が、小国なりに米国と渡り合っている国に対して偉そうなことは言えません。だから一方的非難ではなく、対話が必要なのです。

いずれにせよ、行き過ぎた経済制裁では解決への道は遠ざかるばかり。普天間基地問題でも「NO」が言えるかどうかが鍵ですが、ここでも日本と拉致被害者家族のために、アメリカの思索と別な判断をすべき時だと思います。一日も早く、国交を、と思います。両国政府は一日も早く話し合いのテーブルについてよね。

只今、ウリの会では、「高校無償化」から朝鮮学校を排除することに反対し、朝鮮学校への公的助成の実現を求める要請書への署名をお願いしております。アホな政治家が拉致問題と絡めた発言をしましたが、拉致問題と、子どもたちの教育権はまったく無関係。マスゴミの意図的な悪宣伝で、なんとな〜く、イメージを悪くもたれている方もいて、やれやれです。テレビの見すぎにはご用心。ご自分の目で見るなり、在日の人に直接聞くなり、『朝鮮学校ってどんなとこ?』を読んでいただけるといいのだけれど・・・






No.17

北朝鮮拉致問題
 時事徒然
05/9/5

●2002.9.17 第1回小泉訪朝

小泉は金正日から「生存者五人、八人が死亡」と平壌で初めて聞き、安倍晋三の制止を振り切って、『平壌宣言』を締結。それでも当時は(私を含めて)「金正日に拉致疑惑を認めさせた」「五人の一時帰国の約束を取り付けた」と高い評価を受けたものだ。

しかし、よくよく振り返ると、平壌宣言には「日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、北朝鮮側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が『今後』再び生じることがないよう適切な措置をとる」と書いてあるだけで、訪朝前に「北朝鮮に拉致されたと思われる被害者」の人数とはあまりにもかけ離れており(だから安倍は調印に反対した)、その格差については何も言明されていない。

つまり、小泉は金正日に対し「それはオカシイやろ!」の一言も言えなかったばかりか、死亡したとされた拉致被害者の情報と具体的な解決策を何も得ないで、食糧25万トン、医薬品1千万ドルの総額80億円分を人道支援し、更に経済制裁もしないというようなことを金正日に約束してしまったのだ。案の定、金正日は「拉致問題は既に解決した」との態度をとりだした。

『何故、小泉は金正日に言われるがまま拉致被害者の状況を受け入れ、平壌宣言を締結したのか?』

後になってわかったことに、首脳会談前の外務省事務レベル会議で、あの悪名高きチャイナ・スクールの田中均アジア大洋州局長(当時)が日朝国交正常化(=己の手柄?)を急ぐあまり、「平壌宣言締結を前提に」日朝首脳会談の実現にこぎつけたのだ。

 つまり、「拉致被害者がどーのなんて二の次、とにかく国交正常化」しか田中の頭の中には存在しなかったのだ!ここから小泉・田中・金正日の「一蓮托生」が始まり、小泉は北朝鮮に対して強硬な手段を取れなくなったのである。

●2002.10.15 先の第1回小泉訪朝で「生存」と発表された5名が帰国。
         政府は当初、「10日間ほどの滞在」と説明。

●2002.10.24 下記の政府方針が決定。安倍晋三幹事長(当時)が尽力。
         1)帰国した5人は引き続き滞在。
         2)北朝鮮にいる5人の家族の帰国を要求

●2002.10.29 クアラルンプールでの日朝正常化交渉。
         5人の扱いをめぐり、北朝鮮が「約束違反だ」と猛抗議。決裂。
         以後、拉致問題における日朝交渉は凍結局面に入る。

●2004.2.9  日本独自の判断で北朝鮮に対する経済制裁を発することを念頭に置いた「改正外為法」が成立。

●2004.2.11  田中均外務審議官・藪中三十二外務省アジア大洋州局長(当時)が平壌を訪問し日朝政府間協議。
          北朝鮮側は「拉致問題は解決済み。すぐに(日本に帰国した)5人を北朝鮮に戻せ」と平行線のまま終わる。

そのとき国内では、閣僚4人を含む年金未納問題が発覚して(江角マキコのCMが流れた直後だけに)国会だけでなく、世論が猛反発。 江角マキコは謝罪会見を行ったが、小泉は、「うっかりしてたんでしょう。直せばいいんでしょう。みんな家族に任せているのですから」と発言。さらに自身のスキャンダルも発覚して、(あの有名な)「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ。何のため謝らないといけないのか!」発言が飛び出す。 福田康夫官房長官が自ら辞任。表向きの理由は「政治に対する国民の信頼を失った」だが、内実は「小泉政権を離脱する機会をうかがっていた」との憶測も。

●2004.3.31  民主党が万景峰号などの入港禁止を可能にする「特定船舶等入港禁止特措法案」を衆院に提出。

●2004.4.1  当時民間人だった山崎拓と平沢勝栄拉致議連事務局長が極秘(のつもり)で、大連で北朝鮮政府高官と接触。

その際、山崎氏は「小泉総理の代理で来た」と発言。平沢氏も後のインタビューで「小泉首相と一心同体だったから行動しました」と発言。『二元外交』との非難噴出。 平沢氏は拉致議連事務局長の職を事実上解任されたが、山崎氏には(民間人だったからか?)何らオトガメなし。

●2004.4.6  民主党に遅れて、自公両党が「特定船舶入港禁止法案」を国会に提出。

●2004.5.22  第2回小泉<サプライズ>訪朝。

蓮池さん・地村さんの子供5人を取り返す約束を取り付けたが、その代償として1人につき16億円相当の経済支援を約束する。加えて再度、「平壌宣言に違反しない限り、経済制裁はしない」と約束。ジェンキンス氏の帰国(?)も要求したが、金正日の「本人と話せばいい」という言葉にそのまま従い、「(身の安全は)私が保障する」と説得したがジェンキンス氏は拒否。(当たり前だ!ジェンキンス氏は「拒否するよう命令」されていたのだから。)

家族会・救う会のみならず、平沼赳夫拉致議連会長は「わざわざ首相が行かなくても私が行っても実現できる内容だ」と小泉を痛烈に批判。しかし、平壌で「怒る家族会」の情報をキャッチしていた小泉側は、『家族会の手前勝手の罵倒にひたすら耐える小泉』という飯島クンの大演出を繰り広げ、それが功を奏して世論は家族会に対して凄まじいバッシングを行った。

金正日は、小泉から「安否不明者および拉致されたと思われる日本人の再調査」を切り出されると、「そんなことなら会議は決裂だ」と言わんばかりに、交渉のテーブルから立ち上がる(ポーズ)をしたそうだ。その瞬間から少しでも『参院選で勝つための成果』を持ち帰りたい小泉は譲歩の一途を辿ることになったらしい。

