総じてビラの記載内容が不正確であり、住民の不安を掻き立てるような意図的な記載の仕方が感じられる。
<町に対する責任・住民に対する責任>のビラ
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@「合併協議をやめる」という町長が誕生したら、・・・・町自体が自治体としての機能がなくなる程の危機的状況に陥る可能性がある。
仮に単独を選択したとしても、なにを根拠に危機的状況に陥るとの判断をしたのか。住民の判断を誤らせる文章である。まして、選挙は互いに住民の生活を考えての政策論争をしているのに。
A「必要以上の削減・緊縮」「住民の汗や努力」をまるで良いことのように叫ぶことこそ無責任。
国も行革を進めており、相模原市も職員の約半分を臨時職員としているなど、無駄な経費を省く行革は必要である。中村候補も退職者の不補充など根拠を示して説明をしており、住民の自発的協力など、住民参加の行政はあらゆる自治体の目標である。
Bなにもしてくれない・したくても出来ない町を出て行く権利もある。
さも、まともな根拠も示さず、単独を選択すると何も出来なくなる町となるような印象を与えるとともに、結果住民が出て行ってしまうような不安を掻き立てる文章である。
C「住民の幸せを第一に考えた場合、合併以外の選択肢は絶対にありえないのです。」
なにを根拠に絶対ありえないと言えたのか。中村候補は、合併には慎重にとの立場で対案を示していたのに。
同文書裏面<長野県下条村>のビラ
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@すぐ隣の泰阜村が単独を選択したために財政破綻しそうになっていることも、まぎれもない事実です。
なにを根拠にまぎれもない事実と言えるのか。事実関係を調べての文章なのか。この文章が正確であることを泰阜村に説明できるのか。
A「必要以上の行政のスリム化→行政のサービス低下」
「通勤している住民が極端に少ない自立型農村でしか出来ない資材支給事業」
「財政の健全化という名の大幅緊縮財政」
下條村の行政を意図的に歪めたもので、内容が正確ではなく、住民を不安にさせる文章である。この点についても下條村に説明できるのか。また、資材支給事業については、「原材料支給事業」として藤野町でも10数年前から行われており、正確に調べて記載したのか。
Bそのために、私たちの生活と家計を犠牲にすることが、本当の行政のやるべきこととはどうしても思えないのです。
なにを根拠に。内容を示さず、ただ不安を煽る文章ではないのか。
単独とは、藤野町の名前を守ること のビラ
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「単独とは、藤野町の名前を守ること」・・・・・・「主役は町ではなく、私たちです。」など。
単独町政を目指すことが藤野町の名前を守るためではなく、住民の生活を守るため、また自立した町を目指すためであることは明らかであるにも拘らず、政策で争わず、同文書が全体的に事実をゆがめた書き方をしていることをどう考えるか。
今回を逃して合併できる保証はどこにもありません。
正確に合併についての法的内容の説明をすることなく、ただ住民を不安に陥れる書き方である。
「藤野町を守る」のではなく、「藤野町に住む私たちを守る」のビラ
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本文書の見出しや、「藤野町が消滅するかどうか」よりも・・・・藤野町に住む私たちの幸せをどう考えるのか、どう実現するか」が重要なのです。
上記文章などが、事実をゆがめ、正確な論争を行わず、住民を意図的に不安にさせる書き方をしている。
推測で合併を否定し、推測で単独でもやっていけるとなぜいえるのか。
推測と判断した根拠は。
Q合併したらこの地域を他人任せ(相模原市)にしてしまうの?
論議のすり替えに気をつけましょう。
この論点は、合併により予算等の議決権がなくなることなどをいっているのであって、論点のすり替えは、むしろ同文書側にある。
Q合併特例債の恩恵を受けない藤野町民が、返済には仲間入りするの?
合併すれば、新市での事業は現相模原市を中心とした地域に投資がされることは明白であり、その返済のことをいっているのであり、ここでも論点をわざとすり替えているのでは。
Q相模原市とは、生活圏が一致していないので、合併に適さないのでは?
また、同文章中、藤野町の隣町は相模原市になることを冷静に考える必要があります。
市の中心からみれば藤野町は端の町となり、市役所との距離などを言っているのであり、ここでも、正確な論争を避けている。
Q 合併したら今の町役場は小さくなるの?
合併後の職員体制が将来的にも続くのか、が大きな問題であり、そこの不明確な点については答えていない。
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