薪ストーブの導入
2012年5月25日
選定
薪ストーブは種類やデザインが多いので、選定に迷うことが多いと思います。 薪ストーブを安全に長く使うためには、ストーブ屋さんの存在が大切です。 初めての薪ストーブは、サポートが受け易い別荘から近いストーブ屋さんから購入する方が安心です。
また、ストーブの能力をカタログから選ぶのは危険です。 古い別荘は断熱が悪く、隙間風が多いので、温かくなりません。ストーブ屋さんに相談しましょう。- 1979以前:断熱なし
- 1980〜1991:旧省エネ仕様
- 1992〜1998:新省エネ仕様
- 1999以降:次世代省エネ仕様
予算
- 本体
ホームセンターなどには格安のストーブもありますが、 一般的に燃焼効率が悪く、耐久性が低い等の問題があります。 また、設置を自分でする必要がありますが、煙突の設置を間違えると、燃焼効率が悪いだけでなく、火災の危険があります。
ストーブ屋さんの薪ストーブは煙突から設置まで全部で40〜200万円まで色々です。 - 煙突
スムーズな燃焼と、煙道火災を避けるため、2重煙突にします。 大型ストーブであれば、それに見合った煙突となるため、ストーブ本体費用か、それ以上かかります。 - 炉台
ストーブの重さに耐えるため、しっかりした土台が必要です。
周りに火がうつらない様、壁に耐熱煉瓦などを貼ります。 但し可燃性の壁材に直接 耐熱煉瓦を貼ると、長期的には低温炭化して火災の危険があります。
煙突も周辺から離します。 煙突が屋根から出る部分は雨漏りがしないように、しっかりとした施工が必要です。
そのため、専門のストーブ屋さんに任せた方が良いです。
- 本体
設置位置
薪ストーブは大きいため、部屋の角に設置していることがありますが、 輻射熱が90°しか広がらないため、効率が悪いです。 理想的には部屋の中央ですが、せめても左右が開放された場所に置いてください。 室内に薪置き場があると、寒い夜に外に出ないですみますが、 木屑が落ちるので、外の薪を取り込み易い位置にストーブを設置した方が良いです。 薪に着いた虫が出るので、炉台を大きくして薪置場にすると良いです。
また、余分な家具を置かず、輻射熱が広がる様にします。補助暖房
吹抜けのリビングに設置した場合、2階は暑いぐらいですが、リビングの床は寒いです。 シーリングファンなどのサーキュレーターに加え、寒冷地では電気カーペットか床暖房との併用をお勧めします。
週末利用の場合、ストーブも別荘も冷え切っているため、温かくなるのに数時間かかります。 早く温かくなるために、石油ストーブなどの補助暖房も必要です。