2001年6月、梅雨の真っ只中。「雨コンコンの日は、お外で遊べないし、何だかとっても退屈。」


トピーとのボール遊びは飽きたから、今日はにいに部屋の探検にしょっと。
にいに部屋は、いろんな得体の知れないものが散乱していて、新鮮な出会いがあるから結構楽しいの。
じゃぁ、マミーに見つからないように抜き足、差し足、コギの足、「悪は急げ。」

むむ、何だ。この小デブは?「狸?」、玉袋サン、股間じゃなく肩に背負ってるから狸じゃないわ!
妖怪肥満ネコ?妖怪にしては、ちょっとチャーミーな小僧ね。もしや、森の妖精?
(松田聖香おば様は、妖精=生霊といってたけど?どうして?)待てよ、玉袋さんに名前書いてる。ええっと、ト・ト・ロね。
これが華の有名な「むかいのトトロ」か。
今日は、この子と遊ぼっと。この子ったら、いっちょまえにわたしと同じ尻尾があるじゃん。
あ、尻尾に何か付いているわ。これって引っ張るのかしら?(トトロ、突然動き出す。ブ〜ン、ブ〜ン)
あー、ビックリした。やっぱり妖怪だったのね。
かわいい顔した森の妖怪ね。雨を降らせているのもこの妖怪のせいかしら?
退治しなくっちゃ-御行奉為-。「ガウ、ガウ」「バキバキ」。

(そして「トトロ(1200円位)」は悲惨な姿に変身するのであった。)
マミー、ぼくのトトロ知らない?部屋にあったはずなんだけど...。


数時間後-リビングの片隅で、耳、片目のない虐待されたトトロ発見される。

(そしてクレヨン家の冷めた視線が、くららに注がれる)
「わたしじゃないもん。きっと妖怪ばきばきの仕業よ。」その後、くらら事情聴取が開始される。
マミー刑事:「真犯人は”くらら”なんでしょ-わかっているわよ。早く白状しなさい。」
くらら:「違うってば、妖怪ばきばきが現れたのよ。わたし見たもの。
妖怪ばきばきは、部屋が散らかっているのを注意するお利口妖怪よ。
にいにの部屋が散らかっているから、見せしめにトトロが餌食にされたのよ。
何でもわたしのせいにするのね。あんまりだわ、犬バスで家出してやる。」
マミー刑事:「それじゃ、明日のウンCheckが楽しみね。何が出て来るかしら?」
くらら:「わたし、犯人じゃないのに」

But、翌日-トトロの一部がウンと共に...

犯人の自白調書
動機-トトロの耳が小さかったからフビンに思った。(コーギーのように大きくしてあげたかった)

判決文-「マミーの目を盗み悪事を働くとは、クレヨン家の一員としてはずかしい。
また、妖怪ばきばきのせいにするとは、被告ワンの反省の色がみられない。よって、本日のささみジャーキー没収とする。」

彩の国-妖怪ばきばきとは?
「その者、彩の国粕壁に居る獣なり。
黄金の毛を身にまとい、雪洞状の尻尾で人を欺き、
床に散乱する俗の品々を密かに、
その鋭い牙でばきばきにするとなり。」

わたしのことじゃないも〜ん。みんな、勘違いしないでね(by くらら)