「6TEEN-16歳、あの秋を忘れない-」
(♪かつて16歳だった元吹奏楽部員たちへ贈る物語りである♪。)

わたしの子分、通称”ねえね”はブラバンに青春を捧げる、今時、膝上2cmのスカート丈を守る硬派な女子高生。
(;¬_¬)ふん・・・、わたしなんか、どんなスカート丈でもスケバンデカよ(古すぎでゴメン)。
ノーシードから見事に埼玉県大会を突破し、西関東吹奏楽コンクール(全日本予選)へ出場を果したのでした。

ここは、決戦の場、新潟市芸術文化会館・・・

「さすが新潟、文化会館もゴージャスね。箱物はみんな”TANAKA”ブランドかしら?
ところで西関東大会なのに、何故か新潟?それに山梨も?(混乱するくら子であった)。
調べねば・・・・

「関東地方(かんとう ちほう)は、関所の東の地方。
原則として、本州東南部にある東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城、群馬、栃木の1都6県で構成される地方。
例外的に山梨県、長野県、新潟県、静岡県、福島県のいずれか、または複数の県を関東地方の一部として組み込むこともある。

「おぉ、謎が解けた。例外的は、角栄さんの日本列島改造論ね。
確か裏名を「おらが新潟メジャーに昇格、どさくさにまぎれて関東リーグの仲間入りしよう。」ねっ。


「2004年、西関東吹奏楽コンクール(現場レポ-ト)」

課題曲を終え共栄の必殺自由曲、「森のォ栗拾い」じゃなくて、
ええっと「森の贈りもの」、演奏開始です。

「それにしてもねえね、打撃隊なのに何弾いてんだ?
えぇっと、あの馬鹿でかい蝶のような楽器は?・・・そう、確か、ハープ?」

”ボロン、ボロン、ボンボンボン!”

「ねえねが弾くと、山本銀メダルおっちゃんのアーチェリーのようだねぇ。
確かハープは、ドレスを着た綺麗なお姉さんが奏でる楽器なはず。気になる、調べねば・・・

ハープ:最も古く、かつ、最も新しい楽器といわれているハープ。その起源は遠く石器時代にさかのぼります。
生きていくための糧を得る狩猟の際、使用した弓矢の弦(つる)をはじいて遊んだ、それが始まりです。
その後、狩の道具から独立して音楽の道具として発達してきたのが、現代のハープの原型です。

おぉ、謎が解けた。ハープは原始人が弾くものなのね。
さすが共栄のカリスマ顧問:XXさん(書きたいけど、ねえねからギャグ禁止指令)、お目が高い。最適な人選ね!」


クレヨン新聞 東埼玉版片隅の記事
「春日部共栄高校吹奏楽部、全国大会へ」
第10回西関東吹奏楽コンクールが4日、何故か新潟の芸術文化会館で始まった。
54団体が参加し、日頃の涙の特訓の成果を披露した。
審査の結果、高校Aの部では、与野、伊奈総合、春日部共栄が見事、全国大会へ駒を進めた。

ハープ担当の某女子生徒へインタビュー
アナウンサー:「全国ですよ。よかったですねぇ、勝因はなんですか?」
「そりゃあ、なごみ亭でつちかったチームワークと、なんといっても、
トラック隊(楽器運び)で鍛えた、このわん子力ね。
打撃のパワーが違うもの。言っておくけど、ドーピングじゃないわよ。
辛子明太子付き?ドックフードしか食べてないから・・・。」


200年10月24日普門館「全日本吹奏楽コンクール」 春日部共栄高等学校  銀賞


若干緊張による硬さも見受けられましたが、安定感のあるバランスの良い演奏でした。
昨今コンクールでは難しさを追求しすぎる傾向があり、”聴くのに疲れる”自由曲がならぶ中、
ゆっくりお昼寝が出来る心地よい選曲だっとと思います。
ただあまりに真面目すぎる演奏で面白みに欠けた感があり、金賞を逃した原因でもあると考えます。

伊奈学(金賞)に代表される一糸乱れぬアンサンブル等、何処の高校も技術的には上手いです。
しかし、高校生の汗と涙が伝わってこない”退屈感のある"コンクールでもありました。
吹奏楽部員達よ・・・譜面通りに演奏するのはロボットでも出来る。
音楽は自己表現であり、演奏は楽しいものなんだ。君達なら、もっと出来るはずだ・・・

審査員総評:たまにはお真面目なくらら(おフィル寝ハーモニー交響楽団)