来月から、永嶋税理士事務所に若い男性税理士が入ります。来月号で紹介します。そこで、事務所の大掃除と模様替えをしています。
そしたら、永嶋の中学1年生の作文が出てきましたので、原文のまま紹介します。文章もイマイチですし漢字が少ないなーと思いますが、懐かしさのあまり掲載します。
= 母のゲタ =
ゲタは、はかなくては無意味になってしまう。はくからこそ役立つのです。
母は、長年の病気で寝ている時が多いので、ほとんど外に出ないのです。1ヶ月に一度出れば良い方です。母のゲタは、いつもげた箱の片すみにさびしそうに小さくなって座っている。朝、他のげたやくつはどんどん出ていくが、母のゲタは動いたことがない。いつもきちんとしている。いくら年月が過ぎても新品そのものです。私は、自分のげたに比べてあまりにも母のゲタは新品なのでかわいそうにみえる。どこからか「使ってください。はいてください。」と聞こえるようです。
母のゲタを一日でも早く減すには、私が家事をよくし、母をいつも安心させてあげ、一日も早く病気が回復するように努めればよいのです。しかし、私には、家事を良くすることは出来ない。心で絶対にしなければいけないのだと思い。やろうと思うと、悪魔が、家事をすることはつらいのだ。遊ぶのが一番楽なのだとそそのかすのです。私はここで負けたらいつまでたっても母の病気はなおらない。と思い歯を食いしばっていても時には、ゆうわくに負けることもあります。
母のゲタが一日も早く古くなるのは、私の心次第であるといまさらのように思いました。