10年その1版井戸端会議風伝言板

今年1月後半から、都道338がうごきだし、高校無償化から朝鮮学校を排除する動きもはっきりとしだし、沖縄の問題も気になって、なんだか超忙しくなってしまった。やはり「安保」だよなぁ、「安保やめようよ!」。府中の派遣村が必要とされてしまうのも、安保の2条の「経済協力」、つまりアメリカの経済事情に合わせて、日本の良さがどんどん損なわれてしまった結果だし・・・道路の問題も「右肩上がり」でないとやっていけない、というアメリカ型経済至上主義の影響だし・・・高校無償化の問題なんかは、モロ、安保の必要性、「抑止力」のために、悪者作りを無理やりしている結果だよ。朝鮮学校の子どもたちを国がいじめてどうするんだぁ?そんな情けないことをしているこの日本って一体ナンだぁ?「武器よりも人」「コンクリートより人」を大事にする社会になって欲しい。そのためには、先ず日本の自主独立。「抑止力」(友だちによると日本の独立を抑止する力とのこと)に負けずに、米国へ「NO!」を言える国にしたい。

No.55

鈍感

 りっちゃん
10/7/6

蒸し暑さにもこたえて、報告が遅れました。先ずは、6月26日の「道路は地域を豊かにしない」です。服部先生を「鷹の台」駅でお迎えして、現地視察に同行。先ずは、商店街、2号団地。「良好な商店街、良好な住宅地。それを壊すとは・・・」とおしゃっていました。鷹の台駅は、タクシーありません。夜遅く帰っても徒歩です。昔は危なかったけれど、今は深夜でも上水脇の道を人と自転車が結構往来しているので、安心です。昼間も人通りが多く、自動車は遠慮して走っています。それでいいのです。

府中街道と338予定地との間では、「こんな近くに?挟まれたところは、大型店になるしかないのでは?」。私が嫌な顔をしたのか、「冗談です」とおっしゃっていましたが・・・その大型店が並ぶ府中街道(青梅街道以北)が直進できる道路では「ホラね、車一台通らないでしょう?道路って意外と無駄なんです」。幅広くて歩道まで完備された道路なのに、ほとんど人通りもない、昔からある道路なんだけれど、何のためにあるのやら?これを利用して、府中街道につなげれば、南北に直進できるのに、なぜかほったらかしの変な道路なのだ。でも、先生が言いたいのは、道路でなければ、子どもが遊べたり、人が住めたりできるのに・・・という事のようだった。道路そのものが人の役に立っているかどうかってこと。うーむ。そう言われるとそうかもしれない。自転車スイスイのパンフレットにも、自動車のみ、自転車のみ、人だけ、が行進している3枚の写真が載っていた。比較すればなるほど、車のための道路は非効率だ。道路って便利なものとの思い込みがそもそも間違っているのだ。

道路ができると、商売繁盛につながるというのが大間違い。それぐらいは私にもわかる。シャッター街ができてしまったのは、これまたアメリカのいいなりに大型店舗を許してしまったせいでもあるが、車にとって便利な道路があちこちにできてしまったからでもある。講演の中で、「商店街の人たちって、その危険性に鈍感なんですよねぇ」と。自分たちの首を占めることにつながるのにねぇ。講演と『道路整備事業の大罪』についてはまた後日報告します。


27日は「朝鮮学校差別を許さない!「高校無償化」即時適用を求める市民行動」の集会とデモに参加。集会に千人、デモには千二百人の参加があったそうだ。当事者である、高校生や保護者の参加が多かった。そんないじめを許しちゃっている日本人も当事者なんだけれどねぇ。前回の3月27日よりは増えてはいるけれど、もっと関心を持って欲しいよ。在特会が東京駅手前の金網の向こうで叫んでいた。「帰れェ」と。(はいはい、おうちには帰りますよ。ビールでもコーヒーでもなんか一杯は飲んでからだけれど・・・在日の人たちもおうちは日本にあるんだよぅだ!)刺激するとお巡りさんに迷惑だろうから、心の中でつぶやきながら・・・その日も蒸し暑くて、デモにくっついて歩いている私服の方達もさぞや暑かっただろうに。ご苦労さんです。ただ、彼らには私たちの税金から給料は支払われる。彼らのメモやらビデオやら、何のためなんだろうねぇ。税金の無駄遣いではないかなぁ?デモが終わって、一服している時に、通行人(もしかしたら公安?)に話し掛けられた。「何のデモ?」「高校無償化を朝鮮学校にも適用してェ」。「誰が?」「市民」。「政党はどこ?」「社民かなぁ?メッセージが二人から来ていたから、でも選挙で忙しいからか誰も来ていない。そんな程度だよ」。「頑張って下さい」、「ありがとうございます。関心持ち続けて下さいね」。芝公園から銀座・東京駅のコースだもの、道行く人は一杯。「頑張って」と声を掛けてくれる人もいたけれど、ほとんどは「何、これ」って感じ。みんなもう忘れているような・・・いじめって、いじめている人(この場合は政府)だけでなく、周囲の無関心を装う人もいて初めて成立するのだよ。常識からいって「おかしなこと」なのにねぇ。みんな声をあげない。そういう日本が私にはとても情けないし、悲しいのだ。どうしてそこまで鈍感なのだぁ?

汗をかいても、私たちには給料は出ない。それでも、デモは楽しい。自分の意思を表明できるから、というのが大きいが、今回は友達が一杯いて、名所見物やおしゃべりもできた。最後の頃のシュプレヒコールも良かったなぁ。「排除」「反対」。「無償化」「適用」。簡単だと、声が揃うから、叫ぶことが楽しめる。反対に長いと途中で分からなくなる。この暑さだから尚のこと。そして、汗をかいた後のビールがおいしい。その席で持論をしゃべらせてもらった。在日朝鮮人をいじめるのは、「抑止力」の必要性をみんなに強調したいがため。ところがこの「抑止力」って、実際には日本の独立を「抑止」しているんだ。日本が独立するためにも「安保をやめようよ」。参院選、みなさんも「安保を終了します」と言ってくれる人、政党にぜひ一票を!!


29日は、パルシステム主催の「喘息」の学習会に参加。講師の石川さんと大越さん(東京公害患者と家族の会三多摩支部・三多摩あおぞら連絡会)は338でもおなじみ。私も鈍感だったわ・・・友達に「ディゼール車が石原さんのおかげで通らなくなったので、道路際の緑が真っ黒にすすけることがなくなった」に「そうなんだ。たまにはいいこともするなぁ」と感心していたけれど、何のことはない。石川さん達患者が裁判や座り込みなどの運動で勝ち得たことだったんだ。「喘息は親の育て方」「精神的なもの」というのも、嘘っぱちだったんだ。私ってアホだねぇ。誰に聞いたか、マスゴミのせいだか、素直にそう思っていた時期もあったんだよ。患者やその保護者にとって、それは残酷なことだったねぇ。

石川さんたちの裁判での主張は、道路際だけでなく、大気汚染が面的にあるということ。それで東京都では、すべての患者に医療保障が行われているとのこと。ただし、日中ほとんど都内で働き、都外に住所のある人や、貧困のため保険証を持てない人はそれから外れてしまうとか。一度かかったら直ることはない「喘息」。長期にわたるため、失業して貧困に陥ることも多々あるのに、いちばん救済を必要とする人が受けられないという制度は正していくべきだと思う。これも「おかしい」よねぇ。

338でも出てきた都の「環境施設帯」。これも石川さんたちの努力の成果を、都が自分たちの都合のいいようにご利用しちゃっているんだ。石川さん達は既製の道路に対して、「作れ」と言ったのであって、新しい道路はもともと「作るな」なのだ。道路を作れば絶対に患者は増える。これ以上自分たちのような患者を増やして欲しくない、と。いくら緑があったって、大気汚染は防ぎきれない。それを、環境施設帯、グリーンベルトを作るから、新しい道路も安心、などと勝手に宣伝しているのが都なのだ。石川さんたちも怒っていたよ。


午後は市議会傍聴へ。もう通っているかと思っていた「朝鮮学校を高校無償化から排除しないことを求める意見書」が、法律の名前が違うとかで、ごたついていた。おかげで間に合ったけれど・・・今や「反対のための反対」をするのは自民党であるということが定着してしまいましたねぇ。安倍さんが「途中放棄は無責任」だとか、まぁよく自分のことを棚に上げてと感心しちゃう。民主党のやっていることは、自民党を継承していると思うのに、それをいちいち批判して、自分の馬鹿を丸出ししている。この件もまさしくそんな感じ。人の足を引っ張るためだけでした。「空転」させたって橋本市議が表現していたけれど、自民党以外の市議さんも、事務的手続きに翻弄され、7時まで(傍聴していた私たちは7時で帰れたけれど、職員さんは後始末もあるからもっとかな?)残業しなくちゃならなくなった市の職員さんも本当にお疲れ様でした。政和会(自民党)はみんなの顰蹙をかっちゃったねぇ。

グダグタ言っていたことのひとつに、間違えた(というか決定前の段階の名前らしい)法律が、朝鮮大学からのファックスにあったから、提案した市議はその指示に従ったのでは?朝鮮大学の指示は、「偉大なる将軍様」からの指示では?それは教育の自由に反するのでは?というのがあった。傍聴者は発言権がないけれど、ここで反論したい。

朝鮮大学からのファックスは、なんのことはない。朝鮮学校の保護者が朝鮮大学に勤務しているということなんだ。「朝鮮学校を支援する会」(正式な名前かどうかちょっと怪しい。名前を覚えるの苦手なんだなぁ、私)の一員でもあるから、よくわかる。そりゃぁ、資料も一生懸命に出すわよ。ついでに経済的にも大変なのを私はよく知っている。だって大学の先生が、市民祭で焼き鳥焼いて売っているんだ。給料が高ければ、寄付して終わりだよ。偉いよねぇ。みんなで日曜も働いてその稼ぎを寄付。日本の教授って保護者同士でこういうことをやる人っているのかしら?でも、「公私混同はやめな、自宅のファックスを使わなきゃ」と一言言っておいたけどね。男の人って、その辺鈍感。男というよりも正社員として働ける人たち、って言った方がいいかな。私のように、あちこち、パートや臨時やバイトでしか働けない人は、自然、仕事場でちょこっと、というわけにはいかないのだ。自分がやりたいことは自腹を切るしかない。

しかしねぇ。「北朝鮮」からの“教育の自由”を言うのなら、今回の朝鮮学校排除も、日本政府からの“教育の自由”を主張すべきでしょう?どんな教育内容であれ、それを決めるのは、その学校であるべきです。例え「北朝鮮」大好きな学校があったとしても、日本全体で見た時にいろんな学校があった方が、“教育の自由”が日本に存在することの実証になるのだ。政府がお気に入りかどうか、第3機関を設置して認めるかどうかというのは、まったく論外だよ。「北朝鮮」とか「偉大な将軍様」には固定観念をお持ちで非常に敏感なのに、日本政府のやることには「粛々と従えばいい」と、まったくの鈍感さにはあきれ果てた。参院選の結果が「自民党が第一」だなんてことになったら、それこそ、この日本の未来はないよ。ま、そんなことはありえないけどね。


自転車に乗っていて、いつも思うのは、真ん中をゆったり走っているオジサンたち、迷惑なんだよねぇ。ベルを鳴らしても端にどかない。下手をすると、私の行こうとするほうへ舵を取って、ぶつかりそうになる。オバサンではめったとない。歩行者では、「自転車は車道だ」とえばって言う人もいた。反対車線を通るには危険な幅。歩道の方は、3人でも並べるくらいの広さなのだ。もう一人の人が謝って通してくれた(この人も男性だったから、もちろん個人差の方が大きい)けれど、「世界は自分のためにある」とでも勘違いしているんじゃないのかなぁ。自分以外の人の存在に鈍感なのは男性に多いように思うよ。女性は道もゆずってくれるし、「ありがとう」も多い。会社以外の社会性は女性の方が身につけている可能性が高い。

愚痴も混ざってしまったが、言いたいのは、偉そうに人を批判するのは止めて、もうちょっとお互い敏感になりましょう、ということです。鈍感は、他の人を傷つけることになりますよ、日本の将来のためにも、鈍感はやめましょう。





No.54

裁判傍聴

 りっちゃん
10/6/25

17日に、国分寺3・2・8号線の裁判傍聴に行ってきました。初回以外は書類の確認と次回の日程位ですぐ終わってしまったのだけれど、今回は、専門家の証人上岡直見氏と藤田敏夫氏のお話が聞けるというので、都道小平338号線計画を考える会からも5人程傍聴に行きました。名前は違っても同じ道路ですから・・・問題は一緒です。本当に必要な道路なの?

すでに提出してある書類について一問一答方式で、こちら側(住民)は確認と大事な点を強調。交通量のほうは、数式があっていたとしても、それに入れる数字がどこから来ているのか、都から資料が公開されていないから信用できない、ということのようでした。すみません。じっとすわっていると眠くなる体質(疲れも溜まっているし)で・・・国(都へ事業認可をしてしまったのはまずいんじゃない?という裁判です)の反対尋問は、いくらしても、こちらが信用できる数値を都が明示しないかぎり、意味がないと思いました。

小平での説明会でも、あまりにも住民の実感(前よりも渋滞は減っているし、これから人口も減るし・・・)と違った数字が出てくるのよねぇ。なんか、無理やり作った数字という気がするのよねぇ。調べれば調べるほど、おかしな数字なのだ。道路を作ることを前提として、辻褄を合わせたというか・・・

大気汚染のほうの反対尋問は、嫌味でしたねぇ。無理やり「イエス」を言わせる論法。屁理屈だと思いました。あれがディベードという奴でしょうか。

pm2.5、「アセスの段階では、まだ確定していませんでしたよね」。だから国分寺では調査する必要がなかったと言わんばかり。証人もむかついたようで、「すでに設置してあるのだから、調べてもよかったのではなかったのか?」と反論していました。私もむかついて「だったら、小平ではやるんだろうなぁ」と思いました。アセスの案にも審議会の意見にも書いてはいなかったけれど・・・

喘息患者が大気汚染による患者とは限らないという言い方にも、頭に来ました。原因の中のひとつでも、影響があることははっきりしているのだから、それを取り除く努力をなぜしようとしないのか。言い訳に過ぎません。本当に人よりもコンクリートを大事にしている態度です。

小平の代表者は、これを聞くとこちら側が当然勝つよね、って。そんな印象を受けるのが当然の証言でしたが・・・住民側からすれば、大気汚染も騒音も、立ち退きの問題、幅の広い道路でコミュニティも分断されるし、それでも必要な道路なら、しょうがないかもしれないけれど、「本当に必要なの?」。「とてもそうは思えないけれど?」でも、沖縄の住民の意見よりも米国政府の脅し?に従順な日本政府だからねぇ。・・・裁判所はちゃんと住民の声を聞いてくれるかなぁ。

数字を作っているにしても、交通量を大きめにしないと、作る根拠を訴えられないし、交通量が多ければ、環境はより悪くなることが予想されるから・・・ある意味、都も国もお気の毒という印象も受けた。「結論ありき」ではなく、本音で住民と話し合えるようになれば、もっと気楽になれると思うけど・・・

裁判もいよいよ大詰めです。現場検証もするそうです。のどかな畑と落ち着いた住宅地、かたや埃っぽい環境施設帯。じっくり見比べて頂けたらなぁ。マニュフェストから消えた「コンクリートから人へ」、これからの世の中、そうなって欲しい。参院選もどうなるかねぇ。





No.53

道路は地域を豊かにしない

 りっちゃん
10/6/23

3・3・8号線計画を知る連続講座「どうろができるとどうなるの?」のBのお知らせを載せるのを、チラシ配りやら庭仕事に忙しくしていて・・・うっかり忘れてたぁ。3・3・8号線の説明会に参加された方も、道路行政に関心をお持ちの方も、ぜひいらしてください。ってもう3日後だよ。ぎりぎりになってごめんなさい。

道路は地域を豊かにしない
  人を中心にしたまちづくりとは?

日時:2010年6月26日(土) 午後2時〜4時
  会場:小川町2丁目地域センター 小平市小川町2-1154(西武国分寺線鷹の台駅より徒歩12分、JR武蔵野線新小平駅より徒歩7分)

講師:服部圭郎さん
  明治学院大学経済学部准教授
  著書に『道路整備事業の大罪一道路は地方を救えない』(洋泉社)、『人間都市クリチバー環境・交通・福祉・土地利用を統合したまちづくり』(学芸出版社)など

2月に開かれた、中央公園横の林を横断する道路計画の説明会資料「道路の整備効果」は疑問だらけ!
  服部さんは著書の中で「道路整備にはもはやほとんど効果がない」と書かれています。道路整備を拒否したからこそにぎわいをとりもどした地域の事例もとても魅力的!人を中心に据え、地域を豊かにするまちづくりとはどのようなものか?お聞きしたいことがいっぱいです。

入場無料

主催:都道小平3・3・8号線計画を考える会





No.52

安保も基地もいらない

 りっちゃん
10/6/20

社会文化会館での集会申し入れ行動に行って来ました。

浅井基文氏の発言で気になったのは、「北朝鮮にしても中国にしても、向こうから攻撃を仕掛けることはない。アメリカがなことさえしなければ・・・」。怖いなぁ。アメリカだよ。真珠湾の時に日本海軍の傍受を聞きながらお茶会したり、9・11の自作自演。やらせが大得意なんだもの。自分で仕掛けておいて、正義を振りかざす。いつでもどこでもこのパターン。今のところアフガンとイラクで手一杯なのか、兵器の消費がほどよいせいか、「北朝鮮は危ない国」というプロパガンダですんでいるけれど、そのうち、日本にもその仕掛けをやらないとは限らない・・・と思ったら、ゾッとしちゃった。日本へあたかも北朝鮮がテロ行為を行なったと思わせる行動を米軍がやるかもしれない。沖縄に75%を押し付けているとはいえ、日本のあちこちにも基地はあるから、その準備は楽に行えるよなぁ。世界一危険な国の軍隊が駐留していることの怖さを日本のみなさんはわかっているのかしら?

ビクトリア・レオン=ゲレロさんの報告では、グアムでも自決権がないことを知りました。日本と米軍だけでグアム移転が決まったそうだ。8万人増えるそうです。現人口の半分ですって、水不足が一番深刻。浚渫工事によるサンゴ礁への自然破壊も心配だが、マイノリティである自分達チャゴロ族が一番被害を受ける、と。土地の接収によって遺跡が残る原生林が奪われてしまう、と。グアムにも基地は要らない。どこかへ移転ではなく、世界中からなくしたいね。軍事基地なんて。

沖縄の安次富広さんは、グアムの話しを受けて、「マイノリティ」にいたく共感。今の沖縄は、「差別」への怒りで、みんな一致しているそうだ。建設賛成派は「親米右翼」と「幸福実現党」のみだそうだ。やけにお金がかかっていそうなポスターがやたらとべたべた張ってあるけれど、主張が分からなかった。そうか、戦争でお金を儲けたい党なんだ。全国知事会での北海道の発言「これ以上の負担は嫌」って本音だろうね。東京都の石原さんは「日本のために犠牲になってくれ」。これは菅首相の「沖縄に感謝」と同じく押し付けだね。「だったら羽田沖に造ればいい」。天皇制に異議ありの団体が言っていたよ。自分の命と引き換えに差し出した安保なのだから、皇居がいいって。私は、戦争責任はあると思うけれど、どうしてもというなら皇居をお勧めするのは、天皇とは関係なく、首都圏特に永田町に近いというのが理由だけど・・・あの緑を潰すのはもったいないけれどね。日本を守るために、というのなら、やはり中心部に置くべきでしょう、当然。

沖縄に置きたいのは、世界中、特に石油のあるところにいつでも攻撃できる体制を整えたいだけで、っていうのが丸見えだよ。日本を守るなんて嘘八百。で、日本の平和の中身は、海兵隊がアフガンなどで普通の人たちを殺戮している、それに日本が加担している事だって。そういうことに目をつぶってきた人たち(基地建設賛成派)が沖縄にもいたけれど、今はその現実も含めて、みんな「基地はいらない」と言っているそうだ。民主党はもう飴を配り始めているとか。自民党の継承者だねぇ。でも、このご時世ではそれも効かないのでは・・・本土(この言い方好きじゃないけれど)の基地周辺でもそれに呼応して運動が盛んになっているとか。うれしいな。岩国でも爆音訴訟など、今も頑張っているそうだよ。

一方的にお話を聞くのが苦手で、歩くの大好き。で、若いお巡りさん達が「信号が変わります。急いで下さい」って、まぁ、仕事だし、私たちを守ってくれているのかもしれないけれど、歩く方は私も含め年寄りが多いからねぇ。杖をついている人も。急ぎ足はできないのよ。かっこいい「怒」のプラカードは、たくさんいた若いお巡りさん向けかな。あの辺は人通り少ないからねぇ。ひとり元気な若いお兄さんもいたよ。「菅、出て来い」「参院選、民主党には入れてやらないぞ!!」って。笑っちゃった。まさに同感だねぇ。女性の年配者の声で「市川房江さんが泣いています」。泣くより怒っているかな。

集会には350人、行動には260人の参加があったそうです。これも苦手な最後の「頑張ろう!!」、ぼちぼちとね、とつぶやきながら・・・情報2件、載せておきますね。


横田にも辺野古にも普天間にも基地はいらない 7・17横田行動

◆7/17(土) 13:30開場 14:00集会開始
  ◆集会後、米軍横田基地に向けてデモ(17:30解散予定)
  ◆福生市民会館第4・5集会室(JR牛浜駅東口5分)
  ◆前田哲男さん講演「日米安保と米軍再編」


2010/07/04 沖縄に基地を押し付けるな!決着はついてないぞ! 7.4新宿ど真ん中デモ

7月4日(日)14時街頭宣伝 15時デモ出発 ともに新宿東口アルタ前広場にて
  ★楽器、プラカード、横断幕など何でも持参して下さい、デモは全員でつくりましょう。





No.51

福島菊次郎最終講演と写真展

 一ノ瀬
10/6/19

梅雨に入り、不安定ながらむし暑い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

菊次郎さて、2年前に引き続き、府中に再び福島菊次郎さんをお招きすることになりましたので、お知らせいたします。福島さんは89歳、今度が最後の上京、最後の講演となります。何としても敗戦記念日前後に講演をしたいというご本人の強いご希望から、この時期に企画を立てました。テレビ、ドキュメンタリー映画などの取材申し込みも既に来ています。福島さんの文字通りの遺言を、どうか直にお聴きください。

講演会は
  8月14日(土)午後2時から
  写真展は
  8月14日(土)〜16日(月)午前10時〜午後7時(初日のみ開始は午前11時)です。

場所は2年前と同じ、府中駅前のグリーンプラザです。ただし、写真展は今回は本館の5階展示ホールで行ないます。2年前より会場は2倍ほど広く、展示点数も多くなります。

この夏、この企画に合わせて福嶋さんの最後の書籍(書き下ろし!)が出版されます。
  タイトルは『写らなかった戦後3 殺すな、殺されるな  −福島菊次郎遺言書集ー』(現代人文社)

企画の準備・宣伝また、当日のスタッフを募集中


勝てなくても抵抗して
  未来のために一粒の種でもいいから
  蒔こうとするのか
  逃げて再び同じ過ちを繰り返すのか・・・

1921年山口県生まれ。報道カメラマン福島次郎としての原点は、ヒロシマ原爆を6日間の違いで免れ、米軍上陸を想定した九州の蛸壺壕で爆雷を抱え敗戦を迎えたことにある。戦後、国に見捨てられた被爆者の苦しみを撮影し続け、『ピカドン』を出版(1961)。上京後は60年代から70年代の激動期に、三里塚闘争、ペトナム反戦市民運動、全共闘運動、自衛隊と兵器生産、公害問題、若者の風俗など、多岐に渡る現場を取材し、10冊を超える写真集を刊行した。

天皇の戦後責任を問い続け、「自衛隊は違憲である』との信念から、防衛庁を欺いて自衛隊の軍事演習、隠された兵器産業などをつぶさに撮影し、報道。暴漢におそわれ重傷を負い、自宅は不審火で焼けたが信念を貫いた。国に絶望し、マスコミにも絶望した福島は、26年前に東京を捨てて瀬戸内の島に入植。1987年には、『戦争がはじまる』と題したフォトルポルタージュを刊行する。まさに改憲の野望に燃える政権の登場を予言したかのようなこの写真集は、今こそ必読の書といえるだろう。

孤高のジャーナリストも老境の90歳。体重37sで満身創痍。報道写真家として、主催者の1人としての責任をまっとうしようと、ジャーナリズムのあり方をタブーなく論じる。07年6月に都内で行われた『遺言講演会』に続いて、08年9月には東京・府中市で『遺言講演会part2』及び写真展を開催。会場に溢れかえる幅広い年齢層の人々の熱い要望にこたえて、この夏再び山口県から駆けつけ、最終講演と写真展を行う。(チラシ裏面より)





No.50

「菅首相への申入」賛同者募集

 京子
10/6/12

「菅新政権への緊急申入」への賛同、大至急、お願いします。締め切りが17日です。

★賛同メール送付先:hananpojitsu@jca.apc.org*

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「菅首相への緊急申入」沖縄の民意を踏みにじった「日米共同発表」及び閣議決定を撤回し、密約まみれの「日米安保同盟」をやめるためにアメリカ政府と交渉せよ!

