出雲大社へお参りしてきました

税理士会武蔵府中支部創立50周年記念のイベントで、出雲旅行をしてきました。

縁結びの神・福の神として名高い『出雲大社』は、日本最古の歴史書といわれる「古事記」にその創建が記されているほどの古社です。主祭神は大国様として馴染みの深い『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』で、「古事記」に記される国譲り神話には、大国主大神が高天原の天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲り、その時に造営された天日隅宮(あまのひすみのみや)が出雲大社の始まりといわれています。

私たちは、出雲大社の正式参拝のために社務所に入り、お茶とお菓子をいただき、支部長と実行委員長が代表で署名し、まず柄杓で手を清め、襟につける白い清掛をかけました。神職に付いて、本殿の玉垣内に入って参拝しました。

 出雲大社では、本殿昇殿はお庭踏みといって ここが一番聖域に近寄れる場所になります。本殿には正式参拝においても昇殿は許されません。ここは、参拝者が最も祀神さまに近寄れる場所なので、 服装は、正装が望ましく、相応しくない服装の場合は 玉垣内には断固入れてもらえません。そのため、男性は全員上着にネクタイ着用で、二拝四拍手一拝の作法で参拝しました。黒づくめの背広姿で、旅行らしくない風景でした。参拝後、御本殿の周りを神職と一緒に回りながら、神職から出雲大社の説明をしていただきました。

 私は、出雲大社は、60年ぶりの平成の大遷宮によって生まれ変わりと聞いていました。伊勢神宮の遷宮と同じで、遷宮するのかと思って出雲大社へ来ましたので、どこに新しい大社があるのかと思いました。目の前にある御本殿は、古いままです。7年前に屋根の檜皮(ひわだ檜の皮)約70万枚を交換して敷き詰められた大屋根の壮大さ。60年ぶりの平成の大遷宮というのは、腐ったところを直して壊れないようにしただけとのことでした。


2016年05月01日