ハードだ!ファイトだ!カナダ大周遊 その2



7日目 [中央部から東、ケベックへ]

12:10 エドモントン発  飛行時間3時間35分(時差2時間)
17:45 トロント着

20:00 トロント発  飛行時間1時間06分
21:06 モントリオール着

21:50 モントリオール発  飛行時間45分
22:35 ケベック着

 ホテル出発は10:00。そのまま空港に直行してこの日はひたすら飛行機移動。
 乗り換えるごとに飛行機が小さくなって、モントリオール→ケベックは左右2席ずつ、なんか電車に乗ってるみたい。しか も夜の10時くらいに(さすがに最終らしいけど)こんな地方路線が飛んでいるのがびっくり。生活に密着してるんだなぁ。
 食事は昼は機内食で、夜はトロントの空港隣のホテルのレストラン。なにが出たかはおぼえてないけど、おいしくなかっ たことだけはまだ覚えてます。どうも和テルのレストランってのは外れが多いような。
 ホテルは[ラマダ ケベックセンター]。夜遅く着いて、翌日も朝が早めだったので余り記憶が残ってません。ただどんな 場所か調べようとして、見つからなくてえらく苦労した覚えが…… 実は[ラマダ ケベック セントロ]というフランス語読み でリストには掲載されていたという。そういえばここはフランス語圏でもあったんだ。


8日目 [ケベック&モントリオール]
 8:30にホテルを出発してまずはケベック市内観光。
 フランス系移民が造った街だけあって、街の色合いや印象の柔らかさがなんとなくフランス風。ちょっとした自由時間を 広場からゆるやかな石畳の坂道を下って河畔の公園まで。途中のオープンカフェでカフェ・オ・レなんて飲みたい雰囲 気。後はそれに伴う時間と語学力さえあれば……。自分が飲めない珈琲なら注文できるのに、飲みたい紅茶は注文でき ない私。発音がねぇ……シクシク。
 昼食は魚料理。可もなく不可もなく。
 食後3時間程バスに乗ってモントリオールへ。
 この辺りもフランス系なので、ノートルダム教会や、サンジョゼフ礼拝堂みたいに地名や建物名がフランス語(表記は英 語も併用されてます)。このサンジョゼフ礼拝堂というのが、ちょっと中心部を離れたところにあるんですが、とにかく馬鹿 でかい。遠くから見ると三階建てぐらいに見えるんですが、一向にバスが着かない。着いてみればその一階事が普通の 3,4階分はあるんじゃないかというたてもので、しかもその上にデーンと大きなドームがありもその上に展望台が……希 望者は登れるらしいけど、んな体力ないって。
 今夜のホテルは[ホリディイン セレクト]。旧市街とチャイナタウンのすぐ近くだったので、ちょっとチャイナタウンまでお 買い物に。ちなみにお目当てはマンゴージュース。当時の日本で入手できるのとは違って濃いのが嬉しい。で、帰り道、 出てきたところとは別の入り口から穂とるに入ろうとして発見してしまったのが、ジャパニメーションのお店。時間が遅くて 閉まってるのが悔しい!!! ディスプレイにセーラームーンやFF7のポスターが飾られてました。あぁ、どんなものを 売ってたか気になる。


9日目 [ローレンシャン高原の紅葉]
 この日のホテル出発は8:50。その前に前日は車窓から見ただけのノートルダム寺院に朝の散歩。調べたらここは北 米最大の聖堂で、朝8:00からやってるとのこと。ちょっと小雨がぱらついてたけれど、どうしても見たかったので行ってき ました。ステンドグラスが綺麗でした。
 さてこの日はこの良好のメイン、ローレンシャン高原・メープル街道の紅葉。本来、季節的にはもう1、2週間後がピーク なんですが、ラッキーなことに今年は早めで今が見頃。いやぁマジ綺麗でした。ただっぴろい高原が一面カエデの赤、赤、 赤……圧巻。
 その高原の街 STE-AGATHE DES MONTS (すみません、発音覚えてません)で、砂の湖クルーズ。一瞬、砂丘をク ルーズするのかと期待しましたが、実際は湖の名前が『Lac des SABLES/砂の湖』。砂地に氷河が溶けてできた湖らし い。湖を囲む森の紅葉はとても綺麗だったんですが……記憶に残ってるのはひたすら寒かったことだけ。九月とはいえ湖 を渡る風は本気で冷たくて、うっかりバスに上着を置いてきたことをしみじみ後悔。添乗員さんのウールのポンチョがとって も暖かそうで、この先どこかで見つけたら絶対買うと密かに心に誓いました。
 この日は早めにホテルにチェックイン。[マノアー サン ソヴェール]。緑の屋根のロッジ風の建物で、私たちの部屋は一 階の3108号室……のはずなのだが、鍵が開かない! 鍵と部屋番号は合ってるのに何故???とパニック。添乗員さ んに相談したところ、問題はこのホテルの構造でした。コネクティングルームとでもいうのか、一つ目のドアを開けた後、今 度は二つドアがあって、それぞれ別の部屋になっているという。先に入った隣の部屋の人が一つ目のドアの鍵を内側から 閉めていたのが原因でした。
 その後、夕食まで時間があったので街を散策。紅葉したツタに覆われたレンガ造りの教会が綺麗でした。


