さすが儲けるのが上手な中国

中国の唐の都「長安」今の西安へ行ってきました。

JTBのツアーで3泊4日、航空会社はJAL直行便、ホテルは5つ☆長安城堡大酒店、全食事+お酒付、観光付、初日の夕食には西安市の高官の歓迎のご挨拶と中国酒の飲み放題付で、いたれりつくせりの料金は49,800円でした。以前から、秦の始皇帝陵の兵馬俑坑を見学したいと思っていたところこんなに安いツアーがあったのですぐに参加しました。


現地までは添乗員はつかず、西安の空港に流暢な日本語を話す中国国営旅行会社の人が待機していました。びっくり!!何と80人のツアーでした。でも、2台のバスに分乗して点呼もとらず人数だけ確認するとすぐに出発しました。どうしてこんなに安いのか?それがわかりました。観光地へ着くと日本人が買いたくなるような話をするのです。

たとえば、西遊記で知られる玄奘三蔵法師の経典を保存している大雁塔のある慈恩寺では、著名な書道家(天皇陛下が慈恩寺を見学された時のお土産に持ち帰られた書の作者)の書を特別に98,000円でお譲りしますと言われました。


また宋の時代に建てられた孔子廟を利用した碑林博物館へ行くと、王義之の拓本はめったに手にいれることができないものですが、皆様に特別にお分けしますと言われました。
兵馬俑坑は、農民が井戸を掘るときに偶然発見されたのですが、その発見者のおじいさんが座っていて、兵馬俑坑の解説書を買った人にサインをしてくれます。一人で何冊も買った人がいます。因みにお値段は3,000円くらいです。


仮に中国で、ひとりが平均30,000円使ったとしても、30,000円×80人=2,400,000円となり、中国と日本の物価差を考えたらすごく儲かりますよね。

でもそんなことよりなにより “すばらしかった西安は”

 

2006年12月01日