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私たちは、昨年12 月の「『移設』方式を放棄し、普天間基地の閉鎖のための対米交渉を──鳩山首相への緊急提案」では、「私たちは、この問題への日本政府の姿勢が、すでに破綻した論理に導かれており、それゆえ袋小路に落ち込むか、最悪の結果を沖縄住民に押し付けるかにしかならないことを恐れるものです」と主張しました。5月 28日、鳩山政権は、辺野古への新基地建設を明記した日米安全保障協議委員会の「共同発表」とその旨の閣議決定という「最悪の結果」に行き着きました。新しい菅政権も基本的にその方針を踏襲することを明確にしました。私たちは、怒りをもってこれに抗議するとともに、以下の申入を行います。

[事務局]2010安保連絡会東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4F 市民のひろば気付

 *  *  *

この「菅首相への緊急申入」に名を連ねていただける人を募っています。できるだけ多くの名を連ねて、菅首相に申入したいと思います。ぜひこの提案に賛同いただき連名をお願いします。

【連名方法】
  E-mailでお願します。
  送付先:hananpojitsu@jca.apc.org
  ・タイトル 「菅首相への緊急申入」賛同
  ・記入内容:個人姓名 また は団体名(連名者をネットや印刷物で公表する場合があることをご了解ください。匿名を希望される方は 「匿名(名前)」としてください。
  ・集約締切 6月17日(金)午後5時
  ・申入行動 6月19日(土)午後5時半 首相官邸前集合
  *同日午後1時より社会文化会館で「もうやめよう!日米安保条約」の集会と午後5時から国会正門前での「安保NO!」のアピールを行います(その後に申入行動です)。

■申入書本文■

内閣総理大臣 菅 直人 様

[緊急申入]

沖縄の民意を踏みにじった「日米共同発表」及び閣議決定を撤回し、密約まみれの「日米安保同盟」をやめるためにアメリカ政府と交渉せよ!  鳩山前政権は沖縄の普天間基地の「県外、国外移設」という公約を破棄し、5月28日に、「代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認」すると明記した日米安全保障協議委員会の「共同発表」とその旨の閣議決定を行いました。私たちは怒りをもって、これに強く抗議し、この「日米共同発表」及び閣議決定の撤回を求めます。

あなたの前任者である鳩山首相は、これまで堅く閉ざされてきた日米安保軍事同盟という「パンドラの箱」をあけました。私たちはそれを歓迎します。そこから出現したのは沖縄への不当で差別的な基地の押し付けという事実であり、また日米安保が重大な密約と抱き合わせになってきたという事実です。だが鳩山前政権はこれらに正面から取り組むことを避け、普天間基地閉鎖の問題では、「迷走」の果てに結局、沖縄(辺野古)に基地を押しつけるという最悪の結果に行き着きました。また「密約」問題でも、封印を解き始めはしましたが、再び蓋を閉めにかかるという「迷走」をここでも続けてきました。

沖縄の島ぐるみの「米軍基地NO!」の声、徳之島をはじめ基地(および基地機能)の移転候補地として名前の上がったあらゆる地域住民の圧倒的な「NO!」の声は、この間マスコミでも広く伝えられています。しかし、鳩山前政権は、こうした民意をもって、アメリカと正面から普天間基地撤去の交渉をすることなく、アメリカの意向のみに配慮し、再び新たな基地を沖縄に押しつけるという最悪の決定に至ってしまいました。私たちはそれを許すことが出来ません。ましてや先の大戦での地上戦、72年までの米軍政による占領、復帰後も過重な米軍基地の存在と、多くの苦しみを押しつけてきた沖縄の人びとに、これ以上の犠牲を負わせようというのですか。

私たちは、あらためて、あなたの政権が、地位協定と1996年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意以来の自民党政権による沖縄基地関連取決めを見直し、それらを沖縄の脱基地化へむけて抜本的に改訂するために、アメリカ政府に対して交渉を申し入れ、開始するよう求めます。すべての密約は公表され、破棄されなければなりません。密約をそのままにして、「対等な日米関係」などということはありえないのです。これまで一端が明らかになってきた密約の重大な内容がハッキリとそれを示しています。第一次安保条約の行政協定に埋め込まれた米軍人・軍属(家族も含む)犯罪への裁判権の放棄、そして60年安保改定に向けた「核持ち込みと朝鮮有事は事前協議なし」の容認、さらに72年の沖縄返還へ向けた沖縄返還費用肩代り、核再持ち込み再貯蔵の事前協議承認などの秘密取り決めは、密約が安保条約の裏の顔であることを示しています。核武装した米軍が多くの民衆の意思を無視し、日本の税金を使って基地を勝手に使い続けるという主権国家間の関係としては公然と認められない行為を裏で実現するために、密約体制は維持されてきました。自民党政権は一貫して、アメリカに約束していることを列島住民に隠し、嘘をつきつづけてきたのです。そして、米軍人の犯罪を日本の裁判所がきちんと裁けない事態が続いていることに象徴されるように、「密約体制」は今でも生きています。

私たちは、あなたが首相や外務省の官僚を含む歴代の密約関係者の責任を厳密に問い、同時にアメリカ政府へ向けてすべての密約の公表とその破棄を要求すべきだと考えます。あなたの政権は、密約によって空洞化してしまった非核三原則を法制化し、米国軍艦の核積載を効果的にチェックするシステムを導入し、核持ち込み禁止の実質化に動き出すべきです。

普天間基地の即時無条件返還、安保関連密約の公表と破棄、地位協定の見直し、核持ち込み禁止の実質化へ向けて、あなたは、オバマ政権との交渉を開始し、沖縄へ基地を強制している「日米安保同盟」そのものを拒否すべきです。そうでなければ、あなたも、歴代自民党政権の嘘まみれの政治の継承者にすぎません。いまさら、沖縄での米海兵隊部隊の存在が「必要な抑止力」などと、軍事の専門家が口をそろえて否定している歴代自民党や前首相の論理でごまかすことなどすべきでありません。戦後最大の大衆運動といわれる60年反安保行動から50年たった今、民主党マニフェストに謳われたチェンジに向かってあなたが改めて歩み出されることを、私たちは強く要求します。 私たちは、あなたが以下の行動をとるように、そして、それを実現するために、アメリカ政府とまともな交渉を開始するよう申し入れます。

1.鳩山前政権の沖縄の民意への裏切りを正し、日米安全保障協議委員会の「共同発表」と閣議決定を全面撤回し、辺野古新基地建設を断念すること
  1 鳩山前政権発足時から「共同発表」にいきつくまでの協議の過程を米国からの要請内容を含め全面的に明らかにすること
  1.普天間基地の即時閉鎖と海兵隊の撤退を要求すること
  1.日米安保に関連する密約のいっさいを明らかにし、その破棄と無効を宣言すること
  1.核持ち込みをさせないことをあらためて宣言し、日本政府によるその検証を実施すること





No.49

"抑止力"

 りっちゃん
10/6/6

6・6怒りの大集会に行ってきた。一坪反戦地主上原成信さんの飄々振りが好印象。「名護市の市長選の結果(民意)を評価しないというのはデモクラシーに反しているので、発言者の平野は辞めるべきだと書いたのをおいてきた」と、まるでお隣に届けたみたいに言っていた。参加者の質問の"抑止力"については、「相手がいることだから、相手がそう思わなければ何の意味もない。しかも、相手を脅すためには、常に相手よりも強大な軍事力を必要とするから、際限のない軍備競争をしなければならない。抑止力と海兵隊は無関係。そう僕は納得しているから、鳩山がなんと言おうと、認められない」と語っていたよ。たまたま出合った友人は、「"抑止力"とは、日本の独立を抑止するものだ」と言っていた。なるほど、納得です。

集会の主催者がよくわからないけれど、反安保ならどこでもいいや、と、たまたま行ける日のに参加したのだけれど、年配者たちの頑張りに頭が下がるし、若い人の参加も多かったので、ちょっと嬉しかった。集会は形式的で、最後のアピールとか「頑張ろう」には違和感というか、ちょっと笑えちゃうんだけれど・・・辛淑玉さんの「頑張ろう」を変えれば?の講演の後でも「頑張ろう」って話を思い出しちゃって・・・で、なおのこと、上原さんみたいに、自然体がいいなぁと思えちゃう。「基地で働く人はどうなるの?」という質問に、「そういう時のために政府があるのだから」と、「貧乏でもいいから、戦争のない暮らしをしていけばいい」と。そう、私も貧乏だけれど、それなりにいい暮らしだわよ。都道338と、高校無償化の除外問題と、普天間の問題で、何かと忙しいけれど・・・

パネリストの荒尾さんも言っていた。「"核による抑止力"と言うけれど、核を一番持っているアメリカが一番戦争をしている」と。地図を反対に見せてもくれた。その時も飄々と隣にいた上原さんが立って、地図を持つ役をやっていた。で、逆さから見ると、日本と韓国が中国を塞いでいるのが良くわかる。そこに米軍基地があり続けることが、アメリカにとって、いかに都合がいいか、一目でわかりました。米国にとって沖縄に基地が必要なのは、アジア全域に出撃できる体制のためと思っていましたが・・・なるほど中国もね、「ほう!!」ですねぇ。朝鮮半島から日本を見る地図も見た事がある。何事も反対側からはどう見えるのかを知ることは、いいことです。

ビデオ上映の鳩山さん、「てにおは」が間違ってる。怒り半分笑い半分。「国民の皆さんが私の意見に聞く耳を持たない」ではなく、「国民の皆さんの意見をわたしが聞く耳を持たなかった」でしょう?日本語を間違えちゃう首相がこのところ連続していて、困っちゃうねぇ。菅さんはどうかな。「日米共同声明は国と国との約束」だけど、沖縄の人と約束したこと、国民と約束したことと、お他所の国との約束とどっちが大事なんでしょうかねぇ。よおく考えてね。時間かけてもいいから。上原さんは、「条約」ではないのだから、後で変えても別にいいと、明快におっしゃっていましたよ。

韓国の船の爆破(?)事件の真相はわからないけれど、この"抑止力"の必要性を私たちに見せる(騙す)ために発表されたのだと思うよ。上原さんの「僕は」同様、「私は」そう思っている。それぞれが考え、判断することって大事だと思う。日本もね、いつまでも外国の軍隊を置き、「守ってもらっているんだ」という幻想を抱き、経済問題でも米国の都合のいいように、何でも「イエス」という状態から卒業したいねぇ。今の日本の貧困の根っこは安保の2条にあり、だよ。昔みたいに「安保粉砕」を叫ぶのではなく、「安保終了」しようよ。後が心配?それこそ「自己責任」で、自分達で考えて行動すべきなんじゃぁないですか?私は、人を殺すしか用のない軍備なんて、人類にとって無駄!と思いますがねぇ。





No.48

公開授業

 りっちゃん
10/6/5

4日、東京朝鮮中高級学校の公開授業に行ってきた。メールで流れてきたのを、迂闊にも立川の初中級学校のことだと思って、気軽に考えていたが、前日に確認したら、十条の方で、「あら、遠いなぁ。でも、学習会の時に校長先生が小平まで足を運んでくれたのだから」。当日は、この暑さに参って朝寝坊して、あらら。最後の授業しか見られなかった。でも、楽しかったよ。ありがとう。

受付で頂いた資料、学校長の挨拶に「「高校無償化」が実施されるにあたって、教育内容が不明瞭であるとの理由でその対象から除外されたことはまことに残念でなりません。そこでより多くの皆様に朝鮮学校が日本の高校生となんら変わりない教育課程で授業を行っていることを一人でも多くの方々に見ていただけるよう学校公開とした次第です」とある。時間割、学校日課、カリキュラム、学校沿革、進路状況、日本大学現役入学状況(いわゆる日大ではなく、日本にある普通の大学という意味)、在日朝鮮人の民族教育について、詳細に説明されている。学習会での印象は「朴訥な方」。お神輿も担いで、地元に密着されているとか。子どもたちのために一生懸命なんだなぁ。きっと。

その学習会で、ちょっと話題になった金親子の肖像画(写真?)は今回見かけませんでした。その時も、質問者が飾るか飾らないかは、あくまでも学校側が決めることだと言っていたが・・・ただ、報道がねぇ。朝鮮現代史の授業までがまるで反日教育でもやっているかのような雰囲気をかもし出していたから・・・(マスゴミめ!汚いぞ!なぜ彼らが金親子に感謝しているかの説明もちゃんと入れろよな!!)・・・戦後、民族教育に日本政府が過剰反応を起こして、本当に弾圧としか表現できないようなことをしてきた。在日の人たちはいつか帰りたいとの思いで、子どもたちに朝鮮の言葉や文化を伝えようと、必死で朝鮮学校の存続を支えてきた。冷たい韓国(その余裕がなかったんだろうね)や日本と違い、朝鮮民主主義人民共和国の方は、多大なる援助金(1957〜2010まで総額約466億円だって)を送ってくれていたんだ。儒教精神(私にはピンと来ないけれど)からすれば、感謝するのが当然のことなんだろうと思う。

民族教育についても、写真についても、日本政府や私たちがとやかく言うことでは原則的にはないと思う。学習権というのか、教育権というのか、よくわからないけれど、どの学校であれ、その自由は保障されなければならないと思う。カリキュラムなどで足りないところは指導すればよいけれど、多いものに口出しをするのは、その自由を侵害することだと思う。ただ、写真でもって、言いがかりをつけられるのなら、子どもたちが一番の被害者だからねぇ。はずせるものならはずした方がいいかも、とも思っていたので、ちょっと複雑な心境。もう報道されちゃったしねぇ。今更という感じもしないでもない。

資料1には民族教育権利に関する資料として、世界人権宣言、国際人権規約、児童の権利に関する条約、人種差別撤廃需要約、日本国憲法、教育基本法などの抜粋が載っている。まったく、人権問題だよねぇ。それを怒らない日本人が多いから困ってしまう。学習会にも日本人の参加が少なくて・・・「トホホ、わたしゃ情けないよ」って感じだった。署名活動でも、ほとんどの人が無関心。でも、積極的に署名してくださる方も多かったよ。「あの国には文句もあるけれど、これは別。子どもたちのことだもの」「頑張っている子がいるんだよ」「朝鮮大学の近所に住んでいて、あの子達のファンなんだよ。みんないい子達でさぁ」・・・そんな力強い声を聞きました。私もそうだよ。みんな素直でねぇ、見ていて気持ちいいよ。日本の未来を背負って立つ子どもたち。みんな幸せになって欲しい。どの子も社会の子。これって、民主党の「子ども手当て」の理念じゃぁないか。筋を通せよ!って、通せなかったから退陣?トップが替わっても、同じことでは困るぞ!理念を持つなら、筋を通してくれ。で、沖縄もそうだけれど、「差別」や「人権侵害」にもっと敏感であって欲しい。これは民主党だけでなく、庶民もだよ。一つの「差別」を許していると、どんどん広がって、あなたの番になるぞ!その時に慌てても遅いからね。

資料2は、高校無償化法案と朝鮮高級学校について、問題点をあげています。詳細は略。
  1、朝鮮高級学校を「高校無償化」対象から除外することは「高校無償化法案」の趣旨に反します。
  2、日本政府が署名、批准した国際条約などに照らして朝鮮高校「高校無償化」対象除外は問題であり、国連機関、日弁連、マスコミ各社などから今回の朝鮮高級学校除外は差別との勧告、批判がなされています。
  3、朝鮮学校は各種学校の認可のもと、一条校と同等の教育を行っており、事実上高校として認められています。(大体各種学校扱いがひどいと思うんだ。一条校つまり普通の公立や私立と同じにあつかって当然だと思うんだ)
  4、朝鮮高級学校を「高校無償化」対象から除外することは、納税義務を果たしている朝鮮高級学校の保護者に多大な教育費の負担を課すことになります。

私の感想は、先ず掃除が行き届いていること。自分のも子どもたちの高校も、まぁ汚かったよ。つい比べてしまう。私の部屋も埃だらけ。反省しちゃう。立川ほどではないが、「こんにちわ」と子どもたちから挨拶してくれるのも嬉しい。制服は女性はチマ・チョゴリとスカートのと2種類。男性はズボン。これは、女性だけ民族服はおかしいということもあるのかもしれないが、一番の原因はチマ・チョゴリを切るアホウがいるから選択制になったのだろう。まったく恥ずかしいったらありゃぁしない。帰りに無責任にも「頑張ってね」と声をかけちゃった。応援したい気持で出かけはしたのだけれど、「頑張る」べきは、日本人と日本政府ではないか?と、これも反省。

授業は、音楽の授業を見てきた。リズムの勉強とかで、「くいしんぼうのラップ」というのをやっていた。「いーれて!」っていいたいくらい、面白そうだった。「ラーメン」「ステーキ」「ビビンバ」とか、自分たちの食べたいものを入れて、「食べたいな」とかラップで表現するんだ。5〜10人くらいのグループで元歌を応用し、練習し、発表。私から一番近いグループは、傍観者の私を意識してか、声が出ないで、ちょっと悪かったかなぁ。言葉はほとんど朝鮮語なのですが、「高校無償化」と「味噌ラーメン」は日本語だった。自主性を尊重しているのが良く理解できたよ。指導者は、制服でない若い女性二人。まわって声はかけていたけれど、叱責とか押し付けとかの雰囲気はない。チャイムも鳴らなかった。ひょっとして設備がないのかもしれない。校舎もボロだし・・・この暑いのに、しかも音楽が外に洩れないように発表の時には窓を閉めて、扇風機が2台(もう1台は故障中?)廻っているだけ。楽譜も授業終了時に回収していた。経済的に困窮しているからだと思う。「補助金増額してくれぇ!!」です。





No.47

怒りを示そう

 りっちゃん
10/5/30

「許せない!!」との怒りの声が、あちこちで湧きあがっているよう。沖縄関連の集まりを4件、お知らせします。


「沖縄を裏切るな! 新宿ど真ん中デモ」

5月30日(日)14時:デモ出発  13時:街頭宣伝 ともに新宿東口アルタ前広場にて。

デモコース:新宿東口アルタ前広場〜新宿大ガード下右折〜靖国通り〜明治通り右折〜新宿通り(紀伊国屋書店前)右折〜JR新宿駅手前で左折〜新宿駅東南口〜明治通り左折〜中央通り(ディスクユニオンの通り)右折〜JR新宿駅手前で右折〜アルタ前広場ゴール

主催:「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」


「核密約問題と沖縄」

沖縄の普天間基地移設をめぐって大きな議論がまきおこっています。それとともに、日米間の核密約の問題も大きくクローズアップされています。次々と明らかになる核密約の実態とその問題点を明らかにするため、下記日程で集会を開催します。集会には、ジャーナリストで軍事評論家でもある前田哲男氏をお招きし、お話ししていただきます。
  その他にも、4月25日に沖縄で行われる「県民大会」の報告、「国立歴史民俗博物館での展示に関する問題」の報告、「大江・岩波沖縄戦裁判」についての現状報告などを予定しています。
  ぜひ、この集会にご参加下さい。

日 時:6月1日(火)1午後6時30分〜
  ◇講 師 前日 哲男(軍事評論家)「核密約と沖縄」
  ◆報 告 4・25沖縄県民大会の参加報告
      歴史民俗博物館の展示問題
      最高裁の審理はどうなっているか
  ◆場所:文京シビックセンター4Fシルバーホール
  ☆資料代:500円
  主催 大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会


許さない!米国いいなりの「辺野古移設の日米合意」6・3集会
  平和な暮らしに米軍基地や海兵隊が必要なのでしょうか

6月3日(木) 午後6時〜 東京中野ゼロホール 会費(資料代)500円

●発信:沖縄・徳之島から報告
  安次富浩(名護・ヘリ基地建設反対協議会共同代表)
  山内徳信(参議院議員)
  上原成信(沖縄・一坪反戦地主)
  高里鈴代(沖縄・行動する女たちの会)
   他、「徳之島」現地、各分野からの発言

問合せ先:東京事務所


普天間基地撤去!米軍基地建設を許すな!
  《戦争と貧困》の強制に反対する6・6怒りの大集会

6月6日(日) 開場12:00 開会13:00
  浅草公会堂

プログラム(予定)
  主催者あいさつ  古川路明
  発言       上原成信さん
  沖縄からの報告  4・25〜5・14-16闘争をたたかって
  実行委員会からの提起
  ビデオ上映    沖縄の人々と連帯し、全国から反安保の闘いを!
  パネルディスカッション
  閉会あいさつ   森井 眞

主催 6・6集会実行委員会





No.46

歴史に学ぶ

 りっちゃん
10/5/30

ABC企画委員会の石田甚太郎さんの講演会に行ってきた。本を書くきっかけになったのは、フィリピンのホテルで出合ったイギリス人のご夫妻に原爆についてのパンフレットを「ぜひ読んでください」と声をかけた時、それまで食後のひとときをのんびり過ごされていた二人が、突然席を立ってしまったことにショックを受けたからだそうだ。男性は、英軍にいたとその奥さんに聞いたとか。「原爆」の捉え方が日本と外国では違うとそこで知った。後に、フィリピンの人に聞くと、原爆は「verry good」と言われたとか。どこだか、やはり日本に侵略された国の人も、「当然の報い」と。日本では、引揚者の苦労とか悲劇ばかり取り上げられ、なぜそんなことになってしまったのか?という発想がない。加害の事実と向き合うことがない。それで、アジアの側から日本を見たいと思われ、本を書くようになったとか。侵略された国々の視点に立って、書かれてきたが、最後に沖縄をやりたいとおっしゃっていた。

原爆ばかりは加害国だって自分の首を閉める可能性が高い。質が違う。アメリカの教科書にも載っているとかいう、「原爆で終戦を迎えられ、より犠牲者が減った」説もまやかしでっせ。「空襲」もそうだけれど、あれ以降、戦争での犠牲者は非戦闘員が一挙に増えてしまったのだよ。アフガン・イラクもそうだね。そのことは忘れてはならないけれど、同時にそこに至った原因も究明する必要もあるということだ。

1、『満州国』建設当時のスローガン
  五族協和・王道楽土
  ――こういうかっこいい言葉には、気をつけないと。『美しい国』や『友愛』もその例との発言者あり。

2、武装移民
  初期の日本人移民は兵士あがり.武器を手に「満州」へ。
  ――第5次までそうだったとか。しかも事前の軍事訓練付。理由は「匪賊がいるから」。これも見方によって言葉が違うってことですね。計画では100万戸の、一種の棄民政策なんだけれど、その頃の東北地方の農家の子弟からすれば、畑が十丁歩と牧草地5丁歩が与えられるっていうのは大地主になれるということで、魅力的だったろうと。

3、移住地の土地
  移住地の畑地に畝の跡。
  ――ブラジルなんかと違って「開拓団」と言っても、実際は中国人から時価の十分の一程度で買い上げたとか。ABCのスタディツアーで聞いた話では住居の周りに囲いが作られ、追い出された農民は、仕方なく、その外側周辺に住み、日本人は綿や高粱などの耕作ができなかったので自分たちが働かさせられていたとか。本当に大地主の生活で、会議への出席や狩猟で鉄砲を打つ毎日で優雅だったとか。「何か変だと気が付かなかったのだろうか?」と石田さん。でも、開拓に苦労した話を読んだ憶えもある。あとから行った人とかは、元農地ではない所を割り当てられた人もいるのでは・・・開拓団の中にも差別?

