2016/11/27 イグニッションコイル交換、その他(21088km)
ここしばらく出ていた症状なんですが・・・。
エンジン始動時、走り始めは問題ありません。チョークこそ引きますが、
その後は全く快調に4気筒きれいに吹けている感じ。
ところが日によって、ですが(出る日でない日あります)、
ある程度エンジンが温まってくると、1気筒吹けなくなります。
無理くりアクセル煽ると、といっても空ぶかしでなく走行時に引っ張る、
という意味ですが、すると高回転はなんとか吹けているような気もする。
しかし日によっては高回転までグズグズしてる・・・。
要するになんか良くわからないんですねww
一回、タコメーターが異常に踊ったことがあったので、こりゃ電気関係あるかな、
とよくトラブルシューティングもせずに、IGコイルを変えてみることにしました。
というのも久々に見たeBayで、こんなものを発見したんです。
図が細かいですが、適合表の中に400SEの純正番号もあります。
(21121-1144&21121-1145)
当然ですが純正はすでに絶版です。仮にあったとして、
現行モノから考えれば、1個当たりの価格は9,000〜10,000円程度になるんでしょうか。
また互換品は、純正で絶対にあるんでしょうがどうもよくわかりません・・・。
(上の図内の適合で考えれば何とかなりそうは、なりそうですがね)
値段的にも比較的手ごろ(という理由で買うのはヒジョーにまずいですが)で、
1個約35ドル、2個で70ドル、日本への送料が約2,300円で、全部で1万円チョイくらい。
買ってみました。で、10日くらいかな、で無事届きました。
イチオですが、「Made in UK」の文字があります。
中身はこんなです。
ハイレベル!!
適合する、とのことで購入しましたが、はっきり言って性能的に問題ない、
というくらいのレベルだろうと思っていて、サイズやらなんやらについては
多分そんなに甘くはないだろうとの予想・・・。
外してきた純正品と並べてみます。
おお、なんとなく大きさ一緒だ(笑)。
ネジ穴位置がピッタリで、異様に厚いとかなく収まってくれればなぁ、
と楽観的に考え、作業を進めます。
・・・
で、ここで問題発生です。よくあるパターン。
まずイグニッションコイル外しにかかるわけですが、
そこは問題ありません。
説明シール(自分用)だらけの現況を、
ネジネジして、テープベリベリして外すのみ。
ちなみにバッテリーも邪魔なんで外しました。
で、1気筒調子悪い感じがあるわけですから、
プラグ外してみれば焼け方でその気筒がわかるかな、
ついでに掃除または交換、と、プラグ外しにかかります。
その際です。不穏なものを発見しました。
ご覧いただけますでしょうか(笑)
緑色の液体。
これはどこかと言いますと、右バンク側(リヤブレーキペダル側)です。
3番4番気筒の真ん中に、冷却水を入れ込むための鉄パイプが生えていて、
ホースとつながっています。中を通るクーラントの緑色の液体がご覧いただけますね(笑)
見たところ、ホースバンドが緩いこともないし、ホースに亀裂もないし、
何より上から下に向かって垂れた痕跡が全く見受けられません。
ヒャー!!またまたこれか!!
ZL1000と全く一緒ですね。水関係トラブル!!
ZL1000の時と全く同じ、水入り口からの漏水!!
(よくよく見返してみれば、下の水通路、
Oリング変えてますね→こちら。弱点なのかな?)
と、いうことは多分、ZL1000の時と同じで、Oリングの劣化ですね。
あらあらまたもやパーツ発注か、ということで作業は中断です。
さてここで一考。
この水、悪さの原因??ということです。
「始動時そしてしばらくの間は調子が悪くならない」
「温まってくると吹けなくなる」
です。冷間時は水圧が低く漏れない。
温まると水圧が上がり、劣化したOリングの隙間から漏れ出して、
プラグホールに流れ込み、着火不良を引き起こす、なんてこと。
あり得ますよね〜
さて。
クーラント抜いて、ゴムホース抜き、件の鉄パイプを引っこ抜いてみました。
いい機会ですから当然両方ともOリングは変えます。
あ、どっちがどっちかわからない・・・。
全く同じパーツですから、一回外して放置すると分からなくなります。
というのも、外した部品の状態、外したOリングの状態、大差なく、
しかもOリングに至ってはどちらも、「これまだ大丈夫じゃない??」という気もします。
ただそれは、これより全然酷かったZL1000のそれを見ているからかもしれません。
どちらも切れ目、ヒビなどはなく、立派にゴムしてるような気がします。
変えて様子見るしかないんで、当然変えますが・・・。
あ、外したプラグの状態はこんな感じでした。
さび具合からお分かりいただけると思いますが、
左から順に、1番(ボディ左、クラッチペダル側)です。
中心電極と碍子部の焼けがあまり良くないのが2番。
水の影響受けているかもしれない3番は中心は焼けています。
例によって良くわかりません。
ただ、3番と4番は交換しました。
さて、そうこうするうち、発注したパーツが届きました。
パーツ番号 | 名 前 | 個 数 | 単 価 | 価 格 | 備 考 | |
@ | 92057-1057 | ダンパー | 2 | 228 | 456 | ガソリンタンク固定部のゴムダンパー |
A | 92027-1453 | カラー 6.3x10x14 | 2 | 216 | 423 | IGコイル固定部の金属カラー |
B | 92002-1569 | ボルト | 2 | 192 | 384 | 水パイプ固定用ボルト |
C | 32102-1043 | パイプ | 2 | 1,839 | 3,678 | 水パイプ |
D | 220AA0635 | 十字穴付き小ねじ 6x3.5 | 4 | 49 | 196 | IGコイル固定用ボルト |
E | 670B2016 | Oリング ウンドウ用 16o | 4 | 202 | 808 | 水パイプ用Oリング |
以上合計 | 5,954円 |
@ | A | |||
B | C | |||
D | E |
C番、パイプも、ついでなんで変えてみることにしました。
部品が揃いましたので取り付けに入ります。
さてイグニッションコイルはぴたりと合うのか??
これがまた、幸いなことにピタリと同じサイズでした。
厚みももちろん難なくクリアです。
きれいなボルト、きれいな真鍮色のカラーが購入品です。
Oリングを付けて、気休めの防水液ガスを少し塗って、パイプも取り付け。
コイル、バッテリーその他補器類も取り付け完了。
コイルとプラグコードの結合ですが、純正品はコイル側に釘の先端風の針が出ていて、
そこに差し込みキャップでねじ込んで固定、という感じでした。
今回の購入品は少し違い、釘の先端風の突起にプラグコード差し込んでキャップでねじ込み固定、
は一緒なんですが、コイル側の突起にはネジが切ってあります。木ネジの先端風です。
これにプラグコード差し(ねじ)込んで固定です。
よりガッチリと固定できますからとてもいいのですが、
ねじ込むためにクルクルと、コイルかプラグコードを回さないといけません。
1本目だけは他に付いてる物がないんで、コイルを回せば良いのですが、
2本目はそうはいきません。コイルをねじると先に差し込んだコードがくねくねと絡まりますから(笑)
ですんでプラグコードのほうを回さなければいけません。
結局コードは、プラグから外さにゃどうにもならんわけですね。
さて、クーラント再充填も完了、試走しました。さしあり不具合は感じず。
が、サーモ開くほど多分走れていませんので何とも言えません。
どうなりますか・・・。
(※2日後に30分ほど走行、絶好調となってはいます・・・)