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Part3 ティーロードを巡る

◇ 中国雲南省お茶の旅(Ⅶ)
~茶馬古道を歩いて登って、ありがとう"茶樹王"~

早朝から霧がかかり、少々雨が降りそうな空模様。
年間の降雨量が多い地方だけに気になる。

今日は、“茶馬古道”を初めて歩く体験日である。
山歩きではどうしても晴れて欲しいところだ。    

              
           
普耳那珂里村近郊から茶馬古道“へ入り、ひたすら歩くというコース。
イ族の部落を横目に(最近新築したばかりのような現代的な住宅地といった感じが何となく気が抜けた)いよいよ茶馬古道へ入っていく。
長く続く石畳の道は、アップダウンが激しく息も絶え絶え、どこまでも続く古道!
途中で元気な仲間に追い越されながら一人マイペースでてくてくと歩き続ける。
一人取り残された?感じだが、とにかく前進・前進と自分に言い聞かせながら両足に気合をいれひたすら歩く。

 
この"茶馬古道“の歴史は古く、昔はロバや馬で主に茶を北はチベットへ東は北京へと長く細い石の道をひたすら歩いた先人たちの姿を想像しながら足を進める。
昔は四双版納、景洪から北京までロバで6ヶ月間かけて物資を運んでいたという。
現在もこの古道を利用することがある、と聞いた。
まったく我慢強い“頑張り屋さん”達だな~ 中国の人は。

まったく一人ぼっちになって迷子状態?
大きな声で呼んでも誰一人として返事がない!
おまけにここは、二股になった道。案内板などなく、ちょっと不安になってきた。。。
一か八か、比較的古い道が間違いない!
一歩一歩進む。坂道はエンドレス。
 
しばらくすると、僅かに人の話し声が聞こえてきた。
ア!良かった!!思わず声がもれる。ほっと一息。。。

どこまでも続く茶馬古道、いつまでもエンドレス。
やっとみんなが居るところまでたどり着いたところで、これから引き返そうということに・・・・・(少し休憩したい~~と思いつつ)今来た道を引き返す。

帰りは降り。とても急ピッチで足取りは速く(?)ドンドンと降る。
行きと帰りのこの違いは何?勢いに乗ってひたすら降る。

出発点にようやくたどり着いた時には、へとへと・・・のどはからから・・・
お腹もすいた~~~~と思ったらお昼を過ぎた頃になっていた。


皆が揃うのを待って、出発。
途中、地元の料理レストランへ。
ここの料理はちょっと不潔な店だが、味は最高。特においしいかったものは、
ピーナツのスープ“  

          
一年中どこの家庭でも食べているという家庭料理だそうで、すりつぶした生の
ピーナッツを絞り、塩だけで味付けしたもの。とても簡単なものだが、豆乳とも違って私には新鮮な味であった。
みんなの胃袋も満たされたところで、またバスに揺られて途中"茶馬古道“の宿場であったところを訪ね、当時の話や道具等を見せてもらい、先人の苦労話を伺う。
大変な時代だったんだな~と、改めて関心。

         
           
車窓から周辺の茶畑を眺めながら思茅の空港へと向かう。
このたびも今日で終わる。

中国国内線で昆明へ、そして広州系由で成田へと帰路に着く。

今回のお茶の旅は、私がお茶の魅力に捕りつかれてから最も会いたかったの茶の原点・雲南省の自生の古茶樹にめぐり会うことができたことである。
この大古茶樹から新たにたくさんのエネルギーをもらった気がする。
とても元気になれたような、幸せな気持ちにしてくれた素晴しい旅だった。
これからまた、ここを一つの出発点として、目標の
ティーロード“の旅をこれからも続けて行きたいとあらためて強い思いを持たせてくれた。
ありがとう“大茶樹王” !!

                            終わり


 
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