遊撃隊と農民
  遊撃隊と農民の抗日運動
  ――住民側からすれば、武器を持ってきたのなら当然侵略であり、それと闘うのは正当な権利となる。

日本の敗戦と移民
  全財産を捨てて避難。
  移民をおそった寒さ、餓え、病気。
  ――関東軍に捨てられちゃったんだよね。軍隊は国民を守らないという典型。

6、中国人の戦争体験
  食料の現地調達 15年もいすわった日本軍。
  三光作戦
  ――兵站部なしの進軍も、残酷だよね。だからと言って、三光(殺しつくし、焼き尽くし、奪いつくす)作戦が許されるはずもない。対ソ戦要塞をつくるために強制連行して作業が終わったら秘密保持のために・・・総被害額は6千万ドル、犠牲者は3500万人とか。数字ではピンと来ない。

7、国民と権力(国に馬鹿にされた)
  情報操作。それを支えた国民もいた。
  ――今も、です。怒らないといけないのかもしれないけれど、怒るのは疲れるよ。ネタがありすぎて・・・参加者から、「天皇の戦争責任を問わなかった。戦争責任を東京裁判だけで終わりにして、自身で追求することをしてこなかった。戦後は終わっていない」という発言。「日本はいいことをしたんだという人たちがいる。その人たちへどう答えるか?」という質問には、「決して相手国のために作ったものではない。日本のために作り、日本のために現地の労働者を酷使した」「台湾の中学生は『日本はいつまでもいられると見ていたから、投資したんでしょう』と言っていた」などの回答がありました。

「相手の国の人たちのことを考えられるような人間になりたい」、そのために「憎しみ・偏見をなくすことが大事」と、石田さん。今もマスゴミによる情報操作があるからねぇ。テレビ、あまり見過ぎないでね。


次回講演・討論会のお知らせ

日時:7月18日(日) 午後14:00〜
  会場:中野勤労福祉会館 大会議室(3F)
  タイトル 「父の戦争責任と私の戦後責任」
  講師 倉橋 綾子さん

憲兵であった父親を通して侵略戦争とは何であったのか?次世代の私たちに課せられた仮題とは何か?を自らに問いかけて、教師退職後、父親の赴任地・中国東北部を訪れ謝罪の旅を行った。著書に『憲兵だった父の残したもの』『長い影』など。





No.45

高校生ニューヨークへ行く

 りっちゃん
10/5/29

だいぶ前に、高校生がつくった核廃絶のための署名用紙を預かり、何枚か集めて送った。そのお礼かな。昨日、ニューヨーク行きの報告書が届いた。いいねぇ。どこの平和のための集会に行っても、ジジババがほとんどで、なかなか若い人の姿にお目にかからないのに、高校生が「平和」のために活動しているということは、ほんと、頼もしいよ。

ニューヨークでは浴衣姿で署名活動。お礼には折鶴を用意。署名に賛同しないという意思表示がハッキリしていて、やりやすかったようだ。私も、自分で判断してね、私への義理で署名して欲しくないよ、といつも思うんだ。その辺の判断が難しくて、かえって知り合いには頼みづらいことが多い。「私たちは微力だが、無力ではない」という言葉が紹介されている。彼女達も署名では何かと苦労したらしい。そんな時、この言葉に励まされたそうだ。私も草むしりで実感してます。

パレードに参加したのは楽しかったそうだ。浴衣はいいけれど、柔道着や剣道着の男子生徒は暑くて大汗をかいたみたい。期待した本場のマクドナルドはまずかったと何人も書いている。高校生にとって、食べ物は重要関心事だものね。かわゆい。そして懐かしい。

9・11のグランドゼロの見学。「現場に記録されていた一人ひとりの被害者の顔や献花を見ると、「自業自得である」ではすまされないと思いました」と反省している。素直だねぇ。私は、「やらせ」だと思っている。「自業自得」にせよ、「やらせ」にせよ、犠牲者は常に普通の人。だからこそ、その原因を究明し、二度と起こさせないようにしないとね。ヒロシマ・ナガサキの原爆もそうです。

その地にあった「MAY WE NEVER FORGET」。それがアフガン侵攻・イラク戦争へと利用されてしまったのがなんとも悔しいね。私たちひとりひとりが騙されないように気をつけること。それも大事だね。私は「真珠湾攻撃を忘れない」。あの時日本軍の通信を傍聴しながらお茶を飲んでいたという米国首脳達を。自国の国民も騙していたんだ。そして今日本では、仮想敵国の軍事基地を先制攻撃、なんて物騒なことを言っている人たちがいる。「真珠湾攻撃」の後、日本はどうなったか?それで日本国民は安全でしたか?ってことを忘れないで欲しいよね。

「核兵器のない世界へ」というシンポジウムに参加。「政府の代表達の間には『核兵器を使用したい』という欲求が今でもある。しかしそれを使わないのは世論があるからだ」、「核廃絶は道義的な問題ではなく、法的に履行すべき問題だ」という発言の紹介。当人は「今、世界では核を代表とする軍事的抑止力が安全保障となっていると思います。核廃絶を訴える上では、核兵器に変わる安全保障とは何なのかを提示しなければならないと思いますが、何がふさわしいと考えますか」という質問をしたそうだ。前半はまったくの間違いだと思うよ。そういうインチキを言う奴が多いというだけで。でも、そんな奴らを説得しなければ、「核廃絶」は実現しないから、後半の質問への答えは必要でもある。

本人は、「外交や経済的な相互依存、相互理解を得ること」と答えている。人間の良心ではあいまいであてにならないと考えているらしい。石波にインタビューをした時に、「九条称賛するのは良い。しかし九条だけで国防ができたら苦労はない」と言われたとか。しかし、石波が本物の最前線に立たなくてすんでいるのは、九条のお陰。九条の良さをもっと世界に広げたいね。原爆の恐ろしさももっと知って欲しいね。別な子は、エジプト軍縮大使のヒシャム・バドルさんの言葉を紹介している。「完全に核兵器がなくなれば攻められる心配などしなくて良い。現実的ではないと言われても、声を上げる皆さんがいれば、それはもう現実であるから現実的になる」と。軍縮大使がいるということがすばらしいね。世界中の国が、軍職大使を置くようにすればいいのにね。

高校生も「それは理想論だ」と否定された経験があるんだね。私は理想を追うことが人間の使命だと思うよ。正直言って、恒久平和なんてことは多分ありえないだろうね。人間なんて、神にも悪魔にもなれるんだから、方向を失えばひどいことになるのは目に見えている。だからこそ、理想を描き、それへ向かって努力する。自分にできることは何でもしたいな。「微力なれども、ぼちぼちと」です。

高校生かと思うと、ついオッセカイを焼きたくなる。「依存」はよろしくないな。「相互協力」だよ。「核による抑止力」なんて、それこそ現実的ではない。幻想そのもの。わたしが高校生の時に、授業でラッセルの英語を読んだ。たった一個の核兵器でも、ボタンの押し間違いはありうる。で、相手国もミサイルを発射して・・・そうしたら、地球は壊れちゃう。核廃絶こそ一番の抑止力さ。君たちのニューヨーク行きこそ、安全保障への道なんだよ。

この報告集の連絡先は、東京高校生平和ゼミナール。6月13日(日)14時から、筑波大学付属駒場高校で、この報告会&広島学習旅行スタート集会が、26日(土)6時から、渋谷区勤労福祉会館で、学習交流会「高校生の自主活動と平和教育の課題」が開かれるそうだ。「平和」への道、歩み続けられますように。





No.44

今こそ地方自治

 りっちゃん
10/5/29

いのちの山河5月11日小平で見ました。ウーン素晴しいねぇ。清々しいというのかなぁ。"行脚と対話”であきらめている村民を説得して、乳児死亡率日本一から、ゼロにしちゃうんだ。"豪雪"で峠も歩いていたのをバスが通れるようにしちゃうんだ。でもねぇ。あの時代だからできたというのもあるのでは・・・と思ったよ。村民は若いし、婦人会は機能していたし・・・今はどう?新聞に、棚田を壊しちゃうって。70、80歳では上り下りさえつらいものねぇ。

豪雪の中を歩いていく時も、こけては二人で顔を見合わせて笑い声。都会で暮らしていた、特に奥さん、陰口を言われても、畑仕事に夫とともに明るく頑張る。そんな姿が印象的。主人公が夜間学校の教師をしていた時に、泣き出した生徒の話から、乳児死亡率の高いことを知るんだなぁ。そこから、深沢村長の憲法25条の「生命尊重」行政がはじまるんだ。まずは、困っている人の声をちゃんと聞くって事が大事だねぇ。下から上への流れ。上から目線では、何も生まれない。普天間問題、沖縄の人達の声に耳を貸さずに、インチキな「抑止力」という米軍に耳を貸しちゃう誰かさんって、やっぱり、母親のスネをかじるだけの「お坊ちゃん」だったのかしら?今日の上水コンサートで、話題になった。帰宅してニュースで、瑞穂さんの罷免を知った。うーん、潔いねぇ。彼女の主張は一貫している。「少なくとも」から「できるだけ」にいつの間にか変質してしまったのは鳩山の方。これで、参院選でどこに一票を投じるか、悩まずにすみそうだねぇ。

それとあきらめないこと。今、庭仕事で、雑草とりに忙しい。夏草どもは手ごわい。それでも、一本抜けば、それだけの手ごたえがある。だいぶすっきりしたよ。3月に私も市民のひとりとして、都道338のアセス計画書案に意見書を出した。市民の意見書が全部で17通あったそうだ。都も、審議会も、だいぶ気を遣っていた。審議員からの「緑の量の変化の内容及びその程度については、毎木調査等により現況把握を行い、緑の質の変化についても予測すること」等の意見も、答申に反映されることになった。道路を作らないことが一番いい答だとは思うものの、私たちの意見も決して無駄ではなかったと実感。市長がもっと私たちの声に耳を傾けて、「本当に必要な道路なのか?」「他に方法はないのか?」「もし道路ができても、私たち市民の暮らしがデメリットを受けない方法は?」と、一緒に模索してくれるといいな。この映画の村長さんみたいに。





No.43

啄木の歌

 りっちゃん
10/5/27

「石川啄木と安重根」の講座もなかなか面白かった。会場も私のお気に入りの国平寺だったし・・・疲れと道を間違えて、遅刻しちゃったけれど・・・

印象深かったのは、安重根が伊藤博文を「暗殺」したと言われるが、立場を変えれば、「処断」あるいは「射殺」である、とのこと。これも不勉強なのだけれど、伊藤博文が「暗殺」されたことさえ、私はつい最近まで知らなかった、というか教わった記憶がない。中学では受験向けの勉強だったし、高校では細か過ぎて多分近代史までたどり着かなかったのだと思う。無償化の報道で、朝鮮高校での「朝鮮近代史」の授業を取り上げていたが、あれはなかなか良いなぁ。歴史は近代から勉強すべきだと思う。

日本語って、立場があいまいなことが多い。それでいて意図的に言葉が選ばれていることがあるから、用心しないと。メディア・リテラシーとかね。カタカナでなく宣伝詐欺行為とでも言ってくれるといいんだけれど・・・都道338の説明会のパンフレットなんかいい見本だったなぁ。「渋滞」の写真に、「信号待ち」の写真が使われていたりして・・・

安重根は、裁判で「それは3年前から、わたしが国事のために考えていたことを実行したのですが、私は義兵の参謀中将として独立戦争をして伊藤を殺し、参謀中将として計画したのであって、そもそもこの法院の公判廷で取調べを受けるのは間違っているのです」と主張した。つまり「殺人犯」ではなく、「捕虜」として扱え、ということだ。ウーン、暗殺とは言えないかも。それにしても、一応裁判があったというのもちょっとびっくり。裁判中に外務大臣が「極刑が相当」などと打電しているし、一週間で結審だそうだから、形だけなんでしょうけれど。一応立憲君主制という奴ですが、今も似たようなものかも・・・なんて思ってしまいました。

幸徳秋水は、
    生をすてて義を取り
    身を殺して仁を成す
    安君の一挙
    天地を皆震う
  と書いているそうだ。

啄木は歌でこんなふうに表現している。例えば
    地図の上
    朝鮮国にくろぐろと
    墨をぬりつつ秋風を聴く

  は、「日韓併合」の発表から11日後に書かれたそうだ。戦前の地図は、満州も朝鮮も日本と同じに真っ赤に塗られていたが、当時もだったのかなぁ。で、黒?
  次のは、その「日韓併合」に熱狂する日本人を歌ったもの

     邦人の顔たへがたく卑しげに
     目にうつる日なり
     家にこもらむ

秋水みたいに名前は挙げていないけれど、講師の卞宰洙(びょん・じゅす)先生によると、以下の3つの歌と詩は安重根のことだ、と。

   雄々しくも
    死を恐れざる人のこと
    巷にあしき噂する日よ

   われは知る テロリストの
     かなしき かなしき心を

   やや遠きものと思ひし
    テロリストの悲しき心も
    近ずくの日あり

『岩手日報』への寄稿では、
  「吾人は韓人の愍れむべきを知りて、いまだ真に憎むべき所以を知らず」と書かれているとか。

他にも、こんな歌が・・・
    平手もて
    吹雪に濡れし顔を拭く
    友共産を主義とせりけり

   赤紙の表紙手掏れし
    国禁の
    書を行李の底に探す日

   「労働者」「革命」などという言葉を
    聞きおぼえたる
    5歳の子かな

啄木ってこんな歌も書いていたんだ。知らなかったなぁ。ちなみに資料にある「砂山の砂に腹ばい 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日」が啄木のだなんてことも初めて知りました。瀬川先生が歌ったのを聴いてはいたけれど・・・

啄木は大逆事件「幸徳秋水等陰謀事件」をきっかけに社会主義に傾倒したようだけれど、そういう歌をわたしが知らなかったというのも、出版界の自粛?みたいのもあるのかな? 

「日清・日露戦争と言いますが、戦場はどこだったでしょう?」との講師からの質問。「坂之上の雲」を5巻まで読んで、朝鮮だったことは知っていました。これも読みながらビックリだったんだ。勝ち負けを争う国々、そこにしか目が行かない人たち。本の登場人物も両国の戦う人たちだ。だけど一番の被害者はその地に住む朝鮮の人たちだったんだよ。著者が自分のことを「読み物作家」と言っていたのに、読み物としてはちっとも面白くなかった。資料そのままって感じで、しかも評論家みたいに偉そうに歴史を語っているだけで、その先を読んでみたい気にはならなかった。
  「李朝は、ロシアを恐れて、自分の軍隊でなく、清に助けを求めました。そうしたら、お呼びでない日本がやってきて、双方が朝鮮で戦ったのが日清戦争。安保条約と似てますね」って。つい苦笑してしまいました。よその国に守ってもらおうっていう魂胆って卑しいし、後々問題も起こりやすい。「もうやめようよ!」と私は提唱しています。今頃になって韓国の沈没船のことが問題になっている。「抑止力」の必要性を強調して、普天間基地問題を米国側の思い通りにするためなんじゃぁないかなぁ。「マスゴミ」、いつものことです。沖縄の人たちの想いを無視して、米国の顔を伺う姿勢は、なんとも情けない。

心に残った講師の言葉に、「歌の功罪」がある。今回のは短歌だけれど、わたしの場合は歌だ。平易でいて明るい歌が好きだけれど、歌うことによって、情けない現実を忘れてもいけない。メッセージを伝えたいけれど、さりとて、こんな世の中で、暗い歌は歌いたくない。難しいね。これは私の宿題です。





No.42

「水俣に学び、未来に伝える」

 京子
10/5/24

私が所属する「日の出の森支える会」が、他団体と共催する講演会のお知らせです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

〜水俣から日の出処分場の問題を問い直す〜
  【講演会】「水俣に学び、未来に伝える」

    講師 原田 正純 先生

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原田先生は50年に亘り医師として水俣病に関わり、患者とその家族に寄り添って活動してこられました。先生の近著『宝子たち――胎児性水俣病に学んだ50年――』(弦書房)で「公害は決して平等には起こりませんでした。生理的弱者、社会的弱者から始まり集中的に被害が拡大しました」と述べています。

一方、日の出町ゴミ最終処分場の事業者、東京たま広域資源組合は、3月6日「一度壊された自然が修復されている」と自画自賛の報告会を開きました。しかし、現在も未来も、谷戸沢処分場に埋め立てられた膨大な有害物質と二ツ塚処分場やエコセメント工場が大気と水と土の汚染を進めています。

これまで日の出でも、廃棄物から出た有害物質が大人のからだをとおして、胎児のからだまで害してしまう恐れがあることが指摘されてきました。

今回、原田先生の水俣のお話を聞きながら、あらためて日の出処分場の問題を問い直してみたいと思います。ぜひ、みなさん、お集まりください。

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  原田正純先生プロフィール
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1934年鹿児島県出身。熊本大学大学院医学研究科修了、1999年より熊本学園大学教授。2005年度水俣学研究センターを熊本学園大学と水俣市に開設、2009年4月より同大学特任教授。
  胎児性水俣病、三池一酸化炭素中毒、カネミ油症など社会医学的研究を行い、ベトナム、ブラジル、中国、アフリカなどで枯葉剤、砒素、水銀汚染調査に取り組む。水俣病などに関する著書多数、吉川英治文化賞、若月賞など受賞。

「水俣病の中に存在する黒い病根は、現代社会の中で第三、第四の水俣病を引き起こそうとして大きな口を開いて私たちを待っている」『水俣病』(岩波新書)より

■日時 2010年6月5日  2時〜4時30分(開場1時30分)
  ■会場 立川市女性総合センター「アイム」 5F 第3教室

          ※JR立川駅北口徒歩7分
         立川市曙町2−36−22ファーレ立川ビル内
  ■資料代 1000円  ※会場の都合により先着80名となります

《主催》
  日の出の森・支える会、たまあじさいの会、STOPエコセメント市民の会、日の出の森・水・命の会、青梅の水とごみを考える会、みみずの会

《連絡先》日の出の森・支える会:042-523-7297





No.41

日米安保条約

 りっちゃん
10/5/23

4月11日の池上洋通氏の講演会なかなかでした。その前の総会も、いろんな意見が出て、ただ形式的に拍手して終わりではなかった。民主主義というのは時間はかかるけれども、話し合いによって変更がありうるのだ。それで時間が押して、講演会が慌しかったけれど、それもよしなのだ。そこで頂いた資料を先ず見てください。


日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約

日本国とアメリカ合衆国は、両国の間に伝統的に存在する平和及び友好の関係を強化し、並びに民主主義の諸原則、個人の自由及び法の支配を擁護することを希望し、
また、両国の間の一層の緊密な経済協力を促進し、並びにそれぞれの国における経済的安定及び福祉の条件を助長することを希望し、
 国際連合憲章の目的及び原則に対する信念並びにすべての国民及びすべての政府とともに平和のうちに生きようとする願望を再確認し、
 両国が国際連合憲章に定める個別的又は集団的自衛の固有の権利を有していることを確認し、
 両国が極東における国際の平和及び安全の維持に共通の関心を有することを考慮し、
 相互協力及び安全保障条約を締結することを決意し、よって、次のとおり協定する。

第一条【平和の維持のための努力】締結国は、国際連合憲章に定めるところに従い、それぞれが関係することのある国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決し、並びにそれぞれの国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的両立しない他のいかなる方法によるものも慎むことを約束する。
  A締結国は、他の平和愛好国と協同して、国際の平和及び安全を維持する国際連合の任務が一層効果的に遂行されるように国際連合を強化することに努力する。

第二条【経済的協力の推進】締結国は、その自由な諸制度を強化することにより、並びに安定及び福祉の条件を助長する事によって、平和的かつ友好的な国際関係の一層発展に貢献する。締結国は、その国際経済政策におけるくい違いを除くことに努め、また、両国の間の経済的協力を促進する。

第三条【自衛力の維持発展】締結国は、個別的に及び相互に協力して、継続的かつ効果的な自助及び相互援助により、武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を、憲法上の規定に従うことを条件として維持し発展させる。

第四条【随時協議】締結国は、この条約の実施に関して随時協議し、また、日本国の安全又は極東における国際の平和及び安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締結国の要請により協議する。

第五条【共同防衛】各締結国は、日本国の施設の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続きに従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
  A前期の武力攻撃及びその結果として執ったすべての措置は、国際連合第五十一条の規定に従って直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、国際連合安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執ったときは、終止しなければならない。

第六条【基地の許与】日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を許される。
  A前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合衆国軍隊の地位は、千九百五十二年二月二十八日に東京で署名された日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定(改正を含む)に代わる別個の協定及び合意される他の取極めにより規律される。

第七条【国連憲章との関係】この条約は、国際連合憲章に基づく締結国の権利及び義務又は国際の平和及び安全を維持する国際連合の責任に対してはどのような影響も及ぼすものではなく、また、及ぼすものと解釈してはならない。

第八条【批准】この条約は、日本国及びアメリカ合衆国により各自の憲法上に手続きに従って、批准されなければならない。この条約は、両国が東京で批准書を交換した日に効力を生ずる。

第九条【旧条約の失効】千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約は、この条約の効力発生の時に効力を失う。

第十条【条約の終了】この条約は、日本区域における国際平和及び安全の維持のため十分な定めをする国際連合の措置が効力を生じたと日本国政府及びアメリカ合衆国政府が認める時まで効力を有する。
  もっとも、この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締結国も、他方の締結国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後一年で終了する。

以上の証拠として下名の全権委員は、この条約に署名した。

                    (両国の全権委員の署名略)

千九百六十年一月十九日にワシントンで、ひとしく正文である日本語及び英語により本書二通を作成した。


安保条約そのものが憲法違反でもあると思うけれど、第八条をみれば、『新ガイドラインは安保違反』になるって。日本とアメリカを守るのではなく、世界のどこにでも日本から派兵できるようにするっていうのは、安保の前文からも、逸脱している。イラクなんて、国連無視だったしねぇ。そして第10条。いつでも終了できるんだ。通告してから一年たてばだけれど・・・70年安保であきらめる必要はなかったんだよ。清水谷公園のデモには参加したけれど、あの頃は、条文なんか読みませんでした。不勉強ですみません。

第3条について、『格差社会のおおもとがここ、貧困問題だけをやっていてもダメなんです』。そうなんですねぇ。アメリカの言うがままの経済改革、医療改革、「郵政改革」もありましたっけ。新自由主義の国、宗主国アメリカの貧困のひどさ。それを追いかけるような「改革」。それで日本はどうなったの?先ずは「なんでもイエス」の癖を直さないとね。それのもとが安保だったとは・・・「国益」を声高に叫ぶ方たち、ご一緒に安保を終了させませんか?

