別荘の売却準備
2012年5月26日
別荘を売るためには、購入時に感じた長所、住んでみて分かった長所をまとめ、 見に来られた人にそれが伝わる様に準備することをお勧めします。 例えば、眺望が自慢であれば、眺望を遮る枝を払い、窓ガラスを磨きます。 一番の窓は、網戸を反対側にずらし、眺望を優先します。
権利書
- 住所
登記時と住所が異なっている場合、法務局へ行って登記内容の変更が必要です。 1回の移動であれば前住所の記載された住民票、複数回の移動であれば、戸籍謄本の付表を準備します。 - 相続
相続した別荘であれば、事前に持ち主の変更登記を済ませます。 - 共有
共有の場合、手続きに全員が同席するか、委任状を準備します。 - 紛失
権利書を紛失した場合。権利書の再発行はされませんが、手続きをすることで、売却は可能です。
- 住所
清掃
購入希望者のイメージが良くなるように、不要な物を片づけ、清掃します。 最近の購入希望者は良く調べているので、空家の別荘は買いません。 利用しながら、生活感を感じさせない工夫が大切です。 住宅展示場のモデル ハウスが目標です。 大変な作業は不動産屋さんに相談します。- アプローチ
道路、駐車場から玄関までのアプローチの雑草を抜き、きれいにします。 - 玄関
自転車やゴルフバック、靴、サンダルはしまい、内も外もきれいにします。 - キッチン
ガス台、五徳、シンク、壁を磨きます。排水溝が匂う場合はぬめり取りやパイプ洗浄を行います。 水切りや洗剤、スポンジをしまいます。 古い炊飯器や電子レンジもできれば片づけます。 - 部屋
余分な家具を片づけ、部屋が広く見える様にします。 - 洗面所、浴室
カビを取り、水垢を落とし、鏡の曇りを取ります。
桶と椅子、 石鹸と石鹸箱、シャンプーとリンス、歯ブラシとコップはしまいます。 タオルはしまうか、新しい物で統一します。 - トイレ
便器の黒ずみを取り、手洗いの水垢を落とします。 床の髪の毛や埃を掃除します。
洗浄ブラシとゴミ箱はしまうか、新品を置きます。 洗浄剤と芳香剤の匂いが異ならない様に注意します。 - 窓
ガラスを磨き、網戸を掃除します。 結露のカビを取り除きます。 - テラス
不要な物は片づけます。古いテーブルや椅子は処分します。 サンダルは片づけます。 - 庭
雑草が生い茂った別荘は魅力が半減なので草刈をします。 境界石を確認するためにも、雑草は刈ることになります。 また、眺望や日当たりを遮る枝は切ります。
- アプローチ
リフォーム
買い手に取って魅力がある様に、思い切ってリフォームするのも手です。 外壁や屋根の塗直し、 畳や壁紙の交換、 水回りのリフォームをすると イメージが良くなり、売り易くなります。 但し、掛かった費用の回収はできませんので、新しくなった別荘を少し楽しんでから、売るのも手です。債務
ローン、固定資産税、都市計画税、管理費、修繕積立金、地代、電気/ガス/水道料金などの未払いは精算します。 売却金で返済することは可能ですが、不動産屋さんと相談してください。税金
固定資産税、都市計画税などはその年度の最後まで、一旦売主が支払います。 引渡しの時に、日割りで買主から返金してもらいます。引越し
建物に付けて売る物以外を持ち出しますが、 別荘に合わせて購入したテーブルなどの家具は、大きすぎて、自宅には入らない場合があります。 古いTVなどは捨てるのにお金がかかります。 これらは無償で譲ることもできますので、何を持ち出すか、検討が必要です。
契約前に引っ越す方が楽ですが、空家になってしまうので、お勧めできません。