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イギリス編

◇ ティーハウスと英国アンティークを探す旅(その3)
〜素敵なご夫妻との出会い(2)〜


もうひとつ私の興味をそそるものがある。
それは、ガイドの由美さんがお持ちの本だ。19世紀終わりに発行され今もなお
改訂されながらベストセラーになり続けている料理本"ミセス・ビートンの
COOKERY BOOK"の初版本だ。
ここで見せていただけるということでうれしくて仕方がない。
当時の家事how to book。全般がわかりやすく説明してあり、当時から嫁入りの
ときに持っていく本だったようだ。その中のcookの部分を写真に収めることが
できて感激で、うれしくて、本当によかった・・・・の一言だった。
COOKERYBOOK_1COOKERYBOOK_2
実際にぺらぺらとページをめくって見たり・・・・写真ではなく当時の絵の部分が
なんともかわいらしく素敵。そしておいしそう!
すごいな〜〜と感動、感激でいっぱいだった。

感激しているうちに時間もオーバーしてしまい、最後はお庭に出て牧場を散策した。
ビニールハウスを見つけた私は、以前から気になっていた"きゅうり"の栽培を
今もやっているのかお聞きしてみることに。
イバーンさんは「今も夏場だけ栽培している」とにこにこと答えてくださいました。
何を尋ねても快く答えてくださる様子は、さすが元マナーハウスのオーナーだな〜
と感心した。ほかにもグリーン類やお花もたくさん育てている様子だった。
そしてかわいい、わんちゃんも家族の一員だった。

今日は英国のティータイムを体験させていただき、本当に感動の一日だった。
ボブさんご夫妻ともおわかれの時間だ。お礼を言って再び玄関へ出ると、
庭の一角にドールハウスのような小さなかわいいお家が目に入った。
なんと家の中にかわいいきれいなおばあちゃまがロッキングチェアーに座りうとうと
している様子だった。私たちが覗いてしまったので、目を覚まされて外まで出てこられた。
まるでおばあちゃまのお人形みたい!!!ちょっとご挨拶を交わしご自宅を後にした。
このご一家は英国でもとても裕福な方々であり素敵な家と暮らしを楽しんで
いらっしゃる。本当に絵になるご家庭だとつくづく感心させられたひとときだった。

帰りの車中で少し走ったあたりから、川沿いにカラフルなキャンピングカーがずらり
並んでいる。何だろうと尋ねると"ジプシー"とのこと。
英国各地を移動しながら定着することなく暮らす人たち、この"ジプシー"のような人々も
存在している。本当にまだいるんだな〜と。
通り抜ける車窓から眺める様子は、なんだかちょっと、カッコいいかも?なんて思ってしまう私だ。
ストウ オン ザ ウォルドらしい蜂蜜色の古い家々で暮らす富裕層の人たち、
川沿いで暮らす"ジプシー"とさまざまな生活者たちの姿を同時に興味深く対比させてしまう。

これからまた街のアンティックショップへ向かう。


・・・・つづく

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