沖縄も、基地のご迷惑料として、幾分かの補助金やら建設会社への受注とかあっただろうけれど、それで豊かになったのか?って言えば、決してそんなことはないよね。現実に。沖縄に疎い私も、「豊かな自然」と女性の「長寿」と「地方自治」は大事だし、見習いたいと思う。でも、失業率とか、経済的にも相変わらずなんじゃぁないかな。むしろ、基地の存在が足を引っ張っているのでは・・・

池上さんの資料は他にも一杯あった。金さんが持っていたという「終戦の詔書」。当時ラジオを聴いても内容がわからなかったというのが、よくわかった。こりゃ訳がないとわからん。今読めば、腹の立つことも書いてあるが、それでも、NHKによる放送を阻止しようとする近衛兵たちとのてんやわんや振りが「詔書」のコピーを見ると分かる。それから、近代史と憲法。『ヨーロッパでは、諸権利は勝ち取ってきたもの。日本の憲法は幸運にも与えられたもの。だからこそ学習しないといけません』。わたしがそう思いたいだけなのかもしれないけれど、(事実戦争ではいろいろあったしねぇ)、日本人は血で血を争うことが好きではないから、「革命」だとか起きづらいのでは・・・それはいい点でもあると思う。だからこそその分、学習や話し合いに時間をかけないとね、と思うのだ。

よく話題になる、日米地位協定も勉強せんといかんのかも知れないけれど、今は元気ないので、また今度じっくり読もうっと。





No.40

チビチリガマ

 りっちゃん
10/5/23

22日、津田塾での「シリーズゆんたんざ未来世 特別編集版<チビチリガマから日本国を問う>上映と西山監督のお話」に行ってきました。他にも報告したいことはあるのですが、更新を溜めてしまったため、先ずは忘れないうちに近いところから・・・

映画は「チビチリガマ」の慰霊祭から始まります。金城さんと知花さんの原点だそうです。4月6日〜9日の首相官邸前の集会には、私も参加したし、知花さんとは食堂でお隣だったしねぇ。ご縁があるので行ってきたのですよ。県民大会には「読谷村」(よみたんそん)の旗も翻っていた。沖縄には疎い私。県民大会の会場が「読谷村」で、知花さんも金城さんも住民であることが、ここの所動きが鈍っている私の頭にやっと入った。米軍の上陸地点でもあったのだ。『♪昔、海の向こうから、戦がやってきた』を実感。「地方自治」「主権在民」が根付いている。沖縄の人たちって、すばらしいね。

初日にはなかった知花さんの三線と金城さんの下駄踊り(身を守るための武術?)が楽しい。「頑張ろうは好きじゃぁないからぼちぼちと」という挨拶も良かったな。内閣府前での門前での対応に「いくらなんでも失礼でしょう?」との抗議の「しつこさ」も、印象的。運動を続けるためには、「楽しく、ぼちぼちと、しつこく」の姿勢が大事なんだなぁ。

西山監督のお話で、「集団自決」ではなく「強制集団死」であるとのこと。言葉によって歴史が塗り替えられてしまうことがある。気をつけないと・・・読谷村には沖縄戦に強制動員された朝鮮人の慰霊碑もあるそうだ。“いのち”を大切に思えばこそ、そういう心遣いも生まれるのだね。「恨之碑」は平和への願いでもある。参加者でもあり、出演者でもある方から安保条約をやめようとの話しも出た。平和をめざすなら、先ずそこからだと同感。安保についてはまた次回に。

鳩山さんの迷走に、「また切り崩されてしまうのでは?」と私も心配、みんなからも「辺野古はどうなるんだろう?」との声を聞く。昨日の呑み会でも話題になっていたが、「沖縄の気持ちはひとつ」であること、「辺野古という言葉が全国的に知られた」ことは、なるほど心強い。しかし、本当に米国が守ってくれていると主張する人たちは、どうして「どうぞうちに!」と言わないんだろう。つまりは「要らない」ってことではないのか?

これほどまでに沖縄県民を踏みつけにしていて、「わたしたち沖縄県民は、日本でなく、中国に帰属したい」と言われたらどうするんだろう?と、最近、思うんだけど・・・日本国を軍事的に守りたいと思うのなら、沖縄に偏在する基地は、日本各地に散らばっている方がいいんではないかなぁ。私は、どこにも要らないと思っているから、沖縄にも「要らない!!」んだけど・・・

「普天間基地」は、閉鎖・返還を要望されているのであり、移転問題ではないこと。また、海兵隊員は、日本を守っているのではなく、アフガン・イラクで住民を殺戮しているのだということを、沖縄の人たち同様、ちゃんと記憶しておかないとね。





No.39

日米安保か?憲法九条か?

 りっちゃん
10/5/21

九条連結成15周年記念
  日米安保か?憲法九条か?

第1部 基調講演 浅井基文(広島平和研究所所長・9条連代表)
  第2部 パネル討論「どうする日米安保−21世紀を平和の世紀にするために」
    パネリスト:浅井基文/上原公子(元国立市長)/半田 滋(東京新聞編集局)/国会議員(沖縄より)
    コーディネーター:伊藤成彦(中央大学名誉教授・9条連代表)

とき 8月14日(土) PM2時半〜PM6時
  ところ きゅりあん小ホール

       東京都品川区東大丼5−18−1
    JR京浜東北線・東急大井町線 大井町駅東口
  参加費:500円
  主 催:憲法9条一世界へ未来へ連絡会(略称:9条連)





No.38

「平和のための戦争展・小平」

 りっちゃん
10/5/21

2010 「平和のための戦争展・小平」
  ―戦争のない、世界をめざして―

日 時 8月5日(木)〜8日(日)
  午前10時〜午後7時(最終日は、午後6時まで)
  場 所 小平市中央公民館1階ギャラリー
  主 催 2010 「平和のための戦争展・小平」実行委員会

今年はアジア太平洋戦争の終結から65年を迎えます。私たち市民の有志は、1995年から「平和のための戦争展・小平」という催しを始め、市民の皆さまに戦争の悲惨さと平和の尊さを資料展示という形で伝えてきました。この間1万人を超える方々が会場に足を運び、展示をご覧になり、アンケートにその気持ちを残されました。その声の多くは過去の戦争をうれい、現在も続いているアフガンでの戦争などを心配するものでした。
  私たちは日本国憲法の成立の歴史と精神に学び、小平の地でその理想の実現のため不断の努力を続け「平和の実現」(自治基本条例・前文)に寄与したいと思います。
  今年も「戦争展を継続して欲しい」という皆さまの声に耳を傾け、標記の催し(16回目)を下記のとおり開催いたします。 市民の皆さまのご来場をお願い申し上げます。

     展示内容

A 小平と戦争・満蒙開拓
  B 日本は朝鮮に何をしたか・歴史と強制連行
    ペシャワール会(中村哲)平和貢献のかたち
  C 基地の現状
  D 教育・子どもと戦争
    若者のコーナー

      特別企画

講演
   「日本は朝鮮に何をしたか」  吉田博徳氏
     小平平和委員会会長・日朝協会東京都連合会会長
    8月7日(土)午後1時30分〜 中央公民館(「青梅街道駅」徒歩5分 )

文化行事
   「ヴァイオリン演奏会」  西村優子
    8月8日(日)午後1時30分〜 中央公民館2Fホール





No.37

もうやめよう!日米安保条約

 りっちゃん
10/5/21

60年安保闘争から50年
もうやめよう!日米安保条約   ――米国・日本・沖縄の新しい関係をめざして

【講演】 浅井基文さん(広島平和研究所所長)
    「日米安保体制の問題点とめざすべき日米関係」

【報告】 安次富浩さん(ヘリ基地建設反対協議会)
    「沖縄・辺野古の闘いと日米安保」
    米軍再編関連地域から

【DVD上映】 「どうするアンポ」(PART1)

【海外ゲスト】 交渉中

日時:2010年6月19日(土) 午後1時〜午後5時
   ※60年安保条約自然成立から50年目の日

場所:社会文化会館(三宅坂ホール)

参加費:1000円(前売800円)

※集会後、デモか首相官邸への申し入れ行動を行います。

主催 2010安保連絡会

今からちょうど50年前、1951年に吉田茂全権大使ただ一人によって署名された日米安保条約の改定に際して、多くの人びとが国会議事堂を取り囲み、「安保反対!」の声をあげました。与党(自民党)は、衆議院で白米安保条約の改定案を強行採決しましたが、高まる抗議の声の中で、参議院で審議ができず、結局、6月19日の深夜、改定安保条約は自動承認というかたちで成立してしまったのです。
  それから50年。日米安保は、交際情勢の変化の中で、平和よりも戦争に向かってその性格を変化させてきました。安保条約に隠された「密約」の存在もいくつも暴露されてきました。
  日米安保条約はなくすことが出来ます。
  安保条約それ自体に、「(一方が)終了させる意思を通告する」だけで、終了させることができると書かれています。
  日米関係は変えられるのです。
  日本を守らない! 世界中での戦争に日本を加担させる! 犯罪・事故・騒音等で基地周辺住民の命と生活を脅かす! 沖縄に基地を押しつける! 多額の税金(思いやり予算)を米軍に提供する! 憲法と民主主義を踏みにじる!
  そんな軍事同盟(日米安保条約)ではない、新しい米国・日本・沖縄の関係へ踏み出す時です。
  もうやめよう!日米安保条約!――いっしょに声をあげましょう!





No.36

「韓国併合100年」−歴史・現在・未来を考える

 りっちゃん
10/5/21

★シビル市民講座第XV期★
  「韓国併合100年」−歴史・現在・未来を考える

第1節 在日の視点から歴史をとらえかえす  講師:徐京植さん(東京経済大学)

第1回 6月12日(土)午後2時〜5時
     「植民地支配を振り返る−在日朝鮮人の視点から」

  1910年の「韓国併合」から100年、朝鮮解放(日本敗戦)から65年を経た現在、植民地支配がどのような傷と負の遺産を残したのかを振り返る。この回ではとくに、「在日朝鮮人」の視点から、「国民主義」を批判的に検討することになる。「国民主義」とは、先進国(旧植民地宗主国)国民の自己中心主義に対する暫定的な呼称である。国民主義者は国粋主義や国家主義とは異なるが、自らが「国民」として享受している「特権」に無自覚であると同時に「外国人」の無権利状態に対しては無関心または冷淡である。

第2回 6月26日(土))午後2時〜5時
     「植民地主義は終わったのか?『和解』の暴力について」

  リベラルで民主主義的であると思われ、当人もそう自認している日本国民マジョリティ(多数派)の中に、無自覚な自己中心主義が潜んではいないだろうか?朝鮮植民地支配はしばしば、良識的な人たちの間ですら、「過去の負債」としてのみ語られるが、実は現在も植民地主義は継続しているのではないだろうか?こうした問題を、朴裕河(バク・ユハ)の『和解のために』(平凡社)に対する批判を手がかりに考察してみる。これは、ニセの「和解」を拒否し、ほんとうの和解を実現するために必要な考察である。

第2節 日本人の視点から現在を考える  講師:石坂浩一さん(立教大学)
  9月18日(土)、10月2日(土)各回共 夜6時から9時

第3節 当事者の視点から現在と未来を語る  講師未定  11月に2回開催予定

☆会場立川シビル(JR立川駅南口3分、モノレール立川両駅1分)
  ☆定員25名。定員一杯になり次第締め切ります。
  ☆受講料 一回1000円(シビル会員/学生・生活困窮者は一回800円)
  問い合わせ/申し込みは、シビル一階事務室にて、平日一時以降受け付けます。
  郵便振替口座での申込み可。「00170−0−481827シビル運営委員会」
  振替用紙に、どの回を申し込むか、住所/電話/アドレス/氏名等を明記して下さい。
  主催‥シビル運営委員会





No.35

日本は「侵略戦争」でなにをしたのか

 りっちゃん
10/5/21

連日の草むしりで疲れ果て、更新ができずにおりました。あちこちで頂いたチラシを転載します。まずは、ABC企画委員会の「講演会」及びスタディツアーのお知らせから。

何を《次世代へ語り継ぐ》か
      日本は「侵略戦争」でなにをしたのか

いま、戦後65年を経て「侵略戦争」の言葉の重みは薄れつつあるように感じます。かつて私たちは反省し、“再び戦争をしない”と誓ったはずなのに、今なお世界各地で戦争が起きています。私たちの住む日本でも再び「戦争」への道を歩もうとしています。

今年88歳を迎えた、石田甚太郎さんは「反対側、彼らの側から戦争を見、文章に残し、次世代に伝えていくことが自分の役目である」と語っています。一冊の小説を書く為に何度も現地を訪れ、聞き取り調査を行っている石田さんのお話しを聞き“侵略戦争とはなんだったのか?”“被害者の立場に立つこととは?”一緒に考えてみませんか。

日 時:5月29日(土)午後14:00〜(13:30開場)
  会 場:中野勤労福祉会館
(中野駅南口より徒歩4分) 大会議室(3階)
  参加費:500円

お話し:石田甚太郎さん
  50代後半より作家活動を行う。フィリピン、韓国、台湾、中国等各地を聞き取り調査し数多くの長編小説として発表。主な著書『ワラン・ヒヤー日本軍によるフィリピン住民虐殺の記録』『日本軍占領下香港住民の戦争体験』『海辺の怒り』『野の荊棘』『マンゴーの花咲く戦場』他多数。
  ★新作『暁の大地』は日本の貧農出身の開拓団青年と日本帝国主義によって農地を奪われ、家を焼かれた中国人・抗日戦士の人生にそれぞれの立場、戦況、そして中国東北地方の風景が重なり合う。


第15回・731部隊による罪行を検証するスタディツアー
  ーハルピン・ハイラル・ノモン八ンを訪ねる一

     日程 9月5日(日)〜12日(日) 7泊8日

1939年の国境紛争に端を発した日ソ間の戦争「ノモンハン事件」。日本軍の敗北が色濃くなった7月〜8月、731部隊は始めて「細菌戦」を実施し、ソ連軍の水源・ハルハ河にチフス菌などを撒きました。この「ノモンハン事件」の跡地を訪れ当時の情況を垣間見たいと思います。 また、731部隊の海拉爾(ハイラル)支部跡、対ソ戦に備え黒竜江省内に14箇所ある軍事要塞の一つ「海泣爾要塞」も参観します。(現地研究者同行予定)
  当会のツアーは加害国の一人として、旧日本軍による侵略戦争の真実を自分の目で確かめるスタディツアーです。一般の観光ツアーでは訪問できない地域、現地の人たちとの交流もあります。ぜひご一緒しませんか。日程など詳細は募集案内又は事務局まで問合せください。





No.34

決議文

 りっちゃん
10/4/22

チマ友ニューズが届いた。私の所属するタリの会とは、立川朝鮮学校支援ネットワークの「ウリの会」のお仲間である。「もうチマ友のメンバーだよ」と言われちゃったくらい、なんかヒョコヒョコ手伝いに行くものだから、みんな友だちって感じです。ニューズの写真でもニコニコしちゃって、われながらいい笑顔だなぁと・・・。緊急行動のデモの最中だからもっと緊張してなきゃいけなかったかな。でも、みんなといると楽しいのだもの。

その時の決議文も同封されていたので、転載します。


2010年4月16日

文部科学大臣 川端達夫殿

「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動実行委員会
 連絡先:立川朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会

2010年3月27日、東京代々木公園にて「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動が行われました。朝鮮学校関係者、保護者、230人の朝鮮高校生、日本人市民などが集い、ともに朝鮮高校への差別に反対の声を上げました。ここに、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動にて採択された決議文を提出します。

「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動 集会決議

○ 朝鮮学校の子ども達の未来をつぶしてはならない!
  全国に10校ある朝鮮高校には、約2000人の子ども達が通っています。この春、首都圏からは、東京朝鮮高級学校(東京北区十条)と神奈川朝鮮高級学校(横浜市神奈川区沢渡)に250人の生徒が入学します。「高校無償化」の本来の目的は、すべての学ぶ意志のある者に対して教育の機会を保障することでした。にもかかわらず、朝鮮高校だけを「高校無償化」から排除する事は、政府による差別・人権侵害です。

○ あたりまえに朝鮮高校を一「高校無償化」の対象に!
  朝鮮高校では、朝鮮語による授業をはじめとした民族教育が行われています。そして、日本の高校と共通の教科も含めて、カリキュラムが組まれています。それは日本の高校のカリキュラムと比べて遜色ないものです。朝鮮高校が、日本の高校課程に準じたものであることは、すでに多くの大学が朝鮮高校卒業生の受験資格を認めていることからも明らかです。朝鮮学校の教育内容と、日本と朝鮮民主主義人民共和国の国交の有無はまったく関係のないことです。合理的な理由もなく「当面除外」することは法の下の平等に反します。4月の「高校無償化」スタート時から、朝鮮高校も対象とすべきです。

○ 差別をやめ、朝鮮学校への公的助成を!
  日本政府はこれまで、民族学校を否定する政策をとってきました。朝鮮学校は、義務教育段階を含めた学校教育を担っているにもかかわらず、法律上「各種学校」とされ、国からの公的な助成は一切ありません。それどころか、学校への寄付金に対する税制上の差別すらあります。これらの差別については、日本弁護士連合会や国連の委員会から、繰り返し是正勧告が出されています。本来なされるべきは、朝鮮学校に対する差別的な処遇を改め、日本に暮らすすべての子どもに学ぶ権利を保障することです。

「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動 参加者一同
  以上

 

ウリハッキョ上映のちらしもありました。北海道の朝鮮学校を韓国の監督が写したものです。最後に「殺してやる」だったかな、脅しの電話があったことが報告されていました。「差別」があるというのは、悲しいことです。日本人の心の貧しさが見えてしまうから・・・朝鮮学校の生徒たちや先生方が生き生きしていて、「学校」っていいなぁ、これぞ教育の原点なんて、映画そのものは感動ものだけど・・・で、こういう映画を見て、マスゴミの「色眼鏡」ではなく、朝鮮学校をちゃんと理解してもらえると嬉しいな。タリの会の学習会もよろしく!!

2010.5.24(土) 13:00開場 13:30映画上映 15:50おはなし(高橋敏之さん)
  くにたち福祉会館 4階大ホール
  参加費 500円
  主催「ハムケ・共に」





No.33

月夜の幻灯会

 りっちゃん
10/4/20

ひいらぎ合唱団の演奏会と同じ日なので、私は残念ながらお手伝いも見ることもできない。第一回は、終わりごろに小雨が降り出したが、お客様が濡れないように林が守ってくれた。片づけの時には土砂降り、しかも暗闇の中。ずぶ濡れになりながらも、幻想的な雰囲気に浸りつつ、みんなでの共同作業(私は主にライト係)に満足感を味わった。・・・自然の中での幻灯会は素敵でした。


昨年9月に開催した「月夜の幻燈会 vol.1 オッベルと象」には、悪天候の中、200人以上の方がお集まりくださいました。地域のみなさんにご協力いただいて、この企画を実現できたことに感謝しています。頭上にぽっかりと夜空が浮かぶ林の中で、赤ちゃんからお年寄りまで多くの方と共有した幻燈会の時間が忘れられず、もう一度やろう、と準備をすすめてきました。
  中央公園でこだいらグリーンフェスティバルが開催される5月9日(日)の夜、第2回の月夜の幻燈会を開催します。市民の方に愛されるこの林で、身近に親しまれる幻燈会にしたいと思っています。どうぞお誘い合わせて、おでかけください。
  この日、午前10時〜午後5時までの間、林では、プレーパークが開かれます。子どもも大人ものんびり自由に遊ぶ中で、自転車発電機で幻燈会のための電力を発電します(午前11時〜)。自転車をこいで下さる方、自転車発電に関心がある方、林にお集まりください。また、午後3時からは、歌とリズムのコンサート(出演:おちょこ、muppy)を開きます。ぜひ、この空間をゆっくり楽しむつもりでおでかけください。

日時  2010年5月9日(日) 午後7時頃〜7時40分(予定)
  場所  小平市立中央公園 雑木林
(小平市津田町1ー1 市民総合体育館東側)
  入場無料(投げ銭歓迎!)
  ※雨天の場合は小川公民館ホールにて、午後7時30分〜8時10分開催予定(※雨天のみ先着70名)。

『雪わたり』
  「今夜は美しい天気です。お月様はまるで真珠のお皿です。お星様は野原の露がキラキラ固まったようです。さて只今から幻灯会をやります。皆さんは瞬きやくしゃみをしないで目をまんまろに開いて見ていて下さい。」
  作: 宮澤賢治  画: 小林敏也 
  朗読: 鍵本景子  笛: 植松葉子  パーカッション: 入野智江

◆賛同人募集! 幻燈会の運営を支えてくださる賛同人を募集します。
  ◆脚力大募集! 今回も幻燈会のための電力を自転車発電します。午前11時から林で発電を行っています。ご協力お願いします。

●ブルーシートと椅子席を準備します。それ以外は立ち見となりますが、ご了承ください。各自でシートや椅子をご持参くださっても結構です。
  ●座布団やひざかけなどの防寒対策をお願いします。
  ●帰り道は真っ暗です。灯りをお持ち下さい。
  ●お車でのご来場はご遠慮ください。
  ●ゴミは各自でお持ち帰りください。

共催:どんぐりの会
     小平プレーパーク準備委員会
  協力:ユーエンジニアリング(株)  リキトライバル





No.32

石川啄木と安重根

 りっちゃん
10/4/20

東京大空襲追悼会で国平寺の住職さんからお誘いいただいていた学習会のチラシを頂いたので転載します。

東部同胞第10回文化講座 石川啄木と安重根
  歌人石川啄木が詠んだ歌にはどういう意味が込められているのか・・安重根とのかかわりについてはあまり知られていない。
  講師:ピョン・ジュス先生
  名古屋出身。早稲田大学第一文学部露文科卒、文学修士。文芸評論家・早稲田大学ロシア文学会会員。共和国教授・文学学士、朝鮮作家同盟盟員。

日時:2010年5月8日(土) 午後2時から4時まで
  場所:国平寺

  参加費無料
  西武新宿線「小平」駅北口下車3分





No.31

なぜ?

 りっちゃん
10/4/20

タリの会からのお知らせです。

「高校無償化」からの朝鮮学校除外問題を考える学習会
  朝鮮高校の先生と弁護士さんの話を聞いて考えてみませんか

4月から「高校無償化」が実施されることになり、皆さんのなかの多くの方は、この制度によって教育費の負担が軽減されることになったと思います。
  しかし、「各種学校の中の外国人学校」生徒は無償化の対象となっているにもかかわらず、朝鮮高級学校の生徒については、除外されたままになっています。
  日本の植民地政策によって民族性を奪われてきた朝鮮人は、誇りを取り戻すために、戦後、苦境の中、自力で学校を作りました。日本政府は未だこの学ぶ権利を認めようとしません。
  この問題について、朝鮮高級学校の先生と弁護士さん、保護者にお話をしていただきます。事実にもとづいて、素朴な疑問を出しあって、いっしょに考えませんか。

日 時 2010年5月1日(土) 13:00開場 13:30〜16:00
  場 所 小平中央公民館視聴覚室

  (西武多摩湖線青梅街道駅徒歩5分・JR武蔵野線新小平駅徒歩10分・駐車場あり)
  内 容 慎吉雄(シンギルン)さん(東京朝鮮中高級学校校長)の話・内田雅敏さん(弁護士)の話・保護者の話・質疑
  参加費 500円

朝鮮高級学校・・・設置運営は学校法人朝鮮学園。全国に11校。教育目的などを含めた学則を提出して、各種学校として各都道府県から認可されている。日本の学校制度に合わせた教育課程となっていて、全国高校選手権大会出場だけでなく、卒業生は国立大学を始めとしてほとんどの大学で受験資格を認められている。保護者は納税の義務を果たしている。

内田雅敏弁護士・・・小平在住。現在、日弁連憲法委員会委員。花岡事件などの戦後保障裁判や自衛隊官舎へのビラ配布裁判などを担当した。主な著書「『戦後保障』を考える」「憲法第九条の復権」「在日からの手紙」他多数。





No.30

「県外移設」の不履行は絶対に認めない!

