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イギリス編

◇ ティーハウスと英国アンティークを探す旅(その9)
〜ロンドン市街アンティークマーケットとヴィクトリア&アルバート美術館〜
                      

今朝は、たっぷりの“フルイングリッシュ・ブレックファースト”をお腹一杯食べる。
私の個人的好みかもしれないが、イギリスの食事で一番おいしくて何だか安心感がある。日本での我が家の朝食はフルジャパニーズ?スタイルなので、イギリスの脂っぽい朝食は少し抵抗があるのでは、と昔は思ったことがあるが不思議に、ピタッとくるのである。
やはり気候風土に長い間の習慣で一番良く合う組み合わせなのだろうか?
とてもおいしくてしかもたくさん食べることができる。(もともと私は少食なんですが・・・)
8時にロンドン市街の早朝アンティークマーケットへ出かける。
とても寒くて見て廻るのも最初は、気分が乗らない感じだったが、やはり自分の好きなものにめぐり会えたら、と思い少しぶらぶらとしてみる。

アンティークレース専門のショップに入ってみると、そこに素敵なクロスを発見!!
とてもきれいなレースが淵を飾り、とてもきれいな状態であった。
ショップの方に尋ねてみると、年代は“ヴィクトリアン”だという。
これは“買い” と判断。
帰国までの残金を考えると少しお高いかな〜と思ったが、やはりアンティークは出会いが一番の縁、と考える私は、躊躇なくほかのオーガンジーのクロスとともに
2枚を購入。
寒いこともあり早々タクシーで一旦ホテルへ戻ることに。
朝からいい出会いがあったので、今日一日良いことが起きそうな予感がする。

  

午前中は、“ヴィクトリア&アルバート”美術館へ。 
こちらも相当な数の収集品があるので、絞って見て廻ることにした。
創立は1852年。50年かけて増築を繰り返しているので、複雑な構造の建物だが、一見の価値は充分にある。
1851年に開催された万国博覧会が大成功を収めたことを記念してヴィクトリア女王と夫のアルバート公の発案でこの地に移し開館したものである。
館内マップと案内書を照らし合わせて、お目当ての
イギリス陶磁器“コーナーへ。
はじめに、ヴィクトリア女王のドレスが目に入った。想像以上に小柄な方だったんだな〜と思う。細いウエストには驚いた。
当時の装飾品や陶磁器がとても勉強になる。 
          
   

              

夫君のアルバート公が亡くなられてから喪に服していたころの装飾品等はすべて"黒“。
女王の悲しみがとても大きかったことが伝わって、少し悲しくもある。

               

当時の貴族の女性たちが持ち歩いた貴重品管理のための"鍵“の多さにもとても驚く。
鎖状のホルダーにたくさんの重たそうで大きな鍵をぶら下げて持ち歩いていたのかと思うとその時代の生活状況が想像されて、本当に大変だったんだろうな〜とつくづく感じる。


               

ウエッジウッドやアンティークショップでもあまり見かけない中世の陶磁とも出会えた。
特にウェッジウッドの“フロッグシリーズ”。

               

初めて実物を自分の目で見ることができ、感激である。
当時のロシア国のエカテリーナ女王からの注文で製作された見事な名品であり、歴史的価値のある製作品だと思っている。
そして彼が不動の
陶芸の父“という地位を確立したひとつのきっかけとなった気もする。

部屋数が145室あるこのミュージアムをすべて廻ると10キロ以上になると聞き、今回は陶磁器関係とジュエリーを鑑賞するだけにし、また次回の楽しみに残しておくことで、退出することにした。またゆっくりと見て廻れることを楽しみに・・・・・

ここで明日帰国に当たり、どうしてもやっておかなければならないことがあった。

数日前に、気に入って購入した、ケーキスタンド“をどうやって持ち帰るか、という問題である。
日通便では、持ち手の部分が(装飾部分)が小物送料企画外となるため断念したのでとても悩んでいた。思い切って空港で“だめもと”でパックにしてみよう・・・・かな?と思っていると、運よく航空会社に頼んでもらえることになり、何とかなるのでは、と期待と不安な気持ちでコンポーすることにした。
早々パッケージショップで高額(日本では安価だが)ダンボール箱・バブルアップ・テープを購入し、ホテル自室でコンポーすることにした。
何とか一生懸命包みこみ出来上がった。が、その大きさに自分でもびっくり!
これ、本当にだいじょうぶかな? ・・・・・ちょっと心配。
とにかくきれいに丈夫にコンポーして、明日に備える。一休み。
ホテル備え付けのポットで湯を沸かし、ティーバッグでお茶を淹れ、ほっと一息ついた。やっぱり紅茶はおいしくて、疲れを癒してくれるな〜〜〜
午後の時間も有効に・・・・と考えながら。。。。。


・・・・つづく

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