本当のところ、「第2回小泉<サプライズ>訪朝の目的」は何だったのか?各方面からの言葉を借りると次のようになる。

「7月に参院選をひかえている小泉氏は、小泉氏自身と多くの与党議員が年金を納めていなかったという深刻なスキャンダルから国民の注意をそらすため、北朝鮮訪問で外交面での成功を勝ち取ることを望んでいた」(ニューヨークタイムズ)
 「小泉氏は、7月の参院選前の6月に北朝鮮を訪問すると予想されていたが、彼の年金問題が報じられると、急遽、訪問を決断。金正日との会談のニュースは年金問題の報道を第1面からはずした」(ワシントンタイムズ)
 「小泉さんが北朝鮮に行こうと決意したのは2月ごろだったと北朝鮮サイドの人間から聞いています。官邸は2月ごろに『小泉首相が会いたい』と金正日総書記にある筋を通じて伝えたそうです。それでもなかなか北朝鮮側から返事がなく、4月に山崎さん(自民党前副総裁)と平沢さんが大連に行ったときに、金正日の通訳をしている黄虎男(ファンホナム)氏が『6月20日で結構ですと伝えてくれ』と山崎さんだけにこっそり言ったそうです。そこから具体的に動き出しました。山崎さんと平沢さんの役目はそこで終わりなんです。ところが6月にイラクで自衛隊が攻撃されるおそれが出てきたため、5月29日に早めようとした。それはそれまでとは別のルート(飯島秘書官のルート)を使ったと言われています。ところが最終的に再訪朝の時期を5月22日に変更して、それを5月14日に発表したのは、年金問題などが理由と北朝鮮関係者から聞いています。金正日は5月14日の午前3時に22日訪朝の許可を下したそうです」(重村智計早稲田大学教授)

他にも小泉は選挙対策として、違法滞在のタイ人少女の強制送還を取りやめるなど、様々な<サプライズ>を起こしたが、結局自民党は7月の参院選で惨敗するのである。

第1回訪朝時から既に「田中均・金正日と一蓮托生」になった小泉クン。年金スキャンダルから国民の目をそらすために、再度<サプライズ訪朝>を行ったが、金正日にボッコボコにされるがままで、参院選は完敗。

「もう、支持率アップには北朝鮮カードは使えないな」と周囲に漏らしたように、その後は『対話と圧力』フレーズを繰り返すのみで何もしなくなった。今夏の家族会の首相公邸前の座り込みも無視して別出口を使う始末。

また、第2回<サプライズ訪朝>でジェンキンスさんに”I guarantee”(私が保障する)と書いたメモの真意はなんと、「日本に帰って来れば、一緒に暮らせるよう最大限に『努力』する」(小泉首相)という意味だったそうだ。

「保障」と「(最大限の)努力」とは意味がぜんぜん違う。ジェンキンスさんの身の安全について、「最大限の努力はしましたが、結果として失敗に終わりました」の意味は”I guarantee”には一切含まれない。小泉の「いい加減さ・ペテンさ」を象徴する出来事でもある。

会談後、金正日サイドから「(ジェンキンス氏が)日本に行くのがいやなら、北京で会ったらどうか」と打診があった。

●2004.5.30 杉浦官房副長官が「再会場所」について曽我さんと懇談。

杉浦副長官は懇談後、「曽我さんは北京で再会することで合意した」と発表したが、翌日、30日の懇談に同席した中山参与が「曽我さんからメモをいただいた」と、「北京は北朝鮮に近すぎて怖い」との曽我さんの意向を紹介した。

内実は、「北京案」で話を進めていた政府の方針に従い、杉浦氏が曽我さんに、北京で会うことを「強要した」らしい。杉浦氏は政府からのミッションに従っただけなのだ!
 そして、その「政府からのミッション」の源流は小泉の「向こう(北朝鮮)が『北京で』と言うのなら、それでいいんじゃない?」という「総理大臣とは思えない考えの軽さ」であったのである!

ジェンキンス氏は後に日本でこう語っている。
 「北京で妻と再会していたら、2、3日滞在した後に北朝鮮の航空機を使い、平壌に連れて帰る手はずになっていた。」
 かつて小泉は、「(首相の資質として重要なのは)洞察力!」と力説していたが、力説していた本人に洞察力のカケラもないことが露呈されたのだ!

中山参与の尽力のおかげで「一時再会場所」はジャカルタに決定。ジェンキンス氏らにはもちろん北朝鮮当局者2名が同伴していた。そこで中山参与は、さらに凄い「離れ業」をやってのけた。ジェンキンス氏に「わざと」ヨボヨボと歩かせ、いつまでたっても「日和見主義」の政府・外務省に業を煮やし、急遽日本に戻り、小泉に「平壌で受けた手術の手当てが不十分で、予想したより重病だ」「医療水準の高い日本の病院で早期治療が絶対に必要」などと直訴したのだ。
 その結果、ジェンキンス氏の「人道的見地」急遽来日が電撃的に決まった。(もちろん、北朝鮮は猛反発。日本外務省もこの中山参与の「芝居」には批判的だったと言われている。)

●2004.9.28 中山参与、突然の辞任

各報道機関が報じているようにその背景には、拉致被害者5人の家族の帰国実現という節目に加え、内閣改造に伴う山崎、川口両氏の首相補佐官起用だったとみられる。02年9月の就任以来、中山氏は一貫して安倍晋三官房副長官(当時)と連携、対北朝鮮強硬派として被害者や家族会の信頼を集めてきた。そうした中で、中山氏は、山崎氏について政府のルートを外れ北朝鮮と直接交渉した際、二元外交を危ぶみ痛烈に批判。川口氏が外相時代に柔軟だった中国・北京での曽我ひとみさん一家の再会場所選びにも反対した経緯があるだけに、両氏の官邸入りで、居場所を失う可能性があった。
 今年5月の首相の再訪朝以来、外務省や官邸とのあつれきも強まっていた。曽我さんの信頼を得て一家再会の立役者となったが、対米調整を経ないままに体調不良を理由にジェンキンスさんをインドネシアから帰国させた中山氏の「荒業」に、外務省は反発した。

また同様に、対北融和派とされる田中均外務審議官とたびたび衝突しながらも、日朝実務者協議などで拉致被害者十人の安否情報を示すよう北朝鮮側に強く迫り、中山氏や安倍晋三幹事長代理の信望が厚かった斎木昭隆アジア大洋州局審議官も転出、つまり、「担当から外された」。

家族会は「今後も拉致被害者・家族担当として、その職を続けていただきますようお願いします」「家族会は、中山参与に全幅の信頼をおいています。中山参与がいなければ、蓮池薫さんら5人の被害者は日本に残ることもできなかっただろうし、5人の家族全員を取り戻すこともできなかったのではないか」「中山参与が拉致担当から離れることがあれば、小泉内閣が拉致問題の幕引きを図ろうとしているとしか思えない」との声明を発表し、強く留任を求めたにもかかわらず、小泉は「ごくろうさん」のヒトコトで慰留せず、夫の成彬氏(森派)を入閣させることで幕引きを図ろうとした!

