10月3日(月) | |
とりわけ大きい写真右下のキノコは、枯れた赤松の幹に発生していたツガノサルノコシカケとのこと。まかさ食べるわけではあるまいが・・・。 |
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「9月17日の続き」の所で書いた、合併に関する住民への説明会で、私はこんな事を聞こうと思った。 |
個人的には、いかにも手入れされて栽培されているヒガンバナよりも、野生の草原に自然に生えている方が好きですね。 |
10月3日(月)の続き |
あれこれ細部にわたって聞いてもまともに答えてくれるか判らないので、二つに絞った。 一つは単純で簡単なもの。合併によって災害時の対策に想定される不具合について、どう考えるか。 そこでは、合併によって広くなり過ぎた自治体が、周辺地域の町の災害状況を把握できなかった実例を紹介した。合併後の藤野町で同様な問題は発生しないか。 合併推進派の団体は、「藤野町単独では災害が発生した時に対処できない。相模原市のような大きな町に吸収された方が有利だ。」と言っていたが、町で対処しきれないような甚大な災害が発生した時も、全てを町独自で、県や国の助力もなく対処しなければならないという発想が、そもそもおかしい。これは不安を煽るだけで論外の理屈だろう。 やはり合併した場合、『その土地をよく知り尽している人間が、現場で災害の様子を把握して、現場で対策を講じて、現場で指揮をとって行動する』自由度と迅速さでは、後退を余儀無くされるだろう。合併によるデメリットの一つと言っていい。 もう一つは、もうちょっと深刻な問題(前述の問題も深刻だけど)。 合併によって、果たして藤野町は本当に豊かになるのか? 藤野町の予算は、おおまかに言えば住民からの税金と国からの補助金(地方交付税)で成り立っている。 しかし藤野町は違う。上記の小学校の例以外にも、相模原市の基準では藤野町住民への行政サービスが保障できない例も出てくると思う。町営で行っているバスも、果たして今後も維持されるのかどうか。 合併推進派は、相模原市と合併した方が、相模原市の手厚い福祉サービスの恩恵に浴することができると言ってきた。と言う事は、合併した方が、藤野町に投下される予算規模は、合併する以前よりも増えると言う事だ。 ここは一つ、合併した場合と、合併しなかった場合とで比較できるような、藤野町に使われる予算規模の数値を出してほしい。合併推進派が言うように、相模原市と合併した方が、 町長自身が選挙の時にチラシでこう主張した。 これは論理ではない。さかさまにも使えるからだ。 『「推測」で単独を否定し、「推測」で合併でもやっていけるとなぜ言えるのでしょうか?』 余談 根拠のない情報が流され、その場の雰囲気ばかりで物事が決まっていく現象がある。数値による検証もなく、事後の確認もなく物事が決まって行く。 合併しないと藤野町は広域行政組合解散後には自力でゴミ処理をしなければならなくなり、それができない藤野町はゴミ処理で破局を迎える、という噂もずいぶん流れた。まあ、このチラシにもこんな事が書いてあったが。 『6月22日現在の相模原市の見解: 結局、この9月でゴミ処理を津久井群4町共同で行っている広域行政組合は、解散協議が調い、財産処分も含め、現在の広域行政組合への負担金算定の方法とほぼ同じ方法で計算された金額で、相模原市へ委託する方向へ向かうそうだ。 つまり、相模原市と合併しようとすまいと、津久井群のゴミ処理と相模原市のゴミ処理は、始めから統合する方針だったのだ。この結果は、『合併しないと藤野町のゴミ処理はできなくなる』という主張には、根拠がなかった事になる。 よく、「時代の流れだから合併は仕方がない」と言う人がいるが、確かに合併するだけの必然性のある町もあるだろう。 |
10月7日(金) | |
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カシワバハグマの花。何故か今年は不調。下の花はイヌショウマ。 |
10月3日の所で書いた、市町村合併に関する住民への説明会『住民会議』が、昨夜、牧馬でも行われた。夜の7時から10時まで。場所は私の大家さんの家。 役場から職員が3名やってきて、いろいろ説明した。どうやらこの住民会議、この日の牧馬で最後だったらしい。1日に3ケ所くらいのペースで行ってきたとか。 2時間の大半は説明で終わり、最後に質議の時間がありました。 |
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![]() ただ、私の質問は、あまりにも将来の不確定な予測を求めるものだったせいか、役場の職員にとっても、推測で答えられるものではなく、あまり明解な答えはできなかったみたいです。 |
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