姫川へと続く道♪第3章
・北海道姫川を行く(前編)

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▽函館上陸

 青森FTに付いたのは27日の夜8時位ですぐ乗れる便も有ったが、深夜の便に乗る事とした。
 乗船後2等船室に入って出港後眠る。
 朝の5時に東日本フェリー「ばにあ」にて函館に上陸。

 すでに旅を始めて3日目だ(笑)
 東京からの走行距離はすでに1千キロを越えている・・・
 気温摂氏2度少々このまま走り出すのには迷いが有る。
 前日の早朝新潟県内の道の駅で出会い、その後一緒のフェリーで海を渡った松本ナンバーのフォルツァのオヤジとしばらく雑談。
 お互いに別れを告げ、取りあえず函館山に向う。
 しかしこんな朝早くにロープウェイはやっている筈も無い。

 駐車場でツーリングマップルを広げると、近くに市営の温泉が朝6時から営業しているので行ってみる事とする。
 市営谷地頭温泉に付くと駐車場は既に満車。
 入ってみると広々していて洗う場所にも不自由しない。
 湯の色は粘土質の土を水に薄く溶いたような色をしていた。
 膝の傷にしみる・・・

 それから函館駅に移動。
 取りあえずホッケ定食で朝飯にしよう。ウニ丼やイクラ丼にするとまるでまるで観光客みたいだ・・・
 朝市に行くと朝も遅いのに賑わっている。
 さすが観光地ウニ丼とかイクラ丼しかメニューに無い食堂が多い、目当てのホッケ定食がメニューに有る店を見つける。
 1年ぶりのホッケ定食に感動。
 食堂を出たら蟹のことねに遭遇したが客引きがうっとうしいので撮影はしないで離れる。
 函館駅を撮影、SL函館大沼号の看板が上がっている。

 摩周丸に移動する。
 さすがに朝早いため営業はしていなかったが大きな広場が有って犬を大小6頭ほど連れた初老の男が犬を遊ばせていた。
 往年の青函連絡船は錆が目立ち鳩が住みついていた(笑)
 それから幕府軍終焉の土地五稜郭に移動。
 五稜郭タワーに上る、エレベーターで・・・
 見下ろすと現代でも野戦陣地として通用しそうな構造で、航空機の支援が期待できない場合は攻めるのが難しいだろう。
 そして五稜郭を出て姫川に向った

▽そして姫川駅へ

 姫川駅に付いて5号線脇にバイクを止める、大宮に土浦に松本ナンバーの車が止まっている。
 しかし赤い屋根の小屋が、まさか姫川駅だとは思わねーだろうな・・・
 おまけに夏場は桜の木の向こうがトウキビ畑になるので発見は極めて困難になると言うオマケまで付いている。

 駅に向うと警備会社の制服を着た白髪混じりの初老の男が話し掛けて来た。
 鉄道マニアな人と思われたらしい(笑)
 さすがに駅に来るのが目的だとは思わないだろうな・・・
 早速1両編成のディーゼルカーが入線、思わず撮影。
 話によると、どうも1時間後にSLが来るらしく、駅の線路沿いの離れた場所にカメラの砲列が・・・
 来るまでに1時間ほど有るので駅を何枚か撮影。
 それからバイクを駅前に移動するため踏み切りを渡る、最初の道を左に曲がり目印の消化詮の丸い看板を探す。
 犬が吠える、奥に進むが不安になった、本当にこの先か?
 丁度姫川駅へと続く道(私有地)の地主のおばさんが居たので聴いてみるとその通りであった。
 ここでもSLを見に来た人と間違われる(笑)
 すでに名古屋ナンバーのワゴン車が停車していた。

 ドカシートを敷いて寝転がる。
 4時間の睡眠だけではなかなか疲れは取れないので30分ほど仮眠。
 持ってきた水の残りと新潟港近辺で仕入れたお菓子を消費してのんびりすごす。
 SL入線予定時刻の15分前に函館ナンバーの車が入って来た。
 若い夫婦と子供二人が降りて来た、旦那の方はDVを片手にマニアの撮影スポットに向う。
 美人の奥さんと子供二人は駅に取り残された。
 残された奥さんはコンパクトカメラを片手に駅から撮影するらしい。
 夫婦分担で撮影か、良い手だなと関心。
 そしてSLが入線。

 ここの区間は単線なので通過列車待ち合わせをするので10分ほど止まるらしい。
 しかし駅には鉄道マニアは居ない、こんなに近くで撮影出来るのに(笑)
 汽笛の音と共にSLを見送り姫川駅を後にする。




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北海道姫川を行く(後編)に続く
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