香港の株式の急落に始まって、ニューヨークや東京の証券市場も乱高下でただならぬ様子となってきました。景気の緩やかな回復という政府の見解とは裏腹に、町では消費が冷え込み、商いがやりにくく、軒並み売上げがダウンしている状態です。3日には、ついに証券準大手の三洋証券まで倒産してしまいました。このような時、気持ちまで落ち込んでしまうのではなく、顧問先の皆様の中には、こんなときだからこそ設備投資して、業務を拡大したいと考えられている方や、資金繰りが大変とおっしゃる方もいらっしゃるので、今月は、身近な借入金についてとりあげました。
市の中小企業事業資金
◎調布市では、しないの中小企業の方に、事業資金の融資のあっ旋を行っています。
◇あっ旋条件
本店所在地が1年以上調布市内になること
法人の場合、代表者が都民であること
納期の経過した市税を完納していること
保証協会の審査に合格すること
融資額 運転資金 500万円以内
設備資金 700万円以内
返済期間 運転資金 3年以内
設備資金 5年以内
金利 長期プライムレート利率の1/2
現在1.15%(固定金利)
連絡先 調布市生活文化部産業課商工観光係 ☎0424-81-7184~5
◎府中市では、市内の中小企業の方に、事業資金の融資のあっ旋を行っています。
◇あっ旋条件
本店所在地が1年以上府中市内にあること
法人の場合代表者が都民であること
納期の経過した市税を完納していること
保証協会の審査に合格すること
融資額 運転資金 700万円以内
設備資金 1500万円以内
返済期間 運転資金 5年以内
設備資金 7年以内
金利 市内利率-0.6%
現在1.7%(固定金利)
連絡先 府中市生活文化部産業課商工係
☎0423-64-4111(代表)
金融金庫の金利引き下げ 固定金利2.4% 公庫史上最低金利
国民金融公庫の金利が、10月15日から再度引き下げられ、2.4%となりました。
三鷹支店 ☎0422-43-1151
渋谷支店 ☎03-3464-3914
八王子支店 ☎0426-46-7711
設備投資を考えている
★消費税の簡易課税を選択している会社★
簡易課税を選択している会社で、急に設備投資をすることになった場合、簡易課税を選択したままにしておくと、原則課税を選択したときに比べ、多く消費税を納付することになることがあります。その時は、税務署へ簡易課税選択不適用届出を提出する必要があります。しかし、その提出期限が、設備投資をする事業年度の前日までなので、間に合わなくなる場合が多いのです。そのようなとき、次の2つの方法で、原則化税に変更することができます。
1.会社の決算期を変更する
2.消費税の課税期限を3ヶ月ごとにする
ただし、1.の場合は決算期が変更になるのでその年度は、1年ではなく短い期間で決算をしなければなりませんし、2.の場合は、消費税の申告を2年間にわたって、3ヶ月ごとにしなければなりません。その労力と、消費税額と比べて、判断しなければなりません。いづれにしても、設備投資をしてしまってからご連絡して戴いても、どうすることもできません。設備投資をするときは、必ず、事前に、しかも早めに当永嶋事務所までご連絡下さい。
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