 りっちゃん
10/4/7

友人に誘われて「知花さんたちの官邸前行動」に行って来ました。
  「県外移設」の不履行は絶対に認めない!
  ● 4月6日(火)〜9日(金)沖縄県民(ウチナンチュ)が官邸前へ集結し、鳩山政権に対して「非暴力」で公約遵守を求める意思表示をします。
  ● 民主党支持者を含め、「県内落着」はおかしいと考える市民(ヤマトンチュ)のみなさん、集まった沖縄県民(ウチナンチュ)に温かい声をかけるとかカンパをするとか、「非暴力」で彼らを応援してください。3000人以上の市民が足を運んでくださることを期待しています。
  ● ただし、組織的動員はご遠慮ください。どういう組織・団体に所属されていてもけっこうですが、誰かに指示、命令されてではなく、個人の意志、責任で応援してください。
  という呼びかけでした。知った顔を何人か見かけました。声を掛けて下さった人もいました。お久しぶりにあえて嬉しいのだけれど、積極的に行動する人は限られているのかもしれないと、ちょっと複雑な心境。鳩山さんの言動を不安に思う人ってこれだけなの?
  今日の参加者は160人〜200人と言っていたけれど、午後にはまたどんどん人が増えてきました。20度になると聞いて薄着で行ってしまったので、人が増えたことを確認して帰宅。参議院議員会館前で座り込みをしていました。ぜひ大ぜいの方のご参加を。

シュプレヒコールの「抑止力なんてまやかしだ!」「何で電気代や水道代がタダなんだ!?」には、実感がこもっていたなぁ。本当にアメリカのために莫大な日本の税金を使う必然はどこにもないし、米軍基地があることは危険なんだってこと、もっと多くの人が感じて欲しい。アメリカにヘイコラしていることが、どれだけ日本人の心に影響していることか。若い人たちにもっと誇りと自信をもって欲しい。だからこそ、「NO」を言って欲しい。本音でアメリカと向き合っていこうよ。

12時からは、美ら海・沖縄に基地はいらない!勝連沖埋立地案を許さない!現地うるま市の市民が、初めて国会内で反対の声をあげますという院内集会に参加。主催はJUCOネットワーク
  私たちの主張
  ・住民のつよい反対(うるま市民総決起大会3/25)
  ・自然環境(サンゴ礁・海草藻場)が豊かで漁業(5つの魚協)が重要な産業になっている
  ・沖縄に基地建設可能な場所はない
  ・移設候補になった本土の地域も反対
  だから、
  沖縄も本土も、新基地を受け入れない。これが日本の国民の意思である。
  よって
  政府は、米国に対し、普天間基地の即時返還を求め、新基地は不可能と主張するべきである。

私もそう思います。永田町か、皇居に移設なら賛成ですけれど・・・オエライ人たちが真剣に考えてくれるために・・・自分たちが率先して危険を引き受けてくれるのなら・・・費用も自分達で負担してね。とにかく、これ以上沖縄に押し付けるのだけは絶対にやめとくれ。


そこで得た情報をいくつか載せます。25日は参加できないけれど・・・

米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還、と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める
  “4・25沖縄県民大会とともに声をあげよう”東京集会
  日時 4月25日(日)午後3時開始。集会後デモ行進をします。
  場所 社会文化会館・三宅坂ホール

美ら海・沖縄に基地はいらない!アメリカの大手新聞に意見広告を出そう!!
  ・意見広告掲載を実現するための賛同人になって下さい。(個人一口1000円〜 団体一口3000円〜)
  ・賛同振込先  口座記号番号 00840-0-198250  加入者名 JUCOネットワーク ※郵便局の振込用紙(青色)にてご送金下さい

☆5月3日(月・祭)13:00〜17:00
  やめよう日米安保 なくそう米軍基地
  講演:高里鈴代 「沖縄女性を代表して、本土の皆さんに訴えます(仮題)」
  発言:沖縄と連帯する/横田基地への闘い/野宿者を支援する  ☆三線演奏と踊り
  会場:立川市柴崎学習館 (立川南口 徒歩7分)
  主催:市民のひろば・憲法の会

☆5月3日(月・祭)13:30〜
  生かそう憲法!輝け九条! 歩みつづけて10年 5・3憲法集会&1万人銀座パレード
  場所:日比谷公会堂
  スピーチ:伊藤真さん(伊藤塾塾長)、田中優子さん(法政大学教授)、福島瑞穂さん(社会民主党党首)、市田忠義さん(日本共産党書記局長)
  語りと朗読:市原悦子さん
  入場無料・手話通訳あり
  主催:5・3憲法集会実行委員会

一緒に喫煙場所を探した方から、国倍ネットワークのニュースをいただきました。意見が違っても議論ができる居心地の良いグループだそうです。冤罪、多いですねぇ。足利事件以降、流れが良くなったかな?中国での日本人の死刑執行が新聞を賑わしていますが、どうして自分の国の死刑執行には無関心なの?とても不思議です。冤罪も普天間問題も都道338も、みんな官僚の頭が硬直化しているから、はじめに結論ありきだからではないかしら?そうして、国民も誰かにお任せ式だからではないかしら?もっと声をあげるようにしないと・・・議論も活発に交わせるといいですねぇ。





No.29

国分寺の道路はいま!?

 りっちゃん
10/4/2

国分寺の訴訟団から送られてきていたシンポジウムのチラシ、自分が参加できないものだからしまいこんだまま掲載するのを忘れていました。ごめんなさい。


市民の手による街づくりシンポジウム part2「私たちの健康と道路」
  国分寺の道路はいま!?

国分寺の真ん中を通過させる「36m道路」は地権者・近隣住民の問題だけでなく、国分寺の街づくりや国分寺市民の健康をも破壊します。ずっと健康に住み続けられる「ふるさと国分寺」を願って、私たちは、「市民の手による街づくりを考えるシンポジウム」を開催しています。昨年の第一回は、「国分寺の空気の汚れ」を中心に提案・討論いたしました。

今回は「騒音」・振動公害、健康被害や道路の安全を中心に市内の道路の現状を皆さんで討論いたしましょう!

市民の悩み、不満は「道路が狭くて危険」な日常生活である事です。車椅子が安全に通れる道路は3・4・6号線(日吉町5小前)だけです。市内には、17本の都市計画道路がありますがご存知ですか?幹線道路はこんなに必要のか、そして、毎日の騒音は、私たちの身体に健康にどんな影響をもたらしてしまうのでしょうか?ぜひご参加下さい。

日時 4月18日(日) 13時30分〜16時30分
  場所 国分寺Lホール(A) 国分寺駅ビル8階

  内容  @ 記録映画「生きる権利」 川崎公害 上映35分  監督 野田耕造氏(健康友の会国分寺支部長)
       A 基調報告「3・2・8号線の騒音と健康被害」   標 博重氏(首都圏道路問題連絡会代表幹事)
       B 3・4・6号線踏み切りの安全を考える!     鈴木 覚氏(3・4・6号線を考える会代表)
       C 国分寺市内17本の都市計画道路をご存知ですか?  下司 上氏(36m道路を考える会世話人)
       D 裁判の現状と意義       新井成彦氏(3・2・8号線訴訟団幹事)

      

3月14日に「都道小平338号線計画を考える会」の「歩いて、知る338号線」に参加しました。「快適な都市空間」である「環境施設帯」は殺風景というか、埃っぽいというか、予想以上にひどいものでした。国分寺に入って、予定地からはずれたところを歩くと、春うらら、のどかな農村と住宅地で、いいお散歩コースでもありました。「もったいない」。私たちは何も意識しないで、こんな風景を享受していたのだなぁと・・・かたや、予定地は惨憺たるありさまです。フェンスやシートに覆われ、残った住宅にまるで「おらおらぁ、ここはもう売れたんだぞ!お前もサッサカ立ち退け!」と叫んでいるかのよう。案内をしてくださった国分寺の方の説明によると、元は果樹園だったとか。そういえばここには梅があったよなぁ、と・・・。のどかな春の日差しとあまりにも対照的な眺めでした。
  三角の住宅の土台がありました。都が予定地以外は購入しないというので、やむなく不動産屋に安く買い叩かれたとか。地権者の権利も守らないとなぁと、つくづく思いました。都や不動産屋と一対一では、どうしても弱いから、地権者同士で相談できるようにしておかないと・・・国分寺から学ぶことは多いと思います。ご都合がつく方はぜひご参加を。





No.28

拝啓御無沙汰しましたが・・・・

 ゆきや
10/3/27

拝啓 御無沙汰を重ねているうちに、今年も四分の一が過ぎようとしていますが、お元気に精出しておられる事と推察申し上げます。私共も、一応元気に生活しております。

特段ボケ防止策を講じていませんが、もろもろの社会現象を見ていて、腹の立つことと胸がスカッとすることの判別は、未だ確かなつもりです。マスコミという、時に私などの理解を超えた存在が・・・60年以上も我慢をしてきた国民がそんなに我慢の出来ない国民であるはずはないのに・・・政権交代から僅か半年足らずで「『新政権が約束を守っていない!』とみんな感じ出している・・・・」かのように報じ、そして、あまり勘ぐりたくはないけれども、検察は、恰も「民主党狙い撃ち」のような感じです。

大金持ちが、息子に大金をやった事を、天下の大悪事の如く報じて、誰でも持っているだろう嫉妬の感情をあおる一方で、総辞職直後に、2億5千万円の国民の血税を盗んで逃げた自民党の巨大悪事は、マスコミも検察も「そっちのけ」で、振り返ろうともしない。
  個人のお金と、国民の血税との重みの違いさえ分かろうとしない、このマスコミと権力の中枢を国民しか糾弾できないのではないでしょうか?

一方で、米軍基地は、元々日本にあるのが当然だ・・・という前提で進められ、決断が遅い早いの議論にすり替えてしまう。「ちょっと、おかしいぞ!」と思わずにいられない今日この頃です。

先日、朝のテレビ番組で某有名評論家(女性)が、「自民党が立ち直れず、民主党がこんな体たらくなら、夏の選挙では誰に投票していいのかわからない・・・」と言っていましたが国民の共有財産である、電波を使った発言だけに、軽蔑に値する発言だと強く感じました。相手が女性であっても、この時ばかりは、ぶん殴ってやりたい衝動に駆られました。これも、実はNHKをはじめとする、「二大政党制が一番良いのだ」という思想に根ざしたもので現在の権力者にとって全く都合のいいだけの発言です。

こういう発言者や、その賛同者にとっては、共産党も国民新党も社民党も公明党も「不要」なのです。産業や、商業や、あらゆる文化の幅広い分野で、「ニーズの多様化」が叫ばれて数十年。二大産業も、二大商業も、二大文化も、出現も存在もしないのです。政党だけが二大政党で良い訳がありません。夏の選挙は、「民主党も自民党も駄目だから、棄権しよう・・・・」では昔に戻ってしまいます。日本人が選ぶべきは、二大政党でも、国を思う政治家でもなく、民を思う政治家です。多数党制でいいのです。政治に「能率」を持ち込む必要はないと思うからです。また、民主主義は、もともと能率を重んじるために生まれたものではないからです。

今日は、御無沙汰をお詫びする御挨拶のつもりが、つい、興奮してしまい、何時もながらのまとまりのない手紙になってしまいましたが、御一瞥下されば幸甚に存じます。

     敬具





No.27

爺川柳・長屋問答

 金太
10/3/27

爺川柳(10/04)

 民主党  自公政治と  変らない

 姨捨の  入山切下げ  六十五才

 「有識者」  非常識者と  読み替える

 核密約  見ぬ振りするよ  有識者

 広義でも  狭義でもある  核持込

 密約は  裏でこそこそ  やることだ

 儲けをば  しこたま溜めて  株配当

 賃上げは  内部留保を  吐き出して

 ―新聞あかはたの「ふれだいこ」に準じて―
  あんたに言われたくない
 「企業団体献金の禁止」小沢一郎


長屋問答
  普天間の巻

熊公 アメリカはふてい野郎だ、なにしろ頼みもしねえのに沖縄に基地を造って居ずわって、今度は移転先を見つけろって、しかも見晴らしのいい場所にしろって言っている。八っおめえどう考えるか!
  八公 大家さんに聞いてみようか。
  大家 八っなんだ?
  八公 普天間の話知っている?熊からきいたのですが、大家さんの見晴らしの良い庭に俺の離れを造って、家賃を只にして、引越しの費用も出していただくと言うことですかな。
  大家 八っ、お前は、たな賃を三ヶ月も溜めているのに!なんだとぉ!
  八公 熊が言ったんだよ!ごめんなさい。あやまります。
  大家 そのことだけど!鳩山さんは5月に決断すると言っているが、抑止力だのなんだのと御託を並べているが、なんで日本政府が移転先を捜さなければならないのか?勝手にアメリカに引越せばいいのに。いま世界は平和へと流れが変っている。そのときに戦争をしかけるのはどうかとおもうよ。なにしろ海兵隊は殴りこみ部隊だから、イラク戦争もアフガニスタン戦争も真っ先に駆けつけていた!
  熊公 名護市市長選挙で市民は辺野古に普天間基地の移転は「海も陸も造らせない」と選択した。沖縄県議会も県外・国外に移転せよと全会一致で確認した。
  八公 そうだテレビで報道していたよ。
  大家 辺野古沖に十三年間もクイ一本を打たせなかった名護市民の闘いはすごいことです。いまこそ沖縄と本土の国民が手を携えてアメリカの基地を撤去するときだ!長屋のみんなもふんどしを締めなおして力を合わせよう!
  八公 女もふんどしを締めるの?
  熊公 ばかだねぇ!腰巻だよ?
  大家 空いた口がふさがらないよ!揃いも揃ってあきれたやつだ!

核密約の巻

熊公 ところで「日米核密約」ってなんですか?
  大家 日米安保改定時(60年安保)に密約を結んだ4つの密約だ!
  八公 4つもあるの?いけずうずうしい。4つの内容は……?
  大家 話せば永くなるよ、それでもいいか。@は米軍の自由勝手に核兵器を持ち込むぞ!それを日本は認めること、Aは朝鮮半島で武力衝突が起きたときは日本の基地から戦闘作戦行動を認めること、Bは72年の沖縄返還後も米軍が核兵器の持ち込みを認めること、Cは沖縄の米軍基地は使い放題で基地の返還時には巨額な財政負担は日本が肩代わりすることの四つだ!しかも「討論記録」が大事なのにそれを鳩山内閣は廃棄しないと言っている。ブッシュパパ元大統領は「米国が『有事』と判断したときは核兵器を再配備する」と断言した。危ない危ない!
  熊公 日本には非核三原則と憲法第九条があるのになんで鳩山内閣は廃棄しないの?
  大家 民主党は憲法改悪の権化(ごんげ)だ!憲法第九条を変えたくてしょうがない政党だ!少し難し(むずかし)かったかな?「有識者委員会」と外務省の「調査チーム」の報告だよ。
  八公 有識者委員会はなんどと言っているの?どんなメンバーなの?
  大家 大学の教授で構成している。有識者委員会の「報告書」によると「討論記録」はあったとしているが、狭い意味では核持ち込みの密約はなかったとしています。米国の情報公開で既に公表されている文書で否定できないこともあってしぶしぶ「討論記録」を認めざるを得ない。政府は学者集団に丸投げして時を稼ごうとしたことに問題ありだ。
  八公 狭い意味とか広い意味ってなんだ?
  大家 「狭い」「広い」に拘わらず核持ち込みは現実にあったのだから、密約を廃棄しなくてはなりません。岡田外務大臣は会見でアメリカ政府に「何もするつもりはない」と答えた。要はアメリカ言いなりの政治を続けていこうという算段だ。

長くなりました。お後がよろしいようで…





No.26

三多摩自治体学校inこだいら

 りっちゃん
10/3/26

チラシ表せっかく池上洋通さんが小平に来るというのに、残念!!、この日は府中の派遣村にお手伝いなのだ。皆さんぜひぜひ、お聞きになって下さい。面白くてためになる話です。

日時 2010年4月24日(土)、25日(日)
  連絡先 
NPO法人 多摩住民自治研究所
  参加費 二日券:1500円/一日券:1000円/学生割引:500円/高校生以下:無料/映画のみ:500円

24日
  記念講演1 「人間は何を食べてきたか」
  講師 原 安治(元NHKディレクター、早稲田大学客員教授)
  福祉会館 12:30〜14:00
  いま日本人の食卓は、どの時代、どの民族にもまして豊かだといわれている。金さえ出せば、東京にいて世界の料理で食べられないものはなにもない・・・だがその陰で、食糧自給率は40%。長い伝統を持つ日本の米づくりの技と志が急速に滅びようとしている。100万haの水田が休耕され、「耕作放棄地」は全耕地の10%に近い。農民の60%は65歳以上の老人である。なぜ食は「文化」と呼ばれてきたのか。そしていま、日本人は何を食べているのか?世界の食糧戦略と飽食の陰で崩壊に瀕する日本の農と食をめぐる現実を追う。

分科会1.地方議会をもっと市民に開かれたものに
  〜市民目線の議会改革〜
  講師 福嶋浩彦(中央学院大学教授、前我孫子市長)
  中央公民館 14:30〜16:45

分科会2.いつでも どこでも 元気に出かけよう!
  〜地域の足をサポートする住民と行政の取り組み〜
  講師 鈴木文彦(交通ジャーナリスト)    福祉会館 14:30〜16:45

チラシ裏玉川上水散策3A.青葉・若葉の玉川上水を歩く
  案内 小平ユネスコ協会観察会スタッフ  9:30〜11:30 先着30名

  玉川上水(土木遺産として国の文化財指定)は、都市化された武蔵野台地に今も残る雑木林と水のお陰で、動植物の生活空間として生態系がよく保存されている貴重な水と緑の回廊(コリドー)です。その歴史を振り返りながら玉川上水沿いを約2.5Km歩きます。◆西武国分寺線鷹の台駅東側(小平中央公園池)9:30集合 鎌倉橋→商大橋→野草観察ゾーン→一位橋→一ツ橋小平国際キャンパス〜11:30解散

分科会3B.玉川上水環境保全の取り組み
  〜行政の垣根を越えて連携する「小平方式」〜
  コーディネーター 佐藤留美(NPO birth事務局)
  福祉会館 4:30〜16:45

  玉川上水の保全活動や学習活動を通じて、市民が関わる緑の保全の仕方について考えます。行政などの組織との連携の仕組みについて、玉川上水に関わっている、また関心のある人、緑の保全に関わっている人たちと意見・情報交換をしませんか。

分科会4.地域での新たなささえ合いをどう築くか
  〜デンマーク ネストベス市の取り組みから〜
  講師 山路憲夫(元毎日新聞記者・白梅大学教授)
  中央公民館 4:30〜16:45

映画 シネマスペース アルベール・ラモリス監督作品
  「赤い風船」・「白い馬」
  福祉会館 4:30〜16:45

25日
  記念講演2 「土台からつくる地方自治の創造」
  講師 池上洋通(自治体問題研究所主任研究員)
  福祉会館 14:00〜16:00
  昨年夏の政権交代は国民意識の変化が引き起こしたといわれています。では地方自治はどうなっているのでしょうか。日本の地方自治は長い間中央政府のデザインした枠組みや制度の中で動いてきました。その結果、いつも中央政府の顔色をうかがい、その動向によって態度を決めるスタイルが定着してきました。地方分権のかけ声や分権改革が一定のインパクトを与えましたが、その分権改革の方法も実は中央政府がしつらえたものでした。いま新たに「地方主権」という言葉が国会・内閣で語られています。今度こそ市民自体の発議による地方自治の創造に向かわなければなりません。市民一人ひとりの生活や地域社会から出発する、土台からの地方自治の創造をどう進めたら良いのでしょうか、直面している現実から考えます。

分科会5.何のための財政白書?
  〜白書をどう活かすか〜
  助言者 大和田一紘(NPO法人 多摩住民自治研究所理事長)
  中央公民館 9:45〜12:00

分科会6.これからの社会教育はどうあるべきか?をさぐる
  〜公民館を中心に、みんなで考える〜
  助言者 藤田秀雄(立正大学名誉教授)・松崎頼行(元鶴ヶ島市教育長)
  中央公民館 9:45〜12:00

分科会7.市民はこうして自治基本条例をつくった
  講師 辻山幸宣((財)地方自治総合研究所 所長)
  福祉会館 9:45〜12:00

分科会8.「食べる」って何だろう
  〜給食の大切さを考える〜
  講師 野田知子(帝京大学教授、NPO畑の教室理事)
  福祉会館 9:45〜12:00

分科会9.子どもたちの現状と、今私たち大人ができることは?
  講師 谷口英子(NPO法人 相談室ハーモニー代表)
  福祉会館 9:45〜12:00





No.25

まさかの排除?

 りっちゃん
10/3/17

高校無償化法案、16日に衆院通過とのこと。朝日新聞によれば、朝鮮高校は排除。「まさかの排除」という友人からのメールを受けて、おいしいパスタをご馳走になるはずだったのを予定変更して、12日ウリの会の院内集会とやらに参加。民主党の国会議員さんも「差別は許されない。排除なんてしません」と言っていたのになぁ。「友愛」路線はどうなっているんだか。あいまいです。で、16日は立川市での署名活動にも参加。以前、チラシを配った時には、道行く人の顔がこわばっていて、なかなか受け取ってもらえなかったのに、今日は、立川の朝鮮学校の子どもたちが参加していたからか、とっても反応がよくて、ビックリしました。用意された500枚のチラシがなくなり、手持ちのをさらに80枚位、慎校長と分けて配り終えました。署名もたくさん集まったようだし、高校生も、手を出してチラシを読み、署名してくれました。「おお、日本の高校生も無関心ではなかったのね。同じ高校生だもの、考えてくれるのね」と、ちょっぴり安心もし、嬉しく思いました。

テレビ報道で金親子の肖像画が映るたびに「アチャー」と思っていました。正直署名活動がやりずらいなぁと・・・私自身はああいう飾り方は「趣味が悪い」とは思うけれど、でも、日本政府が朝鮮学校を廃止したり、一条校と認めず差別をしている間に、多大な援助をしてくれたのも事実。今は財政難で援助どころではないようですが。ちなみに立川の朝鮮学校には肖像画はありません。朝鮮大学にはありました。鳩山さんが自分のを飾って欲しければ、「友愛」路線を貫いて、朝鮮学校の門前で言葉の暴力をわめくような団体に断固たる処置を行って、チマチョゴリを着ていても安心して通学できるようにすればよいのだと思う。ま、私は鳩山さんの肖像画を教室に飾るのも「趣味が悪い」とは思うけれど・・・

子ども手当てが所得制限なしになったっていうことは、どの子もみんな一緒、社会の子として育てましょう、ということです。朝鮮学校を排除するというのは、その理念と矛盾します。今までも差別だったのが、差別の上塗り。日本の恥の上塗りです。これは、私たちの良心・良識の問題なのです。他人事とは思わないで欲しい。さらに言えば、朝鮮学校外しは、差別やいじめを公認する教育を進めることになります。冗談じゃない。私は、絶対に許せません。
  ・・・と前置きが長くなったけれど、一緒に署名活動をした方から、チラシを頂いたので転載します。


第6回 西東京学生会文化公演〜ブルッシ(火種というハングルなんだけれど、表示できないや)僕らの舞台は〜
  日時: 2010.3.30(火) 会場19:15 開演19:45
  会場: 国立市民芸術ホール
  〒186-0003 国立市富士見台2-48-1
  ※JR国立駅南口バス乗り場四番。立川バス、矢川駅、国立操車場、または都営いずみ2丁目行き「市民芸術小ホール・総合体育館前」下車
  ※JR矢川駅、JR谷保駅から徒歩10分
  チケット: 一般1000円 高校生以下500円

学生会とは?
  学生会とは1960年代に日本の中学・高校に通う在日コリアンを対象に結成された団体のことです。現在西東京以外に東京・神奈川をはじめ大阪・兵庫・福岡など日本各地に所在し約300人の会員達を網羅しています。民族の言葉や歴史、文化などを学びコリアンとしての自分と向き合い、日校生たちの交流を深める場として様々な活動を展開しています。
  西東京学生会は現在、毎週土曜日に昭島市の朝鮮会館に集まっています。民族を知るための勉強や、会員たちの仲を深め、より多くのトンム(友達)たちを集めるための企画など様々な活動を行っています。また、夏には東日本地域の日校生が集うサマーキャンプなど他地域の日校生たちとの交流、朝鮮大学生たちとの交流など在日コリアンのコミュニティーを広げ、日々成長と発展を遂げています。

文化公演とは?
  西東京学生会にとって一年の締めくくりとなる文化公演では日頃あまり触れ合うことの少ない民族舞踏や民族楽器、ウリマルによる合唱など、約3ヶ月に及ぶ練習の成果を披露します。
  出演者達が、コリアンとしての誇りを胸に学生会の輪をますます広げていくきっかけとして、また多くに方々にご理解を頂くために文化公演を行っています。

