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「ヴァイオリンを弾いてみたい」 そう思われた方は ヴァイオリンの魅力的な音に惹かれ 自分もそうした音を奏でてみたいと憧れているのではないでしょうか。 では ヴァイオリンの魅力的な音とは何なのか? 上達するためにはどうしたらいいのか? 実は それに対する答えは非常にシンプルで ヴァイオリンをヴァイオリンとして響くようにし、 奏でればよいのです。 そして 『ヴァイオリン演奏に必要なのは“音感”ではなく“質感”!? ヴァイオリンを正しい音程の美しい音で朗々と奏でるために』に書いたように ヴァイオリンがヴァイオリンとして響くようにするには 楽器の状態だけではなく、弓や各種パーツについても 十二分な配慮と選択を行ったうえで練習します。 そのため 楽器や弓の購入の際には自分の気に入った物を…という考え方だけではなく 楽器や弓に関する専門的観点での材質や造りや細部の寸法の確認※も必要なうえ ヴァイオリンを弾き熟せてきた場合の響きについても考慮しなければなりません。 ※ (バイオリンは左指の位置が1mmでもズレると音程が狂うので 楽器の寸法もmm単位で決まっていることから フルサイズのヴァイオリンの場合は例えば 330mm(弦長) 195mm(楽器肩~駒脚中央) 195mm:130mm=3:2 330mm>195+130mm 30mmから31mmに至る といった寸法や比率を確認し調整したうえでレッスンを行う必要があります) (子どもが使う分数サイズのヴァイオリンの場合には上記の数値ではありませんし サイズも大人の楽器との内部の容積の比率で決めてはいても曖昧なものですが 大人よりも手指が小さいため、より厳密に確認すべき寸法や比率があります) そのうえで ヴァイオリンの音程の取り方のページにも書いた ヴァイオリンならではの音程の取り方により楽器が響くように 一音いちおん耳を傾けながら丁寧に奏でることで 魅力的な美しい音を紡げるようになります。 ところが 上記のようなアプローチをせずに 最初は大雑把でも、そのうち徐々に正確に弾く…ですとか 最初は汚い音でも、そのうち段々と綺麗な音に…といった取り組みをしてしまうと ヴァイオリンで魅力的な美しい音は奏でられなくなってしまうのです。 そうしたことから当教室では 趣味で習う一般の方だけでなく、専門家を目指す方や 音大生 演奏者 指導者の方へのレッスンにおいても 生徒さんに応じた教本やエチュードを選び、無理のない範囲に限定したうえで ヴァイオリンならではの音程の取り方により楽器が美しく響くことを目指して 一音いちおん耳を傾けながら丁寧に指導を行うことで、確実な演奏を実現しています。 そして そうしたレッスンは決して大変なことではなく、むしろ過度な練習や特訓は不要になり 単なる音の羅列にもならず、正しいリズムにより躍動感と豊かな表現が得られます。 その結果 今まで弾いたことのある色々な小品なども、正しい音程の美しい音で奏でられ 今まで弾きたいと思っていた協奏曲なども、正しい演奏技術で安定して奏でられ 今まで弾けないと思っていた難曲などにも、無理なく取り組めるようになります。 いま行っているヴァイオリンの練習が本当に効果的だと、そしてその演奏に 本当に納得できているでしょうか? 最初は大雑把でも、もっと上達してから直して行けばいい… というやり方は却って遠回りになってしまうのです。 初めての方は、一音いちおん正しく学び重ねることが上達への近道になります。 経験者の方も、そのように学び直すと更なる上達が得られます。 ヴァイオリンを奏でる本当の楽しみ それは 正しい音程で表情豊かに弾けるようになる素晴らしさと 美しい音で奏でる悦びでもあることを知っていただきたいと願っています。 ヴァイオリンを正しい音程の豊かで美しい音で奏でたい方は、当教室のレッスンをぜひ受けてみてください。 よろしければ Q&Aのページや以下の記事もご覧ください。 『[睡眠]とヴァイオリンの練習に必要なものは[量]より[質]!』 |
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