箱根の森の秘密の隠れ家

夫の姉が77歳になる喜寿のお祝いで、箱根へ一泊旅行に行きました。

定番の大涌谷観光で延命長寿の黒玉子を食べてから、大涌谷観光センターへ行きました。そこで、「自然探勝歩道コース」を教えてもらいました。玉子茶屋からのコースは、下りなので比較的楽に歩けるとのことで、玉子茶屋から姥子まで25分、姥子から芦ノ湖の観光船乗り場まで30分とのことでした。姉の歳を考えて、無理しないように2日間に分けて倍の速度で周わりをゆっくり眺めながら歩きました。大涌谷は、人と人がぶつかるくらいの大混雑なのに、その雑踏から一歩「自然探勝歩道コース」へ入ると、誰一人もいなくて、聞こえるのは鶯やひぐらしの声、川のせせらぎの音と自然音のみでした。

初日に会ったのは欧米人の家族ひと家族だけ、二日目は中年のご夫婦だけということにビックリしました。ブナやその他緑いっぱいの雑木林の道、真夏なのに涼しく蝶が舞う中、オゾンをいっぱい吸いながら歩きました。

姥子から芦ノ湖へ歩く途中、脇道を少し入っていくと、「雲海人の家」というガーデンカフェがありました。画家の山口鷹さんが、モネの庭のような庭にしたいと、ひとりで山の中を開墾しながら生活していました。


どうして沢山の観光客が「自然探勝歩道コース」を歩かないのかとても不思議でした。


2010年08月01日