あいさつ
  アンニョンハシムニカ!西東京学生会はこの一年間、@チョソンサラムとして成長する、A一致団結する、B模範学生会をとるという3つの目標を掲げ様々な活動を行ってきました。一年間の活動の集大成として、僕たちが今回の文化公演で掲げるタイトルは<ブルッシ〜僕らの舞台は〜>です。
  学生会活動を通して僕たちはチョソンサラムとしての誇りを育み、仲間同志の絆を深めてきました。しかし、西東京地域にはまだ見ぬたくさんの日校生達がいて、その中で学生会と繋がっているのはほんの一部に過ぎません。そんな日校生たちの心に火をつける学生会の主人公、<火種>となって学生会をもっと魅力のある日校生たちの拠点に築き、より発展した大きな次の舞台へと進もうという意味を込め、今回のタイトルをつけました。
  僕たちの熱い思いをぜひ観にきてください!心よりお待ちしております。
  西東京学生会第15期会長 文宏希





No.24

きもの展

 りっちゃん
10/3/13

着物鈴木啓子 ローケツきもの展のお知らせです。

「京都でローケツ染めの着物、帯、小物を長く染めております。
  更紗、正倉院模様のきものの魅力をぜひお楽しみ下さい。」



  2010年4月5日(月)〜4月11日(日)
  11:00AM〜7:00PM(最終日は5:00PMまで)

銀座煉瓦画廊  東京都中央区銀座4-13-18 医療ビル2階



年に一回、いとこの啓ちゃんに会えるチャンスです。銀ブラも年一回だなぁ。今年はやけに忙しいけれど、どうせならゆっくりしたい。


啓ちゃんは長年、染をやっています。下町育ちの伯母ちゃんのセンスを引きついで、粋な着物や小物がたくさん。とても手が込んでいます。目の保養になります。ショールとかもステキです。ぜひお出かけ下さい。








No.23

イ・ヒジャさんを迎えて

 りっちゃん
10/3/13

12日、「高校無償化から朝鮮学校を排除しないで!!」という参議院院内集会に行ってきました。参加者は約140人。社民党・共産党・民主党の議員さんも参加・報告。それぞれ差別も排除も許さないとの考えだそうな。一党を除いて団結しているから・・・との事だったけれど・・・省令でどんなふうになるのやら、心配。国交がないのは、半分は日本政府の責任。それを子どもにおっかぶせるのは、なんとも無責任だよ。
  朝鮮学校はそうでなくとも財政難。保護者の負担も重い。十条にある中級高級朝鮮学校の生徒さんが「高校無償化が適用されなければ、妹は朝鮮の文化や歴史を学べる、この学校に進学できないんです」って。
  障害者の団体も来ていた。「自分たちも差別で苦しんだ」。だから痛みが理解できるんだろうねぇ。オモニや、立川の朝鮮学校校長の話にも、感動してか、啜り泣きが聞こえた。
  これはね「日本の良識が疑われてしまう」問題でもあり、また、日本の教育の問題でもある。朝鮮学校を排除したままの高校無償化は、差別当然、いじめOKの教育になってしまう。他人の心の痛みも理解できない人間に育ててしまう。これは、朝鮮学校の関係者だけの問題ではないのです。どの子も良心や良識が備わった、まともな人間に育って欲しい。所得制限のない子ども手当ての支給が目指すところは、そういうことだと思うよ。みんな一緒、社会の子。

その集会で「ののの飲み会」以降お久しぶりの竹見さんから、チラシを頂いたので転載します。国平寺、いいよぅ。ぜひおいでませ。私も、行こう。


イ・ヒジャさんを迎えて 靖国合祀問題について考える

イ・ヒジャさんのアポジ(父親)は、太平洋戦争で日本軍に徴用されたまま、戦争が終わっても帰ってきませんでした。日本政府からの連絡がないため、ヒジヤさんは日本の友人の手を借りて旧日本軍の資料に当たると、なんと!アポジは中国戦線で負傷して無念にも戦死。
  しかも戦後になって、英霊として靖国神社に合祀されていたことがわかりました。その時のショックとはげしい怒りがヒジヤさんを日本政府と靖国神社相手に裁判に踏み切らせ、その裁判は現在も続いています。
  死者と生者が出会う春の「彼岸」に、在日韓国朝鮮人ゆかりの国平寺に靖国合祀取消し裁判の原告イ・ヒジヤさんを迎えて、戦争で引き裂かれた家族の絆とは何か、そこに国家が介入している靖国合祀問題とは何か、いっしょに考えたいと思います。
  お誘い合わせの上、ぜひお出かけください。

日時 3月21日(日)午後1:00〜5:00
  場所 国平寺
  西武新宿線「小平駅」下車 徒歩3分
  参加費 800円

第一部
  ●死亡した朝鮮人軍人軍属を悼んで   国平寺 伊 碧巌(ユン ピョガム)住職
  ●靖国合祀取り消し裁判が問いかけるもの  合祀取り消し裁判弁護士 大口昭彦さん
    ティー・タイム&ライブ
    朝鮮民謡・シンガーソングライター 黄秀彦(ファンソウン)さん

第二部
  ●アボジを取り戻すその日まで  韓国人遺族 イ・ヒジャさん  聞き手 竹見智恵子さん
  ●参加者の意見、感想、アピールなど





No.22

出来レース?

 りっちゃん
10/3/10

9日、冷たい霙が降る中、小学校給食あり方検討委員会の傍聴に行って来ました。今回で傍聴は3回目。民間委託するのでは?との噂を聞いて心配していたのだけれど、最初に行った時は、食器の話し。なんだかのん気だなぁ、それにしては、傍聴する人が一杯なんだけれど・・・と思っていたら、あと一回という時に、やっとその話しが出た。それも口頭で文書を読み上げている。「なんだよう!」と思っていたら、「文書で欲しい」と委員さんも。で、私の手元にも「調理業務の外部化について」というのがあるという訳。

まず、前段で「23区全区と26市中7市で実施」「厳しい財政環境」。1)では、「行財政改革推進プラン、給食事業も例外ではない」。2)で、「財政的な負担軽減により、優先的に給食環境の改善費に充当。「強化磁器食器の導入や施設設備の改修費などに当てることが可能」。それでチンタラやっていたわけだ。なるほど。食器と中味とどっちが大事?中味をつくるのは人だよ!民間委託するというは、人件費をケチるということ。これは「貧困」の問題でもあるね。市役所が「貧困」を促進させてどうするのさ。「貧困」世帯を増やせば、市もより財政難に陥る。自分で自分の首を絞めることになる。

3)正規職員の退職不補充では、「退職者数の増加に伴い・・・給食の安定供給の観点からも調理業務の見直しが必要となります」だって。逆だよねぇ。「安定供給の観点から、安定した職員配置をせねば」だと思うけれど・・・4)には「安心・安全を確保しつつ、調理業務を民間委託することにより、さらに安定した給食の提供が図られ、かつ、栄養士が、食育に専念できる環境が作れると考えております」はぁ?本気でそんなことが可能だと思っているわけ?我が家の玄関に母の川柳を飾っている。「常識がため息ついて、政治とは」・・・

今日も委員さんから、現地視察でのデザートの違いが話しに出た。「牛蒡と豆」。晒した牛蒡を揚げたもの、丁寧に調理されたそれは、まさに“教育”なんだって。そうかぁ。そうだよね。民間委託の方は、缶詰を開けただけ。混ぜご飯の中の牛蒡はゴミかと思ったって。これはね、調理する人の努力の問題ではない。待遇の違いがそういうところに出るんだよね。民間委託では、在職期間が短いって。当然だよね。だから、技術や経験も積み重ならない。小平では、20年前にも論議があって結局自校式が守れたんだったかな。で、50年の積み重ねがあるって、調理員でもある委員が胸を張っていた。栄養士さんでもある人は、民間委託されたところでは、栄養士さんが、苦労されているそうだって。法律上、請負契約になるから、細かいことを口出ししてはいけないけれど、そうせざるを得ない。技術と経験を積んでいる人と組むのと、そうでない人とでは、当然違ってくる。※で、「献立作成、使用食材の購入等は、今まで通り市の学校栄養士が責任を持って行い、調理業務のみの委託であることから、給食の質が低下することは、基本的には考えられない」って、栄養士にだけ責任を負わせるつもり?前段で挙げられた全区と七市の栄養士さんはさぞ苦労されているだろうよ。「よりおいしい」は贅沢。「せめて安全に」、だけでも必死だろうなぁ。足立区では食中毒がおきたそうだ。

今日の資料、小学校給食委託費と直営費の比較では、現職人件費について「私はこんなには頂いていない」と現職自らの感想。委託費が22年度からずーっと変わらず、「つまりその分、中味が貧弱になっるってことですね」に市の職員がうっかり同意。これには笑ってしまいました。笑い事ではない。食中毒事件等を起こして、万が一のことがあったらどうするのだろう。補償金のこととかも計算に入れておけよな、と思う。

今日でこの委員会は終わり。報告書作成のためにもう一回という声を無視して、報告書は委員長と副委員長が作成(もちろん委員の確認も必要だけど、確認は個別になるってこと)することになった。「安全・安心・おいしいに不安がある」、「民間委託には慎重に」、「論議が足りない」と言う委員ばかりなのだが、委員長は「わたしが浅草の校長だった時に民間委託したが、問題はなかった」。副委員長は「先ずは一校実験的に」と発言。これって出来レース?委員長・副委員長の選出の時には、私は行っていないけれど、どういう具合でこの二人が選出されたのだろうか?小平市立小学校給食あり方検討委員会 要録を見ても、その辺のことは書かれていない・・・果たして、報告書はどう書かれるのだろうか?注目したい。





No.21

メディア・『坂の上の雲』、そして『いのちの山河』

 りっちゃん
10/3/9

九条の会・小平のニュースから転載します。そうそう、とうとう事務局降りました。「ごめんなさい」が言えない人と一緒にやっていくには、わたしの体力がもたないもので・・・今までどおり、連絡が来て、時間が空いていれば手伝いはするのでよろしく。


NHKでは、原作者である生前の司馬遼太郎さんが映像化には反対していたのもかかわらず、それを無視してドラマ化され放映されています。テレビ放映は、史実に反する問題点を含むだけでなく、侵略の指摘の弱さなどが批判されています。いま、なぜNHKは、このようなドラマを作り上映するのか、マスメディアの問題点を取り上げ、それと対比する形で『いのちの山河』(日本の青空U)上映の意義を学ぶ機会です。多くの皆さんの参加をお願いします。

メディア・『坂の上の雲』、そして『いのちの山河』
  お話: 元日本テレビプロデューサー 仲築間卓三さん

3月27日(土)午後1時半〜、中央公民館講座室2


『いのちの山河』上映会

日時:5月11日(火)@10:00 A14:00 B19:00 ※上映時間は120分
  会場: ルネこだいら中ホール(駐車場がありません)
  前売券: 一般1200円 中高生,障害者と介助者1000円 当日券:1500円 〜りっちゃんも前売券預かっています〜
  主催: 『小平いのちの山河を見る会』(九条の会・小平、東京土建小平支部など)





No.20

『『坂の上の雲』と司馬史観』

 りっちゃん
10/3/9

チマ友の杉山さんが主催する読書会です。『坂の上の雲』を読んでいるところだけれど・・・小説としてはよくないねぇ、資料がこなれていないから、歴史小説というよりも解説って感じで、司馬遼太郎が前面に出てきちゃってる。読んでいる私が登場人物に乗りきれないって感じ。小説なら、時代背景は背景にしか過ぎないし、多少違っていてもさほど気にならないのだけれど、なんだか偉そうに解説しちゃっているから、『司馬史観』なんて批判されちゃうんだなぁと思っているところ。本人は確か「自分は読み物作家」ってどこかに書いてあったんだけどなぁ・・・。読み物大好きなわたしから見ると3流以下だな。


ふちう読書苦楽府・ふちう歴史倶楽部 共同企画 「戦争を読む」シリーズ第一弾
  中村政則さんと『『坂の上の雲』と司馬史観』を、読む

著者である中村政則先生(一橋大学名誉教授)をお招きして、先生の『坂の上の雲』その司馬史観』(岩波書店、2009年)の読書会をおこないます。
  まず、主催者メンバーが本の読後感や意見、質問などをレポートし、その後、中村先生に応答していただきます。

「司馬漬け」を召し上がる際には、中村屋の海苔もお忘れなく」という、ある会合での言葉が、本書『あとがき』にも紹介されていました。私たちの読書会にも、”司馬漬け”がお好きな方にも、”中村屋の海苔”が好みという方にも,ぜひご参加いただきたい。
  日清・日露戦争、さらには日中戦争からアジア太平洋戦争まで、この国が体験した戦争を、わたしたちはどうとらえるのか。そのためには、どのような議論を重ねる必要があるのか。中村政則先生の『『坂の上の雲』と司馬史観』を手がかりに、ともに考えます。

日 時 ◆2010年3月13日(土) 午後1時開場 1時半開始
  会 場 ◆ルミエール府中(府中市図書館)講習会議室

  資料代 ◆500円
  申 込 ◆不要(当日会場にお越し下さい)





No.19

人権講座DV

 みいくん
10/3/9

お忙しと思いますが、ご興味とお時間があればぜひご参加下さい。よろしくお願い致します。
  お友だちにも声をかけて頂けたら幸いです。


グループワークやワークショップを通して、お互いが尊重出来る関係になるために出来る事を一緒に考えていきます。

【日時】 3月13日(土)午前10時から正午
  【場所】 福生市さくら会館3階ホール
  【講師】 自分力を育てあうサークルいろどり
  【内容】 男女や夫婦の関係を悪化させる、コミュニケーション不足や暴力。恋愛、結婚、離婚から考える,お互いが尊重される関係になるためにできる事とは?

  【定員】 先着20人
  【問合せ・申込み】 福生市公民館本館042-552-2118





No.18

総会&池上洋通氏講演会

 金太
10/3/7

福生市民九条の会第3回総会&記念講演会にご参加下さい。

前回の総会から3年近くが経過しました。
  本当はもっと早く総会を開催すべきところ、今日まで延び延びになってしまったことをお詫び申し上げます。
  この間、会は全国の仲間と連帯して精力的に活動してきました。今日まで憲法改悪を許さずに来ましたが、今、新しい危険な情勢を迎えています。そうした情勢にふさわしい方針と体制が会に求められています。どうぞ、総会成功のためにご出席方よろしくお願いいたします。
  また、記念講演では池上先生のお話を伺い、今輝きを増す憲法9条についての理解と確信を深め、現実の政治に生かしていくにはどうしたらよいのか、ご一緒に考えましょう。

日時 4月11日(日) 1:30〜4:00
  場所 福生市民会館(中央公民館) 第4第5集会室(3階)

内容 ○開場 1:15
      ○総会 1:30〜2:30
      ○講演 2:30〜4:00

日本の平和を守るのは 憲法九条か それとも 日米軍事同盟か

講師 池上洋通氏(自治体問題研究所 主任研究員)


朝鮮学校を高校無償化から外す問題は言語道断です。おりしも日韓併合100年という年に!民主党は!民主主義が泣きます。





No.17

朝鮮学校へ教育保障を

 オッケントンムの会
10/3/4

新聞報道でご覧になった方もおられるかも知れませんが、「高校無償化」から朝鮮高級学校(高校に相当)を排除しようという検討が、現在進行中であるということです。これは、公私立の高校と他の外国人学校はOKにして、朝鮮学校だけを排除しようというものです。

これは、日本政府が戦後一貫して、朝鮮学校を朝鮮民主主義人民共和国に連なるものとみなして弾圧し、差別してきた歴史の延長線上にあるものです。すでに報道では、首相や文科省がこの検討と拉致事件は関係がないという発言をしていますが、このまま行くと「北朝鮮とは国交がないので朝鮮学校の教育内容が確認できない。なので、高校無償化の対象にはできない」という理屈で排除されるのは目に見えています。
  カリキュラムなどの教育内容については、朝鮮学校自身に聞いて調査すればわかることであり、そもそも日本の私立学校や他の外国人学校はOKで、特段に朝鮮学校だけは教育内容を確認しなければならないという考え方そのものが、朝鮮学校だけを差別するための論理です。

朝鮮学校では、朝鮮籍、韓国籍、日本籍の在日朝鮮人の子供たちが、日々、普通の学校生活を送っています。また、すでに朝鮮学校への差別的な処遇については、国連の委員会や日本弁護士連合会から是正の勧告が繰り返しなされています。本来なされるべきは、朝鮮高級学校に最低でも私立高校並みの処遇をし、また、義務教育段階にある朝鮮初級学校(小学校)、朝鮮中級学校(中学校)への国の公的助成を実現していくことです。朝鮮学校の保護者たちが、日本に居住するすべての人と同率の税金を納めていることはいうまでもありません。

わたしたちは、「高校無償化」から朝鮮高級学校を排除するという暴挙に反対の声を上げることを呼びかけます。また同時に、義務教育段階にある朝鮮初級学校、朝鮮中級学校への国による公的な助成を実現することを政府に求めることを呼びかけます。

声の上げ方はさまざまあると思いますが、例としていくつかあげておきます。

首相官邸の意見募集

文部科学省 「高等学校の実質無償化に関すること」

<抗議先>
  中井洽(拉致問題担当相)事務所
  東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館533号室
  TEL:03-3508-7263 FAX:03-3592-9044




オッケントンムの会は、立川にある朝鮮初中級学校を支援するネットワーク・ウリの会のお仲間です。小平のタリの会のみんなも今回の高校無償化から朝鮮学校を外そうとする動きを心配しています。私は只今、都道338号線問題の方が忙しくて、報告もしていなかったけれど、
中井発言後に内閣府宛てに「そんな排外主義や弱いものいじめを大臣が率先していては・・・ 拉致問題については、それを起こした国の政府ときちんと協議して下さい。自分の能力不足で、埒があかないからといって、八つ当たりはやめて欲しいよ。みっともない。」「政府としても、中井拉致担当相をちゃんと指導して下さいね。」、それで終わりになると思っていたのに・・・
鳩山発言後は官邸宛に「「友愛」路線はどこへ行っちゃったのですか?所得制限をなしにしたのは、どの子も、みんなで育てようっていうことだったのではないですか?拉致問題と、子どもたちとは関係ないですよ。それなのに、なぜ?指導内容が見えていないのではなく、見ていないのではないですか?」との質問メールを出しておきました。日本に住むどの子もちゃんと教育が受けられるようにして欲しいです。不登校の子や、経済的理由で外国人学校に通えなくなった子たちにも教育を受けられるよう、ちゃんと見てあげて欲しいです。"学校の自治は思想信条の自由という憲法の理念"も尊重しつつだけれど・・・

ウリの会のお仲間、チマ友からは、沖縄タイムス(2010・3・1)の記事が送られて来ています。


「高校無償化」朝鮮学校除外は筋違い
  〜人種差別として国際社会をがっかりさせそうだ〜

衆院で審議入りした高校無償化法案に対し、在日朝鮮人の子弟が通う朝鮮学校への支援はすべきではない、という意見が閣内で上がっている。
  対北朝鮮強硬派の中井洽・拉致担当相が一貫して圧力強化を主張しており「(生徒は)日本が制裁している国の国民だ」と、朝鮮学校を除外するのは当然との考えを強調している。
  政府は当初、学校の種類で支援の有無を区別すべきではない、という考えだった。閣内から異論が上がったことで、川畑達夫文部科学相は学校の教育内容を見て適否を判断する、としている。
  拉致問題がある北朝鮮に日本が厳しく対処するのは当然だ。しかし、在日朝鮮人の子どもたちの教育をめぐる問題を外交問題と同次元で扱えるだろうか。
  国連人権差別撤廃委員会が9年ぶりに行っている対日審査会合で25日、この問題が取り上げられた。北朝鮮との外交関係を理由に差別的措置がとられようとしている、という問題認識が委員から指摘された。
  審査会前にNGOが放映したビデオは、日の丸を掲げた集団が京都の朝鮮学校前で集会を開き、「北朝鮮のスパイ養成所だ」と罵声(ばせい)を浴びせている様子が映し出された。
  審査員は「なぜ北朝鮮がやっていることで、子どもたちが責められるのか」と問うた。審査会は朝鮮学校が公的援助を受けられない現状を問題視した。それは人種差別とみなされる。
  朝鮮学校の高校課程に相当する高級学校は、沖縄にはないが全国で10校。約2000人が学んでいるという。
  日本の敗戦後、在日朝鮮人たちが母国語を取り戻そうと各地で始めた学校だ。1950年代後半から北朝鮮の援助を受けて存続してきた。厳格な思想教育が行われた時期があり、教育内容が偏向しているという批判もあった。
  現在は、例えば東京朝鮮中高級学校は生徒600人のうち韓国籍が49%、日本籍1〜2%で、民族の言葉や文化を大事にしたいと通わせる家庭も増えた。授業の大半は朝鮮語で行われ、朝鮮史など以外は日本の学習指導要領に沿って授業しているという。
  こうした「民族教育」に対する受け止め方も問われている。米国ハワイ州でもハワイ語で授業する学校があり、言語、風習を守ろうと取り組んでいる。
  教育と外交問題を同一視すべきではない。
  高校無償化法案は、公立高校の保護者から授業料を徴収せず、国が授業料収入相当額を補填(ほてん)する。私立高や専門学校生らには世帯の所得に応じて年額約12〜24万円の就学支援金を支給。学校教育法では「学校」と認定されていない外国人学校を含む「各種学校」も無償化の対象としている。
  ほとんどの国公私立大学が朝鮮学校の受験資格を認めており、多くの地方自治体が独自の助成金を交付している。
  そこで学び、青春を過ごしている若者たちは何も違わないはずだ。


ハンクネットのみっちゃんからはこんな動画も。朝鮮大学の学生さんが編集されたそうです。
  http://www.youtube.com/watch?v=uFl0JU90FSc
  http://www.youtube.com/watch?v=7GTObyWNwR8


小金井市では意見書が採択されたそうだ。かっこいいではないか。小平市もやって欲しいなぁ。

「高校無償化」制度の朝鮮学校への適用を求める意見書

鳩山首相は、衆議院で審議されている高校無償化法案に関連して、在日朝鮮人の通う朝鮮学校を無償化の対象から外す方向で調整していることを明らかにし、その理由を「朝鮮学校がどういうことを教えているのか指導内容が必ずしも見えない」と述べた。
  朝鮮学校だけを無償化の対象から外すことに合理的な根拠はない。朝鮮学校は、各都道府県が各種学校として認定し、公立・私立大学の半数以上が受験資格を認めてきた学校である。国立大学で初めて受験資格を認めた京都大学は、朝鮮学校の授業や教科書を検討し日本の高校と差がないことを確認している。
  これは、そもそも2003年に文部科学省が、朝鮮学校「日本の高校に類する教育課程」をもつ学校として認めた上で、受験資格の判断を各大学に委ねたという経過によるものである。また、朝鮮学校だけを排除することは、「教育の機会均等」や「教育の国際化」という文部科学省の方針にも反するものである。
  朝鮮学校を学校教育基本法第1条の学校として認可しないというこれまでの文部科学省の方針に対しては、日本政府が批准(または加入)している国際人権諸条約の委員会から、これを民族差別とする「懸念と勧告」が何度も出されている。とくに社会権規約委員会は「朝鮮学校のようなマイノリティの学校がたとえ国の教育カリキュラムを遵守している場合でも正式に認可されておらず、したがって中央政府の補助金を受け取ることも、大学入学試験の受験資格を与えることもできない事について、懸念する」(2001年8月31日)と強い勧告を出している。
  高校無償化から朝鮮学校をはずすことになれば、これまでの差別をさらに広げることにつながる。それは「友愛」を掲げる鳩山政権の本意にも反するものである。
  よって、小金井市議会は朝鮮学校を高校無償化から除外しないことを求めるものである。
  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

2010年3月  日

小金井市議会議長 宮崎 晴光

衆議院議長
  参議院議長
  内閣総理大臣
  法務大臣
  外務大臣
  文部科学大臣





No.16

上関・シンポジウム

 京子
10/2/26

【瀬戸内海の生物多様性保全のための第2回三学会合同シンポジウム】
  「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」

瀬戸内海は、日本の沿岸海域の中でひときわ高い生物生産力と生物多様性を有する内湾でしたが、その生物学的な豊かさは、近年の沿岸開発によって大きく損なわれてしまいました。その中で周防灘の上関周辺は、本来の豊かさがよく残されている稀な場所です。しかし、今ここに、原子力発電所の建設が計画されています。その環境アセスメントはきわめて問題の多いもので、これに対して、生物学研究者の組織である3つの学会(日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会)は、生物多様性保全の視点から、もっと慎重な環境アセスメントを求める要望書を事業者に提出しています。しかし、これらの要望書は、全く無視され、埋め立て工事が着工されようとしています。このままでは、今までかろうじて残されてきた瀬戸内海本来の豊かさが完全に失われてしまうかもしれません。そのような取り返しのつかない損失を防ぐために、学会の「要望書」の内容を多くの人に知っていただきたいと考え、下記シンポジウムを開催いたします。