拉致問題が埋没するのを危惧する家族会・救う会は、「マニフェストに拉致問題を!」と訴え、今現在も与野党問わず、拉致問題に真剣に取り組んできた各候補者の応援演説に奔走している毎日だ。(話も上手い横田早紀江さんが、神奈川11区に立候補すると「小泉の当選さえ危ない」と言う代議士もいる。)

さて、最後に自民・民主両党の「拉致問題に関する」公約をマニフェストから抜粋した。今回の選挙が「郵政民営化のみを問う選挙ではない」のと同様に「拉致問題だけ問う選挙でもない」が、拉致問題における小泉の過去の「実績」、そして、以下のマニフェストの内容を含め合わせて9月11日の参考にしていただきたい。

▼自民党 「拉致問題の解決に向けたさらなる努力」

拉致問題の解決を含む核問題・ミサイル問題が包括的に解決されなければ、『北朝鮮との国交正常化』はありえません。この基本を改めて確認し、『経済制裁の発動を含め』、拉致問題の解決に今後とも全力を傾注します。

▼民主党 「拉致事件の解決など北朝鮮問題に積極的に取り組みます」

拉致事件の解決は、日本の主権、国際的人権侵害の見地から喫急の課題であり、被害者・家族全員のすみやかな帰国、特定失踪者問題の真相解明など、拉致事件の全面的解決を北朝鮮に強く迫ります。

「北朝鮮人権侵害救済法案」の成立を目指すと共に、成立した「改正外為法」「特定船舶入港禁止特別措置法」に基づく措置の発動も視野に入れ、拉致事件、核・ミサイル問題の解決に全力を挙げます。『早期に』実質的・具体的な進展が見られない場合、六者協議の場に加え『国連安保理での問題解決』を求めていきます。

脱北者問題に積極的に取り組むと共に、不審船などによる密入国、密輸・覚せい剤事件の取り締まりなど、海上警備体制の強化を図ります。





m(__)mごめんなさい。マスコミの報道が興味本位過ぎるのと、私自身生きることに精一杯で、更新をサボっておりました。この時事さんの投稿、よくまとまっているので、流れがよくわかります。

これを読んでも、人の命をどちらの国も軽視していることがよくわかります。加害者の国の代表者は「私の知らなかったこと」、「解決済み」と簡単に言ってくれるし、被害者の国、日本は何でもお金で解決しようとしてきた。で、票にならなければ知らん顔。

一日も早く解決を!!との願いは変わっていないのですが、うーん、救う会全国協議会の経済制裁発動の主張もなんだかなぁ。話し合いの中でちらつかせてっていう段階はもう通り過ぎてしまったのでしょうか?3年も経っても日朝協議が第3回ということ自体おかしいと思うんですけどねぇ。核の問題とかは絡めないで(関連事項ではあるけれど、そうでなくとも政治の力学に翻弄されていることが解決を遅らせているように思うので)拉致問題だけを協議する場をもっと頻繁に行って欲しいなぁ。救う会全国協議会のサイトを見て、まだまだ未解決なことがたくさんあることがわかりました。

この間のニュースでうれしかったのは、蓮池さんが翻訳の仕事をしているということ。あとはなんだかごちゃごちゃしていて、私には理解不能だったよ。そういう意味でも時事さんのまとめはありがたかった。つまりは、ほっとかれているということがわかったと言うことで、あ〜あ、でありますが・・・






No.16

「拉致問題」
 いっせい翁
03/11/21

米上院「北朝鮮自由化法案を超党派で上提」

北朝鮮人権問題への取り組みに熱心な共和党ブラウンバック上院議員は20日、民主党と超党派で「北朝鮮により拉致された日本人と韓国人について、完全で包括的な情報公開の為に、米政府があらゆる努力を尽くしたことを示せない限り、米政府のいかなる機関も北朝鮮への支援を行うことができない」と規定する法案を上程した。(毎日新聞)これ日本政府の行動ではないんだ。拉致家族の皆さんが、永田町へ行くよりアメリカへ行く訳がここにもありそうだ。

ここの所、各TVワイド番組で金正日の生活といった事柄がよく画面に出るが、金将軍様は日本料理が大好きで、映画も寅さんがお気に入り、歌も日本歌謡曲が大好き、それと陸軍中野学校のやり方に心服し軍高官にも旧中野卒を置いてるとか・・・

ならば日本政府は、米上院議員のような行動もできないなら、発想の転換をして、おもてなしの好きな国柄のこと、将軍様をご招待して、先ず銀座九兵衛か人形町の六兵衛でオオトロのにぎりをたっぷり召し上がって頂き、続いて銀座、赤坂、六本木と、お好きな歌謡曲のカラオケへと練り歩いていただき、翌日は柴又帝釈天へ足を向けて頂いて、故人寅さんを偲んでもらい翌日は六本木自衛隊(市ケ谷?)を閲兵して、その後揉み手で「ソロソロ拉致問題いかがなものでしょうか、と・・

これをやるホストは、やはり沖縄サミットで800億円をかけ、日本漁船が沈没しても好きなゴルフを続行し、海外から政府関係者ご一行様がお見えになると、地元金沢周辺の一流観光ホテルにお留めされる、森元総理しかいないと思われるが・・・」



いっせい翁は、皮肉としていっているのかもしれないけれど、私としては、そういう接待でも賄賂を使ってでもいいから、拉致被害者の家族を、とにかく日本に来させて欲しい、と思っている。大事なのは、話し合いだよ。家族間も国家間も。拉致被害者の家族がこれからの生き方を話し合えるように、国家間も話し合いのテーブルについて欲しい。そのためには、いろんな方法がありうると思うよ。上院への上訴というニュースを読んでいないけれど、脅しではねえ。かえって怖い気がします。




