Home 方言と神話の紹介 出雲の方言QRコード
石見の方言暮らし民具出雲の方言


多根・石見の方言
出雲・石見の国境から望む女三瓶山
山口・出雲の方言
石見の方言 国境 (くにざかい)(やま)女三瓶山(おんなさんべさん) 出雲の方言


・ご紹介する方言には、日常会話が含まれており、必ずしも方言とは云えない言葉が記されています。ご了承ください
出雲の国
出雲の国
安来市
松江市
出雲市
雲南市
奥出雲町
飯南町

 島根県は、石見(いわみ)の国、出雲(いずも)の国と隠岐(おき)の国の三国で構成されています(島根の歴史・文化:島根県
・石見の国の方言は、広島県や山口県等に似た言葉が多いのが特徴です
・出雲の国の方言は、東北地方の言葉に似た部分があります(雲伯(うんぱく)方言)


出雲の方言の歌




出 雲 の 方 言 意味や使われ方
あーげなね
あーけんね
あーじね
あーせんわ
あーたき
あーなー
あーほど
あーますず
あーまへんわ
有るらしいね
有りますからね
有りますよ
有りませんわ
有りっ丈、全部
有りのまま
有るほど
有りますよ
有りませんわ
 「あー」を「ああ」で強調される
あーがと
あーから
あーきちゃ
あーけー
あーちゃ
あーなー
あーめすぃ
あーやわせ
ありがとう
あれから
あらまあ
ああもう
あらまあ
ありのまま
あるまいし
あり合わせ
 「あー」を「ああ」で強調される
やっきっき
あーらーはい
あーらった
じゃんけんぽん
あいごでしょ
  〃
あぇけー
あぇ!けー
あいけー
あらまあ
あ!こらー
ああもう #

あえそがなーて あっけない
もてなしができなくて
あえでる
あえでますたわ
はみでる、
(あふ)れ出ました
あおんだま
あおんだまにまくれて
仰向(あおむ)
仰向けに倒れ転んで
あかて
あかてえけませんわ
あかくらですわ
明るくて
明るくていけません
薄明りの夕暮れどき
あきちゃ
あーきちゃ
あらまあ、あら残念
少し(くや)しい #
あぇけ・あきちゃ・あだん!あらけー
あきちゃな!また負けますたわ

あぎゃん
あぎゃんこと
あんな
あんなこと
あんな 、こんな 、そんな 、どんな 
あんな ・ こんな ・ そんな ・ どんな

あくだれる
あくだれぐち
あくだれもん
(あば)れる
憎まれ口、悪口(わるくち)
乱暴者(らんぼうもの)~もん
あげ
あげあげ
あげこげ  
あげこげいう 
あげさげ
あげすて
あげだわね
あげですわ
あげな
あげに
あげんこと
あげかね?
あげだらか?
そう
そうそう
ああだこうだ
言を左右にする
褒めたり貶したり
そうして
そうだね
そうですね
あんな
あんなに
あんなこと
あれですか?
あの通りですか?
あげ、 こげ、 そげ、 どげ
あんな、こんな、そんな、どんな

あげすて、こげすて、そげすーと、どげんこともできーわね
すっぱいすてもみげんやにね!
あご(魚) 飛魚(とびうお) トビウオ(wiki)
暮らし民具
あさってのほう とんでもない方向
間違った方向
あさどり
あさいどり
あさえどり
アキグミ
暮らし民具
あさほだれ 朝方に降る雨
あさまだて
あさまんがた
あさまんだて
あさましごと
朝の間
朝の間
朝の間
朝食前の仕事
あじうり
味瓜
マクワウリ(wiki)
暮らし民具
あじがき
味柿
甘柿(あまがき)
暮らし民具
あじきない (なさ)けない
(あじ)が無いではない
あしたさま
あしたんさま
あしたばん
あしたんばん
明日の朝
  〃
明日の夜
  〃
あしつぎ
あすつぎ
踏み台、脚立(きゃたつ)
あじゃあじゃ
あじゃける
あじゃる
あじゃれる
ふざける
たわむれる
からかう、あざける
じゃれる
あずる
ねあずり
手こずる
就寝中に動く *
あせだれこだれ 大汗をかいて
あだあだ
あだあだすましたわ
うっかり、ぼんやり *
あだあだすちょうとね!事故起こすよ!

あただ
あただに
風があただに
急、不意(ふい)
急に、にわかに
風が不意に *
石見でも
この度はあただなことでー・・・

()やみを
・・・(通夜(つや)の席で)

あだん
あだーん
あだーん!
あっだーん!
あら(感嘆詞)
あらまぁ
え!ーほんとう!
強いおどろき *

あとかた
あとごろ
先日、(さき)ごろ、過日
あとがねわ
あどがなてえけませんわ
物忘れ、記憶にない
忘れぽくなって・・・
あとなし
あのさんは後無(あとな)すで
後始末がされていない
後始末が悪い
あのさん
あのしぃ
あのすぃ
あの方、あの人
あばかん
あばかんほど
かなわない
手に負えない
収まらない
たくさん、石見でも
「たくさん」の意味に近い言葉には
あばかんほど、えっと、うつすほど、くさーほど、しまつがつかんほど、はいてすてーほど、等があります
あほたれ
あほんだら
あんぽんたれ
馬鹿者(ばかもの)
大馬鹿者
だら、だらず
あまくたらすてえけんわ 甘みが強すぎる
あまさぎ(魚) わかさぎ
暮らし民具
あまる
雷があまる
落雷(らくらい)、雷が落ちる *
あまんぼし
あまぼし
ちーりんぼ
つるんぼす
干し柿、つるし柿 #
暮らし民具
あもち
あんもち
あもつ
餡入(あんい)り丸餅
餡無しはふらもち
暮らし民具
あやかす (うみ)を絞り出す #
あやがね
あやがなえ
あやなす
筋や道理(どうり)が通っていない、乱雑、無茶苦茶(むちゃくちゃ)、何が何だか、わからない
じゃじゃ
あやがわーけりゃ まかり間違えれば
無茶(むちゃ)をすれば
横断歩道はね、ちゃんと止まらんとえけんよ

あやがわーけりゃ人身事故(ずんすんづこ)になーけんね


あやくちゃ
あやくちゃがねー
無茶苦茶(むちゃくちゃ)
訳がわからん
あやくる
あやくーますたわ
混乱する
混乱しました
あやふや
あやふやなこと云うて
あいまいなこと *
あやまち
あいまち
まちがいや失敗、
怪我(けが)も含む
あらかす
田畑を荒かす
手入れをせずに放置した田畑や庭など
荒れ放題、石見でも
あらけー!
あらけーそげに
苛立(いらだ)
あらまあー!少し驚く #
あぇけあきちゃあだん!・あらけ‐
あらけー!ゲームばっかせしこに、
ちったー勉強すーだよ!

あん(幼児)
あーんすてね
口を空けること *
あんぎほんぎ 遊び半分
身が入らない
あんさん
あにさん
兄さん(尊敬) *
石見でも
あんじょ 若い者(下男) *
あんじる
あんじーわね
あんじらし
心配する
心配しますよ
心配で心配で
あんだあんだ
あんやあんや
緩んでいる
あんたてこんたて あれこれ思案、決められない
あんちょまつ
ひょうげまつ
ほうけまつ
ばか者
ひょうきん者
ほうけ者 *
あんぱんもとえ! 一番最初にもどれ
あんぽんたれ 馬鹿者
あんます
あんますぃ
とても、あまりに
あんや 弟妹が兄を呼ぶとき *


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「い」は「え」と聞こえることがあります
(若しくは「え」に近い発音)

()(わけ)→ええわけ
いーやこ 言い合い
いかや
いかこい
いきたわ
いきた?
行こう
行こうよ(誘う)
行きました
行った?、石見でも
いきしに
いきしなに
いきーすに
行くときに
行きがけに
行くときに
帰るときは→もどしに
いけず
えけず
いけずご
いたずら
わんぱく
いたずらっ子 *
けー!えけずすてえけんわねー

らしがなーわ!

いけん、えけん
いけんいけん!
だめ
だめだよ!
いしこ、えすこ
いいしこ
えすこだがね
良い具合
良い状況
良い状態 *
わりしこ→悪い具合
いたしい
えたしい
えたしげな
なやましい、(つら)い、息苦(いきぐる)しい(病気で苦しい) *
いついき
えつえき
えちえき
いつも、続いて、常に、淀みなく
暮らし民具
いっと、えっと
えっと食い
多量に、多く、十分
大食(おおく) *
いで
いでさらえ
田圃(でんぽ)用水路(ようすいろ)
用水路の土砂等を除く作業 *
暮らし民具
いとしげな
えとしげな
可哀想(かわいそう)な、せつない
いなはで
はでば
稲ハデ、ハデ場
暮らし民具
いなや
いぬる
えんだわ
帰ろう
帰る、戻る
帰られました
いびせー 恐ろしい、
気味が悪い
いまんごろ
えまんごろ
今頃
いらくらし
えらくらし
いらいらする
むしゃくしゃ
面倒(めんどう)くさい
えらくらすて運転すーとね!
ずこ(事故)になーよ
おつらとおつらと


いらしじ
えらすず
いじらしい
可哀想(かわいそう) *
いんや
えんや
いんやだ
いんやだわね
否、いいえ
違う
違いますね
石見でも *


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「う」は「お」と聞こえることがあります
(若しくは「お」に近い発音)
うずく→おずく
うずく
おずく
周期的(しゅうきてき)に痛む *
石見でも
痛む症状には、
うずく、うばるにがるはしる
うずく・うばるにがるはしる
がある
うそこき嘘つき
あのさんうそこきだわ!
うちねつ
 ~ でだるーて
何となく熱があるような(計ると平熱)
暮らし民具
うちのし
うちのす
私の主人(夫)
うばる
おばる
おばーやな
傷や()れものが()み、痛む
石見でも *
痛む症状には、
うずく、うばる、にがるはしる
うずく・うばる・にがるはしる
がある
うむす
おむす
(米などを)()
蒸し暑い *
石見でも
暮らし民具


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「え」は「い」と聞こえることがあります
(若しくは「い」に近い発音)
えけず子→いけず子
えーし
えーすぃ
いーす
良い人
信頼(しんらい)できる方
えーじね
ええずね
いいずね
良いですね
えーたい しょっちゅう、いつも
えーちゃんこ
(幼児)
正座、行儀よく
えーやな
ええやな
いいやな
良いような
えかちーほど
ええかつーほど
もういいと言う程
これでもかと言う程
えがま まさかり、ちょうの
えがまで木をこだくる
暮らし民具
えきす
えきすぃ
行くとき、行きがけ
行きがかり
えきてもどぉますわ 行って帰ります
えきゃれ 切れやすい
向こう見ず
えけず
いけずご
やんちゃ子供
いたずらっ子
えけん
えけんよ
いけない
駄目(だめ)ですよ
えごはご
えごはごすんで
えごすぎはてて
なにもかも
何もかも済んでから
好機(こうき)を失って
えず
えずだすだわ
意地
意地を出してね
えすこ
えーすこ
えすこだがね
良い具合、良い状況、良い状態 *
わりすこ→悪い具合
えっころ
えっぽど
かなり、余程(よほど)
ようやく
もう少し、もっと #
えっち、いっち 最も、一番
学年で成績がえっちええわね!

