別荘の寒さ対策
2013年4月20日
100mで0.6℃気温は下がると言われます。 標高1000mの高原は夏5℃ほど涼しいのですが、冬は5〜10℃寒く、最高気温が−10℃以下になる地域もあります。 冬の寒さ対策は、暖房器具の導入だけでなく、断熱リフォームも検討しましょう。
断熱リフォーム
夏仕様の別荘を、冬場にも使う場合はリフォームが必要です。暖房器具
電気
カーボンヒータ、セラミックファンヒータ、オイルヒータなど色々ありますが、 エアコンのヒートポンプが一番効率が良いと言われています。 エコキュートもヒートポンプです。 但し、−10℃以下の地域では寒冷地仕様の室外機が必要です。
深夜電力を利用した電気温水器や蓄熱暖房は、原子力発電の深夜割引が前提ですので、 今後の電力事情を確認してください。灯油
最近高くなったので、都市ガスの方が安くなりました。プロパンガス
別荘地では個別プロパンが多いです。 料金は都市ガスや灯油よりは高い状況です。薪
薪ストーブは熱量が大きいので全館暖房が可能で、 カーボンニュートラルなので地球にも優しいですが、 薪の入手先を確保する必要があります。太陽熱
ランニングコストが安いですが、森の中や雪が降ると使えません。 最低気温が氷点下になると、凍結して機器が壊れます。 不凍液を循環させるタイプもありますが、初期費用が高くなります。太陽光発電
日当たり次第です。森の中の別荘や降雪エリアでは使えません。
暖房の注意点
薪ストーブ
薪ストーブ自体が温まるまでの1時間は、暖かくないです。 週末利用の場合、別荘自体も冷え切っているので、補助の暖房が必要です。石油ファンヒータ
石油ファンヒータには利用可能な標高限度があります。確認しましょう。石油タンク
寒暖の差で、タンク内で結露し、水抜きが必要になることがあります。床暖房
吹抜けのリビングは足元が寒いので、床暖房や電気カーペットが必要です。乾燥
外気温−10℃の時、薪ストーブやFFファンヒータを使うと、空気が乾燥します。 正月など長期滞在するとかかとが割れるので、加湿器は必需品です。 ハンドクリーム、リップクリーム、ひびクリームなども必要です。結露
部屋に排気する石油ストーブやガス ストーブ、フアンヒータを使うと、 燃焼に伴い水蒸気が出るので、結露対策が必要になります。
根本対策は2重窓や、FFファンヒータです。