No.15

「のぶこさん、御尤もです。」
 いっせい翁
03/10/6

ご両者の対話、途中がよく見えませんが、何か拉致された人の居住意思の議論なのでしょうか。とすると、ことは自己意思とは全く関係ない拉致、誘拐ですからね。

おっしゃる通り米国は、資源もない、冷戦時代のような対共産圏の危機もない北朝鮮に、イラク問題で頭が痛いこの時期に振り回されるのは御免だというのが本音でしょう。又、グローバル化という名のもとに、飽くなき利潤を追求していく米国のやり方、文明が違う世界の中でどこまで続くか甚だ疑問ではあります。ただこの国は、ブッシュ政権への支持率が一挙に下がってきたように、行き過ぎの兆候が出ると、振り子が中心に戻る運動のように、それも早いスピードで正の方向へ動く習性がありますよね。いつまでたっても何がどう決まるのか、どうしようとしているのか、グズグズと遅いどこかの国の習性とは違う。

パレスチナ(テロ)問題もご指摘の通り、長い歴史の中で西洋諸国の思惑が現在の中近東をこんな状態にしてしまった訳ですょね。遡のぼれば石油利権など関係なかった2500年前に今日のイラクがユダヤ教徒を捕囚した時から因縁があるのでしょうが、しかし、今日のように石油利権を絡めて問題を複雑にしてしまった元凶は、あの悪名高き協定でユダヤとアラブに二枚舌を使った英国がやはり一番よくない。

日本人には想像もつかないユダヤロスチャイルドの巨大な金、アラブの石油利権、そこへ現在では世界一石油を必要とするアメリカが居る。そのアメリカに北朝鮮拉致問題の後押しを頼まないと何もできない日本。中国に頼んだところで、何故か意地になっては靖国参拝を強行する首相では、中国もハイやりましょうとは言わないでしょう。時を考慮せずに意地になって靖国参拝を行うその純粋日本魂を何故金さんに向けないのでしょうね。

米国にしても、イラク軍事費を日本に出させても、こと拉致問題となると、最大の投資先である中国や経済再生に協力するため石油まで買い上げてやっているロシアの鼻息を伺う姿勢ですから、拉致問題は金さんに再度強行に臨むべきです。帰国1年の地村さんの政府の手ごたえが感じられないとの思い。とにかく政治を変える、次の選挙は非常に大事。どの政党も拉致問題に言及してないが、埼玉補選の時のような投票率27%では・・計算すると100人社会を14人で決めてるようなものです。



「あの悪名高き協定」ってなんだろう?いっせいさん、教えてください。拉致されて、2、3年なら、「返せ!!」ですむけど、北朝鮮での、彼らの歴史、家族もいるから、「返せ!!」でことは解決しないと思うよ。日本政府が北朝鮮に残した家族もとりあえず、日本に訪問してもらい、家族で話し合える機会を作るべく、もっときちんと交渉して欲しいという点では一致していると思うけど・・・選挙、大事な一票を行使しましょうね。みなさん。




No.14

「拉致問題」
 のぶこさん
03/9/14

日本政府の「帰さない」はそう言わざるをえない発言だと思います。もし日本政府が何処に行っても自由です。といったらどうなりますか?彼らは北朝鮮からもっと責められ狙われるでしょう。住む場所を選ぶのは本人というけれど今まで自由が無く20数年生きてきたわけですから如何したらいいか直ぐには決めかねるのではないでしょうか。

選ぶのは自由というのは解釈の仕方ではとても酷な言い方です。私達がとやかく言わなくても安全が確保されれば将来自分達で考えるでしょう。アメリカについてですが、アメリカが人道的?????アメリカが一番恐いと思っている私ですが。テロは悪いが何故テロになるか?其れは力の無いものが理不尽な扱いを受けて暴走してしまうケースが多いのではないでしょうか。ただ暴走してしまってから理性を失う人が更に暴走してしまう。テロの原因を作ってしまうのがアメリカ,イギリス,フランス,スペインなど欧米の利権が生んでいる部分も沢山あります。

例えばパレスチナ問題はアメリカのイスラエル偏りから来ていますよね。そしてアメリカは北朝鮮にはあまり関心を示していませんね。資源が乏しいからでしょうか?



もちろん、石油があるイラクとは大違いなんでしょうねえ。自然に消滅するのを待っているのか。下手にいじると、中国もロシアも絡んでくるから手が出せないのか。いずれにしても、アメリカという国は、自国の利益に(大企業のためか 戦争で儲かる人たちのためか、はっきりとはわからないけれど、)は敏感な国です。メンツもね。日本政府は何を考えているのかしら、何も考えてなかったりして・・・世界に誇れる平和憲法を盾にして、平和を第一に考えてくれるといいんだけど、反対方向に動いているようで、恐い恐い!!




No.13

「選択できる状態でしょうか」
 のぶこさん
03/9/14

安倍大臣が社民党を批判していたが其れはおかしい。政権党である自民党にも責任ありです。今更もどる事が出来ない事です。批判をしても解決にはならない。どの議員を見ても人の批判をして自分を正当化してしまう。日本から他に住むことには自由があります。でも安全を確保する為には今は日本の中で暮らすほうが良いのではないでしょうか。彼らは選択する自由がない中で20数年ただひたすら我慢をして暮らしてきたのではないでしょうか。以前中国人が「日本は何もかも自分で決めなくては何にも前に進まない。どうしていいかわからない。」カルチャーショックが大きいのですね。他人がとやかく言わなくても安全が確保されれば自分でお決めになることでしょう。先ずは彼らのお子さん達、拉致された方々が一刻も早く帰られることに私達が協力できる事をしていきたいです。



うーん、中国からの帰国者についても言えることですが、日本に住むことが果たして幸せなのでしょうか?安全と言えば、(ホームレスにとっては違うね。無業者の自殺も増えているし・・・ある程度の生活をしている人、日本の国籍を持っている人とか、限定付きだけど・・・)日本ほど安全な国はないといいながら、アメリカに永住を決めた友達もいるよ。彼らは、北朝鮮で、我慢をしてきたのだろうか?もちろん、精神的には、大変だったと思う。自分の意思で行ったわけじゃあないからねえ。むしろ、我慢をしていることにも気づかなかったのではないか?そのことが異常だと私には思えるのですが(彼らがではないですよ、あの国が)・・・でも、だからと言って、国と国との約束を反故にしてしまったのでは、これからの進展が望めないではないですか。日本政府が無策だったから、こんなに時間がかかってしまった。彼らには彼らの家族もいます。新たな分断でもあります。日本の外交って、本当に下手。