注.性的なエッチとは違います
誤解を招かないように注意が必要
えっと
えっとぐい
えっとなかえ
たくさん、充分
腹いっぱい食べる
長い時間
だんだんだんだんあまんぼしをえっとえっと、もらーますてね
えっぽど ほとんど、もう少し
えど
えどけつ
えどんぼう
尻(おしり)
えとすげな
えとすげななりすて
可哀想(かわいそう)
不憫(ふびん)な格好して
えなう
えなって
(かつ)
担いで
えなげな
えなげな天気だわ
えなげななりすて
えなげなもん
変な、奇態(きたい)
変な天気ですね
見苦しい恰好(かっこう) *
粗末な物、石見でも
えなげなもんだけんね 
口に合わんかもすれんよ
食べてごすだわ
えのー
えのる
えにすな
帰る
去る
帰りぎわ
えのすす イノシシ(猪)
えのすす瀬戸(せど)に出てえけませんわ
えまんごろ 今頃
えもっちぇ
よもっちぇ
分家 *
えらくらすぃ
えらくらすてえけませんわ
いらだだしい
いらいらする
えらしじ
えらすず
いじらしい
→えとしげな
えろんげな
えろんげなえみ
えろんげなえろ
いろいろな
  〃 意味
  〃 色
えんできますわ 帰って来ます
えんば
えんばと
折悪(おりわる)く、あいにく、たまたま *
石見でも
えんまがた 今しがた、つい先ほど
えんや
えんやー!
えんやえんや!
いいえ、いえいえ


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
おいでますわ
おえでますわ
いらっしゃいました
おいなおいな
おえなおえな
わざわざ
おうきゃん
おうきゃんもん
大きな
大きな物
おえなおえな わざわざ
おおちゃくもん 怠け者、~もん
おがおが よろよろ
のろのろ
おかすげな 変な、妙な、変わった
おかっつあん
おやかっつあん
良家・格式の高い家の奥様
良家・格式の高い家のご主人
おきすき 好き嫌い
おごおご
おんごおんご
ごそごそ
体をごそごそ動かす
おじけもん
きもほそ
きもわる
臆病者(おくびょうもの)
おしこみ
おすこみ
押入(おしい)
おじじ
おずず
おばば
おじいさん
おじいさん
おばあさん
おじょる
おずよる
うなる、うなされる
おせ、おしぇ
おせになって
おせらいたわ
大人
大人になって
大人になったわ
石見でも
おぜ
おじぇ
おじぇげな
おぜやおぜや
柿がおぜほど
怖い
恐ろしい
恐ろしそうな
ああ恐ろしい
柿がたくさん *
石見でも
やれおじぇや!急ハンドル、急ブレーキ
おぜげな話すにぞんぞがつきますたわ!
おだくる くどくど云う
おちらかす
おつらかす
ひっくり返す
撒き散らかす
おつらと
おちらと
おらおらと
ゆっくりと
あわてずに
穏やかに  *
細い道!おつらと運転せんとえけんよ

東出雲おちらと村はこちら

おとごす
おとこんこ
おなごす
おなごんこ
男性
男子、男の子
女性
女子、女の子
おとで
おとど
おとどい
兄弟姉妹 *
おどら
おどらおどら
こいつめ、こいつら、貴様
おべかえる あきれる
あきれかえる
おべた
おべますたわ
おべはずけますたわ
おべらかすますたわ
驚ろき恐れる
びっくりしました
びっくりしてたまげました
驚かしました
ああおべた!子供が急に飛び出すた

あんさんはね!はばすてえけんわね

(怒!)

おつらと運転すーだよ!


おみける
おむける
おむす
蒸し暑くなる
蒸し暑い
ぼやけるとも→
おみゃはん
おみゃはんは
おみゃはんも
あなた(敬語)
あなたは
あなたも
おもっしぇ
おもっせぇ
面白(おもしろ)
おら
おらだん
おらだんちゃ
おらどん
俺、私、俺たち
私たち
おらおらと うらうらと
うららか
おらぼ 木の枝などの先端
おろち 大蛇(だいじゃ)
  おろち→大蛇(だいじゃ)
くちなわ→蛇(へび)   
  まもす→蝮(まむし)  

ヤマタノオロチ・スサノオ神話
おんぼらと ほのぼのと、
(おだ)やかな、
ぼんやり、ゆっくり、温かい


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
かーかちゃ
こぉかちゃ(石見)
カワラケツメイのお茶
暮らし民具
かーかのき ねむの木
かーて
こうて
買って
かいさめ
かえさめ
かえさま
さかさま、裏返(うらがえ)
石見でも
かいしき
かえすき
かえすきなものだ
全く、さっぱり
打ち消す
全く役に立たないものだ *
がい(え)な
がい(え)に
がい(え)なもん
強い、丈夫な
立派な、すごい
大きなもの *
石見では→ごうげなごうげに
かえやこ 交換
かがち
かがつ
すり鉢 *
かぐる 爪で引っ()
かきむしる
かける
かけらかす
かけっちょうわ
かけや(い)こ
走る
()ける
走っている
競走
がすんけな
がすんたれ
貧相(ひんそう)容貌(ようぼう)
貧相な身なり
貧乏くさい
~かす
かけらかす
こまらかす
だまくらかす
✕✕を仕向ける
走らせる
困らせる
(だま)
かずむ (臭いを)() *
かたで
かたでつまらん
最初から
全く駄目(だめ) *
かたちんば 不揃(ふぞろ)いのこと *
かたらだんご(出雲) (かしわ)の代用に「サルトビイバラ」の葉を使っただんご餅
暮らし民具
がっしょ
がっしょがけ
一生懸命
走り競争
かつれる ()える
食べれない
かばち
かばちをたたく
かばちたれ
口答(くちごた)え、話達者(はなしたっしゃ)
過ぎる口答え
口答え者 *
石見でも
がめる
がめましたわ
落胆(らくたん)失望(しつぼう)
がっかりしました
かやかす
大豆をかやかして豆腐(とうふ)
水に浸して柔らかくする
大豆を水に浸して豆腐に
がらんどう
がらんどうな家
(なか)(から)で広い
家具などが無く広々とした家 *
からむま(食)
からんま(食)
田作(たずくり) *
暮らし民具
かわーばんこ
かわーやこ
交互に
かわこ かっぱ
えんこー(石見)
がわめぎですわね はた迷惑ですね
近所迷惑ですね
かんかん (はかり)、重さを計る(はかり)
がんじょ
がんじょな
がんじょもん
働く、熱心に働く
勤勉(きんべん)
働き者
がんながんな
ぶよぶよ
痩せた様子
肥満の様子
かんべん 倹約(けんやく)節約(せつやく)
勘弁では無い #
かんらん
(野菜)
キャベツ


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
きかっしゃたかね
きかだったわ
聞かれましたか?
聞きませんでした
きがたえますわ 気が遠くなります
やる気が無くなります
ききあわせ 問い合せ、情報集め
きこ
きこな
きこに
きこはち、きこはり
頑固(がんこ)
強情(ごうじょう)
頑迷(がんめい)
片意地(かたいじ) *
あのさんはきこはられますけんね
きさきさする
すわすわしますわ
さっぱりとした気分
きさんじ
きさんずい
快感(かいかん)小気味(こきみ)よい、気持ちが良い
きしゃがわりー
きしゃくそがわるい
気分が悪い、面白くない、腹が立つ、胸くそが悪い
いらいらする、不愉快 *
きしゃがわりーてあばかんわね
(気分が悪くてかないませんね)
きじょう
きじょうもんですわ
几帳面、厳格
几帳面な方です
きぜわし
きぜわしげな
気持ちが急ぐ
性急な
きだ 鰓(魚のえら)
大魚(おふお)支太((きだ):えら)()()けて
魚の部位:山形県の魚
国引き神話
きちゃない
きちゃなげな
汚い
汚らしい
きちょられますかね?
きちょられますわ
来ておられますか?
来ておられます
ぎったぎった ぎゃふん、()らしめる、こてんぱん、言い負け
あんさん、あのさんを
きったぎったいわせーだわね
ぎっちょ (ひだり)きき *
きてごしないね 来て下さいね
きばる
きばんで
頑張る(励む)
頑張って、精出して
きびしょ
きびす
急須(きゅうす)(茶器)
きびすぃー 至って、なんとなく
きぼそ
きぼそもん
きもほそ
きもがふてー
臆病(おくびょう)、小心
臆病者
 〃
肝が太い、大胆
ぎようぎ
ぎようぎする
(しつけ)規律(きりつ)礼儀作法(れいぎさほう)
躾をする
きょうてい
きょーとい
(おそ)ろしい、(こわ)い、気分が悪い
きょうび 今日、この頃、近頃
きらためる 整える、品定め、吟味する
きんか
きんかあたま
光沢のあるはげ頭 *
きんかいも じゃがいも
きんにょう
きにょー
昨日、きのう


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
くいさし
のみさし
食べ残し
飲み残し
暮らし民具
くう
くうだわね
くーもん
くわっしゃい
くっちゃらかい
食べる
食べてね
食いもの
食べてくださいね
食べようではないか
 ※ 出雲では食べることを「くう」といいます
くーだわ
くーだわね
こさせーだわ
こらんわ
来てね
来てくださいね
来るように頼む
来ませんね
くぎる
ふら(もち)がくぎて
()げる *
あん無し餅が焦げて
石見でも
くじくる 苦情を言う、
ぐずぐず言う *
くずんば
くずかずら
(くず)の葉
クズ(wiki)
霜黒葛(しもつづら) ()るや()るやに~

国引き神話

くそみそ
くそめそ
無茶苦茶(むちゃくさ)
何もかも
あれもこれも
くちなわ
くつなわ
(へび)
  おろち→大蛇(だいじゃ)
 くちなわ→蛇(へび)   
  まもす→蝮(まむし)  

