椎間板ヘルニア

4月に坐骨神経痛を発症しましたと書きましたが、これは症状で、病名は椎間板ヘルニアでした。

私は、この痛みが一生続いて歩けなくなるのではと恐怖に襲われました。本を読み、インターネットで検索し、椎間板ヘルニアはどういうもので、治るのかしらと調べました。その結果私なりに勝手に判断して、そのうちに治るからと、安心して養生することにしました。本やインターネットで調べたことを書きます。


椎間板は、背骨の骨と骨の間にあり、クッションの働きをしている特殊な軟骨組織です。椎間板の構造を断面で見ると、中心部にゼリー状の髄核があり、その周囲をコラーゲンを含む硬い繊維輪が囲んでいます。繊維輪に亀裂が生じ、ゼリー状の髄核が繊維輪を破って飛び出してしまうことを椎間板ヘルニアといいます。このヘルニアが神経に食い込んで圧迫し、激しい痛みやしびれなどの症状を引き起こします。


私の場合もMRIを見るとまさに椎間板が変形して脊髄を圧迫しているのが見えます。
一度患ってしまった椎間板ヘルニアは、完全に回復するのは難しいとのですが、MRIの普及などによりヘルニアの病態が解明されつつあり、一部の難しいヘルニアをのぞいては、人間の体のもつ自然治癒力で、数カ月から半年の内に治癒してしまう人が多いらしいのです。しかし、再発する人も多いそうなので、これからの生活で再びヘルニアにならないように、姿勢を正しくし、背骨への負担を少なくするため、適度にスポーツを行うなど、腹筋と背筋の筋力維持・向上に心がけます。また体にあった椅子を求め、太らないよう食生活にも気をつけます。

2007年06月01日