私たちにできることで最大に有効なことは、とりあえず選挙ですかねえ。一票、重いですよ。




No.12

「拉致問題」
 のぶこさん
03/9/14

社民党、共産党がうんぬんと言っているが、結局は政権を握っている自民党が拉致問題を握りつぶしていたからと思います。多分 朝鮮総連から献金を受けていたのでしょう。拉致した場所に戻して欲しいですね。でも日本政府が「帰さない。」と言わないと帰らないのは本人の責任になってしまう。彼らの穏やかな笑顔が何処にいたら幸せかものがたっていると思いませんか。自分の意志を無視され拉致されてわたった彼らが日本に戻りたいと思うのは自然のことだと思います。拉致され北朝鮮で不自由な生活をしている彼らに何処に住むかを決めるのはあなたと言われたら彼らは悲しむのではないでしょうか。まだまだ北朝鮮を分かっていない発言ですね。

25年前から北海道では1人で海岸をうろつくと行方不明つまり拉致されるのではという噂が流れていました。何処の国かは其の時は不明でした。本当に25年の歳月は長いですね。私は其の時のソ連(ロシア)ではと思っていましたが。其の時から注意を呼びかけたり、警察の警戒が必要だったと思います。事件が表に出ないと何もしないというか分かっていてもしなかった責任は大きいと思います。

安倍議員が野党である社民党を叩いているが自民党に責任がなかったわけではないと思います。何でも人の責任にして何を言うか、と腹立たしい。安部さんは一種のパホーマンスと受け取られても不思議ではない。そんな国会議員を選んだのは私達。人に頼まれたとか、圧力がかかったとかで選んでしまう。自分達の生活や安全を守る為には良く見極めて選挙に臨む心構えが欲しいですね。

年金にしても国会議員の給料と高い年金も受けている人の改正はないのでしょうか?弱者からの改正では先が思いやられる。何の為の野党でしょう。



被害者の会の方たちが、社民党や共産党を批難していることは、心情的に理解できます。国や行政が動かないから、わらにもすがる思いで、北朝鮮と行き来のあった両党に助けを求めたのに裏切られたと言う気持ちなのでしょう。でも、その前に、国は国民を守れよ!!ですよね。





No.11

 りつこさん(りっちゃんではないよ。)

拉致された方々は本当にお気の毒に思います。残された子供さん達や、その他の方々の一日も早い帰国を切に祈って止みません。

毎日、テレビをつけるとどこかの局で拉致の事が報道されていますが、これはちょっとどうかなと思います。あまり騒ぎ過ぎない方がいいような、根堀リ、葉堀り、そこまで報道する事ないのにと思うこともあります。横田さんのお孫さんのインタビューも、長時間にわたって、可哀相で涙がでました。

日本も戦時中は韓国や、中国の人たちに同じような事をしてきたと聞きます。だからやっていいということではありません。世界平和はいつ来るんでしょうか?



同じ名前だと親近感が感じられます。これからも時々投稿してくださいね。それにしても、来年中には解決して欲しい。




No.10

 りっちゃん
02/12/1

拉致問題への対応を問う 「個の意志はどこに」 という記事を読みました。私の意見と同じ内容でした。毎日新聞(12月1日)を読んでね。


………日本人の「情」と「豊かさ」は強引に移植された拉致被害者の家族まで含めて、彼らの人生を本当に幸福にできると言い切れるのか。…そのことに微塵も疑いを持たない日本人の「情の渦」に、私は思わず身を退いてしまう。…もとより、北朝鮮の現体制は変わるべきで、あの国を利するつもりなど毛頭ない。だがそれでも、北朝鮮から「約束を破った」と言われる一連のやり方には納得がいかない。…これほどの世論を背景にすれば、被害者を二ヶ月に一度日本に帰国させる約束をとりつけ、人的流れを作り、場合によっては政府関係者を彼らに貼り付けておく交渉も出来たのではないだろうか。ともかく彼らを一度帰し、子供達に説明させ、話し合わせるべきだった。そうなれば閉鎖された社会にメディアも入って行く。少しずつ土壌が変わる。絡み合った根を傷つけてまで被害者とその家族を剥ぎ取ってくるより、かの地の土壌を変えることの方が大事ではないのか。…日本政府の「帰さない」宣言は、悪ガキがアメ玉欲しさに差し出した握手の手を、上手に利用することなく捩じ上げた。相手を変えるには、まずその手を握り返すことから始めるべきだったのに。…もし失敗すれば、…今度は日本政府が子供達から引き離すという、二重の苦痛を与えることになるのである。その責任は誰が負うのか。…二十四年という年月を生き抜いた生活実態を軽く扱ってはいないか。…信頼の細いパイプを少しずつ大きくし、出入りする人や情報を増やしていくことこそ近道だったのではないか。…ただ「個」を描く私は、我々が幸福と思う状態を彼らに押しつけて、安堵するきにはなれない。………


どこに住むかを決めるのはその本人。国の体制を変えるのも、そこに住む人達が決めること。お隣りの国としては、情報を流し、人の流れを増やし、選択肢は一杯あるよと教えてあげることしかしてはいけないと思う。アジア局長の田中さんだっけ。あの人のパイプは切れちゃたとか。これからどうするんだろう?





No.9

 かずみさん

拉致問題は、本人もその子どもたちも、同じような年齢の時に、本人の意図とは無関係な所で、翻弄されてますね。

国が絡んでいるから、余計ややこしくなってますね。



忙しいのに投稿してくれたかずみさん、ありがとう




No.8

 りっちゃん

ん? 本人の意思とは関係なく永住? なんじゃいそりゃ。拉致と似たようなものじゃないか? なんだか変な方向へ行ってしまっているよ。 帰れないと思い込まされていた本人たち、閉鎖的な社会で育てられ、日本人であることも知らない子ども達が、自分達の意思で判断できるために、日本に長期帰国することはいいことだけど、どこに住むかは、その親(じいさん、ばあさん)が決めることでも、日本政府が決めることでもないでしょうが…





No.7

 りっちゃん

帰国した5人が故郷に帰って、顔つきが穏やかになって、良かった!! でも、ん?と思ったことが一つ。あの抱擁の仕方。東京近郊をアチコチ移動していた私には、いくら24年ぶりでもできない業。状況の違いもあるだろうけれど、恥かしがり屋の日本人があんなに素直に感情表現できるのだろうか? あれは、北朝鮮の習慣なのでは?

