第240号  永嶋税理士事務所通信20周年

永嶋税理士事務所通信20周年

 つれづれなるままに、ひぐらし机に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あっという間に20年の歳月が経過しました。
永嶋税理士事務所通信は、今月号で240号20周年記念号です。顧問先の社長から、他の税理士事務所と違うことを実践するようアドバイスを頂き、 平成6年10月1日に創刊号を発行してから、240号を達成しました。
今日は、ラオスのルアンパバーンという街全体が世界遺産というところに来ています。

 朝いちばんで僧侶の托鉢を見学? しながら永嶋税理士事務所が、今日までもこれからも無事に推移することを感謝し、お願いするため喜捨をしている頃と思います。

永嶋税理士事務所を開業して23年が経過しました。思い起こせば、いろいろありました。税理士を辞めたくなるような出来事もありましたが、皆様のお蔭で現在があります。240号を発行する日に、ルアンパバーンへ行くことになり、宗教についてほんの少し考えました。

釈迦は紀元前5世紀頃、キリストは0年、マホメットは紀元後570年頃誕生とされています。世界三大宗教を開祖した人が、500年くらいごとに生まれ、お釈迦様が一番最初に教えを説いた人とは・・・。

地球の長い歴史から考えたら、つい最近生まれた人が教えを広めた宗教が、民族紛争のきっかけになることが、不思議です。日本は八百万の神なので多くの人は、友人が仏教・キリスト教・イスラム教の信者であっても普通にお付き合いができると思いますが、そうでない国家があるのは残念です。

私は、子どもの頃から高校生までキリスト教のプロテスタント教会へ日曜日の度に行きました。洗礼を受けたわけではありませんが、神様の教えを習いました。仏教の教えは特に習ったわけではありませんが、法事などの度にお坊さんからお話しを伺ってきました。イスラム教は、全くわかりません。

でも、どの宗教も、正しく生きなさいと教えているのだと思います。

価値観の相違ということがよく言われますが、この正しいことの基準が価値観であり、人によって違うことだと思います。戦争が起きるということは、どちらの国も正しいことをしていると思って、戦っているのでしょうね。

永嶋税理士事務所通信50号(1998年11月01日発行)で、相続税の申告を依頼された兄妹の争いが、とても悲しくて残念でたまらなく、世界中の人々が、人を愛する気持ちを持ち続けてくれたら・・・。最初の一歩は、兄弟仲良く孝行を尽くすですよね。と書きました。50号を読み返していただければ幸いです。

実は、私は20歳の時、家出をして学生結婚しました。(夫の家は賛成でしたので、きちんと結婚式は挙げましたが。)そのために実家から勘当され、1998年当時いまだ勘当が解かれずにいました。家出したとき、自分は悪いことをしていないのにと思い、実家の母の気持ちを考えることはありませんでした。今から思えば、親不孝な娘だったと思います。でも現在は、勘当も解かれ、とても良い関係になりました。実家の兄は5月から4か月の間、リュックを背負って、ウクライナなど東ヨーロッパ旅行へ行きました。この間もメールのやり取りをしていました。

夫婦も同じと思います。今回、相続税の申告を依頼された私の友人の奥様は夫を信頼し、夫は妻のいる場所が最高と考えていらっしゃるのです。ご夫婦の幸せそうな仲の良い円満な様子にびっくりしました。奥様は、常に夫の立場に立って物事を考え、夫は常に妻のことを思いやっていらっしゃるのです。私は奥様にそんなにご主人のことばかり考えてストレスがたまりませんかと質問しました。笑ってそんなこと考えたことありませんと。50年振りでお会いした友人とその奥様に感謝です。自分勝手な私に反省の機会をくださってありがとうございます。

世の中の誰もが、相手の立場に立って物事を考えることができれば、夫婦・親子・兄弟・友人同士の喧嘩もなくなり、皆仲良しになれると思いました。

 

 


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2014年09月01日