どうも最近のおりこみチラシの見出しが、「ドドーンと大安売り！」とか「ドカンと７機種大バーゲン！」などと花火の写真といっしょにデカデカと載っていると思ったら、そうなんです７月３１日は「隅田川花火大会」なのです。なんと二万発もの花火が打ち上げられるということで、さぞかしその準備も大変であろう！「よおし！」と一言、今回はその打ち上げ前の様子を見廻る事にしたのであります。
ママチャリに跨り、まず目指すは浅草通りをまっすぐに駒形橋へ。まだ昼の12時過ぎというのに、浴衣姿のカップルがもうチラホラと見えるではありませんか！これぞ花火大会！などと思いつつ見上げる青い空に、アサヒビールの例のモニュメント（我が子はこれを見て“おいもさん”と言ってます）がきらりと光る絶好の天気！ただ、風が強いのが心配でしすが…。
橋の左右には、なにやら物々しいくらいの、警戒船や東京消防庁の船がうごめいており、なぜかこういった船を見ると緊張してしまうのは隊長だけなのでしょうか？
さて、この駒形橋から浅草橋方面を覗いて見ると、花火大会の第二会場となる台船が遠くに浮かんでおり、この周りにも船が所狭しとうごめいておりました。この騒々しさは、なにやら胸がわくわくと、子供のころに感じた、台風の目に入った時のような、大きな水溜りにすすんで入っていくような、焚き火や火遊びをしているようなわくわくと似て…いるようないないような…。
次の吾妻橋へと進めると、なんとこの高架下にはすでに陣取りの人がいっぱいではありませんか！確かに見えるかも知れませんが、上は高架、道幅も狭く、おまけに柵があるではありま
せんか！柵の上には提灯がぶら下がってはいるものの、いまいち雰囲気が…しかもシートがブルーのいわゆるドカシート！せめて…でありませんか！…が、人それぞれと思い吾妻橋へ。ここも色々な船がうごめいておりましたが、欄干のところには、今日の花火大会の為の通行止めの看板が、柵といっしょに「これでもか！」と立っておりました。
さて、次なる第一会場となる桜橋方面へと墨田公園を走ってみると、先ほど以上に場所取りの人でいっぱい。花見の時にきた時以来ですが、下には
ビニールシートやら、ガムテープでくくった場所と名前やらがいたるとところに！で、なぜか柵には「この場所での場所取りを禁じます」との看板が？いったいどうなってるのやら？！しかしここにもびっしりと柵がしてあり、どうも美観的に良いとは言いかねる。いや悪すぎ！実際にここで見る人は少ないにしろ、あまりにも景観が悪く、伝統の墨田川花火大会にふさわしくないのでは！それに、これらの設置だってただじゃないはず！思った事はすぐ実行の隊長はすかさず“墨田区役所”に聞いて見ると「見物客の転落防止」の為の止む得ない処置だそうでした。うーむ、さすがお役所！“臭いものには蓋をする”ですな！いやはや。
ここまでずーっと見てきて思ったのは、場所取りは花見の時と違って圧倒的に若者が多いのであります。しかも浴衣姿も多く、しかも金髪の男達と、しかも合わせたように黒い顔（ガングロですな）の女の子達なのです。うーむ、時代は変わっていく！
で、花火！花火！と第一会場の見える桜橋へ行ってみると、ありましたありました！川に浮かぶ打ち上げ会場は、どどーんと、さも空母のごとき凛々しき姿、頼もしき姿！まさに今日の晴れの舞台というにふさわしい！けど、人は舞台は見てくれないのだ！なので、このページ上だけでも、ご覧ください。その悠然たる船上では、この暑いさなか、帽子にタオル姿でわっせわっせと、何十人もの職人さんたちが、道具や火薬らしきものをひたすら運んでいるではありませんか！現在の時間がまだ、昼の1時前ということは、これからずーっと夕方まで続くのでしょうが！いやいや本当にご苦労様です！このような方々のおかげで、「わー綺麗！」とか「た〜まや〜」とか「いやいやニッポンの夏だな〜」とか言っていられるんでしょう！いやいやもうひとつご苦労様です！
