第189号  電子納税

電子納税

電子納税は、自宅に居ながらにして税金の納付手続が可能なので、時間の節約ができるメリットがあります。デメリットとしては、電子納税では、領収証書は発行されませんので、それに代わる確認はありますが領収証が必要な方は従来どおり、窓口に納付書を持参して納付を行います。
 
いずれは、全国一律に可能になると思いますが、すべての市区町村、すべての金融機関で手続きができるわけではありません。 

 調布・府中あたりで現在可能な金融機関は、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行などです。

 そこで、永嶋税理士事務所では、申し出のあった顧問先について、税務署に電子申告する法人税と消費税について、電子納税の手続きを行ないますので、ご希望の場合は、ご連絡ください。


ダイレクト納付による電子納税

 ダイレクト納付とは、あらかじめ税務署へ「電子納税依頼書兼電子納税届出書」を提出しておき、e-Taxを利用して電子申告等又は納付情報登録をした後に、届出をした預貯金口座からの振替により、クリック操作で即時又は期日を指定して電子納税を行う方法です。 つまり電子申告と同時にパソコンから納税できるシステムです。

 納付手続完了後、「ダイレクト納付完了通知」がメッセージボックスに通知されます。納付できなかった場合は、残高不足等の「ダイレクト納付エラー通知」が通知されますので、必ず送信後、指定した期日後にメッセージボックスの内容をご確認します。

 永嶋税理士事務所で申告書を代理送信した場合は、上記の一連の作業は永嶋税理士事務所が行いますが、納付期日の午前中に会社のパソコンから、メッセージボックスを開けていただければ、期日に納付が完了していることを確認できます。


 電子納税には、ダイレクト納税のほかインターネットバンキングによる納付方法もあります。


インターネットバンキング等による電子納税

 インターネットバンキング等による電子納税には、登録方式と入力方式の2つの方式があります。

 登録方式とは、e-Taxソフト等を使用して納付情報データを作成し、e-Taxに登録することにより、登録した納付情報に対応する納付区分番号を取得して電子納税を行う方式です。

 入力方式とは、e-Taxに納付情報データの登録は行わず、登録方式の場合の納付区分番号に相当する番号としてご自身で納付目的コードを作成して電子納税を行う方式です。

 登録方式は、全税目対象ですし、開始届出書を提出した税務署以外の税務署へも納付が可能ですが、パソコンが必要です。(e-Taxに納付情報を登録)

 入力方式は、申告所得税・法人税・消費税のみが対象で、開始届出書を提出した税務署に限定されますがパソコンは不要です。

 

 


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2010年06月01日