開 催 日: 2010年3月14日(日)午後1時30分〜4時30分
  会  場: 明治大学駿河台校舎リバティホール

        (リバティタワー 1F 松井康成ホール)
        JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
  参加費: 500円(資料代)

【主 催】
  日本生態学会 自然保護専門委員会日本鳥学会 鳥類保護委員会日本ベントス学会 自然環境保全委員会(ベントスは底生生物)
  3/14三学会合同シンポジウム実行委員長: 倉本宣(明治大学農学部教授)

【後 援】
  (財)日本自然保護協会、(財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、(財)日本野鳥の会、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、バードライフ・インターナショナル、日本魚類学会自然保護委員会

【事務局、問い合わせ先】
  日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会

【プログラム】
  13:30:開会
  13:30:-13:35 (主催者挨拶) 立川賢一(日本生態学会自然保護専門委員会委員長)
  13:35-13:50: はじめに(シンポジウム全体の趣旨説明) 「上関原子力発電所建設計画のあらまし」 佐藤正典(鹿児島大学)
  13:50-14:35: 講演1「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」 加藤真(京都大学)
  14:35-15:05: 講演2「上関に生息する希少な鳥類について」 飯田知彦(九州大学大学院・日本生態学会)
  15:05-15:35: 3学会の要望書の説明 安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長) 佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長) 逸見泰久(日本ベントス学会自然環境保全委員会委員長)
  15:35-15:45: コメント1「陸上生物、里山の観点から」 野間直彦(滋賀県立大学)
  15:45-15:55: コメント2「スナメリについて」 粕谷俊雄(要請中)
  15:55-16:10: コメント3「生物多様性条約に基づく国の政策」 国会議員(参加要請中)
  16:10-16:40: 質疑応答
  16:40-16:45: (閉会挨拶) 風呂田利夫(日本ベントス学会会長)





No.15

春の相談会in府中公園

 りっちゃん
10/2/13

府中緊急派遣村から、春の相談会in府中公園 4/24(土)〜25(日)のチラシが届きました。ひいらぎの合宿の日と重なっているかと思っていたら、一週間ずれていた。よかったぁ、行けるわぁ。24日は上鈴木地区の338の宣伝行動の日でもあるから、遅れるけど、みんなとまた逢えるねぇ。

*解雇撤回
  あなたと一緒に会社に解雇の撤回を求めます。

*福祉行動
  生活保護を受けたい人たちが支援者と一緒に役所の窓口で申請します。

*秘密厳守、相誰無料です!
  法律、労働、生活、借金、医療、その他何でも相談

★炊き出しもします

★各種相護受け付けます
  突然解雇された、無理やり仕事を辞めさせられた、職場でセクハラやいじめにあっている、残業代が出ない、名ばかり管理職、「不況だから」などのよく分からない理由で給料が下げられた・解雇になった、仕事中に怪我をしたのに治療費などが貰えない、派遣で3年以上同じ職場にいるのに正社員になれない、偽装請負をさせられている、職場に出ても仕事をさせて貰えない、「保険料」などのよく分からない理由で給料からいくらか天引きされている、気がついたら借金が高額になっていた、借金が多すぎて返すことができない、住むところがなくなってしまった、仕事がなくなってしまいどうしていいか分からない、お金がなくてもう生活していけない、生活保護を受けたいがやり方が分からない、などなど。

★ボランティアスタッフ幕集中

*カンパ受付中*
  【郵便振替】
  ■口座番号00180−2−632677 ■加入音名 府中緊急派遣村実行委員会

*相談窓口*
 
府中緊急派遣村のプログをご覧下さい。

【主催】
  府中緊急派遣村実行委員会 府中緊急派遣村労働組合 「派遣切り」を許さない会

【協力団体】(順不同)
  三多摩労働者法律センター/三多摩労働安全衛生センター/三多摩自由労働者組合/多摩地域労働者組合くつろ木/チェルシー/東芝府中働く者ネットワーク/三多摩野宿者人権ネットワーク(立川)/夜まわり三鷹/京王合理化と闘う会/フリーター全般労働組合





No.14

在日のくらし

 りっちゃん
10/2/11

昭和のくらし博物館企画展で「在日のくらし〜ポッタリ(風呂敷包み)ひとつで海を越えて」が開かれているそうです。ぜひ見に行ってみたい。期間が長いので、油断して、行きそびれそうな予感もするのだけれど・・・昭和のくらし博物館そのものも何だか魅力的。
  昭和26年に建った木造住宅を丸ごと保存、くらしの道具や住まい方を公開、戦後の庶民生活を伝え、考えていくための博物館ですって。

「故郷を遠く離れたくらしの中で、変わったこと、変わらなかったことは、それぞれ何だったのでしょうか。
  在日コリアンの方々のくらしを、衣・食・住のさまざまな角度から見つめる企画展です。」

【展示内容】
  概説ー在日朝鮮人・渡航の理由/ある在日の歴史ー李秀渕はなぜ日本に来たのか/住まいー住まいにみるくらし・東京周辺の集住地区/食物ー在日朝鮮人の食生活・ドブロク/衣服ー和服強制の中で/お産ーハルモニたちのお産/冠婚葬祭/在日朝鮮人と娯楽

会期:2009年9月5日(土)〜2010年8月末





No.13

東京大空襲追悼会

 りっちゃん
10/2/11

東京大空襲65周年朝鮮人犠牲者追悼 国際シンポジウム・追悼会が開かれる。追悼会には昨年はじめて参加したが、今年は、東京大空襲・戦災資料センターにも寄ってみようかな。チラシを転載します。

1945年3月10日未明、米空軍の東京大空襲によって数多くの日本人が被害を受け亡くなりました。
  同じ空の下、朝鮮人を含む多くの外国人が犠牲になりました。
  東京都慰霊堂には、朝鮮半島出身者の遺骨が数十体納められています。ほとんどは創氏名です。
  昨年はソウルからご遺族(黄秉煥・金琴蘭さん)を初めてお招きいたしました。
  「日・韓併合」100年にあたる今年は、平壌とソウル及び東京の学者、研究者による国際シンポジウムと、追悼会を催します。
  大空襲のすべての被災者に思いを馳せ、犠牲者とご遺族のいまだ解けぬ恨を分かち合いたく御臨席を仰ぎます。友人・知人とさそい合ってご来場いただければ幸甚に存じます。

呼びかけ人
  福嶋瑞穂(社民党党首)、有光健(戦後補償ネットワーク世話人代表)、山田昭次(立教大学名誉教授)、初鹿明博(衆議院議員)、江口済三郎(中野区議員)、東海林勤(日本基督教団牧師)、伊碧巌(国平寺住持)、崔鳳泰(共生動員被害真相究明委員会初代事務局長、弁護士)

日時 2010年2月27日(土)
  会場 ―国際シンポジウム: 午前9時30分〜正午 江東区文化センター(レク・ホール)

        東京メトロ東西線東陽町駅下車1番出口徒歩5分
      ―追悼会: 午後3時〜4時 東京都慰霊堂(横綱公園)
        JR総武線「両国」駅下車 徒歩10分   会費 1000円(資料代、香料、招請費 等として)

主催 東京朝鮮人強制連行真相調査団

 



No.12

中国民衆の戦争記憶

 りっちゃん
10/2/11

頂いたチラシを転載します。参加できるかどうか、まだわからないけれど・・・

中国民衆の戦争記憶
  ― 731部隊・細菌戦による「被害」を考える ―

旧日本軍「731部隊」の犯罪は既に、多くの方の知るところとなりました。
  731部隊は「人体実験」の他に、実戦として「細菌戦」を行いました。731部隊で増殖・生産したペスト菌や炭疽菌、コレラ菌等さまざまな細菌を使い、中国各地に大きな被害をもたらしました。
  加害者である私たちは、”当時の中国社会生活の背景や風俗習慣を考慮して細菌戦被害を見る”、”彼らの視線に立って戦争を見る”ことは容易ではありません。

聶莉莉さんは7年間にわたり、細菌戦被害地を訪れ、被害者や遺族に寄り添って被害記憶の聞き取り調査を行ないました。同時に多くの歴史的資料を収集し細菌戦の事実を明らかにしました。

今回は細菌戦被害者の戦争記憶を通して731部隊の歴史事実を見つめたいと思います。

☆講師 聶莉莉さん(東京女子大学現代教養学部教授)
    著書:『中国民衆の戦争記憶ー日本軍の細菌戦による傷跡』『劉堡−中国東北地方の宗族とその変容』

☆日時 3月22日(月・祝日) 14:00開会(13・30開場)
  ☆会場 中野ZERO 西館・学習室4
 (JR中野駅南口 徒歩10分)
  ☆参加費 500円

主催 731部隊・遺棄毒ガス問題を追及する「ABC企画委員会」

ABC企画委員会の活動には頭が下がるけれど、ちょっと気になるのは、「加害者である私たち」という言い方。正確には、「加害国・日本の国民である私たち」ではないのかな。日本政府に「ちゃんと後始末しろ!補償もしろ!二度とこんなことはするな!」という責任はあるけれど、私は「細菌をばら撒いた加害者」ではないよ。





No.11

女と男の市民活動

 りっちゃん
10/2/11

市内の団体・サークルの発表(展示)と交流があるそうです。どんぐりの会の展示、あさやけのぼっとサロンも行って見たいな。

日時 2010年2月20日(土)9時〜17時
          2月21日(日)9時〜16時
  場所 小平市中央公民館(ギャラリーほか)

同時開催 第13回●女と男のフォーラム●
  家族がいても いなくても〜ひとりでもつながっている〜
  講師 久田 恵さん(ノンフィクション作家)
  20日(土) 14時〜16時 公民館ホール 入場無料

うーむ、残念!土曜は他に用事があって、行けないや。
  こだいらネットの掲示板がなぜか機能しなくなったので、いろんなお知らせを、この伝言板になるべく載せることにしました。更新が忙しくなっちゃったけれど、しょうがないね。





No.10

朝鮮人特攻隊

 りっちゃん
10/2/10

副題は「日本人」として死んだ英霊たち。著者は「淵弘(ペヨンホン)さん。

知らなかった。いたんだぁ。どうせ死なせるのなら、日本人の青年よりも、朝鮮人をって。軍部がいかにも考え付きそうな発想だよね。私ってほんと考えなしだから、この本を手に取るまで、知らなかった。でも、『靖国』だの『英霊』だのって大騒ぎしている人たちは、このことを知っているのかしら?朝鮮人特攻隊のことをどう捉えるのだろう。「在特会」の『朝鮮人!』発言にはしっかりと侮蔑が込められていたが、彼らは『英霊』も好きなんだろうに。

『英霊』は、厚生省から靖国神社に通知されたと聞いた覚えがある。で、当然恩給の対象者なのだろうと思っていたら、太平洋戦争の末期に動員された徴兵制度での徴集兵は対象とはならないんだって。えっ、そんなことってあり?ほとんどの兵隊が日本という国、天皇、軍部に殺されたようなものなのに、遺族への補償も、保障もなしなの?ひ、ひどい。だから、たてまつってごまかしちゃおうってか?き、きたない。

1985年に制作された特集番組『十一人の墓標』がこの本を書く発端になったようだ。そのまた発端は、「結城少尉の遺族探しをはじめたかつての日本人戦友らが、韓国の首都ソウルに実兄が生存することを突き止め、鹿児島県の知覧町で開催された特攻基地戦没者追悼式に招待したことが番組作りのきっかけになった」という。

戦友たちからすれば、生死をともにした仲間。善意での招待だったろう。だが、このビデオを見た著者には、「日章旗が掲げられた特攻戦没者の追悼式に参列した夫妻、特に夫人の表情は、悲しみや怒り、怯えが入り混じって硬直し、気の毒にすら感じられた」のだ。8月15日を「敗戦」と捉えた国と、「解放」と捉えた国とのギャップ。その狭間で生きているのであろう著者。

「しかし、太平洋戦争で犠牲になった朝鮮の軍人の場合、戦後に新たに生まれた祖国において、必ずしも「被害者」として認められるとは限らなかった。祖国解放をもたらした戦争で「皇国軍人」として戦ったことが、韓国では「反民族行為」だと思われるようになったからだ。「親日派」の烙印を押された彼らは、同胞を裏切った「売国奴」として蔑まれるか、日本人以上に憎悪の対象となった。
  国が滅びる際には、財産や地位目当てに国を売る人が現れても不思議ではない。だが、国が失われて久しい朝鮮で日本の軍人になった者が、本当に売国奴なのだろうか。そもそも売る国すらなかったし、台湾同様、朝鮮の人々も日本の外地民族の一員になりつつあったのが、当時の現実だった。現在の韓国で、親日派を売国奴と決めつける議論に歯止めがかからないのは、身近な存在である彼らが、日本に対する屈折した感情のはけ口となっているからではないだろうか。」

視点が冷静だねぇ。「日韓のいずれの行事でも慰霊されない朝鮮の皇国軍人は、いったい誰のために戦い、誰のために死んでいったのだろうか。彼らは、得体の知れない戦争の渦の中に、命ばかりか魂まで吸い込まれてしまった。」そんなひとりひとりに焦点を当てて「いずれの朝鮮人軍人も、祖国を売って陸軍に志願したのでもなく、天皇に忠誠を誓うために死を選んだのでもない。それは時代が彼らに強いた、宿命だった。
 本書は、歴史の空自に埋もれていた彼ら朝鮮人特攻隊員たちの真の姿を描き出し、彼らを弔うための一つの試みである。」

調べるにしても、歳月は過ぎ、亡くなっている人もいる。「親日派」と思われては困る遺族。日本人としては後ろめたさもある。口は当然重い。困難な作業だったろうなぁ。

「武士道の潔さにも通じる特攻の精神が、朝鮮で尊ばれることはなかった。朝鮮に根付いた尊い精神と言えば、「ソンビ」という言葉がすぐに思い浮かぶ。ソンビとは、良識に富み権力に与しない高潔な人柄を指す。救国のために剣を振るう武士道とは明らかに違う。
  そのソンビ精神からすれば、朝鮮人特攻隊員の死にもっともふさわしい言葉は「犬死」である。己を見極めることもできず、本来の敵に仕えて剣を振り回したあげくの犬死に。身も蓋もない話しだが、当時の朝鮮人の多くは、同胞の特攻隊員の死を心の奥底でそう考えたに違いない。にもかかわらず、特攻隊員として彼が死を望んだのなら、その潔さは誰のためだったのか。」

「犬死に」という指摘は、その通りだと思う。元特攻隊員の岩井さんがおっしゃっておられた『空気』で、その事に気づかなくさせられちゃったんだねぇ。ただ、「武士道」は「特攻魂」とは違うと思う。「ソンビ」というは知識人かつ資産家だと思う。だから、良識に富み権力に与しない高潔な人柄でありえた。武士っていうのは、身体を張ったサラリーマンみたいなもので、「死ぬことと見つけたり」の『葉隠』だって結構処世術なりマナーなり、今の「ハウツー」もの的らしい。「武士道」自体は平和になりつつある頃にできたものだから、私の解釈としては、自分も活かし人も活かす生き方のようなものかな、と。やたらと剣を振り回したり、お国の為に死ぬ、のは「武士道」とは完全に違うと思うけど・・・でも、私って、「賞味期限切れのかぼちゃ」。甘いからなぁ。いいように解釈しているのかもしれない。

「朝鮮人特攻隊員の実像に初めて触れたとき、私は疑問が氷解していくような思いをした。皇国に捧げた命が、いったい誰のためのものだったのかを探るうち、それが彼らの自尊心のためであることに気づいたからだ。親日派という暖味な表現からは理解できない、歴史の現実がそこにあった。
 太平洋戦争後に独立する祖国など想像もできなかった時代の雰囲気を、現在の歴史の価値観で否定することはできない。変わらない歴史をドラマのように変えたところで、そこから生まれるものは何もない。むしろ私は、あるがままの歴史を受け入れ、あの時代に生きた人たちの声にできるかぎり近づきたかった。歴史の真実が、そこから聞こえてくるような気がした。」

勇ましい遺書を残した人、「半島の神鷲」とたたえられた人、「騙されたようなものだ」と語って事故死した人、死の直前に「アリラン」を歌った人、「天皇陛下のために死ぬというようなことはできぬ」と悩んだ人、校長の愛弟子だった人、日本人の恋人がいた人。いろんな人が描かれている。著者は朝鮮人としての自尊心から潔く死んでいったのではというけれど、それだけでもないような。日本人だって同じこと、いろんな人がいたのではないか。「天皇のためには死ねない」と悩んだ人もいたのでは・・・甘いかなぁ。「空気」に騙されなくても「犬死なんて嫌です」とは言えない時代。その中で、ひとりひとり精一杯生きていたんだ。短い人生に焦点を当てて追いかけた著者に感謝をしたい気分。そんな悲劇が二度と起こらないようにしなくてはね。私なりに精一杯生きなくては。





No.9

「焼却しないごみ処理法」講座のお知らせ

 京子
10/2/7

日の出の森・支える会 連続講座】
    <循環型社会を構想する>
   ごみ処分場のない社会をめざして

【第3回】焼却しないごみ処理法
       ――生ごみ堆肥化はなぜ進まないのか――

日本のごみ処理行政は「燃やして埋める」ことを続けて来ましたが、三多摩では日の出ごみ処分場問題を通してこれまでの政策には限界があることを行政も認めています。処分場の延命策として2006年にはエコセメント化事業が開始され、「焼却灰の埋め立て」は大きく減量されましたが、処分場内のエコセメント工場の煙突からは大量の有害物質がおびただしい廃熱とCO2が放出されています。
  「燃やして埋める」ごみ政策からの転換がなぜ進まないのか、生ごみ堆肥化が進まないのはなぜか、第3回はこのテーマで皆さんと一緒に考えていきたいと思います。ぜひご参加ください。

講師:瀬 戸 昌 之さん

◎と き: 2010年2月20日(土)午後1時30分〜4時30分
  ◎ところ: 国分寺労政会館3F 第3教室
     (JR国分寺駅南口徒歩5分)
  ◎資料代:500円

[講師プロフィール]
  東京農工大学名誉教授、日本環境学会会員。専門は環境科学。大学在官中から日の出ごみ処分場問題に環境調査、裁判支援など住民の立場からかかわる。著書に『環境学講義―環境対策の光と影―』(2002年、岩波書店)、『環境微生物学入門―人間を支えるミクロの生物―』(2006年、朝倉書店)、『持続社会への環境論 ―「入会地の悲劇」を超えて』(2009年11月、有斐閣)など。日の出の森・支える会代表。





No.8

ムカツイタ

 りっちゃん
10/2/5

2月3、4日と、この寒い時期に、都道3・3・8号府中所沢線の都市計画変更素案説明会が開かれました。3日には雪もちらついて・・・寒かった。それでも両日とも会場満杯の人が集まりました。何でこんな時期のしかも夜にやるんだぁ?『来て欲しくないからじゃぁない?』『説明会を開いて、住民の理解を得ました、ということにしちゃいたいだけなんだから・・・』と言う人もいた。

この道路計画は昭和38年(1963)にできたとか。母が知って、上鈴木西地区338道路を考える会ができたのが、1992年。国分寺区間は今土地の買収が始まって、予定地にはシートがかぶさっているとか。同時に、裁判も行われており、冒頭陳述でもあったように、対象地域の地権者は、高齢者が圧倒的に多い。うちは2代目になっちゃったから、若手だけれど・・・そういう年齢層を考えたら、普通は、あったかい時期のあったかい時間にすると思うけどねぇ。

説明会が開催されるというチラシを配っていた時、『この道路は問題が多いから、五日市街道でストップになったはず』という人がいた。そうだとよかったけれど、単に道路幅が、22m〜36mだったのを、環境施設帯を設けるから32m〜36mに変更する、玉川上水のところも平面構造で通る、というだけだった。「快適な都市空間」だってさ。そんなものいらない。ここは畑もちらほらある緑豊かな住宅地。このままがいいのだ。上水をお散歩する人だって、みんな今のままがいいって言ってた。

『なぜ土日に開催しないのか?』という質問には、『土日は皆さん予定がおありでしょうし、私達はいつも平日の夜にやることにしています』だって。『自分たちが働きたくないからでは?』と後の質問者が言っていたよ。それには答えていなかったなぁ。私の質問『なぜメリットばかり言って、それも眉に唾を付けたくなるような内容ですが、デメリットを提示しないのですか?上鈴木地区の338道路を考える会は道路に関して素人ですが、あなた方は、プロなんだから、きちんと提示して、対策を講じる必要があるでしょう?ひとつも提示されていないじゃぁないですか?』は、完全に肩透し。『答えになっていない』と言いたくても、質問が終わるとマイクを持っていかれて、何も言えない。完全にムカツイタ。

私だけではない。他の人はもっと上手に冷静に質問していたし、一応答えは長々というのだけれど、どれも、問題をずらして答えになっていない。府中街道の渋滞が緩和されるとの説明に対し、街道沿いの住民が、『確かに、何年か前までは昼間も渋滞していたが、今は朝晩だけ。しかも、車はこれからは減ると言われている』と指摘しても、スライドやパンフレットで説明済みの一日あたり9万台という平成42年度推計値を述べるのみ。あとで甥が、この9万台はどこから来た数字だろう?と不信感をあらわにして言っていたが、実感のある住民の意見と対比して、納得のある答は何もなかった。『私たちは今幸せに暮らしている。それをぶち壊してまで作る必要があるのか?府中街道を拡幅すればいいのではないか?何も道路を直線に引かなくても』という質問も、効率がどうとかで、説得力まるでなし。

『リスクが多ければ、企業なら、事業を中止する。』との意見にも答えず、最後の頃の、『今までの質問の中で、この道路を作ってほしいとの意見は全くない』『質問したいことはまだまだある。説明会をもっと開いて欲しい』と言われても、『私達はこの案がベストだと思う』、『意見のある方は個別に電話してくれ』と言うだけ。お隣は『個別だとごまかせるからだわね』とささやきました。『説明は車のことばかりで、人のことに触れていない』との意見どおり、全く人のことを無視しています。ご意見の中にあった『石原都政はコンクリー都政と言われている』がまさにぴったり、都の職員の頭はコンクリートのよう。私たちの質問も意見も全部跳ね返し、自分たちの計画を私たちに押し付けていました。

甘い声での『ご理解ご協力をお願いいたします』は一体なんなんだ。皆さんの理解を助けるためと思って、36m幅の布を持って来てもらったのに、職員は、『提示してもいい場所を言えない』とかで、では質問をしてOKをもらってからと思っても、挙手しても指してもらえなかった。それこそ「協力してあげたかったのに」。スライドもパンフレットも、配ったホカロン、ひざ掛けの借り賃だって、結構費用はかかっていると思う。全部税金だよ。人の意見を聞こうとする姿勢が全く見られない説明会で、こんな無駄遣いしおって・・・そう思うとますますムカツク。詳しい質疑応答は、まとめがでたらまた転載します。以下は、素人の上鈴木西地区338を考える会がずいぶん前に出したデメリットです。

●まちが完全に分断される
  この道路ができると、中央公園の雑木林は伐採され、国の史跡"玉川上水"も町もコミュニティも、完全に分断されてしまいます。

●1日4〜5万台(都の予想は9万台)。環7並の公害・環境破壊
  大気汚染や騒音、振動など環境が著しく悪化し、健康被害をもたらします。(公害患者と家族の会の人が『環境施設帯では防ぎきれない』って言っているのに『そのためにも環境施設帯』うんぬんだって、長ったらしく言っていたよ)。

●騒々しい町に変貌
  36m道路の両側30mは、用途地域が変更になります。今までは戸建住宅が中心だった地域が、高層の商業施設やマンションなども建てられるようになります。(メリットの防災で、阪神大震災の例が挙げられていたけれど、火災は住宅密集地、建物の崩壊もマンションだった。今のままならそれほど被害はないと思うけど、高層の建物ができたら、危ないね)

