<「妖怪さみー」とは?>
その者、寂しき心の隙間に入り込み、悪魔の囁きで心惑わす悪しき妖怪。

10月秋晴、ボスが朝から化け化け開始。バケバケ・・逆さから読むとケバケバ(むむ、新しい発見だわ)・・・
乾燥はお肌の大敵だから念入りに塗り捲らないといけないんだって・・・大変ね!
ん?朝から、化け化けってことは、もしかして、わたし今日・お・留・守・番。
・・・お留守番始まり、始まり・・・・・・「くららちゃん、くららちゃん」
誰、わたしを呼んだのは?鏡の中からのその声、妖怪「さみー」さんね。
「くららちゃん、誰もいないのよ。さぁ、妖怪ばきばきさんに変身して・・・。
今日は、あなたの大好きな洗濯後の靴下が山積みよ。

「お洗濯後の靴下・・山積み?」ラッキーチャンスだわ。
いつも靴下さんと、ブンブン遊びしているとボスに叱られるんだもん。今日は思う存分・・・獅子舞踊りのお稽古ができそう。
(※クレヨン家、妙な箇所に穴が空いている靴下 計4足)
でも、いけないわ、ここで誘惑に負けると、ボスに「負け犬」って言われちゃう。
わたし誘惑に耐えるわ-でも、悪魔の囁きから逃れるためには?なにか良い案は?
・・・
そう、やっぱり昼寝が一番ね!最近GETしたお気に入りのマイ枕でお昼ね開始。
(※わたしの枕にしては、バキバキ痕がないでしょ。「何故か?」って。
それは枕の「ミスタードー」、いつも怒った顔で睨んでいるからばきばきにできないの。)

ここは、くらら夢の中。×!”$%&・・・ササミ・・・()%&・・・
「くららちゃん、くららちゃん。何を躊躇しているの?こんなチャンスなかなか来ないのに〜。
言い忘れたけど、靴下の他にプーさんタオルのおまけつきよ。
・・・
そこへ、救世主「ミスタードー」君、現る。「妖怪さみーの誘惑なんかに負けるなくららちゃん。
良い子でお留守番できたら、ササミジャーキーGETできるんだよ。」

ドー君の活躍で妖怪さみーを撃退できた、くらら、めでたしめでたし・・と思いきや、妖怪さみーはその夜、本当の姿を現したのです。


「寂しくて夜鳴きしても、決して飼い主のベッドに入れてはいけません」という育て方本の内容を今だ忠実に守るクレヨン一家。
そう、わたし、夜は一人ぼっちで寝るの。でも、なんだか今日はやけに寂しいわ。
「寂しい・・・さみしい・・サミシー・・さみー」
我慢できないわ!にいにのお布団へGo!

そう、妖怪さみーは、くららの心の中に住み着いていたのでした。