そう、彼らには、北朝鮮の国内にも、あんな抱擁をする人たちがいるのでは。24年の歳月を過して来たのだから当然そういうつながりもあるよなあと…それに、職業としても、翻訳の仕事をして来ているし、まだ先の話しだが、日本に定住するにせよ、北朝鮮を選ぶにせよ、彼らの多くは、日朝の架け橋としての仕事が託されるのではと思う。だとしたら、あまり北朝鮮を悪く言うのはよした方がいいような…

もちろん、帰ってこなかった人たちの多くは、小泉さんがふと漏らしてしまったように、殺されたんだと思うし、彼らは特別待遇だから、飢えることはなかっただろうけど、彼ら自身、たくさんの北朝鮮の人の実情を知る必要もあるだろう。報道の規制はそうとう厳しいようだから。(日本は自由過ぎるよね。5人のことを知りたいのはわかるけど、家の中まではいるのはマナー違反じゃないかい?)

でも、だからといって、北朝鮮のすべてが悪いようなことを言っても、あの5人からかえって不信を招くような気がする。少なくとも憎悪の感情は捨てよう。地村さんのお父さんが言っていたように「油断はできない」けど…遠い将来、お互いが近い国になれるように…

横田めぐみさんのお嬢さんも、曾我ひとみさんも、そうは、日本に定住はできないだろう。もちろん彼女たちの意思しだいだけど…だったら、北朝鮮でも安全に暮らせるように考えてあげないとね。日本に返せ!!の一本槍もなんだかね。 彼女たちが自由に考えられるように、日本にまずは返して欲しいけど、少し、「救う会」とやらももうチョイ柔軟に考えて欲しいなあ。おじいさん、おばあさんが会いに行ってもいいんではないかな? その後で、日本に来てもらっても…

地村さんも言ってたけど、韓国も朝鮮も、親を大事にする国だから、「日本に行って親孝行しておいで」という人も、いたんだと思うよ。金正日の独裁社会と言っても、色んな人もいるからね。国のシステムはまずくても、良識ある人、優しい人もいるはずだよ。5人が日本の中での人の情に触れて、少し変わったのなら、5人の変化を受けて、また、北朝鮮の中も、少しづついい方向に変化していくことを願っています。





No.6

 りっちゃん

めったとテレビを見ないりっちゃんですが、社民党幹事長 福島瑞穂さんの記者会見を見ました。なんだか痛々しい。彼女とは一回おしゃべりしたことがあって、そのとき、この人は私と同じ普通の人の感覚を持っているって感じて、いいなあと思っている。なのに、自分が入党する以前のことで責任を背負わされちゃって…

国内向けの言い訳と、北朝鮮にまあ、脅しをかけているといった感じでしたが、社会党のころからの個人的つながりを持っている人たちも一杯いるのだろうから、北朝鮮に対して、せっかく拉致を認めたのなら、全面的に解決の方向に持って行かないと、世界から不信の目で見られてしまうことを、一人一人説得してほしいよな。当人しか帰国させないなんて中途半端なことやってちゃ駄目だって、教えてやればいいのに。

田島陽子さんも離党しちゃって、やはり旧社会党のおっさん達と女性達との溝は深いのかしら?

外務省も北朝鮮側も、対応が遅い!!とは思うものの、少しづつは変化していることに期待はしています。帰国がまた、良い変化を生みますように!! マスコミは彼らが落ち着いて考え、感じられるよう、ひかえていておくれ!!





No.5

 みいくん

伝言板の拉致問題、読ませて頂きました。

私にはあまりにも、テーマが重くて、というか勉強不足で、よくわからない事が多い、といったほうがよいのでしょうか。国と国の絡む問題は、個人はないがしろにされがちなので本当に深刻だし、難しい問題だと思います。北朝鮮や韓国では、日本の強制連行がつい最近の事のように言われているようですが、戦後20年もたって生まれた私には戦争は本当にピンとこないものです。知識としてはわかっても、芯から理解するのは難しいです。その知識すら、学校生活ではないに等しい程度しか近代の歴史は学べないようになってました。

もちろん、戦争はイヤですし、自分の身近な人達が犠牲になる事を考えても、絶対起きて欲しくないと思います。では、自分の国が襲われたら、防衛はどうするのか?死刑と戦争(防衛にしても軍事力を行使するものは)については私はまだ明確な自分の答えが出せません。ある日軍隊が攻めてきたら、無抵抗で殺されるのか、というのはいられないような気がしちゃうけど、そうならないようにするのが外交だしね。

人権の点から考えて、拉致はいけないと思います。でもそれをいうなら、日本が昔朝鮮に対してした強制連行だっていけないわけで、お互いにいけない点は反省して、補償しあって仲良くやっていく道を模索して欲しいと思います。国同士の対面より、個人の幸せを大事に出来る社会になれば戦争も起きないと思うのですが。



まだ20代のころ、同じ中国語のサークル仲間のおじいさんに何気なしに疑問を口にしたら、自分のしてきたこと(中国人に炭坑への出稼ぎをお奨めする仕事。行き先の実態が地獄と知っていたから人身売買に近いかなあ?)を涙ながらに告白されてしまったことがある。なんと言って慰めていいのか、しどろもどろだったよ。南京大虐殺に参加した兵隊、731部隊の兵隊だった人たちは、今どう感じているのだろう? 心の中で苦しんでいる人もいるだろうし、自己防衛反応で、逆に、かたくなに自分は正しかった、もしくは自分以外の人、社会が悪かったと思い込んでいる人もいるかもしれない。私は、あのおじいさんが好きだった。もう亡くなられているけれど… 彼のためにも、日本として、キチンと贖罪をして欲しいと願っている。




No.4

 すすむさん

情報が統制されている国、全体主義国家、民主制を確立していない国、人権意識のない国との交渉は慎重に慎重を期せねばなりません。あえて現実を見ようとしない、自分たちの利益だけを考える議員たちが稚拙な外交を行ってきた結果が今回の悲劇につながっています。その被害者は日本人だけではありません。

北朝鮮の一般の人々もキムジョンイル体制のもとで飢えに苦しんでいます。それは、「北朝鮮を知りすぎた医者」(ノルベルト・フォランツェン著 草思社)に詳細が載っています。また、「北朝鮮絶望収容所」(安明哲 著 ベストセラーズ)もお読み頂きたいと思います。これらには地上の楽園どころか、逆ユートピアの北朝鮮が鮮明に描かれています。

そもそも北朝鮮は2000万人の人口しかいないのに105万人の正規兵力の軍隊をもち、予備兵力は470万人もいます。(ちなみに自衛隊は1億2千万のうち24万人、無論、志願制)2000万人のうち1000万人が男性です。そのなかには無論子どもも多く入るし、高齢者も入ります。1000万人の男性のうち子どもや高齢者を抜いた500万人近くが軍人です。

