ストック・オプション
株主総会の多い6月に向けて、ストック・オプションという文字が新聞紙上をにぎわせていますが、今月はこれを取り上げましょう。
ストック・オプション制度とは、会社が役員や従業員(以下「役職員」という。)に対して、将来の一定期間に、あらかじめ定められた価額で自社株を買い取ることのできる権利を与える制度です。ストック。オプションを与えられたものは、一定期間に株価が高くなっている場合は、株式を買い取り、第3者に売却すれば利益を得ることができます。ストック・オプション制度の採用は、企業の活性化を促進し、結果として業績が向上すれば株価も上昇し、役職員は、株の売却益が望めます。したがって、ストック・オプション制度を採用することにより、会社は経済的負担がなく、外部から優秀な人材を確保することができますし、役職員は、いままでにない高収入が期待できるので、広く利用され経済の活性化に資することが期待されています。わが国では従来、ストック・オプション制度は存在しませんでしたが、平成9年5月商法改正により、本格的なストック・オプション制度が実施されることになりました。商法上認められたストック・オプション制度は、自己株式方式と新株引受権(ワラント)方式があります。
①自己株式方式
役職員にストック・オプションを与えると共に、会社が市場から自社株を買い株式を交付します。
②新株引受権(ワラント)方式
ワラント(新株引受権)を発行して、役職員に与えます。このワラントは、譲渡できませんし、登記しなければなりません。新株引受権の講師に応じて新株を発行します。
①、②共通事項
いずれの方式でも、株主総会の付与決議が必要です。又、総会決議誤1年以内にストック・オプションを与えることを用紙、10年以内に株式にしようしなければなりません。①、②の方式を、同時に併用することはできません。本来、ストック・オプション制度は、自己株式方式をいいますが、未公開のベンチャー企業向けに、新株引受権(ワラント)方式が規定されましたので、どんな会社でもチャンスがあります。
元気な女性社長
新宿の紀伊國屋の地価に、モンスナックというカレー専門店があります。今月からその店の顧問税理士になりました。社長とは、依存にもお会いしたことがありますが、改めてお会いしてびっくりしました。80歳を越えた女性ですが、きちんとお化粧をして、ヘアースタイル・ヘアーカラーも若々しく、外見だけではとてもお年を感じさせない方でした。お話を伺って、もっとびっくりしました。朝から夜まで毎日店へ出て、その上帳簿も原始記録は他人任せにしないで、ご自分で記帳していらっしゃるとのことです。私は、働く女性としてとても嬉しくなりました。そしていつまでも、美しく?ありたいと願っております。
ニュージーランドからこんにちは
この通信が届く頃、私はニュージーランドのオークランドにいるかと思います。実は、娘がこの4月から7月までニュージーランド航空に出発しているので、この機会に一緒にニュージーランドへ行こうと、5月12日から出かける予定でした。前日にパスポートのチェックをしたら、夫のパスポートが切れていました。娘は、どうして私にもっと早く確認するように言わなかったのかと後悔し、職業柄とても恥ずかしいといっていました。休暇をとる前に仕事をこなさなければと、パスポートのことなど少しも考えなかった私は、自分自身に原が立ちました。それでも、成田で搭乗手続きをしている時でなかっただけ、ましだったかなって思いました。そこで、改めて出発することにしたのです。
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