意匠屋さん向けRCマンションの小梁設計講座

 

5.小梁配置計画の注意事項

 その他、小梁配置計画の注意事項を以下にまとめます。

①小梁が床下がり部分を通過しないようにする。

 床下がり部分に小梁が通過するとその分、天端レベルを下げる事が必要になり、梁下端も下がり、室内を圧迫する事となります。場合によっては取り付く大梁のせいを上げる必要になります。
 また、床段差部に沿って、小梁を配置する場合は高い側に合わせて配置します。

②耐震壁付き大梁に小梁をかけるようにする。

 通常、マンションだと界壁部分(Y方向フレーム)は耐震壁となっています。この耐震壁付きの梁は非常に 強度が大きいので、桁側(X方向フレーム)に小梁をかけるよりも耐震壁付きの梁に小梁をかけるように計画 すると経済的な設計が出来ます。

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