娘が、今まで親孝行をしてこなかったので、一生に一度、最初で最後の親孝行をするということで、私たち夫婦を北欧の旅に招待してくれました。娘も休暇をとり、孫は愛犬とお留守番で、親子3人8日間の旅でした。贅沢なことに飛行機はフィンランド航空で、ヘルシンキまでビジネスクラスでした。いつもエコノミークラスで旅行をしてきた私たちは、なんと快適な空の旅と思いました。まして娘からのプレゼントなので、感激もひとしおでした。
さて、今回の旅で一番感じたことは、女性の地位でした。
スウェーデンの国会議員の数は、50数パーセントで、男性議員より多いとのことでした。
北欧諸国は、夫婦共働きが多く、赤ちゃんの育児のための制度が整っていました。スウェーデンは、1970~1980年代では女性の社会進出に保育所の拡充が追いつかず、待機児童問題が発生していましたが、保育施設が多数新設され現在では、保育施設への入所待ちをしている子どもの割合は大幅に減少したそうです。
また、所得補償の伴う育児休暇期間が、1年4ヶ月あるそうですが、そのうちの2か月間は、父親に与えられるもので、もし父親が休暇を取らない場合には、その権利はなくなくなるので、休暇を取る父親が増えたとのことです。
事実、ベビーカーを1人で押しているパパを沢山見かけました。
また、コカコーラがノルウェーのセブンイレブンで4本パック、日本円で1,000円くらいなのです。レストランで飲んだら1本900円くらいでした。
小学校から大学院まで月謝が原則無料ですし、老後も国が面倒をみてくれる福祉国家のため、消費税率が高く、結果物価が非常に高い気がしました。
でも食料品は複数税率が設定されていて低くなっています。
ヘルシンキの朝市で、すごーく甘いミニトマトが、1ユーロでビニール袋いっぱいにきたときは、嬉しくて、ツアーの皆さんに配りました。幸せな気分で歩きながら頬張りました。