アメリカ大統領の就任演説

1月20日のワシントン、アメリカ国民ばかりではなく世界中の人々の期待を背負って、バラクオバマアメリカ大統領が誕生しました。上院議員に初当選してから、わずか4年で黒人初の大統領に、誰が就任すると考えていたでしょうか。選挙中の演説がアメリカ国民に夢と希望を与えてくれたのと異なり、大統領就任演説は、責任ある言葉で厳粛に語られました。


日本時間は夜中でしたので、私はビデオに収録して翌日に聴きました。演説の内容が多岐にわたっていて、それぞれが重要なことでしたが、その中で、「60年たらず前だったら地元のレストランで食事をさせてもらえなかったかもしれない父を持つ男が、大統領就任の神聖な宣誓のために、あなたたちの前に立つことができた。」という言葉を聴いたとき、私はじーんと胸が熱くなりました。


人種差別は、ほんの数十年前まではひどいものだったようですし、現在もまだまだあるようです。だからこそオバマ氏の当選が世界中の話題になるのでしょう。オバマ氏がアメリカ大統領に就任したからといって、簡単に世界中から戦争がなくなり、景気も良くなり、すべてが良くなるとは思いませんが、私は期待します。

世界平和が訪れることを。

2009年02月01日