合併問題にまつわる日記

6月18日(土)

 青年会議所がお膳立てして、町長候補の公開討論会の日時が決まった。6月30日、夜7時から藤野小学校(旧日連小学校)体育館にて。

 その前日の29日の夜6時半から、芸術の家のクリエーションホ−ルで、合併に反対する団体がゲストを招いて講演会を開く事になった。講師は長野県下條村(人口4,215人)の伊藤喜平村長。下條村ホームページ
 この団体、去年の泰阜村村長を招いた時といい、どういう人脈でこういう人を招けるのだろう。
 検索して調べてみて驚いたのがこのページ。私はこの村が早くから下水道よりも合併浄化槽の普及の道を選び、その結果、村の維持費が毎年かなり安くあがっている事は知っていた。(このページにも出てきます)

 でもこの村の凄さは他にもいくらでもあった。今でも人口が増え続けている事(若者向け村営住宅を作ったりしたとか)、中学生までの医療費の無料化。役場でも係長制を廃止したりしてスリム化を行い、全国平均よりも4割少ない職員数で村を維持している。
 この村、すでに巨額の積立基金があるが、この積立金は今後も増やし続け、『積立金からの取り崩しは想定していない』と村長の鼻息も荒い。

『今後、地方交付税がいくら減らされるか判らないので、とても単独ではやっていけない。』
と多くの町や村がネをあげるなか、この村は
『地方交付税が4割減らされても大丈夫。』
と言い切る。
 この村でこんな事が出来たのは、やはり村長がコスト意識に敏感な民間企業出身というのが大きいのだろう。そして、『村が小さかったから』できた側面もあると思う。
 組織が巨大になれば、改革するにしても大事業になり、成果が現れるまでにも時間がかかる。改革に抵抗する組織の力も一筋縄ではいかないだろう。
 組織は小さい方が小回りは効く。改革もアイデアをすぐに実行しやすい。成果も早くあがる。

 藤野町の町長選挙がどんな結果になるかは判らないが、仮に(私にとって)望み通りに合併反対派の候補が町長になった場合、この村長の手腕も参考にして欲しいものだ。やり方次第で、相模原市よりも豊かさを実感できる町にする事も可能かもしれない。

6月22日(水)

 6月8日の所でも紹介したけど、ノビルのムカゴの写真です(左上)。今度は芽が出はじめているものです。
 下の写真は講演会のポスター

 18日の所でも紹介しましたが、相模原市との合併に一貫して反対し続けている団体「藤野町を愛する会」が講演会を企画しました。会からデータを頂いたので、チラシをPDF形式でダウンロードできるようにしました。

チラシ表(124k)こちら>>
チラシ裏(56k)こちら>>

チラシのhtml版はこちらをどうぞ。テキストデータが欲しい方には便利だと思います。

日時:6月29日 午後6時半会場
場所:県立藤野芸術の家・クリエーションホール

この講演会の講師である伊藤村長が、6月24日のNHK総合TV特別番組に出演される事になりました。
『日本のこれから─人口減少社会─』
7時半から10時まで
下條村の紹介は、番組後半の9時30分くらいになる予定。

 う〜ん、人口問題か。藤野町もフロリダ州みたいにハリケーンに襲われて、みんな数日間も家に雪隠詰めになれば、翌年には一気に人口が増えるのにナ。
 そういう問題じゃないか(笑)。

 ああ、書き忘れてたけど、講演会には資料代として500円必要です。

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