ヤマタノオロチ・スサノオ神話
くちまえ 口先が良い
口先上手(くちさきじょうず)
くちまえだけんね、きーつけだよ
くど  竈 (かまど)かまど(wiki)
暮らし民具
くどまんど
くどまんど小言を
くどくど、同じことを
しつこく小言を
くにこくにこ
国引き神話から
国よ来い
河船をもそろもそろ
くにこくにこと引き来⇒国引き神話
河船をもそろもそろ
くにこくにこと引き来
国引き神話
くよし
くよす
ゴミや草などを集めて焼く(煙を出す)
ブト等の虫よけの煙 *
石見でも
暮らし民具
くゎいだん 階段、怪談
きうぅなくゎいだんですわ
おぜげなくゎいだんですわ
くゎれんわ
くゎれませんわ
食べれません
くゎんこに
くゎんこにくーだわ
食べずに
食べずに来てね


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
 けー、
あらけー
ほんにけー!
つい、もう、苛立ち
あらまあ!
あきれた!
げしなる お休み
けたぐる
けたぐられて痛い
強く()
蹴られて痛い
けつまづく (つま)づく
~げで
元気げで
~そうで
元気そうで
 ~ げな
あーげな
えーげな
つまらんげな
あったげにですわ
風聞(ふうぶん)、らしい
あるらしい
良いらしい
駄目(だめ)らしい
あったそうです
げなげなばなし (根も葉もない)いい加減な話
伝え聞いた話し
けやかす
きやかす
火を消す、書いたものを消す
暮らし民具
けわし
けわしげな
(いしが)しい、(あわ)ただしい
忙しそうな
(けわ)しいでは無い *
けんげら 貝殻
けんけん
けんけんぱー
片足跳び
(子供の遊び)
けんべき
けんびき
けんべきかぜ
疲れからくる肩こりや頭痛
疲れからくる疲労
石見でも


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
~ごいた
~ごさいた
とってごいた
お年玉ごさいた
~してくれた
~もらえた
取ってくれた
お年玉をもらえた
こうて
かーて
買って
ごうら(花)
ごーら
ごうらん
ささゆり、
北三瓶のささゆり
暮らし民具
こーでこっぽし
こうでこっぽす
これでおしまい
むかし話の終わりの言葉

とんとん昔があったげな
 …お話…
 …お話…
こうでこっぽす

国引き神話はこちら

八俣遠呂智(やまたのおろち)はこちら

こうほど これほど
こえがけ
こえがけすましたわ
誘いの声をかける
声掛けしました
こぎゃん
こぎゃんこと
こぎゃんもん
こんな、このような
こんなこと
こんなもの
あんな 、こんな 、そんな 、どんな 
あんな ・ こんな ・ そんな ・ どんな

こげ
こげこげ
こげな
こげに
こげかね?
こげだらか?
こげだわね
こぎゃんこと
こう
こうこう
このような
こんなに
こうですかね?
こうですか?
こうですね
こんなこと
あげ、 こげ、 そげ、 どげ

あげこげ云わんと勉強すーだよ

あげすて、こげすて、そげすても、どげにもなーませんわ
こごみ
(山菜)
クサソテツの若芽
(wiki)

()()(さと)
暮らし民具
こごむ
かがむ
腰を(かが)める
こごんで草取り
ごさか?
ごさかね
ごさいた
あげようか?
あげましょうか
いただきました
こさげる
鍋底をこさげて
こすって落とす
こげを取り除く
こざさは粉雪、だんべらはべた雪

玉雪→粉雪→灰雪→綿雪→餅雪→べた雪→水雪
ござっしゃい
ごだっしゃい
よーござっしゃった
いらっしゃい
いらっしゃい
良く来て下さいました
ござなめ
ござなめさん
御座(ござ)にこぼれた酒をもったいないとなめる程の酒好きの方
転じて酒好きで長尻の方
あのさんはござなめさんでね!
こまーますわね
あんさんはやことつれてえんでね!
ごし(す)ない
ごしなった
ごしなーよ
ごさえた
ごさんかね?
ごすだわね
きてごしないね
取ってごすだわ?
しちょいてごしない
ください
いただきました
もらえますよ
もらった
もらえませんか?
くださいね
来てくださいね
取ってくださいませんか?
しておいてください
のって ごしなって だんだん 一畑電車
ご乗車 いただきまして ありがとうございます
こすらえ
こさえーだわ
準備をして、整えて、支度
 ~ ごせ
まってごせ
ください
待ってください
こそばかす
こそばしい
こそばい
こちょばしい(幼)
くすぐる、
くすぐったい *
ごたく
ごたくを並べて
文句(もんく)
文句をくどくど言う
こだくる
木をこだくる
小さく切る
木を(のこ)えがま・なた等で小さく切る、石見でも *
こちょこちょ
こちょこちょばなし
こちょばい
くすぐる
内緒(ないしょく)ばなし
くすぐったい
ごづ、ごぜ(魚) ハゼ、宍道湖や中海で良く釣れる(島根県) *
こづく
石をこずいて
小さく分ける
石を粉砕(屑)して
※小突くではない *
ごっつぉ
ごっつぉーさんになーますた
ごちそう
ご馳走を頂きました
石見でも
ごっと
ごっとごしぃない
ごっとごしなった
ごめた
ことごとく、すべて
全部ください
全部もらいました *
同意語
こづらにくい (つら)を見るも()くい *
ことをおこす 迷惑なことを(計画)行う
ことくそんならん
ことにならん
役に立たない
こないだ
こなえだ
この前、この間
こべ
こべことで
こまいことで
チビ
ちいさなことで
こぶら
こびら
ふくらはぎ、こむら
ごぼじ
ごぼーじ
ごぼず
つー
 涎 (よだれ)石見でも
こぼそらと
こぼっそらと
内緒で、内輪で、小さく
ごぼそらと ごすだわね
こまい
こまいこといわんと
小さい、幼い
小さなことにこだわらないで
ごめた
ごっと
全部(ぜんぶ)(すべ)て、まとめて、一緒に
同意語
ごめたに ごさんかね
ごっと ごさいた
ごめんけど… 申し訳ないけれど…
ごめんけど・・・ 豆腐かーてきてね
ごもしん お願いする、物をねだる
こら、こらー
こらええなー
こらえしこだわ
こらえけんなー
これは、これはー
これは良いなー
これは良い具合だわ
これは駄目(だめ)だなあー
こらえるだわ
こらえるだわね
こらえてごさっしゃえ
こらえてもらーだわね
がまんする
がまんしてね
勘弁(かんべん)(許)してください
勘弁(許)していただく
こらえっこ これはこれは
これはどうも #
こらほど
これしき
これ程 *
こらまたなんだら これはこれは(驚き)
これはどうしたことか!
なんだら
こんげ
こんげん
決して *
石見でも


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
さいくにならん
さえくになーませんわ
役にたたない
ざいご
ざえごだらか
田舎(いなか)田舎者(いなかもの)
さいのべ
さえのべすてね
足(脚)を投げ出して座る
さえ、さえぼ
すんざえ
氷柱(ひょうちゅう)、つらら #
さかし、さかす
さかさま
さかまた
逆、
逆、
逆立(さかだ)
さかねじ
さかねじくわせる
逆 襲(ぎゃくしゅう)する
反対に()り込める
さこ、だわ 谷のゆきずまり、鞍部(あんぶ)または鞍部にある峠 * 石見でも
ざざぶり
ざざもり
どしゃぶり
強い雨漏(あまも)
さたする
訃報(ふほう)をさたする
沙汰(さた)、知らせる、伝える
ざっかけ
ざっけな物置
粗末(そまつ)
簡素な物置
さでXXXX
さでぼろける
さでまくれる
さでこむ
強く
強く落ちる
強く転ぶ
かき集める
さでかき暮らし民具
~さばる
虫がさばる
仕事にさばる
取りつく、始める
虫が取りつく
仕事に着手する *
さぶいぼ 鳥肌(とりはだ)
手に虫がさばってさぶいぼが出ましたわ

ざまく
ざまくな仕事
念の入らぬなこと
粗雑(そざつ)粗末(そまつ)手抜(てぬ) *
さやぐ
さやぎかぜ
乾く、乾燥する
乾いた風
しとりかぜ→湿った風
さりご
さるご
れんげ
(紫雲英、蓮華草)

暮らし民具
さんぐりかえり
てんぐりかえし
とんぼ返り
さんご
さんごすましたわ
探し求める
さんざりする 涼しくなる
さっぱりする
さんならん せねばならないこと *
さんによ 清算、支払い
さんのじ
さんのず
背中の上の中ほど


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「し」は「す」と聞こえることがあります
(若しくは「す」に近い発音)
シジミ(蜆)→スズミ
しーしび 生乾(なまかわ)き、半乾き
しいたん 果物(梨など)の(しん) *
しぇたもんだわ
せたもんだわ
たいげせたもんだわ
しれたものだ
どうしょうもない
ばかなことを
しおけめし
しょけめし
そけめし
そーけめし
五目ご飯
炊き込みご飯
しかけぶり
すかけぶり
雨が急に降る
本格的な雨→じぶり
にわか雨→むらさ
じがない つまらない
ばかばかしい
馬鹿げた
じがね
ずがね
本性(ほんしょう)
だらしがない
じぎ
じぎする
じぎなしね
遠慮(えんりょ)
辞退(じたい)する
遠慮無(えんりょな)しに
ほんならじぎなしねよばれましわ
・・・ ・・・
えらいごっつぉーさんになーました

じくたらし
じくだれもん
だらしない
()(もの)~もん #
~しこ、~すこ
えすこ、
ええすこ、
わりすこ、
わるすこ、
具合・状況
良い具合・状況

悪い具合・状況
酒をがいに飲んだすこでーたわえがねーわね
車の(かぎ)はね~かくすておかんとえけんよ!


しごする
すごする
魚をしごする
いじめる、腕 力(わんりょく)で辛い目にあわせる
魚をさばく *
石見でも
しこばる
すこばって
意地(いじ)を張る、片意地(かたいじ)
意見をきかない
しごならず
しごんならじ
しごんらなず
しごんらなん
いたずらっ子、腕白小僧(わんぱくこぞう)
しじしげだわ 涼しそうですね
しじらに
じじらに
すずらに
絶え間なく
間断(かんだん)なく
次々に
しじれる
じじれる
鍋が ~
焼ける、
()げる、
鍋が()げる *
じしょう
じれい
ときかね
(民具)
時鐘(じしょう)、朝礼、時限の始め・終り、お昼や下校等の合図にを鳴した
暮らし民具
したえきな 高ぶらない
腰が低い方
しち✕✕
しちぐるう
しちこたらし
しちめんだな
しちもちする
しちもとらん
強調
苦しくもがく
しつこい
面倒くさい
ぐずぐずする
不十分
しちおれ
しつおれ
雪の重みで折れる
しちかちぐずぐず
手間取る
しちやかましい
やかますて
強くうるさい
(さわ)ぎたてる
騒動(そうどう)する
あのさんはしちやまかすてえけませんわ!

