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イギリス編

◇ ティーハウスと英国アンティークを探す旅(その10・最終回)
〜カティーサーク号とグリニッジ〜
                      

午前中、“ケーキスタンド”のコンポーに時間をとられたが、何とか持ち帰れるような型にできあがり、ほっとする。
明日は帰国である。
残りの時間を有効にしたい。
以前から、ゆっくりテムズ河辺りを散策したいと思っていたことと、カティーサーク号“に乗船したいとの思いから、
午後はグリニッジへ。
グリニッジは天文台や旧帝国海軍学校・海洋博物館で見学コースとしては一般的であるが、私はやはりどうしてもお茶に関わるところが最優先になる。
ということで一路"カティーサーク号“のもとへ・・・・
ホテルから地下鉄(チューブ)でタワービル駅まで行き、そこから“ドッグランズライトレイルウェイ”(モノレールが数年前完成しグリニッジ方面へは便利になった。)
カティーサーク駅で下車。テムズ河沿いにその船は堂々とした風格と風貌で停船している。
駅からは、以外にも近い距離にあり、歩いても10分〜15分程度で到着した。
今は、乗船して船内をゆっくり見学させてもらえるので、期待で頭の中がいっぱいになる。              


        
     
 見学乗船者は意外に少なく、乗船観覧券を購入した後、熱いおもいで“カティーサーク号“へいよいよ乗船。ここで少し、この船のことを簡単に触れておきたい。
1869年建造。中国よりお茶や茶道具などを運ぶ為の船として、大型快速帆船として華々しくデビューしたが、まもなくスエズ運河か開通したことにより、中国ラインの仕事は激減し、オーストラリアの羊毛などをはこぶ運搬船となった。
それからカティーサークという銘柄のお酒を思い出す。
その後、イギリスに戻され1954年よりグリニッジに落ち着き、現在は博物館として航海時代の貴重な資料などが多く展示され、今に伝えている。        


     
   

帆船としては予想よりかなり大型船で、立派な作りに驚いた。
入り口には当時の航海順路が示され、茶箱がたくさん並び、当時のお茶運搬の重要な役割や必要性がひしひしと伝わってくる。
この船は、イギリス人にとって未だ人気が高く、イギリス航海の歴史と当時のイギリス栄華を見た思いがする。         

              

帆船の外・内を充分に楽しみ感激と充実感に満たされたあとは、駅近くのアンティークショップを見て周り、ホテルへと戻る。いよいよ明日帰国。あの“コンポーしたケーキスタンド”だいじょうぶかな〜?と考えながら眠りについた。最終日。たっぷりの朝食を頂き、空港へ向かう。半ばあきらめの気持ちとなんとかなりそうな期待で、荷物のチェックを受ける。だめもとで望んだ“ケーキスタンド”だったが、大口荷物として別に積んでもらえるようになった。なんてありがたいことか・・・・・!!!もう素直に感謝としか言いようのない嬉しさでいっぱいになった。尽力くださった方々に心から感謝・感謝・・・・である。今も我が家の大事な宝物として、また旅の思い出を語りながら楽しんでいる。こんなに最後まではらはらした旅は、初めてであったが、充実感や満足感では最高だった。そしておおきな充実感を味わった旅でもあった。それからたくさんの出会いと感激は私の人生で忘れられない旅のひとつとなった。ありがとう・イギリス!!   また近いうちに・・・きっとね!!!!!

―おわりー

               
           



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