KAWASAKI ZL 1000(1987 A1)
(2015/12/06 24631km 通算46654km 納車から11771km)
水漏れ発生!!!
ふと何気なく発見しました。
そういえば、その日の午前中走っていた際に
やけにケムリが出ていたかな、と。
アイドリング中エンジンをのぞき込んでみると、
ブロック後方、キャブ下に緑の液体。
バシャバシャと漏れてはいないので、
緊急の対応はまあ不要かとそのまま走り、
家に戻り確認します。
漏れてますねぇ。
大体想像は付きますが、指で触って漏れ箇所を探し確定。
エンジンブロックに2か所入っている水の鉄パイプ、
3番4番寄りのパイプから漏れ、バイクの傾きにより
クラッチ側に垂れてきているようです。
この程度の漏れなら、絶対に今、という
状況ではないんですが・・・。
ただ、いずれ補修は必要になるしということで、
めんどくさいキャブ脱着を伴う修理を、
行うことにしました。
外すのは(割と)簡単です。
400と同じ感じで、エアクリボックスの固定ボルト外して、
エアクリボッスク出来るだけずらします。
400の時にはエアクリボックス自体が下で固定されていて
外れませんでしたが、今回こじっていたら外れました。
というか外れてしまいました。いいのでしょうか?
エンジン側とエアクリボックスをよくよく見れば、
2か所、ブリーザーと思しき穴でつながっているだけで、
ネジ止めもありませんでしたのでいいんですね。
↑赤丸部でつながっているのみです。
一応それによって、よりスペースは出来ます。
(が後がなぁ・・・)
キャブは外れました。今回はキャブは一切いじりません。
調子良いので。アクセルワイヤもそのまま。
汚いすね。
2番3番のインシュレーターの上に見えるパイプを外します。
パイプは1番2番、3番4番キャブの横からエンジンに入ってますんで、
インシュレーターも当然、全部外すことになります
インシュレーター外しに結構苦労しましたが
なんとか外し、パイプを引っこ抜きました。
パイプとエンジンの間に謎の(不要では?)
ステーも挟まっていましたので、それも外しました。
外したパイプ。
サビサビのドロドロ
カピカピのゴムOリング
同上
ああ悲しや。ネック部分に穴。
ステー。洗浄後。錆は結構あり。
ゴムのOリングですが、外そうと、
伸ばして口の方に持っていったら
どちらもあえなくブチ切れました。
さて、穴の開いたネック部分はとりあえず、
クイックスチールで塞ぎ、ヤスリがけしてなるべく平滑に。
パイプとステーは錆取りし、
またまたオキツモ耐熱つや消し黒で塗装。
垂れてしまいましたが見えない場所なので気にしません。
そして肝心な、Oリングの装着です。
これも純正品は手に入りますので購入しました。
もちろん2個とも交換します。
見えにくいですね。品番92055-1282です。
はめました。
さて、キャブ関係ですが、インシュレーターバンド、
ネジがナメってエンジン側1本外せませんでしたので、切断。
一応と思って2本ほど購入しておいてよかった。
キャブ側インシュレーターバンドの1本、
メスねじ側のバンドへの固定が外れてしまっているので、
これも元々の手持ちから1本新品へ。
さて全てをバイクに戻します。
ああキャブ装着・・・。
パイプは、入る部分にシリコングリスを塗布して挿入。
ステーを間に挟んでネジ締め。
これは問題ありません。
そしたらいよいよキャブ戻しです。
当然ですがまずエンジンキャブ間のインシュレーターをはめます。
交換後
交換前
で、キャブを戻すのですが、
やはりその前に順番としてはエアクリボックスです。
キャブ戻してからボックス、は無理ですね。
モノの大きさ的に。
で、エアクリボックス戻して(ネジは締めず)、
キャブをその間に押し込みます。
真ん中2個のダクト(キャブ→エアクリ)はあらかじめ
ボックスに付けておきました。
押したり引いたりでキャブは何とか戻り、
エンジン側と連結します。
問題はここからなんですよね。
キャブとエアクリの間のダクトの連結。
最初、内側2個(2番3番)のキャブ→エアクリダクトを
先に決めて(はめて)から、外側2個、と
考えていましたが、これも少し無理がありそう。
中2個はめ込めたとしても、
外側ダクト入れる時に中2個は外れるでしょう。
てことは、ならば、4つ一緒にはめてしまおう、
という事でグニャグニャと曲げながら、
外側2個のダクトをエアクリ側に押し込みました。
上げたり下げたりしながら頑張ったところ、
意外に簡単に入ってくれました。
下側がしっかり入ってるかどうか、
指入れて確認するのが肝心なんですよね・・・。
スプリングバンドを戻し、終了。
水漏れは解消しました。
Motorcycle Top /ZL1000 Top