しちょうますたわ
しちょうよ
しちょきます
しちょけ
やっちょく
やっちょけ
していました
しているよ
しておきます
しておけ
やっておく
やっておけ
してごしない
すてごさんかね
すてごすだわ
してください

石見では「してつかーさい
しとなー 地味(じみ)、地味な、縮小
しとる
しとりかぜ
湿る
湿った風
さやぎかぜ→乾いた風
しなくそ
ぢなくそ
でたらめ、いいかげんな、馬鹿げた
⇒「じゃじゃ」へ
じねんに
~なおーますわ
~とまーますわ
次第に、自然に
自然に直ります
自然に止ります
しばり、すばり
すばりが刺さる
とげ
とげが刺さる
しぶき(木)
すぶき(木)
ヒサカキ(wiki)
水しぶきではない
石見では→しびき *
じぶり 本格的な雨
急な雨→しかけぶり
にわか雨→むらさ
しみる
道がしみて滑る
(こお)
(みち)(こお)って(すべ) *
しりからげ
尻をからげる
着物の裾を尻の上にあげて挿むこと *
しゃーね
しゃーねがない
しゃーねがえる
根性、気力、注意、集中
根性が無い
根性が入る
しゃーね()れて運転せんと事故(ずこ)になーよ!
しゃがむ
しゃがんで
うずくまる
うずくまって *
しゃきらもない
すゃきらがない
見境(みさかい)が無い
いいかげんな
とんでもない
くだらんことを
しゃくせん 借 金(しゃっきん)
しゃくせんすーじゃないよ!
じやじや じめじめ(湿る)
じやじやしてえけんわ
しゃしゃこ でしゃばり
しゃしゃり出る
じゃじゃ
じゃじゃくそ
じゃじゃまち
じゃじゃもじゃ
でたらめ、間違い
いいかげん、間違い
あやなしを言うこと *
しゃちこばる
しゃちこほばる
しゃちこばって
片意地(かたいじ)を張る
じゃん
じゃんこと
じゃんじゃん
たくさん
たくさんなこと
たくさんたくさん
しゃんしゃん
~せんとえけんわね
しっかり、はきはき
てきぱき
じょうずつこうて お世辞をゆうて
じょーつけ
じょうつけ
得意様(とくいさま)
常連様(じょうれんさま)
しわぐ
すわいじゃえけんよ
(たた)く、(なぐ)
石見でも *
しんざい
さいぼ
つらら
じんど、ずんど
じんど奥に
ずんど安い
至極、一番、相当に
最も奥に
一番安い
石見では→ずんど
しんまく
しんまくなことで
熱心
辛抱強い


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「す」は「すぃ」と聞こえることがあります
(若しくは「し」に近い発音)
すばり→すぃばり
すーけんね
てごすーけんね
しますね
お手伝いしますね
すーだわ
すーだねーよ
そうじすーだわ
してね
してはいけませんよ
掃除してね
すーやな
すかっとすーやな
するような
すかっとするような
すいちょる
すいちょー
好意(こうい)を持っている
すえる
しぇる
食べ物が()える
(いたむ・腐る) #
すかべ
すかへ
音のしないオナラ(() *
ししし
ししす
すすす
田んぼのわら塚
稲わらをまるく積み上げもの
3~4m
すすめし
すすまい
えのすす
寿司飯(すしめし)
獅子舞(ししま)
(いのしし)
すずみ
すずみずる
 蜆 (しじみ)
蜆 汁(しじみじる)
宍道湖名物
ずずらに
じじらに
絶え間なく
間断(かんだん)なく
ずだくる
積荷(つみに)がずだくる
(くず)れて落ちる
積荷が崩れる
すばり、しばり
すぃばりが刺さる
とげ
とげが刺さる
すむ、鼻をすむ 鼻をかむ *
すもじ、すもず 酢飯(すめし)
ちらし寿司(すし)
ずるい
ずるける
ずるけもん
はかどらない、怠惰(たいだ)
怠 (おこた)って延ばす
怠け者
すわすわする
すはすはする
肌さむい
寒けがする
すわぶる
骨をすわぶる
しゃぶる、吸う
ずんざい
じんざいもち
↓神在餅
↓ずんざい(出雲)
→ぜんざい(京)
佐太神社さんのページ
出雲ぜんざい学会さん


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「せ」は「しぇ」と聞こえることがあります)
せたもんだ→しぇたもんだ
せぎわい 時間がない
買い物はせぎわーてえけんわ
せごた
せご田
背中
谷の背にある水田
せしこに
じゅんびを~
てつだいを~
××をしないで
準備をしないで
手伝いをせずに
せつい
せつうない
息苦(いきくる)しい
苦しくない *
せつ
せつがようてええわ
運命
せど 家の裏口(うらぐち)、裏側 *
せはしい
せはしない
忙しい、忙しいこと
忙しいことが多い *
せぶらかす
せぶらかすて
なぶる、嘲 笑(ちょうしょう)する、からかう *
せやせや
おらおら
せかす、急いで、うざ絡み
のどか、穏やか
せわがない

せわーあーませんかね?
手間(てま)がかからない
面倒(めんどう)くさくない
大丈夫ですか?
石見でも
ぜわしげな 忙しそうな
落ち着かない
ぜんぜんまる 二重丸、◎
せんち、せんつ
ちょうず
便所、トイレ
せんど
せんどころ
先日、この前、先刻(せんこく)


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
そーから
そーより
そーだてて
そうから
そうより
そうだてて
それから
それより
だけれども
そーどがましい
そうど 〃
騒がしい、騒動しい
そーほど
そほど
そらほど
それほど
ぞーれる 崩れる
家が荒れる
そうき
(めし)そうき
ざる *
暮らし民具
そぎゃん
そぎゃんこと
そんな
そんなこと
あんな 、こんな 、そんな 、どんな 
そぎゃんことすーとめげーよ!
あんな ・ こんな ・ そんな ・ どんな
そぎゃんことすーとめげるよ!

そくう、そくる (たば)ねる
そけぐつ
そーけぐつ
煮しめ、茶口の煮しめ
塩味な食べ物
そげ
そげそげ
そげさかと
そげすーか
そげすーと
そげだわね
そげな
そげに
そげかね?
そげだらか?
そう
そうそう
そうしょうかと
そうするか
そうすると
そうですね
そのような
そんなに
そうですかね?
そうでしょうか?
あげ、 こげ、 そげ、 どげ

あげして、こげして、そげすーと、
どげでも一番になれーけんね
きばんで勉強すーだよ!
ぞぞろながい ひょろ長い
そっと
そろっと
そっとして
そっとばかり
少し
少しだけ(静かに)
動かさないで *
ぞびく
ぞびる
ぞびいて
引きずる
引きずって
石見でも
そびれる (はず)れる
まと外れ *
そらー
そらーええわー
そらーえけんなー
それは
それは良いですね
それは駄目(だめ)ですね
そらふく

そらふきもんで
うそぶく、とぼける
豪語(ごうご)する
信用できない方
そらほど
そらほどかね
それほど
それほどですか
そらやま 家の上の山
そらやまの畑
そりがあわん 性格が合わない
根性が良くない
それべくだわ それっきり
・・・になる
これでおしまい
ぞんぞがつく
ぞんぞがさばる
鳥肌(とりはだ)が立つ、寒気(さむけ)がする
ぞっとする、身震いがする
おぞげな話しにぞんぞがついてあばかんわ

横断歩道!子供がいて急ブレーキ!
ぞんぞがつきますたわ!
おつらとおつらと




出 雲 の 方 言 意味や使われ方
だーだ?
だーかね?
(だれ)ですか?
だいがわり
よがわり
世代交代(せだいこうたい)
たいぎ、たいげ
たいぎい
たいげだな
たいげですわ
疲れた、
身体がだるい、
休みたいな
疲れました
たいげたいげ!で運転すーと事故(ずこ)になーよ
ふと休みすーだわ

だいじない 差支(さしつ)えない
心配ない *
たいたい(幼) 魚のこと
たえげなら 大概(たいがい)なら、程々に
~だがね
ええてんきだがね
~ですがね
良い天気ですね
たかで
たかでわかーませんわ
全く、全然
全くわかりません
たけすけて
たけすける
たてかけて
たてかける
たげた 田下駄(たげた)
暮らし民具
~だけな
~だげなわね
だそうだ
だそうですね
たける
たけて
刺激臭が目や鼻を刺激する
ワサビ漬が目鼻にたけますわ
だけん
だけんね
だけんのー
だけんだわね
だから
だからね
だからだよ
だからですよね
だすこ
だすこして
だすやいこ
互いにお金(または物)を出し合うこと
出し合って *
だすまえ
だすもんがおおて
割り当て物(お金)
出費が多くて
たたきやこ たたき合い
ただぐち おかずをつまみ食いする
ただごめ うるち米
無料の米ではない
たったの
たったこーほど
少しの、(わず)かの
僅かこれほど
ただも
ただもだんだん
ただもん
毎度、いつもいつも、度々、毎々 *
※ ただもただも → 重複はより強調

ただものごっつぉさんになーますてね
だちがい(貝) カラスガイ *
たてる、つめる
戸をたてる
戸をつめる
()める
戸を閉める
戸を閉める(少し強く)
~だで
たべーだで
とまーだで
歯磨きすーだで
まもーだで
やめーだで!
~なさい
食べなさい
止まりなさい
歯磨きしなさい
守りなさい
止めなさい!
だども だけれども
たばこ
たばこする
たばこすーかね
休憩(きゅうけい)、一休み
注.喫煙(きつえん)ではない
石見でも *
おつらとたばこして安全運転せんとえけんよ

くたぶれたなーねまってたばこにしようや

暑いけんね!ながまってたばこすーだわね

たべらや
たべらっしゃい
食べましょう
食べてください
たぼれ
たぼれにきーつけて
ぬかるみ
ぬかるみに気を付けて
だましに
だますにえのすすが
急に、不意に
突然 猪 (いのしし)
だら
だらず(じ)
だらくそ
だらでねか
よくだら
あほんだら
あんぽんたれ
馬鹿(ばか)、まぬけ、あほう
馬鹿者
馬鹿野郎
馬鹿じゃないか
欲張り屋
大馬鹿者
石見では怠惰(たいだ)(なまけもの) *
たらずまい
~をさんずました
不足したお金や物
だらか?