それは、農作業や商工業などの労働生産人口に当たらなければならないほとんどの若者が、徴兵され軍人になっていることを意味します。

ほとんどのイキのいい若者を農業に従事させず、国策により軍人にしてしまう。北朝鮮で起こっている大飢饉は労働力を完全に不足させてしまう北朝鮮政府の行っている施策の当然の帰結で、人災そのものです。そしてここでも苦しむのは子ども、高齢者、女性などの無辜の民です。亡命もかなわないこれらの人たちは簡単に命を落としてしまいます。

民主主義形態の政府や、比較的自由なメディアが存在する国々では、大飢饉と呼べる事態など一度も起こったことがありません。そこでは選挙の洗礼を受ける統治する側に、人々の要求に耳を傾けるべき政治的インセンティブがあるからです。

自民党の一部や社民党、旧社会党、共産党など、日本がいままで行ってきた対北朝鮮外交政策は拉致された日本人、その家族だけでなく、北朝鮮の弱者までをも苦しめる結果になっています。米支援も、北朝鮮・中国国境の街の盗撮により明らかにされたように、子どもたちには届いておらず、軍隊で消費されているようです。この、全く人権感覚の欠落した体制が続く限り、無辜の民は苦しみ続けるでしょう。

掲示板には第2次大戦時の日本軍の蛮行について言及されていました。無論、反省すべき点はすべきです。同時に、中国軍のチベット侵攻による僧侶たちに対する虐殺、チベット仏教の抹殺、韓国軍がベトナム国連軍参加時におこなったベトナム人に対する虐殺などにも言及しなければならないと思います。国定で一種類の教科書しか認められていないこれらの国々では、それらの残虐行為についても当然国民に教えられておりません。先の大戦での日本の一般市民に対するアメリカの原爆投下、焼夷弾による絨毯爆撃などもとても正当化できるものではありません。逃げる満州開拓民に対しての旧ソ連軍によるあらゆる暴行、虐殺・・・ ナチスのユダヤ人に対する虐殺。ユダヤ人がパレスチナ人に対して行う虐殺。アラブの国々によるイスラエル抹殺の潜在的な欲望。平和を唱えることも良いことですが、あらゆる権利の剥奪に抵抗する人権の概念を広げるためには私たちはもっと歴史を知り、現実を見て、人間の本性とは何かを考えなければならないと思います。

キムジョンイルに、日本の与野党を含めた北朝鮮シンパの政治家たち。この人たちに共通していることは、自分の利益を顧みるあまり、国民の生活や安全を全く考えていない、このひとことに尽きると思います。



人間のいるところ、蛮行あり。といった感じですかね。「人の振りみてわが振りなおせ!!」他国に、人様に、に注意してあげるのはとってもいいことだけど、でも、まずは自分の問題を解決しないとね。おっせかいおばさんの私も、人に偉そうに言ってから、「いけねえ、わたしもそうだっけ!!気をつけよう。」今の日本だって、一杯あると思うけどなあ。人権無視。年金だって住宅だって、医療もおかしい!!ひとりもんの50代の女にとって、生きずらい世の中です。すすむさんは対話を大事に思われているとか。今の日本にはそれが足りないとつくづく…特に小平市では… 自分のできることから一歩づつ!!ねっ!!




No.3

 ようこさん

2000年の夏、初めて鹿児島を訪れました。全くの観光でした。空港に着いて、直ぐレンタカーを借りました。真っ先に行ったのが、知覧の「平和記念館」でした。私は名古屋の名前は忘れたけれど「戦争記念館」(?) 靖国神社でも、特攻隊の遺品、手紙、写真等〃を隈なく見ています。特に知覧の「平和記念館」では、かなりの時間をかけました。

全て、涙なくして読めませんでした。

当時はお国のために命を捧げることが誠に美化されていました。心底そう考えていた少年が多かったかと思います。しかし、決して「美」ではないと思っていた少年も少なくなかったかと思います。でも、言論の自由はありませんでした。誰が、17歳や18歳で、死をうけいれられましょうか。両親や兄弟、そして恋人の悲しみの量はどれほどでしたでしょうか。

それでも国の政策、教育は若き命を洗脳してしまったのです。

工作員だって同じなのは彼らといえども人間です。殆どの工作員は洗脳されているはずです。彼ら自らの企みではないはずです。従って亡命者が多く、日本に亡命してきた元工作員は北朝の情報を暴露しているではありませんか。

同じだと言ったのは、同じ人間だということです。リーダーの間違った教育が、あたら若き命を無駄にされていることを言いたかったのです。



だから、今でも拉致問題で、人一人の命をかるんずる北朝鮮には、援助をしても、ひとりひとりには届かないと思うんだよなあ。




No.2

 さだきさん

拉致問題についての感想が書かれていましたので、その運動に関わる者の一人として感想を書かせていただきます。

北朝鮮の工作員と日本の特攻隊員とを同列に扱うのは、私にとって耐えられません。

日本の特攻隊員の遺書が広島の江田島と、鹿児島の知覧に展示していますから、それを是非お読みください。特攻隊員は「人間」でした。

もし同列にして扱うのなら、元工作員で韓国に亡命した安明仁の「勇気」と「情」と同列に扱っていただきたいと思います。彼も「人間」でした。横田さんのご両親は、安さんと直接お会いし、色々な情報を交換し合いました。そして横田さんのご両親はめぐみちゃんのことを思って涙したのではなく、安さんが北朝鮮に残した家族の安否のことを思って涙されていました。横田さんのご両親も安さんも立派な「人間」だと思います。

拉致問題が最近になってクローズアップされて、色々な言論やら批判やらが展開されていますが、物事の推移を正確に知ろうとしての言論とか批判ではなくて、マスコミが流すワイドショー的なものに影響されたものがとても多いことが大変気になります。6年前に始めた拉致の運動に対して、マスコミの人たちの冷たい視線を私は忘れられません・・・。それが今やマスコミは自分が正義とばかりに、外務省批判をしていますが、そういうマスコミの豹変を批判する人はいませんね。マスコミが垂れ流す情報だけをもとに判断することの危険性や胡散臭さをもっと私たちは認識すべきだと、つくづく今回の拉致事件で感じました。

それと、過去の日本人は「残虐な非人間性を持った者」という固定観念が、日本人の拉致事件の解決を25年間も遅らせてしまった元凶だと認識しています。本当に、日本人の全てが悪魔だったのか、どうだったのか、ということの思考を停止することで、韓国、北朝鮮やら中国からの批判をかわそうとしてきたのが、戦後の政治家や官僚たちがやってきたことです。そういう中国やら韓国のめんどくさいことは「カネで済まそう」としたのが、歴代の自民党政権です。

