建築家”ロバート・アダムス“により1700年代のジョージアン様式で広く大きい。
そしてちょっとおしゃれな(外観)感じのするすばらしい建築物。
現在は、部分的に分譲住宅として一般の方が生活していたり、ホテルとしても営業しているようである。
ここバースはイギリス人が最も住みたい街としても有名で、このロイヤルクレシェントに
住む方たちとはいったいどのような方たちなのか、ちょっと好奇心のあるところでもある。
ジョージアンスタイル当時のまま残されている博物館を早速見学することに。
まず、ドローイングルーム(控えの間)。
次に、ベッドルームへと案内される。ベッドが意外と小さいのでびっくり。
おおきく体格の良いイギリス人には小さすぎるのでは? それにはちゃんと理由があった。
当時はとても治安が悪く、油断できない毎日で、いつどこで賊に襲われるのかわからない。
寝るときもすぐに立ち上がって動けるように、上半身は少し上がった状態で寝ていたらしい。
要するに短か目サイズのベッドで充分よかった、ということである。
ベッドのまわりも一見、上方、四方を素敵なレースで囲まれてあるので、とてもロマンティックな雰囲気だが、上方はねずみや虫がベッドに落ちてこないようにするためでと、見た感じとのギャップに驚かされた。
ダイニングルームは、とても素敵。
テーブル・椅子のセッティング、食器、家具類、その他調度品の数々もとても良い感じ!
上品である。
次は、キッチンへ。
ここが一番興味深い。大きな暖炉兼オーブンの上にはなんと犬が・・・・・大きな輪の中に入れられて走っている。犬が走れば外枠がまわりそれが下のオーブン内の大きな肉を回転させる仕組みになっている!
肉を焼くときだけ、犬が一生懸命走る、ということである。その時間約2時間半。
まったく犬にとっては何ともかわいそうな時代だったことか・・・・・
一通り博物館の見学を終え、なんだか疲れ気味に・・・・
当時の人々の生活スタイルを少し覗けた気分だが、少々驚きと意外なことに気付かされた。
|