あげだらか?
こげだらか?
そげだらか?
どげだらか?
✕✕ですか?
✕✕でしょうか?
あれ
これ
それ
どれ
たわ、だわ
さかえだわ
峠 (とうげ)鞍部(あんぶ)、凹部 *
村境(そんかい)などの凹部
石見でも
たわいがねーわ
たわえがなーわ
つかみ所が無い
だらしない
正体がない
酒 よばれてたわえがなーわね
たわす
とぎなわ
束子、たわし
だんさん 横屋(よこや)、医者、駐在所、役人、豪商、大地主など、名家(めいか)旧家(きゅうか)の男性
誰でもなれそうにない職業の男性 *
だんだん ありがとう
ありがとうございます
かさねがさね *
べったーべったーだんだんだんだん

いつもいつもありがとうございます
だんびに
たんびたんび
いつもいつも
度 々(たびたび)
石見でも
だんべ
だんべら
だんびら
べた雪・ぼたん雪
石見では→べたれ
玉雪→粉雪→灰雪→綿雪→餅雪→べた雪→水雪

だんべらはすべーけんね!

おつらと運転せんと事故になーよ


だんらだんら だらだら、怠けて…


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「ち」は「つ」と聞こえることがあります
(若しくは「つ」に近い発音)
ちべたい→つべたい
ちーた、ちった
ちーと、ちと
ちーとだい、ちとだい
ちーとも、ちとも
少しは
少し
少し位は
少しも
ぢがない
じがない
じなくそ
馬鹿な! *
ちちぎれる 慌て急ぐ
あんさん!ちちぎれて運転すーとね

事故になーますず!

おつらと!おつらと!


ちぢまーませんわ まとまりませんわ
ちと、つと
ちったー
ちっと、つーと
ちーとえけにゃ
少し


少し駄目(だめ)なら
ちとなかい
つーとなかい
少しの間
「ちょっこし」より間が長い
ちとわて
つーとわて
少しずつ
ちばける
ちーとつばけて
ちばえやこ
ちばけちゃえけんわね
(あわ)てる、(さわ)ぐ、騒動(そうどう)する
少し急いで
ふざけあって
慌てちゃ駄目ですよ
ちべたい
つべたい
(つめ)たい
暖かいは「ぬくい」
ちゃぐち お茶うけ、茶菓子(ちゃがし)
ちゃんと
えーちゃんこ(幼)
正しく、動かない、静止
正しく座すこと正座
ちようかんぼう 感染性胃腸炎
(吐き気、下痢、発熱など)
ちようさいぼ 馬鹿(ばか)にする
笑い者にする
ちょうず
ちょうずばち
せんち、せんつ
大便所、トイレ
手洗い鉢
ちようだいもん 贈り物、頂き物
ちょく
きいちょく
しちょく
やっちょく
やめちょく
✕✕しておく
ちょこちょこ 時々・再々
(方言ではありませんが)
ちょこちょこ水飲んでたばこせんと日射病になーけんね
ちょちょくさ そそっかしい、あわて者、先走る、そこつ者、軽率 *
ちょちょくさすてブレーキとアクセル間違えかけますたわ!

おじじ!はやこと免許返納せんとえけんわね


ちょっこー
ちょっこーごと
ちょっこす
ちょっこっと
ちょとえけにあ
ちょっとばかり
少し
小用
少し
少々
少しで駄目(だめ)なら
少しばかり
~ちょったら
歩いちょったら
やめちょったら
いたら
歩いていたら
止めていたら
ちょっぱい 軽薄(けいはく)
いいかげんな
石見でも
~ちょらん
しちょらん
やっちょらん
ちゃんとしちょらん
~いない
していない
やっていない
じっとしていない
~ちょる
かぶっちょる
しちょる
まっちょる
やっちょる
いる
かぶっている
している
待っている
やっている *
ちょんぎーす(幼) キリギリス
ちょんちょ(幼) 小鳥
ちょんぼし
ちょんぼす
ちょんぼり
ちょっぴり
少し
(わず)
少しばかり *
ほんのちょんぼすでもね!

よばれたら 運転しちゃえけんよ
ちんがちんが 弱々しい、ぎこちない
とんがとんが
ほんがほんが
ちんどばんど ちぐはぐ、乱れて


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「つ」は「ち」と聞こえることがあります
(若しくは「ち」に近い発音?)

築地松(ついじまつ)→ちーじまち
つー
ごぼず
ごぼじ
よだれ
石見でも *
つーりんぼ
ちーりんぼ
つるし柿、干し柿
つかかってくる
つっかかってくる
反抗してくる
つかまえこー
つかまえやこ
鬼ごっこ
つぐなる
つぐまる
うずくまる、しゃがむ
つけごめ
ちげごめ
かえとぎ
かえとび
返礼する
その場で返礼を渡す
つどう
つどうて
集まる
集まって
つばえる
犬がつばえて
じゃれる、ふざける、(たわむ)れる
石見でも *
つべたい
ちべたい
冷たい
つぼかきさん 土葬(どそう)の穴掘り役
近年は墓掃除役
つまらんもん
ちまらんもん
粗末(そまつ)な物(謙遜(けんきょ)
~もん


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
てーさ 落雁(らくがん) wiki
(米粉の菓子)
でーだで
でーだわ
でーだわや
でらや
でらんと
出なさい
出なさいね
出なさいよ(勧める)
出ようよ(誘う)
出ないと
てご
ちょんぼすてごすーわ
てごさかね
手伝(てつだ)い、手助(てだす)
少し手伝いますね
手伝いましょうか
石見でも *
暮らし民具
でずのかみ
でじのかみ
出ずの神?
家に籠って出てこない人
でたげな
でたげでこまーますわ
でしゃばり
見栄はり
目立ちたがり
ててぽっぽ 無一文(むいちもん)石見でも
今日は財布忘れてててぽっぽですわ
どまかされてててぽっぽですわ

てにあわん
てすこにあわん
てくそにあわん
手に負えない
相手できない
関わりたくない
オレオレにてすこにあわんと電話切る
てのこもち 手わるさ、手で(もてあそ)ぶこと、しぐさ
でべそ
あのさんはでべそでね
外出が好きな人
出しゃばり
ヘルニア(脱腸)では無い
誤解を招くので注意
てまいれましてね
てまえれますてね
お待たせしました
そば屋さんでお客様にそばを出すときに・・・
てまいれますてね
特段(とくだん)に遅いわけでも無いのですが・・・
てまわし
あのさんはてまわしがえーわね
準備(じゅんび)、備え
根回(ねまわ)
でられんけんね
はいれんけんね
出られませんよ
入れませんよ
てれくらてれくら
あのさんはてれくらもんで
のらりくらり
あの方はのらくら者
てれぐれ 決まったことが時々変わる
何かとうまく行かない
まごまごする
てんぐーま
てんぐりま
てんぐるま
肩 車(かたぐるま)
石見でも *


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
とうへんぼく 訳の分からない人
訳の分からないことを言う人 *
とうしに
とおしに
いつも、しょっちゅう、度々
石見では→びっしり
とえとこ
とえーとこ
遠いところ
とぎなし
とびなし
お返しなし
えーもんもらたに(とぎ)なしで
とぎなわ
研縄
たわし
束子
どぎゃん
どぎゃんこと
どんな、どのような
どんなこと
あんな 、こんな 、そんな 、どんな 
あんな ・ こんな ・ そんな ・ どんな

どげ
どげこげ
どげでも
どげな
どげに
どげしゃもねわ
どげだいこげだい
どげななりして
どげかね?
どげさっしゃたかね?
どげだらか?
どう
どうこう
どうしても *
どんな
どんなに
どうしょうもない
どうにもこうにも
どの様な格好して
どうですか?
どうされましたか?
どうだろうか?
あげ、 こげ、 そげ、 どげ

あげして、こげして、そげさかと思-ても、どげだいこげだいなーませんわ
どげこげ云わずにすーだよ!
どさくれもん
たまたれもん
どさくれごと
放蕩者(ほうとうもの)道楽者(どうらくもの)
堕落・放浪 #
どしょうぼねがぬけた 大いに驚いた *
ととろかん 動かない
伝わらない
動作(どうさ)緩慢(かんまん)
石見でも
どちめち
どちみち
どちはんじゃく
いずれにしても
中途半端(ちゅうとはんぱ)
どっちつかず *
石見でも
とても
とてもできない
とてもよい
如何(いかに)しても
どうにもできない
はなはだ良い *
とばしり
とばしりをかぶーて
飛沫(ひまつ)、しぶき
しぶきを浴びて
どまかす
どまかしちゃえけんよ
(だま)す、(あざむ)く、誤魔化(ごまか)
(だま)しては駄目ですよ
どまかされてててぽっぽですわ

とやなし
とやもない
とやもねー
とやばら話
冗 談(じょうだん)
途方も無い
根も葉もない
いい加減な
どやす
どやしつける
(なぐ)る、暴言(ぼうげん) *
とらげて
とらげる
片づけて
片づける
どろおとし
泥落す
田植え終了後の慰労会
とわん
てがとわん
とどかない
手が届かない
どんじり
どんべ
最終、最後
いちばん終り *
とんがとんが 肥満して頼りなく歩くようす
ちんがちんが
ほんがほんが
どんだくれ
わけーもんがどんだくれて
放蕩者(ほうとうもの) *
若い者がだらしない
とんとん昔があったげな:むかしむかしその昔
~~ お話 ~~
~~ お話 ~~
とんとん昔こっぽす:めでたしめでたし
こーで こっぽす:これでおしまい
出雲かんべの里さん