それに悪乗りして「日本の過去は全て悪い」といって、謝罪しまくってきたのが社会党、公明党、共産党という構図です。そこを上手く利用してきたのが、韓国、中国、北朝鮮でしょう。

私は、「人間を人間としてみる」「人間は多元的な存在であり、善悪も多元的なものである」、よって「過去の歴史は多面的に評価する必要がある」という認識です。その上で、対外政策や保障の問題を考えていくべきだと思います。」



りっちゃん、貧乏だから、遠くに旅行なんかできないんだ。だから、マスコミの情報で判断するしかない。ようこさんが北朝鮮の工作員と特攻隊員とを並べていたのを読んだ時、私も、特攻の方が良いんじゃないかなあと思ったのだけれど、いずれにせよ、軍、国、天皇が「人間」としてでなく「兵器」として扱ったことはおんなじだよなと納得したんです。敵への「兵器」と自国或いは敵国の国民への「兵器」として…

人間扱いをされなかったという点では、南京大虐殺がいい例で…三光作戦(焼き尽くす、殺し尽くす、奪い尽くす)という残虐行為をほかならぬ日本兵がしたのだけれど、(だから、中国語で日本兵は「鬼子」と書きます。)それというのも、補給部隊が追いつかないことを百も承知で、指令部が軍隊を前進させたからなのです。つまり、日本兵は、人間として扱われていなかったということ。「アメリカひじき」にも書かれているとうり、アメリカとはエライ違いです。(ま、ベトナム戦争中に、ベトコンか市民かの内臓をたかだかと銃に突き刺していたアメリカ兵の写真を見た記憶がありますが…建前上は、人間として扱っているように気を使ってます。)

でも、だからと言って、日本が中国や朝鮮にした罪は許されないと思います。もう戦争は嫌!!起こらないようにすることがまず第一。戦争だったんだからしょうがないジャンでは済まされないことがあります。慰安婦問題とか。やはり、補償はちゃんとしましょう。経済的に大変でも、だからもうしない!!となればいいのです。本当に戦争なんて無駄なことだと骨のずいから思えるように。

でも、拉致された家族の人たちも、「共産党」「社民党」のことは名指しで非難されていましたよね。ぜひ反論が聞きたいところ。どなたか、ここでも反論してください。期待してます。さだきさんの投稿に感謝。男性の投稿第1号です。




No.1

 ようこさん

「拉致問題」のご両親の気持を思うと心が痛みます.

私が首相なら、人がなんと言おうが世界のメディアがどう評価しようが金正日をぶん殴り、蹴りをいれてきたでしょう。

外務省にも憤りをもちますね。



人、一人のいのちを大切に思うことができなければ、平和になんてつながりません。国と国との関係を優先させるなんておかしいです。北朝鮮の国内での、事件の発表がなければ、反省するといっても、政府内部の口だけになってしまいます。日本だけでなく、北朝鮮での世論を喚起しなければ…無意味です。

小泉さんはどうして、会談で、涙を流し、怒りを表さなかったのでしょう。遺族の方たちの思いを、どうして向こうに伝えなかったのでしょう。一人の命を大切に思ってくれない国とは、付き合いたくでもできないとはっきり言わなかったのでしょう。

結局、小泉さんも同類と思われても仕方ないと思います。

真相究明。報道で、ドンドン、明るみに出て欲しいです。



残念な事に日本はさきの戦争で多くの賠償をしなけばならない立場ですからそれが、弱みなのでしょう。国交が成立しても、「拉致問題」をたてに簡単には援助しない事でしょう。

むしろ、国交を結ばなかったら、金正日はさらに何をしたか解りませんね。「拉致問題」も明らかにはしなかったでしょう。援助をのばして苛立たせる事をするのではないかと思います。

日本の政府も特に外務省のひ弱さ(大使館は連日パーティーばかりしている)にも腹が立つけれど、・・・・・。金正日の奴め!!!!。

アメリカはイラク攻撃を止めて北朝鮮を攻撃すればいいのにね。

それにしても、早く生存者を返して欲しいですね。



アメリカなんて、多分、小泉さんをせっついていたのだろうけど、こうなったら、様子見をしているでしょう?援助問題を餌に、自分の有利な方へ、持っていこうとしている。小泉さんも、単純に、早くと思わずに、この問題がもっとハッキリするまで、妥協しなければ良かったと思うよ。悲しみも怒りも、もっと芝居掛かりでいいから、遺族よりももっとオーヴァー目に表現して来ればよかったのに…普段私たちをだましているんだから、よその国との交渉に、その技術を生かせよ!!といいたいところ。でも、どっちかと言うと知らん顔の手の方が多いから、オーバー表現ってできないのかもね。

本人の意思を尊重ったって、日本にまず本人を、連れて来て、恐い人たちがいないところで聞かなきゃ、本音なんて言えやしないよ。

拉致したのを認めたのなら、当人もその関係者もまずは日本に戻さなくては、筋違いと思いません?

なんかノロクサだよねえ。

援助も日本は下手だからなあ。お金さえ出せば式にしたら、どこでどう使われるやら、賠償にしても、慰安婦問題でもそうだけど、経済的に大変だけど、ちゃんと償わなければとは思うよ。だけど、そのお金がやはりどう使われるかが心配だよね。次の戦争のための準備金になるなんてとんでもない。

国にでなく、障害者のために、とか、女性のためにとか、子どもの教育のためにとか、ハッキリした目的の団体に。しかも、最後まで、チェックして欲しいなあ。



北朝鮮は一国閉鎖主義のなかで、金正日は「神様」的存在であるため、自分の行動、発想が間違っている事をしらない。そして、間違ったと知った時「悪かった」で済んでしまう。

だから拉致も謝れば済むと思っている。正常な常識を持つ日本人にとって、理解するところが大幅に異なる人種の頂点にいる人だから、交渉も普通の常識範囲以内では成り立たないのだと思う。

「謝って済む事ではない」と小泉さんはいっているのでしょうかね。

工作員のした事といっていますが、工作員にしてみれば、日本のかっての特攻隊となんら違いはないのです。

今でこそ特攻隊を「考えられない行動」と批判できるけれど、あの17歳18歳の少年が「母上様お国にのために死にます。天皇陛下のために」って死んでいったのです。

昭和天皇も金正日と変わらない時代があったのですよね。

従って我々が思っているほど金正日は悪い事をしたと思ってないのでしょう。

だから、これからが大事ですね。国交とは国と国が々レベルにならないと正常な交わりができません。

拉致問題は人間の倫理からはじめませんと。その前に外務省の倫理からでしょうか



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