資金繰りはOKですか
大手都市銀行の貸し渋りが問題になっていますが、皆様の会社の資金繰りは大丈夫ですか。優良企業ですら、運転資金や納税資金のために、従来通り借入れをしようと思っても、思うように貸してくれません。これは、企業側に問題があるのではなく銀行側に問題があるのです。大手都市銀行は、国際決済銀行を確保する為、BIS規制である自己資本比率を8%以上にしなければなりなせん。
自己資本比率とは
自己資本/総資本です。
簡単にいうと
資本金/借入金+資本金です。
つまり、借入金が小さくなるほど、この割合が高くなり、BIS規制に合格することとなるのです。そこで、借入金を小さくするには、貸付金を回収して借入金を返済するのです。そのため、なりふりかまわず、貸し渋りをしているのです。今まで、なんの問題もなく、銀行から借入れをしていた会社にとって、借入れの残高が減った後、新たな融資に応じてくれないのでは、黒字倒産にもなりかねません。
では、どのようなことを考えたらよいのでしょうか。もちろん、会社内のリストラを充分に行って、必要のない経費を削減することは言うに及びませんが、今回は、是非資金を確保する為の対策を立てて下さい。
現在、BIS規制によって貸し渋りが横行していうのですから、BIS規制に縛られない、国内のみの営業をしている地元の信用金庫等と取引を開始するのもひとつの方法と思います。
社長個人の資産に余裕があって、いつでも担保として提供できる場合は別として、政府や地方公共団体の制度融資を活用して、無担保・低金利の資金を借りまくって、余りある程の余裕をみて用意しておいたほうが安全かと思います。
各種融資制度については、永嶋事務所まで。
追加特別減税
平成10年分の所得税の特別減税について、追加されることになりました。今年の2月1日に在籍している社員について2月の給与から順次、本人18,000円・扶養親族1人につき9,000円を源泉税額から控除しましたが、今回の税制改正で、8月1日に在籍している社員について、本人38,000円・扶養親族1人につき19,000円に、引き上げられました。
本人については、
前回分18,000円+今回分20,000円で計38,000円
扶養親族については、
前回分9,000円+今回分10,000円で計19,000円
ということになります。
8月分の給与から順次控除して下さい。前回分が控除しきれてない人は、今回分にプラスして控除して下さい。年末調整時に最終的に計算し直します。
ニュージーランド報告
6月初め、ニュージーランドへ行ってきました。一番の目的は乗馬することでした。ファームスティといって、農場へ一泊して、トラクターを運転したり、牛に牧草を与えたり、馬追いを見学したり、裸馬に乗ったり、動物と共に過ごします。
メインイベントは、何といっても2時間の乗馬です。5歳と8歳の孫、私、夫、娘の5人で各自与えられた馬にまたがり、先導してくれる農場の人について、6頭で連なって農場を散歩します。とっても広い農場なので、2時間ではとても全部回ることはできません。前日は嵐だったのに、当日は天候に恵まれ、青空・緑の牧草・沢山の馬・牛・羊の中をゆっくり散歩したのは雄大でした。
5歳の孫は、途中泣きながら乗っていましたが、最後までしっかり手綱を握り締め、無事終了しました。2歳以上の子供は、初体験でも、1人で乗馬させるというのでびっくりしました。
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