どんべ 一番後ろ、最後尾、ビリ


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
なーなる
なーなーますたわ
なーならんわね
なん✕✕✕
無くなる、紛失する
無くなりました
無くなりませんね
強調
なえくる
なえくって
ぐったりする
力が入らない
なえる
はらがなえる
元気が無くなる
力が入らない
腹が減る
なおらい 直来(なおらい)(神事)、神前に供えた御饌御酒(みけみき)を戴くこと
ですが近事!ねぎらい(慰労会)に
ながおり
ながじり
ながおりすますてね
長居(ながい)
長時間おじゃま
長居しましてね
ながし
ながしする
(なが)()
炊事の後片付け
ながまる 腹這(はらば)いになる
座る→ねまる
横になるよこしんなる
なげこと 長いあいだ
なして
なすて
なぜ、どうして
石見でも
なつまめ
(野菜)
そら豆
なにわなもん 色々な物
なり
どげななりして
姿、形、格好
どのような格好をして
なるめる
なーめる
凸凹を平らにする
なやみする
なやみすましたわ
家を建てる、修理する
なやみする
なやみすましたわ
家を建てる、修理する
雨がもーけんね、なやみすますたわ
なんぎこんぎ
なんぎこんぎですわ
苦心さんたん、手をつくして
なんごと
なんごとだらか?
何事(なにごと)
何事でしょうか?
なんぞかんぞ
なんぞかんぞたのんますわ
何もかも、あれもこれも
石見でも
なんぞごと 何か変わったこと
なんだい
なんだえかんだえ
なんだえなーてね
なんにも
何とかかんとか
何も無くてね
なんたてて
なんててかんてて
何と言っても
あれもこれも、とにかく
なんだら
なんだらか?
あげだらか?
なんだねども
こらまたなんだら
何ですか?
何事(なにごと)ですか?
なんでしょうか?
何もないけれども
こらまた
なんのきなし
何んの気なしに
何気(なにげ)なく、
遠慮(えんりょ)せずに、
なんばぎん
なんばんぎん
トウモロコシ
なんぼでも
なんぼなんでも
いくらでも
何が何でも
なんやかんや
あれもこれも
あれやこれや
いろいろと


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「に」は「ね」と聞こえることがあります
(若しくは「ね」に近い発音)
にがる 腹痛(ふくつう)下痢(げり)ぎみな症 状(しょうじょう)石見でも *
痛む症状には、
うずくうばる、にがる、はしる
うずくうばる・にがる・はしる
がある
にき
ねき
そば、根元、近く
にげる ()
転居(てんきょ)する、転勤(てんきん)する
注.是は夜逃げなどのことが思はれて聞きぐるしいから去る又は往くに改めるが良い…後藤蔵四郎
にょうば
にょうぼす
にょうばぶり
にょうばんこ
えーにょばだね
女 房(にょうぼう)、妻
婦人(ふじん)
ご婦人の器量
女の子
美人(びじん)ですね *
にわかしごと やっつけ仕事
にわかづけ 即席漬物、あさづけ
にわはきあめ
庭掃き雨
にわか雨、少雨、夕立


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「ぬ」は「の」と聞こえることがあります
(若しくは「の」に近い発音)
ぬくい→のくい
ぬーたくりゃ
ぬーまくりゃ
塗り重ねれば
暮らし民具
ぬいはり
雨の日のぬいはりごと
裁縫(さいほう)
雨の日の針仕事
ぬくい、のくい
ぬくてえけんわ
ぬくたらすてえけんわ
温かい
暑くてかなわない *
ぬけさく 馬鹿者(ばかもの)
智恵の働きに抜け目のある者 *
ぬすと
のすと
泥棒
ぬらくら
ぬらくらもん
なまける
(なま)(もの) *


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
ねえわ
ねえかね?
なんだねども
無い
無いかね?
何もありませんが
ねき
はや!ねきにきて
そば、近く
早く!そばに来て *
ねぎ
こねると~がでて
(ねば)()
こねると粘り気が出て
ねぎめし
ねぎーめし
おにぎり
(にぎ)り飯
ねこわけ 食い残し
ねしぐる
ねしたぐる
すりつける
こすりつける
ねじれもん
あのさんはねじれもんでね
ひねくれ者
何かと難癖(なんくせ)をつける人
ねたがえ
ねちがえ
寝違(ねちが)
ねたら
ねだら
寝てばかりいる人
長寝(ながね)根寝起(ねおき)が悪い者、寝坊者(あさねぼう)
ねと
きのねと
根元
木の根元
ねねし、ねねす
あのさんはねねすてね
しつこい
あの方はしつこくて
ねまる
ねまーだわ
ねまらや
座る
()して休む
(すわ)ろうよ(誘う) *
横になるよこしんなる
腹這いになる→ながまる
ねやご 幼児が眠たいのにぐずっている状態
ねんたえ
ねんたて
眠たい
眠たくて
ねんば
ねんぶ
めだか(魚)
ねんばねんば 粘々、ねばねば


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
のーて
のーてごり
日陰(ひかげ)
築地松(ついじまつ)剪定(せんてい)
のーのとした
のーのとすますたわ
心が休まった、ほっとした、緊張から解放された
のうなった
なーなった
無くなった
のこくそ おがくず(鋸屑(のこくず)
のぞく
のぞいて
伺う、訪問する
立寄って
戻りしなにのぞいてもらーとよろこびますわ
((のぞ)き見ることではありません)
のつかす
はやのつかすだわね
差し渡す、差し出す
早く渡してくださいね
のふーずな ずぼらな、ふしだらな
のべつまくなし 切りが無い
いたずらに長い
絶え間なく続く
のべのべ 体を伸ばす
のみさし
くいさし
飲み残し
食い残し
暮らし民具
のりつけほーせ
てれつくほーせ(石見)
フクロウの鳴き声
暮らし民具
のんのさん(幼)
ののさん(幼)
仏さん


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
はいごん
はいぐん
おおはえごん
(さわ)ぐ、
はしゃぐ
大騒ぎ、混雑 *
はえながし 間断(かんだん)なく流す
はえぬけ 生粋(きっすい)、抜きんでる
はえる
はえながす
流す #
流し捨てる
ぱおじ、ぱおず 夫婦、老夫婦 #
はがい
はがいて
歯がゆい
じれったい
ばくらとする 落ち着く、安堵(あんど)する、ほっとする
はげら
はげらが崩れて
山肌に草木が無く地面がむき出しなったところ(荒地)
はげる、
はげて
帽子をはげて(かぶる)
マスクをはげて(かけて)
はこだん
ふみだん
上がりかまち
座敷上がる段
はさげて
はさげる
(はさ)んで、挟む
石見でも
はしかい
はすかい
痛痒(いたかゆ)い、すばしこい
才走(さいばし)っている
石見でも *
はしっちょうますわね 利発ですね
はしま
はすま
はすまん
こばしま
間 食(かんしょく)、手軽な食事
午後の間食
石見でも *
はしる、はする
歯がはしる
痛む
歯が痛む 石見でも *
痛む症状には、
うずくうばるにがる、はしる
うずくうばるにがる・はしる
がある
はじんがわりい
はずんがわりい
(はず)みが悪い
気が進まない
はじんこんで
はずんこんで
はずみこんで
気をいれて
気持ち込めて
気合を入れて
はだかんばら
はだかんぼう
裸(はだか)
はだしんばし
はだすんばしり
素足
はっとず(虫)
ヘコキムシ(幼)
カメムシ(wiki)
石見でも
はなえる 始める、取り掛かる、仕度する
石見でも
はながこげる 興味(きょうみ)がなくなる
飽きる、気が重い
機嫌を損ねる
はながじ
はながず
嗅 覚 異 常(きゅうかくいじょう)
匂いがしない
はなしんがみ
はなすんがみ
はなすんぼろ
鼻をすむ(かむ)紙 #

 〃 布
はばしい
はばすてえけんわ
激しい、当たり散らす、収まらない、荒々しい
はぶてる すねる、不貞腐れる
はまる
用水路にはまる
海や川や池などに落ちる・(おぼ)れる
はえこと
はやこと
はや!
はやはや
早く
早く
早く!
急いで早く
はやはやとせかす運転事故のもと

おつらと!おつらと!


はやす
牛蒡(ごぼう)をはやす
包丁で切り刻む
牛蒡を袈裟懸(けさがけ)けに切る
ばやばや
ばんやばんや
乱れ動く
右往左往
はらがさがる 下痢になる
はらがふとーなーますたわ 満腹になりました
はらならすすてね 食後の(運動や軽作業)をしてね
はらふたぎどげかね 間食いかがですか
はらがなえる
はらがほそーなる
腹がへる
はらがなえると力 (ちから)がでんけんね!
はらふたぎにね!芋でもくーだわ
はりやすめ 針箱
ばんげ
ばんかた
あかくら
夕方、日暮(ひぐ)れ時 *
おずず!ばんげはね!
はやことライトつけて運転せんとえけんよ!
ばんごしらえ
ばんごすらえ
夕食の支度
ばんじまして
ばんずましてね
こんばんは
夕暮れ時の挨拶
はんぼ(半簠)
めしつぎ
底の浅い飯びつ *


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「ひ」は「ふ」と聞こえることがあります
(若しくは「ふ」に近い発音?)
飛行機(ひこうき)→ふこうき
ひっちゃくる 無理やり取り上げる
さいふをかかさんにひっちゃくられてててぽっぽですわ
ひとやま
ふとやま
人が集まっている
人だかり、集団
ひなたばこ
ふなたばこ
日光浴
たばこ⇒休憩 *
ひなん
ふなん
避難(ひなん)
ひまぐらし
ふまぐらす
(まぶ)しい
ひもおとし
ふもおとし
おびなおし
紐落(ひもおと)し、七五三
数え年4歳の子供(男女共)の健康と成長を祝う
式日(しきじつ)は11月15日
ひょうげまつ
あんちょまつ
ひょうきん者
ばか者 *
ひよっとすりゃ
ふよっとすりゃ
もしくは
あるいは *
ひらべった
ふらべった
扁平(へんぺい) *
ひらもち
ふらもち
平餅(餡なし餅)
びんぼたら
びんぼだれ
貧乏な者


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
ふーまで
ふーめし
ふーから
ふーたばこ
昼まで
昼飯
昼から
昼休み
ふぇーこらふぇーこら (あやま)
ぺこぺこ頭を下げる
ふがなえちんち
 ~ 草取り
一日中
一日中草取り
ぶがん
びがん
足元が弱々したようす
頭がぼんやり
ふがわりい
ふーがわりい
体裁(ていさい)が悪い
ふくれる
ふくれちょうかね
腹を立てる、怒る、立腹(りっぷく)する、気に入らない
ふつごもね
ふつごだわね
とんでもない
とんでもないですね
ふてご(子供) 機嫌(きげん)が悪い子
ふてぶてしい子供
ふてぶー
ふてぶる
()さぶる、振る
※ふて腐るではない
ぶと(吸血虫) ブユ:wiki、噛まれると痒くなる
くよし:ブユ等の虫よけ
ふまいつぎ 踏継(ふみつ)ぎ、
足継(あしつ) *
キャタツ
ふらもち
ひらもち
平餅
餡無(あんな)しの丸餅(まるもち)
※ 餡入りはあもち
石見では→ひらもち
ふろって (ひろ)って
ふろふろする がつがつする(食)
風呂に入るではない


