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イギリス編

◇ ティーハウスと英国アンティークを探す旅(その5)
〜ニューアークへ〜

3日目
ノッティングガムのホテルを出発し、いよいよ”ニューアーク“へ。
”ニューアーク・インターナショナル・アンティークフェアー&
コレクタブルズ・フェアー“

2日間開催され、年1回イギリス各地から出店者がトレラーに一杯の品物を積んでやってくる、最大級のアンティークフェアーである。購入者もプロがほとんどである。まして日本から素人のわたしがこのフェアーに来ていることが不思議な感じ。とにかく2日間の入場券を購入して、じっくり見て周り楽しもうと思う。会場は、もともと競馬場とあってとても広くしかも屋外・屋内ととてつもない広さである。
早朝は、とても寒く、吐く息も白い。とても寒い!
しかしこれが大きな今回の目的でもある。寒さに弱い私だが、これにめげずに頑張ろう!
コートに帽子・手袋を着けいざ出陣。
会場内はとても広いので、用意された地図を見ながらひとりで歩き回る。
屋外は家具類ガーデニング用品・シャンデリア・じゅうたん等種類も多い。
その店舗はトレラーで運びこまれた商品をその場で広げ店開きしている。
その種類や数はものすごい!
2日間で全部まわることができるかなーと思いながら、たくさんのアンティークが並ぶ景色は壮観であり最高である。
屋内は、陶器類ジュエリー・衣類などが多く、これも見逃せない。

私のこのフェアーでの最大のお目当ては、シュガレットカード(その中でも歴代の国王・王妃がプリントされたものすべてをそろえたい)・・・という思いがある。
日本では、まずカード自体もお目にかかったことがないし、ここでも出会えるのかどうか、期待が膨らんでくる。
屋外を一回りした後、やはりカードのようなものは、屋内だなーと思い、建物の中へ・・・・・

そしてゆっくりあれこれと眺めながら歩いているとたくさんの雑貨を並べてある店舗へ。片隅にスタンプやいろんなカード類が目に入った。ひょっとしたら・・・・・胸がどっきっとした。カード類が入ってある箱の中を目を皿のようにしてひとつひとつ丁寧に探していく。
そうしていると国王の顔が一枚出てきた。
あっ!発見!!ついにあるかも?

まったく今ここでこんなに早く出会えるなんて・・・・・・
それに全部そろっては絶対むりだろうな〜〜夢中で探してみた。その甲斐があった!!すべて揃った状態のカードが見つかったのだ。
早速、ガイドの由美子さんに教わった買い物術をトライしてみた。
交渉開始。

おぼつかない私の英語と真剣さでアッタク!!!
日本からやって来たこととわたしの熱意が通じたのか、とても感じよく譲っていただけた。
本当に嬉しかった!!!!
それもディスカウント値段で>>

なんて、ついているのかしら!と
感激もひとしおである。
フェアー一日目は、こうした成果があり大満足で終了した。

また明日、楽しみに・・・・・

4日目 
フェアー2日目。
やはり今日も早朝は、寒い。お天気は良い。

時々車の屋台?風なお店で、暖かいお茶を飲み、お菓子をかじりながらまた会場を歩き始める。
1日にお目当てのカードも買うことができたし、ちょっと余裕で見て回る。

うろうろしていると、”燭台“が目に入った。
なんとなく“ジョウージアン様式”のものだけど。。。と思いながら、お店のかたに訪ねてみるとやはりそうであった。
これも安いし状態がいいので、GET!
見た目もきれいだし、損傷もない。
なんだか、この2日間でお目当て揃った気分。なにしろ難しいと思われていた、シガレットカードが全部揃ったことが何より嬉しい。
後日、アンティーク研究家の先生にうかがったところ、とてもラッキーでしたね。とお褒めをいただき、またまた大満足であった。
今、それぞれは、我が家の居間でわたしの目を毎日楽しませてくれているし、眺めていると、この日のことがいろいろ思い出される宝物である。
ここは、午前中で心も残り無く、終わりにして、午後、ノッティングガムへ戻る。

午後は、ノッティングガムを観光する。

この街は、あの“ロビンフット”ゆかりの地。
(しかし最近、ロビンフットはヨークシャー出身だったことが判明)

チャールズ1世ゆかりノッティンガムカッスルを見学。
紅茶を初めて宮廷に持ち込んだ王妃“キャサリン”のご主人の父親。彼の治世は多くの国民の反発をかい、革命で断首刑になった。
お茶関係の私にとっては、なかなか興味深いお城であるが、現在は、一部しか城跡は残っていないが・・・・・
当時が偲ばれる絵図・や城跡は印象的である。 

そして産業革命時代は織物産業が盛んで織物関連ショップや博物館も充実している街である。
600年といわれる、レースセンターはレースもさることながらその建物が興味深い。1400年代に建てられたとは、思われない程、状態が良く、何より素晴しいのは、そのままの状態で今も立派に使われているところだ。
この建物に使用されている、木材は建てる前、100年くらいしっかり寝かせ、水分を乾燥させ、硬く締まった状態になった木材を使用して建てられたと伺い、なるほど・・・
本来日本は、湿気が多い国なのでここまでしっかり硬くならないが、
なるほどイギリスだな・・・と気候条件などで随分と木も質感が違うことに気づかされた。となると築700年といってもいいかも?なんて考えながら、柱をなででいる私である。

ここを後に明日は、”ストーク・オン・トレント“へ。
       
                


・・・・つづく

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