●地権者や沿道住民にとって大問題
  36m道路の建設で、計画路線の住民は立ち退きを迫られ住み慣れた土地から離れなくてはならなくなります。また、沿道30mは用途地域が変わる結果、土地の価値(評価額)が高くなったと見なされ、固定資産税が高くなります。沿道に暮らす人にとっては環境が悪くなった上に固定資産税まで高くなるというまさにダブルパンチです。

 

うちの前の道は、車の通り抜けはできない。だから、子どもたちがバットの素振りや三輪車を乗り回したりして遊んでいる。大人もゆっくり井戸端会議ができる。そんなことも36m道路ができたら、できなくなる。車にとって便利になると言うことが=人にとってプラスになるとは限らないんだな。
  稼ぎの悪い私、固定資産税が払いきれなくなったら、この土地を売らなくては・・・私ももう引越しは嫌。やっと友達ができてきたのに・・・子どものいる世帯でないと、新しく知り合えるまで時間がかかるんだ。まして足の弱った高齢者はどれだけ大変か、それを考えると胸が痛むよ。で、わたしが土地を売れば、何が建つと思う?防災地域にもなるらしくて、市との話し合いで、「コンクリート」って単語が出てきた。あとで、それを決めるのは街づくり委員会つまり住民と言っていたけれど・・・緑ゆたかな落ち着いた住宅地ではなくなりそうだね。農家にしても畑を手放さなくてはならなくなってしまうのでは・・・パンフレットにあった「快適な都市空間の創出」だね。それを望む人が今の時代にどれだけいるのだろうか?少なくとも説明会の質問者の中にはいなかったよ。
  『新小金井街道で振動がひどい』という声に、『順次改良工事を行いますから』。でも、それならメリットに挙げられた「通過交通」で危険だという、鷹の街道や水車通りの歩道を広げるか作るかして欲しかったよなぁ。緑だって、50年あれば結構育ったろうに・・・今まで何もしなくて、『皆さんお困りでしょうから』と言われたってねぇ。ありがたいとは思えないし、この先だって信用できない。
  『これからも皆さんの意見を取り入れて』、と口で言ってたけれど、この説明会の様子では、手続き上取り繕うだけだろうと、不信がつのる。病院へ行くために家を出たら、お隣に呼び止められた。『昨日の説明会に行ったぁ?腹立つよねぇ、一方的で』。参加した人のほとんどがそう思われたと思うよ。





No.7

もう一つのレイテ戦

 りっちゃん
10/1/27

表紙副題は、日本軍に捕らえられた少女の絵日記。著者はレメディアス・フェリアスさん。監修は竹見智恵子さん。

昨年の三鷹での展示会で、確かこの絵は展示されていた。とても自然な、素直な絵というのか、心に直に響く。韓国の元慰安婦たちの絵もステキだったが、あれは作品だった。これは説明のために描かれた絵である。

あの時、外で「朝鮮人」「売春婦」と連呼していた人達にぜひ手にとって見てもらいたいものだ。「ポルノ映画を上映している」とも言っていたなぁ。どこが?全くあの人たちの心の反映とも言うべきお言葉の数々でした。そういう発想しか頭の中にないことがバレバレ。こういう絵を見るとそんな下品な心が洗われるよ。きっと。

とても痛ましいことが描かれているのに、なぜか、彼女を直接鞭打ち、強かんした兵士たちの顔は、目が吊り上がっている以外は、さほど醜く描かれてはいない。その上官と思われる者たちは、怖く、醜く描かれている。鋭い人だなぁと思った。ひらの兵士は加害者であると同時に被害者でもあることをどこかでわかっているのではないだろうか。誰かを犯すことでやっと自分を支えているということがとても悲しいし、哀れだね。そういえば、外で喚いていた人たちもそうだねぇ。

「軍は関与していない」などとほざく人たちにも読んでもらいたい。彼女は日本軍に捕らえられて、性奴隷にさせられている。「関与」なんてものじゃぁないね。「直」です。14歳で捕えられ、終戦時が17歳。後にタガロク語も英語もできなくて苦労したとのこと。学習のための大事な少女時代を・・・ひどいよね。解放された後も差別にあったりしたのは、その国の男たちのせいではないかと思っていたけれど、年齢を考えると、やはり、日本軍がしたことは罪深いねぇ。

あのあたりの日本軍兵士は90%が飢餓死と言われている。兵站(食糧)なしでの進軍だったから・・・ひどい話だよね。だからと言って、慰安婦問題が許されるわけではないけれど。ウーン、というよりも土壌は同じというべきかな。人間を人間として見ていないという点で。だから戦争は嫌だ。

タガログ語は絵とともにご本人が書いたようだ。英語と日本語に翻訳されて併記されている。私は日本語しか読めないけれど、その中で、「(プロポーズしてくれた)彼に自分の体験を話し、結婚はしたくないと言いました。でも、彼が、「過去のことなど忘れてしまえる」と言ってくれたので、彼のことが好きになり、1952年にいっしょになりました。」というくだりが、なんかいいなぁ。お互いが信じあえるってこと、これこそが多分戦争の「反対」なんだろうな。

竹見さんの「少女の戦争は終わっていなかった――解説にかえて」はとても読み応えがあるし、考えさせられる。水田の工作に水牛を使うという伝統的な農業。その水牛を半減させた日本軍。飛行場予定地にいまだに残る不発弾。少女だけでなく、レイテ島の戦争もまだ終わっていないのだ。「今なお貧困が続くこの島の状況に、日本の責任はまぬがれないと私には思われた」。水牛を贈る支援プロジェクトは有効だし、日本の農業にもそんな発想が必要なのではとも思う。

「敗戦にあたって、多くの「慰安婦」たちはジャングルの奥地に置き去りにされたり、壕に閉じこめられて爆殺されたりしたが、これは、日本軍の敗走の足手まといになったからだけではなく、神聖なるべき天皇の軍隊にとって、あってはならない存在の証拠摩滅をはかる意図があってのことだったろう。「慰安婦」にされた女性たちを抹殺することで、「慰安婦」制度そのものを永久に歴史の闇に封印しようとしたのだった」。そうだったのか、そして今も、なかったものにしたい人がいるから、困っちゃうねぇ。恥ずかしいよ。

「住民から「刃の報復」と呼ばれて恐れられた作戦は、日本兵が1人殺されたら報復として10人の住民を殺すというもの。この作戦では、子どもや女性たちまでが報復の対象になった。」
  「これまで語られることはなかったが、女性たちへの性暴力も含めて村の焼き討ちや住民惨殺という凄惨な実体が住民にとっての「レイテ戦」だったのだ」。太平洋戦争っていう呼び方で、つい、米軍に敗けたと思いがちだけれど・・・ゲリラとの戦いでもあったのだ。八路軍もねぇ。『三大規律八項注意』。歌詞がねぇ、いいんだよ。「人民の負担を軽くするよう努めなさい」。こっちは『海行かば』。「死んでも戦ってこい!」っていう雰囲気を煽っちゃったもの。人間のいのちの重さが違う。敗けて当然だったんだなぁ。

「当事者こそが運動の中心になってグループの意思決定を行い、問題解決にあたることが出発点になっている」という「リラ・ピリピーナ」の活動を通して、「「過去に傷を負った気の毒な老女」から、「尊厳回復に立ち上がったたくましい女性」へと見事に自己変革をとげていった。」というのが素晴らしい。私はまだまだ未熟だなぁ。

「次世代に真実の戦争を語り継ぎ、この世界から武器による脅しや人間性を奪う暴力を徹底的になくし去ることこそ、著者のレメディアスさんがいちばん望んでいることでもあり、この本作りに参加した仲間たち全員の願いでもある」。私もそう願っています。微力なれど、できること、やっていきたいです。





No.6

ヒロシマ・ピョンヤン

 りっちゃん
10/1/23

タリの会主催の上映会です。「ヒロシマ・ピョンヤン」―棄てられた被爆者―、ぜひいらしてください。以下チラシより

59年間も知らされなかった被爆の事実!

核開発を進める朝鮮 最悪の日朝関係 だが、朝鮮には日本政府が補償・救済しなければならない人たちがいる!

朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌(ピョンヤン)で暮らす李桂先(リ・ゲソン)さん。彼女の両手には、指ごとに包帯が巻かれていた。「どういうわけか指の皮がしょっちゅう剥がれ、薬を塗って包帯しないと血がにじむんです」と語る。指ばかりでなく、子どもの頃から消化器の病にも苦しみ続けてきた。
  李桂先さんが、自分の健康を蝕んできた原因を知ったのは2004年。広島から訪ねて来た母親は、病に苦しむ娘を見て広島市で被爆していることを告げた。被爆から59年。それまで母親が黙っていたのには、深い理由があった。

最悪の日朝関係の中で、08〜09年に3度の平壌ロケを敢行!ある被爆者の家庭生活に深く入り込む中から、日本政府に放置され続けてきた在朝被爆者の怒りと悲しみを描く。また、被爆・祖国解放・民族教育・帰国という激動の時代を生きた在日朝鮮人の歴史も見えてくる。
  広島と平壌……。遠く離れて暮らしながらも、互いの健康を気遣う被爆者の母と娘。映画は、誰も予想もしなかった結末で終わる。

2010年2月6日(土) 開場14:00 上映14:30−16:00
  ・会 場:小平中央公民館ホール(西武多摩湖線r青梅街澤釈j線路沿いに南へ5分)
  ・参加費:800円
  ・主 催:タリの会(tarinokai@yahoo.co.jp)





No.5

小平3・3・8号線の説明会

 りっちゃん
10/1/23

都道小平338号線計画を考える会から鷹の台駅周辺の環境を一変させる道路計画、いよいよ着手!という号外が出ました。

――2月3日・4日、東京都が338号線計画の説明会を開きます――

1月20日の「市報こだいら」に掲載された、都主催の「小平3・3・8号線都市計画変更素案の説明会」の案内をご覧になりましたか?

3・3・8号線とは、48年前に計画された4車線の都道です。青梅街道より北は、すでに幅22mに広げられた府中街道が3・3・8号線となり、青梅街道より南は、府中街道から55〜200m西側に新しい道路を造る計画になっています。

今回説明の対象となるのは、青梅街道の小川町一丁目交差点から五日市街道までの区間、延長約1・4kmです(※「どんぐり通信」1号保存版参照)。静かで暮らしやすい住宅地を分断し、中央体育館と都営住宅の間にある雑木林の大部分をつぶし、多くの人が散策する史跡玉川上水を横切ります。

今回の説明会では、現在の都市計画で幅28mとなっている部分を36mに広げる計画変更の素案と今後の事業スケジュールについての説明があると思われます。

東京都には住民が聞きたいこと、分からないことをきちんと説明する責任があります。1時間半の説明会では充分な説明を受けることは難しいでしょうが、都に直接意見を言う限られた機会です。ぜひ、お誘い合わせて、大勢でおでかけください。疑問や意見は下記の東京都の窓口にもどんどん届けましょう。


小平3・3・8号線都市計画変更素案の説明会

東京都は小平都市計画道路3・3・8号府中所沢線のうち小平市上水本町一丁目(国分寺市境)から小川町一丁目(青梅街道)までの延長約1・4kmの区間について、都市計画変更素案の説明会を開催します。

【日時・会場】 @2月3日(水) 午後7時〜8時30分 小平市立小平第一小学校体育館
          A2月4日(木) 午後7時〜8時30分 小平市市民総合体育館第二体育室

  ※@Aとも同じ内容です。車での来場はご遠慮ください。

【問合せ】 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課 03−5388−3328
         東京都建設局道路建設部計画課 03−5320−5323
  (「市報こくぶんじ」22.1.15号、「市報こだいら」平成22.1.20号より)
  ※小平市の担当窓口は、まちづくり課都市整備係(042−346−9828)です。


都道小平3・3・8号線計画を考える会より

当会主催の催しのお知らせです。お気軽にご参加ください。

2月9日(火)
  都道小平3・3・8号線計画を考える会定例会

  時間:9時半〜12時
  場所:学園西町地域センター3階第一会議室
  10時〜11時 ゲストスピーカー渡辺章さんのお話(環境アセスメント問題都民連絡会)。参加費300円。申し込み不要。今回の説明会後、環境アセスメントが始まる予定です。
  すでに道路が完成している府中市、現在工事が始まっている国分寺市区域でも環境アセスメントが実施されました。環境アセスメントって周辺環境のことをどのように調査するのでしょうか。その結果はどう反映されるのでしょうか。

2月28日(日)
  沿線・近隣自治会の住民と関心をもつ住民の意見交換会

  時間:14時〜16時30分
  場所:津田公民館ホール
  問合せ・参加申込:2月20日までに代表水口へご連絡を。
  周辺の住民が一堂に会し、立場を超えて話し合う場が必要です。地域の街づくり、コミュニティに道路がどう影響するのか、まちづくりの目線で、住民同士意見交換をしませんか。

3月14日(日)
  歩いてみる338ルート
(仮称)
  時間:13時半〜16時半
  13時半に府中病院バス停集合。※詳細はお問合せを。
  府中市の西原町1丁目交差点から青梅街道までの都市計画道路3・3・8(3・2・8)号府中所沢線のルートを実際に歩きながら、計画について詳しい話を聞きましょう。





No.4

新年会・餅つき大会

 りっちゃん
10/1/20

「府中緊急派遣村、府中緊急派遣村労働組合、派遣切りを許さない会が新年会・持ちつき大会を開催します!」というお知らせが来たよ。またみんなに会える。楽しみだなぁ。以下、転載します。

生活相談、労働相談、その他なんでも相談の窓口として、また、相談会の開催主体として活動してきた府中緊急派遣村。労働相談にこたえ、労働者派遣法や企業とたたかってきた府中緊急派遣村労働組合。そして、それらをバックアップしてきた派遣切りを許さない会。私たちは08年末〜09年初頭の年越し派遣村に触発され、主に府中で活動してきました。

昨年暮れ、渋谷の国立オリンピック記念青少年総合センターに設置された公設派遣村には、年越し派遣村をはるかに越える人びとが集まりました。ワンストップサービスも含め、このような行政の取り組みは一定の効果があるといえるかもしれませんが、根本的な解決までには程遠いこととなっています。

そんな中、私たちは、年頭に当たり、これまで出合った多くの方たちと顔を合わせ、ともに励ましあい、今後も背伸びをしない身の丈にあった地道な活動を継続するべく、新しくできた旗の旗開きも兼ねた、新年会・餅つき大会を開催する事にしました。当日はお餅だけでなく、温かい豚汁も用意してあります。

どなたでも参加できます。以下の要領で行いますので、お気軽においで下さい。みんなで支えあい,励ましあいましょう。

■日にち:1月30日〈土〉

■時間:集合/13時 開始/13時30分

■場所:府中八幡宿公園(府中〜東府中の高架線北側 府中駅徒歩5分)

■参加費:生保当事者無料(自由カンパ)、スタッフ・ボランティア1000円

※豪華景品が当たるビンゴ大会も開催します!

※雨天の場合は、中央文化センター料理講習室です。





No.3

続・ガザ自由行進

 エコロじいさん
10/1/8

CODEPINK 情報、抜粋をつづけます。

2008年12月8日〜1月9日、1ヶ月間にわたるイスラエル軍の攻撃で、1417人の命が奪われた。318人は子供だった。5千人が負傷した。150万人の生活が破壊され、上下水道も、住居も、回復できない状態で、ガザは今も封鎖されている。医療もないままに死を迎える人があとを絶たない。

2009年さいごの一週間。43カ国からの人々がカイロをめざして旅立った。エジプト政府は、彼らの入国地を一カ所に制限した上で、まぎわになって突然別の場所を指定するなど、運動を混乱させようと画策する。

また、エジプト管理下の唯一のガザへの入口である、ラファの検問所の通行を許可しないと通告。つぎには100人のみ許可すると変更し、入れる人と入れない人の分断を図る。バスやタクシーには外国人をラファへ乗せることを(非公式に)禁止。こうしたエジプト政府の手口に対し、200人のフランス人は、駐カイロ・フランス大使館前に座り込み、自国民にたいする権利の侵害を解決せよと主張し、1週間寝泊まりを続けた。ほかの一団は、ガザへ入れないのならエジプト国内をデモ行進すると宣言し圧力をかける。

12月31日。イスラエル管理下のエレツ門へ、内側から500人、外側からも数百人の自由行進が近づく。だが門は堅く閉ざされたままだった。

カイロの中心市街地タヒール広場で500人の行動。観光客を装った自由行進のメンバーが、少人数づつ広場へ入り、あらかじめ決めた時刻にいっせいに旗を取り出して掲げ「ガザに自由を!」のシュプレヒコール。交通をストップさせた。ただちに警官隊に暴力的に制止され、狭い舗道へ押し上げられる。1人は警棒で顔を殴られた。警官隊の包囲の中、街路樹にプラカードをくくりつけ、英語とアラブ語でシュプレヒコールとメッセージを伝え続けた。この状態を7時間続けた後、全体のキャンドル・ライト集会へ合流した。

これが31日のできごとだった。

今年2010年1月6日・2:30より。駐ダブリン・イスラエル大使館前
  ガザの子供たちを忘れない集会

同6日・5:37より。カリフォルニア、サンディエゴ大学
  キャンドル・ライト集会 ガザの子供たちのために

16日・1:00。ロンドン、トラファルガ広場
  1417はただの数字じゃない 殺された人数です その人たちを忘れないために

このあとも、こうしたアクションは各地でつづきます。イスラエル軍がガザ封鎖を解き、立ち去るまで。





No.2

ガザ自由行進

 エコロじいさん
10/1/1

アメリカの反戦女性運動 CODEPINK から、情報がとどきました。

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イスラエルのガザ攻撃から1年。カイロで「ガザ自由行進」開始。
  イスラエルの軍事封鎖を批判し、ガザの解放を訴えて、12月30日、世界中から1400人が結集した。

駐カイロ・フランス大使館前では、300人のフランス人がフランス政府のガザ政策に抗議して3晩にわたり宿泊。また、アウシュヴィッツ生存者であるユダヤ人ヘディ・エプスタインさん(85才)を含む22人がハンガーストライキに入った。

ムバラク大統領夫人の尽力で、「ガザ自由行進」の中から100人に限りガザへ入ることが認められた。結集した人たちは行動の勝利と喜んだ。しかし誰がその100人になるかを選ぶ段階で、全員入れないのはおかしいという議論が。制限付きの受け入れなら代表を出さないというグループも。

各国のジャーナリスト、支援物資を預かってきた人たち、そして何年ぶりかの家族との再会をするパレスチナ出身者などが、ガザへ向かうバスの発車を待っている。

このアクションは2010年・元旦以後も続きます。





No.1

ソーホーのマルクス

 りっちゃん
10/1/1

ハワード・ジンの戯曲の訳が本文。ハワード・ジンの序文、公演ノート、訳者あとがきなども面白い。

序文では、
  「9・11の、あのとてつもない事件について、カール・マルクスならどう語るであろうか?あの日、飛行機が乗っ取られ、ニューヨークの世界貿易センタービル・ツウィンタワーに故意に激突させられた。それらは破壊され、三〇〇〇人を超える人々が殺害された。合衆国政府が「テロリズムとの戦争」に着手することを直ちに決定したことについて、彼なら、どう考えるであろうか? もちろん、マルクスの反応をしかと知ることは不可能である。けれども、我々はマルクスの社会分析を採り入れ、彼ならこの特異な状況にどのようにたち向かい分析するであろうか、と想像することはできる。」

マルクスに語ってもらうために、彼が住んでいたロンドンのソーホーではなく、天国のお役人の手違いで、ニューヨークのソーホーに一時復活するんだなぁ。どこでもお役人というのは・・・

マルクスも歴史的偉人というよりも、生活者マルクスなんですわ。奥さんには弱かったりして・・・

アリス・ウォーカーがハワード・ジンについて、こんな紹介を書いている。
 「 私の先生であり、良き助言者であったこの気取らないヒーロー、このラディカルな歴史家であり民衆を愛する「厄介者」、我々の側に立ち、我々とともに悩んだこの男にたいして私が感じている愛と尊敬と賞賛を、いずれにせよどう表現すればいいのでしょうか? ハワード・ジンは、私が出会った最良の教師であり、また最高に面白い人でした。」

エリザベス・マルチネスという人はこう書いている。
  「アメリカ合衆国の歴史を民衆側から見通す視座をほとんど独力で普及したハワード・ジンは、我々自身を鍛える新しいやり方を休むことなく発明する。このたび彼は『ソーホーのマルクス』をたずさえて登場する。それは、猛烈に攻撃的な告発をユーモア、鋭い政治論、そしてまざりっけなしの歓喜にむすびつける。ジンは、まったく単純な意味で、国宝である。」

まえがきの中に、こんな一文がある。
  「我々が「グローバリゼーション」と呼んでいるものを、マルクスは非常に明確につかんでいた。再び『宣言』から引用する。「自分の生産物の販路をたえず拡張する必要にうながされて、ブルジョアジーは全地球を駆けまわる。彼らは、どこにでも腰をおとし、どこにでも住みつき、どこにでも結びつきをつくらねばならない。……昔の地方的、また国民的な自給自足や閉鎖に代わって、諸国民の全面的な交通、その普遍的依存関係が現われる。」最近、合衆国政府によって追求されている「自由貿易協定」とは、地球を横断する資本の自由な流通を害するすべての制限を取り払おうとする − 資本家にあらゆるところの民衆を搾取する権利を与える − 試みである。
  マルクスが芝居の途中で見る新聞の見出しは、彼にとって、驚くほどのことではない。彼は、ただ大きなスケールで今日進行しているだけの巨大企業の合併を理解していた。彼は、各国の内部においてのみならず、まさしくより劇的に、裕福な国家と貧しい国家の民衆間にも当てはまる富と貧困の増大する巨大なギャップを洞察していた。」

ソ連が崩壊して、共産主義国家がマスコミなどから総すかんを食らうわけだけれど、だからといって、マルクスの言っていたことの正しさが失われたわけではない。むしろ、今の時代には、マルクスの再来は期待されるべきものかも?

訳文、面白いけれど、ここには書かない。誰か一人芝居をやってくれないかなぁ。ぜひ見に行きたいよ。

訳者あとがきには、
  「「アメリカ社会を変革する大衆運動の可能性についてどう思うか?」とあるインタビューで問われてジンはこう述べている。
  「たとえメディアがアメリカや世界中の普通の人々と社会運動の活動を無視しているとしても、その情報を探し出してくることはきわめて重要です。あらゆるところに組織を樹立しょうとする巨大な数のレジスタンスがあります。それを見つけ出し、そのことについて説明できる言葉を広げるのが我々の仕事なのです。このことが、孤立と無力を感じているすべての人々を奮い立たせるのです。彼らは自分たちが本当は孤立していないことを知らないのです。よい価値を身につけた人々は、世界中に数百万人、数千万人といるのです。長らく彼らは沈黙をしているかもしれません。しかし、その間に、物事のありようについての彼らの義憤は、究極的には変革へと導くのです。」」

そして、訳者の意見として、
  「いま、アメリカで、また世界中で、多くの人々は彼らの望んでいるものを他の人々もまた望んでいるという確信を失い、ともに夢を叶えることなど到底できないだろうと諦めている。似たり寄ったりの思いを抱いているにもかかわらず分断されている人々の無力感は、かえって一見民主主義的な制度が広がるにつれて増大しさえするのである。
  このような無力感に行き詰まった人々を励ます論理は、「私は一人行く」という孤高の人の論理ではなく、「本当は皆意気に燃えているゾ」というような偽造されたヒロイズムでもない。まして「皆と一緒に流されていくしかない」といった大衆迎合ではさらにない。これらから本当に(独立した態度)こそが必要なのである。
  この態度なしには、最高度に発展した資本主義の真ん中にあるニューヨークの聴衆にマルクスの人間的情熱と彼の資本主義分析が届くのかどうかを検証してみようという企画は湧いてこない。」と。

「私はひとりでも行く、でも、みんなと一緒なら、もっと楽しく歩ける」が今年の目標かな。今年もヨロシク。





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