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「へ」は「ふぇ」と聞こえることがあります(若しくは「ふぇ」に近い発音?)
へがむ
ふぇがむ
曲がる、ゆがむ、へこむ
へごむ、へずむ
へごませる
へしゃげる
凹 (くぼむ)状態
凹にする
へたばる
へたくなる
座す、すわる、体力や気力が尽きて座りこむ
くたぶれたなーへたばってたばこすーだわ
くたぶれたなーへたばって
たばこすーだわ
べったー
べったーべったー
何時(いつ)も、毎度(まいど)
何時も何時も
毎度毎度
べったーべったーだんだんだんだん

いつもいつもありがとうございます
べったし
べったり
常に、くっつく
ぺったん めんこ
子供の遊び
へばる
へばって(くい)を抜く
息を止めてりきむ(力を出す)
べべんこ
べんこ
子牛(こうし)
へらへーと やたらと
多いことの強調
へんがえ
へんがえし
変更、取り消し
あのさんはね、へんがえへんがえでやーませんわね
へんじょこんご つべこべ言う
ぶつぶつ言う
理屈が多い
文句が多い #
へんたら
ふぇんたら
偏屈者(へんくつもの)
頑固で片意地者
べんちゃら
べんちゃらこいて
ごますり
ごますり言うて
べんとうがら
✕✕がら
空の弁当箱
空箱


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
ぼいしゃげる
ぼえちゃげる
(勢いよく)追いかける
ほいた、ほいと
「目ぼいと」
乞食(こじき)
目にできるもらいもの *
ぼうくた
ぼーくた
棒(役に立たない棒)、石見でも
ほうける
ほーけまち
ほーけまつ
(ほう)ける、ぼける、痴呆(ちほう)、間抜け
あんちょまつ(馬鹿者)
ぼいちゃげる
ぼえちゃげる
追いかける
追いかけられる
ぼうど
ぼうど忘れますてね
まったく
全く忘れましてね
ほえる
ほえがお
ほえちょーましたわね
泣く
泣いている顔
泣いていました
※吠えるでは無い
ほがほが
ほんがほんが
ぼんやり、所在なし
注意散漫
ほがほがせんとちゃんと前見て運転すーだよ
ほかす
ほかさんかね
捨てる、不要物
捨てませんか
ほがみ 脇見、よそ見
石見でも
ほがみ運転事故のもと
ほぜくる
ほぜくりかえす
掘り出す
掘り返す
えのすすが芋畑をほぜくーて芋がなーなーましたわ
ぼだいなもの 役にたたない物 *
ぼっこう 非常に、とても、ものすごい
ぼっちゃかす ひっくり返す
ぼっちゃげる 追いかける
ぼてぼてちゃ
ぼてぼて茶
出雲地方に伝わる間食
ぼてぼて茶(wiki)
暮らし民具
ほとびらかす
大豆をほとびらかして
水に浸して柔らかくする
ほにょって
ほにょっと
ほのって
ようやく、やっと、懸命に、何とか、(かろ)うじて
ほにょっとわかーましたわ *
ほねがかいてえけんわ 体がむずむずする(運動不足?)
ほほろ ほぼ、おおよそ、かれこれ
ぼろくた、
あのさんはぼろくた
質が悪く役に立たない
あの方は人(品)が悪い *
ぼろける
さでぼろける
ぼろけんように
落ちる、こぼれる
強く落ちる
落ちないように、
石見でも *
暮らし民具
ほや ランプのほや、電球
ほやかす 泣かす
ぼやける
おむける
今日はおむけてこまーますわ
蒸し暑い(軽い)
蒸し暑い
今日は蒸し暑くて困りますね
ほんがほんが
ほがほが
ぼんやり、ゆっくり、(ほう)けたような、石見でも
ちんがちんが
とんがとんが
ほんそ
ほんそご
可愛(かわい)
可愛い子供、
石見でも *
ほんそごから オレオレと云われて 電話切る
ほんなら そしたら、それじゃ、それでは、それなら、石見でも


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
まーじ
まーじまーじ
まーずぃなんだら
あらまあ、まあなんと、まあまあ
まい
まぇなー
まかったわ
うまい、おいしい
まずい→まむない
石見でも
まいしこ
まいこと
まいすこまいすこ
うまい具合(ぐあい)
上手に、いい調子
良かった良かった
まがえもん
まがいもん
偽物(にせもの)、いつわり物
まくれる
さでまくれる
あおんだまに
てんする(幼)
(たお)(ころ)
強く倒れ転ぶ
仰向けに転ろぶ
石見でも *
まげな、まげに
まげな柿がなーましたね
まげに柿がなーましたね
もぐれて柿がなーましたね
大きい、たくさん
大きな柿がなりましたね
たくさん柿がなりましたね
石見でも
まさげ
まさげな
まさげに
おいしそう
うまそうな
美味しそうに
ましゃくにあわん 間に合わない
役に立たない
(たす)けにならない
まぜこぜ
まぜこぜにする
()ぜる、混合(こんごう)
混ぜ合わせる
まっちよう
まっちようよ
まっちようわね
待っている
待っているよ
待っていますね
まっと
まっとよーけ
もっと
もっとたくさん
まどう
まどわにゃ
まどうてごしない
償 (つぐな)う、弁償(べんしょう)
弁償しないと
弁償してください
まひようし
~にあわん
~にぶつかって
急な
間に合わない
突然ぶつかって
まぶ(間歩)
ひおい坑
横穴(よこあな)坑道(こうどう)、トンネル
※ 石見銀山では坑道を間歩という
暮らし民具
まむない
まんない
もむない
不味(まず)
おいしくない
美味(おい)しいは→まい
石見でも
まめ
まめなかね
まめにはたらく
元気、丈夫、誠実に
お元気ですか
元気に働く 石見でも
雲南市観光協会
まもす 蝮(まむし)
  おろち→大蛇(だいじゃ)
くちなわ→蛇(へび)   
  まもす→蝮(まむし)  

ヤマタノオロチ・スサノオ神話
まるで 全く *
まん
まんがよい

運が良い *
まんずっ
まんずがあーますず
まんじゅう
まんじゅうがありますよ
まんちゃら インチキ、詐欺(さぎ)まがい、ごまかす、反則
まんちゃらすーだねぇわね
まんま(幼) 食べ物 *
まんま
そのまんま
そのまま、その状態で、その形で


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「み」は「め」と聞こえることがあります
(若しくは「め」に近い発音)
みやすい→めやすい
みーだわ
やってみーだわ
みらや
みらんわ
みなさい
やってみなさいね
みようよ
見ない(否定)
みいりがすーわ
みいりがすた
筋肉痛(きんにくつう)になる
筋肉痛(きんにくつう)になった
みがら
めがら
身体
めがらが痛てあばかんわ
みたさんぼ 体裁(見るも哀れな)の悪い人
みてる
みてた
()てる、一杯(いっぱい)になる
※ 石見では未てるの意 *
みとむない
みたむない
(みにく) *
みみくそ
みみごえ
みみたぶら
耳垢(みみあか・じこう
他人からの苦情
耳たぶ
み(め)やすい
み(め)やすげ
み(め)やすげな
み(め)やすげに
たやすい
簡単
楽な
容易に
借銭 (しゃくせん)返すとめやすげなこといっちょうますわ
借銭 (しゃくせん)返すとめやすげな
こといっちょうますわ
みらや
みらこい
やってみらんと
やってもみちょらんと
見ようよ
見ようよ(誘う)
やって見ないと
やっても見ないのに
みりんぼ 物欲(ものほ)しがりや
見ると欲しくなる人


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「む」は「も」と聞こえることがあります
(若しくは「も」に近い発音)
むすび(食)
もすぶ(食)
(にぎ)(めし)、おにぎり
おにぎり(wiki)
暮らし民具
むなくそがわるい 気持ちが悪い
害する、面白くない
むなんと
みなんと
胸元(むねもと)、胸の内
むらさ にわか雨、夕立
急な雨→しかけぶり
本格的な雨→じぶり


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
めーわくする
めいわくすましたわ
恐縮する、ありがたく思う
※迷惑ではありません
めぐ(みぐ)
めいだ
めげた
めげる
めげんやに
(こわ)す、責める
壊した
壊れた
壊れる
責めないように
石見でも *
すっぱいすてもめげんやにね
失敗しても自分を責めないようにね
めくらさんぼう めくらめっぽう
めしつぎ
はんぼ
おひつ:飯櫃
炊飯ジャー *
めのこ
めのこすぎるなー
概ね、目算
丼 勘 定(どんぶりかんじょう)
手抜き
めのは(海藻) わかめ(若布)を乾燥・板状したもの
ふるさと認証食品(島根県)
板ワカメ(渡邊水産さん)
めめくそ ほんの少し
石見でも
注「みみくそ」は耳垢(みみあか・じこう)
めぼいと
めぼろ
(まぶた)の腫物
固まった目やに *
めんたし
めんたす
ありがとう
もったいない
ごめんなさい *
めんだな
~ことだわね
めんだくせ
面倒(めんどう)くさい
面倒なことですね
面倒でたまらない
めんば めだか(魚)


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
もうちょんぼす もう少し
もぐーこんで もぐり込んで
もぐれる
もぶれる
もぐれつく
さばる
まつわりつく

まつわりひっつく
もそっと
もそっとなかー
もそっとなかい
もう少し
もう少しの間
もすび、むすび おにぎり
もそぶ
もそむ
もそろんで
もそんで
動かす、持ち運ぶ
河船(かわふね)もそろもそろ
くにこくにこと引き来⇒国引き神話
河船(かわふね)もそろもそろ
くにこくにこと引き来
国引き神話
もたい
もたえ
もたてえけんわ
(おも) *
もだえる あわてる、あせる
うろたえる
もだれ 軒 下(のきした)
もつーと
もつーとなかい
もう少し
もう少しのあいだ
もっけ
もっけなかお
驚 (おどろ)
あきれ顔
きょとん!
もてもん 重たいもの
重てもんはもそんじゃえけんよ
こすがいたんなーけんね!
もどしに
もどりしなに
もどーすに
帰りに
帰りがけに
帰りに
行くときには「いきしに
もとらず
もとらん
しちもとらん
わからずや
頼りない、未熟者(みじゅくもの)、下手くそ
石見でも
もとらん運転!やれおぜや!
ものいり 出費(しゅっぴ)がかさむこと
もみくちゃ
ももくちゃ
揉みくちゃ、乱雑、手で砕く、ほぐす
もむない
まむない
まずい、美味しく無い
ももくちゃ もみくちゃ
ももぐる 手で丸める、まとめる
もろふた
室蓋
木製の箱(蓋)
餅などを並べる
麹の発酵
もんたれ
もんくたれ
常に文句を言う
文句を言い過ぎる者
~もん

