薪ストーブの操作
2013年5月18日
薪ストーブの操作は焚火と一緒です。 例えば大きな薪は焚きつけの上に置くか、下に置くかは趣味です。 ご飯と違い、最初パッパと火をつけて、後はチョロチョロです。 炎を見てるだけで、癒されます。
薪と焚きつけの準備
雪が降る前に準備します。 焚き付けには、落ちている小枝や松ぼっくりで十分です。拾いを集めて、乾燥させます。
針葉樹の薪を細く割っても使えます。
薪の束の隙間を詰めるためにも入っている細い薪も使えます。薪をくべる際に、選り分けて取っておきます。
薪は購入するか、自分で作ります。薪を運び入れる
寒冷地では、戸外に置いた薪は凍っているため、室内で温めてください。 但し、木屑が落ちたり、ついていた虫が出てくることがありますので、 床に直に置かない様にしてください。火のつけ方
着火剤か、一人鍋用の燃料が便利です。 新聞紙はすぐに燃え尽きてしまい、冷えた薪を燃やすのには非力です。 特に置きっぱなしにした新聞紙は湿気で火が点きにくいです。- 前の扉と空気口を開けます。
- 着火剤を置きます。
- 大きめな薪を両サイドに置きます。
- その上に焚きつけを置きます。
- さらにその上に細い薪を置きます。
- 着火剤に火を点けて、扉を少しだけ開けておきます。
- 上の薪に火が点いたら、扉を閉めます。
- 炉内の温度が上昇し、大きな薪に火がつきます。
- 火が安定したら、空気口を少し絞ります。
触媒式薪ストーブの注意点
煙の温度が低いとキャタリティックコンバスター(触媒)に、煤やタールが付着して、目詰まりを起こします。 そのため着火時は、煙が触媒を通らない様にバイパス ダンパーを開けます。 炉内の温度が260℃まで上昇したら、バイパス ダンパーを閉じて、煙を触媒に通します。 煙が燃焼するので、排気の温度は600℃ぐらいまで上昇します。 さらに1000℃まで上がると、触媒が壊れてしまうので、温度を見ながら、吸気口を調整してください。
クリーンバーン式薪ストーブの注意点
煙の温度が低いと前面のガラスにタールが付着して茶色になります。 着火後は、勢い良く燃やすため、吸気口を全開にし、前の扉も少し開けます。- 冬の来荘時の注意点
まず、足元が冷えるので、スリッパを履きます。
薪ストーブは暖かくなるのに時間がかかるので、次に補助暖房を点けます。
チャッカマンは冷えると、火が点きません。自宅から持ってくるか、 ポケットなどに入れ暖めてから使います。
その点、ストーブ用の軸の長いマッチはいつでも使えて便利です。 火の保ち方
適度にオキが残っている場合、薪を1〜3本足します。 オキが少なくなると、炉の温度が下がり、燃焼効率が悪くなります。 その状態で薪をくべても、薪が燻されて、ガラスが曇ったり、触媒にタールが付きます。 焚きつけを入れて火をおこしてから、薪を足してください。- 灰受け
着火時に灰受けのドアを開けることは問題ありません。
灰受けを開けたままにしておくと薪が勢い良く燃えますが、 空気が大量に入るので炉の温度が下がるため、燃焼効率が下がります。 焚いている間は、忘れずにしめましょう。
薪がぶつかって、開いてしまうことがあるので、注意してください。 消し方
燃やし切ります。
耐震消化装置は無く、煙道火災の危険もあるので、火がついた状態で その場を離れる場合は自己責任です。 前の扉、空気口や薪の投入口、灰取り口をしっかり閉じてください。
大きなオキは火消壷に入れると、炭を作ることができます。夜間
暖を取るために、就寝中に燃やす場合は自己責任になります。 薪を炉内一杯に入れると、燻されて、ガラスが曇ります。 少し多めに薪を入れて、少し空気口を絞ります。 薪は2〜3時間で燃えてしまいますが、ストーブ自体は予熱で暖かいです。 但し、寒冷地では補助の暖房が必要です。- 空気の流れ道
薪ストーブは、部屋の空気で燃焼し、煙突から吐き出します。 そのため、台所やトイレや風呂場の換気扇から冷たい空気が入り、風の流れ道が寒くなります。 高気密の別荘の場合、吸気パイプを設置しましょう。