あくだれもん

おうちゃくもん

じくだれもん

つまらんもん

ばけもん

わけもん
~者、~物

乱暴者

怠け者

怠け者

粗末(そまつ)な物(謙遜(けんきょ))

化け物

若い者



出 雲 の 方 言 意味や使われ方
やな
やーな
ような
やーほん あらそう
女性が使用する
やー あらまー
女性が使用する
やーやこ ようやく、せっかく
やーわ(ね)
やらか?
やらやー
物を(ゆず)る・あげる
要りますか?
やろうよ(誘う)
やい(え)と
やえとをすえる
 灸(きゆう)
お灸を()える、石見でも
懲らしめの意もある
やえな
やえなー
やえな!
しまった
しまったー
しまった!大失敗!
やおい
やわい
柔らかい、軟 弱(なんじゃく)石見でも
やかますや
しちやかますや
何ごとにも口うるさい方
やきちゃ
やきちゃな
いやだー、しまった
やくたたず
やくたたずもん
取るに足らない
役に立たない方・物
やくてもね
やくたいもない
無益(むえき)な、無駄(むだ)
必要がない、くだらん
やけご 火傷(やけど)
やご ぐずり泣き
子供が駄々をこねる
やせぎす
やせぽっぽ
痩せた方
痩せすぎた方
~やち、~ちゃ
わしやち、わしゃちゃ
おまえやち
おまえさんやち
あのしやち
~たち
私たち
あなたたち
あなたたち
あなた方
やっきっき
あーらーはい
あーらった
じゃんけんぽん
あいごでしょ
  〃
やっちょうわ
やっちょうわね
やってますわ
やってますね
やっちょけ
しちょけ
やっておきなさい
しておきなさい
やっとこさで
ようやっと
よーやく、何とか
重い腰を上げる
やど 自宅、自分
石見でも
やどがえ 移転(いてん)転居(てんきょ)
~やに
みえーやに
きこえんやに
かぜをひかんやに
~ように
見えるように
聞こえるように
風邪をひかないように
やまかわ あまのじゃく
常に反対をする人
あのさんはやまかわやまかわでやーませんわ
やまたのおろち
(神話)
八俣遠呂智(古事記)
八岐大蛇(日本書紀)
に登場する神話
 おろち→大蛇(だいじゃ)
くちなわ(へび)
まもす蝮 (まむし)

ヤマタノオロチ・スサノオ神話

やめくちゃ
やめくたに
むやみやたらに
やみくもに、石見でも
やめーわ
やめーわね
やめらや
止めます
止めるわね
止めようよ
歩きスマホはね、やめーだよ!

やめらや!運転中のスマホ!

やらし
やらすーわ
(いや)らしい
「い」の発音無し *
やらやっと やっとのことで
やれん (かな)わない
叶いそうにもない
出来そうにもない
やんちゃご
やんちゃこいて
いたずらっ子
わがまを云う
やんなーわ いやになる


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
注.「ゆ」は「い」と聞こえることがあります
(若しくは「い」に近い発音)
ゆうな
ゆうに
ゆっくりと、動きの遅い、おおらかな、豊かな、石見でも
ゆきおこし ひとつ 雷 (かみなり)
大雪の前ぶれ
ゆきずり
いきずり
雪がずり落ちる
落 雪(らくせつ)
「雪ずーがすて戸があかんやになり・・・」
 ※ 行きずりとは違います


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
よーけ
よーけなこと
よけごと
よけい
たくさんなこと
よりいっそう
よーたんぼー
よーたくずぃ
酔っ払い、大酒のみ
酒よばれてね!よーたんぼですわ!
代行運転をはやこと呼んでね
よーやこ ようやく
よあかし
よおき
よながよふて
徹夜(てつや)
夜通し
一晩中
よくすっぱ
よくたら
欲張り者、けちん坊
よけ
よけごと
よけども
余計(よけい)、一層、さらに
よこす
よこすぃになる
横になって休む
よこすぃになーてたばこ すてごすない

ねまってたばこ すてごすないね 

注.「たばこ」は喫煙ではありません

よこや
よこやさん
よこやのだんさん
神主(かんぬし)さん
神社の横のお宅?
石見でも *
よざえ 夜更かし
よじき
よずき
寄りつき、
近くて便利が良いところ
よずく(鳥)
よずぃく(鳥)
フクロウやミミズク等の総称
佐比賣山(さひめやま)神社のよずく
ヨズクハデ
暮らし民具
よつかれん
よーつかれん
寄りつかれない
近寄れない
ゴミ屋敷でね、よつかれませんわね

よつぎ
世継
家を()ぐ者
後継者
よっぽど
よーほど
相当、かなり
よばる
よぼる(石見)
液が少しずつ垂れる
よぼし、よぼす とさか(鳥)
よばれた
よばれましたわ
招待されご馳走(ちそう)になる(なった)石見でも
ほんの少すでも酒よばれたらね!
運転しちゃえけんよ!


注:呼ばれるではありません
よもっちぇ
えもっちぇ
えっけ
分家 *
よもよも
よまよま
よーもよーも
よーまよーま
よもよもだわ!
よもよもだらず
よくまあ
あきれた
だらしない
まあ!驚き!
よくもまああきれた!
よくまあ馬鹿なことを
よりあい 寄り合い、集会
よろこび
よろこびごと
よろこびますわ
お祝い
お祝い事
うれしく思います
よろくそ
よわくそ
よろた
衰 (おとろ)える
体が弱い
弱虫、石見でも *
おじじ!おばば!

よろくそになったらね!
はやこと免許返納せんとえけんよー

おじじ!おばば!

よろくそになったらね!
はやこと免許返納せんとえけんよー

よんべ
よんべようによばれますたわ
昨夜(さくや)
昨夜は大変ご馳走(ちそう)になりました
注.呼ばれたでは無い
よんべけ 昨晩の疲れ
よんぼよんぼ よぼよぼ


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
らくにする
ろくにする
気楽にする
楽な姿勢で座る
らすなす
らすがない
あのさんはらすなすで
だらしない、乱雑(らんざつ)
散らかり放題
石見でも *
らつがあかん 解決(かいけつ)できない
決まらない
だらしない
らちょう
ラ調
下手な歌
音が外れる
らんきょ
(野菜)
ラッキョウ



出 雲 の 方 言 意味や使われ方
りーきえも
りいきえも
いも代官
 琉 球 (りゅうきゅう)いも
薩摩(さつま)いも、甘藷(かんしょ)
石見銀山
りーじいっぱい 精一杯
気持ちを込めて
りゆうかく
りゅうかくな
気難(きむずか)しい、
几帳面(きちょうめん)律儀者(りつぎもの)
融通(ゆうずう)が利かない
りょうじ
  〃 する
  〃 すた
折檻(せっかん)する
言い聞かせる
言い聞かせた


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
るすごと 留守(るす)の間に気楽にすること
鬼のいぬまに…
るすつかう 留守をする


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
れーがえし
へんがえし
お礼のお返し
返礼品(へんれいひん)
れんげ
さるご
さりご
れんげ草→正しくは
ゲンゲ・wiki


出 雲 の 方 言 意味や使われ方
ろーつき
ろもろーつき
ろーもろーつき
沢山(たくさん)、多い、有り余る
「ろーも」盛りだくさんの意
石見でも
ろくさんぼ
ろくしっぽ
ろくすっぽ
(ろく)に、不十分
満足でない
期待はずれ
ろくにする (ひざ)をくずしたり、あぐらをかいて、楽にする
ろんじあう
ろんずあって
言い合い、論争
話し合って
ろんにもさんにもかからん 話にならない
ろんぱつ
ろんぱつぃ
議論(ぎろん)する、口論(こうろん)談判(だんぱん)

終わりに

出 雲 の 方 言 意味や使われ方
わ、わー
わーが
わのこと
わーらちゃ
私、自分、我
私が、俺が
自分のこと
お前ら、貴様ら
わあさご、わるさご
わあさがき、わるさがき
いたずら子
いたずら書き
わかーけんね
わかーますわ
よーわかーますわ
よーわかーませんわ
分かります
分かります
良く分かります
良く分かりません
わぐなる
わぐねる
くちなわがわぐなって
うずくまる
輪のようになる
蛇がドクロを巻いて
わけ
ねこわけ
食べ物を残す
猫のように一口残す
石見でも *
わけくそ
~がわからん
理由や意味がわからない
わけす
わけーす
わけもん
若者
若い人
~もん
わしやち
わしゃちゃ
おらだんちゃ
私達、我々 *
わしゃちゃ釣りに行きますわ
わて 台所、勝手
わに(魚) さめ
さめ(島根県)
わやくそ
わやくちゃ
部屋がわやくちゃ
乱雑、散乱
部屋の中が片づかず散乱状態
わら、わりゃ
わらちゃ
わーらちゃ
お前は
お前達は
わりすこ
わりーすこ
悪い具合、悪い状況、悪い状態
えすこ→良い具合
わるさ
わーさご
わるさする
いたずら
いたずらっ子
いたずらをする
わんやわんや 人や虫などが集まっているさま
祭りで人がわんやわんやあばかん
祭りで人がわんやわんや
あばかん

出雲の方言ここまで Top↑


石見の方言
石見の方言
時鐘
民具
出雲の方言
出雲の方言
方言と神話 index


 
終わりに・・・

出雲そば店のれん

出雲そばが一番おいしいお店(松江)に、出雲方言番付「のれん」が、かかっていました。お店の方に了解をいただき撮影
当店では注文したそばをテーブルに並べ置くときには常に「てまいれましてね」とご挨拶:おいしく頂きました
西方 東方
(沢山)ろーちき 横綱 だんだん (ありがとう)
出雲そばが一番おいしいお店(松江)に、出雲方言番付「のれん」が、かかっていました。お店の方に了解をいただき撮影
当店では注文したそばをテーブルに並べ置くときには常に「てまいれましてね」とご挨拶:おいしく頂きました
西方 東方
ろーちき
(沢山)
横綱 だんだん
(ありがとう)


出雲の神話を紹介します


国引き神話

国引き神話
八岐大蛇神話

八俣遠呂智神話

横田弁「大蛇退治の昔話」出雲弁の泉さん(必見)

参考資料や文献


・ふるさと百年 多根老人クラブみかど会 大迫好市著 昭和44年8月10日
・出雲方言 文友社 後藤蔵四郎著 大正5年4月20日
・出雲・石見接境地帯方言の動態、広島文化学園大学・短期大学 野々村憲、高永茂著 平成8年7月10日
・三瓶山麓 池田の方言集 編集発行:中村和平 池田永生会
はらっぱ図書館山の駅さんべにて

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