10日目 [オタワ]
 9:00 ホテル出発。メープル街道を抜けてカナダの首都オタワへ。
 途中、モンテベロのシャトー・モンテベロで昼食のはずだったのが、従業員のストライキで急遽シャトー・
ローリエに変更。食後ちょっと時間があったので庭を散策。カエデの落ち葉の散る庭が綺麗でした。
 オタワでは国会議事堂を見学。お城みたいに凄い建物なんですが、周囲は意外とオープンで、芝生の広場なんかあっ たりします。建物の裏にはなぜか猫が。募金箱があって、そのお金で猫の餌代を賄っているとか。でもその餌を野リスが 横取りするのが悩みの種。う〜ん、どっちを応援すべきか。とりあえず募金箱に少し募金しておきました。
 この日のホテル[マーケット スクエァ イン]の隣はバイワード・マーケット(市場)。メープル製品や果物なんかをテントの 下で販売。2cm四方ほどの大きさに固められたメープルシュガーが10個ぐらい入ったものを二つと、メープルシュガーで できたドロップを購入。乾燥で喉が痛いときに役立ちました。でもこのときに買ったクッキーのカエデ型はちょっと柔くて役 に立たず。形は気に入ったんだけどなぁ。
 この日でちょうど十日目。さすがに疲れてちょっとダウン……というか、他人と一緒に毎日食事をするのに疲れてしまっ て夕食をパス。しかもほとんどが脂っこいものだし。で、何を食べたかというと、日本から持ってきたインスタント雑炊。それ を部屋に備え付けの珈琲メーカーで沸かしたお湯でカップで夕食。いやぁ、おいしかったです。カツオ出汁がこんなおいし いなんて……ジーン。あぁ、私ってやっぱり日本人。


11日目 [サウザンアイランドクルーズ&大陸横断鉄道]
 この日はちょっと早くてホテル出発は7:45。まずはガナノーケへ。
 セントローレンス河畔のこの街からサウザンアイランドクルーズに出発。その名の通り、河には大小様々な島がいっぱ い。中には5m四方もないんじゃなかろうかという島もあったりして。でもその島一つ一つに持ち主がいて、別荘やコテージ が建てられているのも多かったです。ちなみにドレッシングのサウザンアイランド・ドレッシングはここが発祥の地だとか。 昼食のサラダにはしっかりかかってました。
 午後はキングストンから VIA RAIL 大陸横断鉄道でトロントまで二時間ほど列車の旅。車窓から五大湖の一つ、オンタ リオ湖が見えるんですが、どう見ても海。向こう岸なんて見えやしない。気のせいじゃなく水平線が見えました。
 トロントからは滝の街ナイアガラ・フォールズまで二時間程またバスの旅……だったんですが、前日の不調が後を引い ていたのか、旧型バスが悪かったのか、おまけに渋滞にぶちあたって、見事に酔いました。いつもは愛用の酔い止めアネ ロンで一日大丈夫なのにぃ〜〜。本気で辛かったです。
 ようやく着いたホテルは[パーク プラザ ホテル]。お手ごろ価格のツアーだけあって、ナイアガラの滝からは2kmぐらい は離れていました。
 この日の夕食はなんと蟹! 一心不乱にもくもくと食べることしばし、まだ未練はあったんですが、母を引っ張ってレスト ランを脱出。目指すはナイアガラの滝。この時期はまだ夜ライトアップされているんで、それを母に見せたくて、2kmの道 のりもものとせず、ホテルで貰った地図を片手に夜の人気のない道を中心部へと。本当、治安が良くて良かった。でもその 甲斐はありました。ライトアップされた滝はうっとりもの。絶対おススメです。帰り道は途中で見かけたセブンイレブンに寄り 道。比較的大きな街だとセブンイレブンが有りました。
 

12日目 [ナイアガラの滝&トロント]
 9:20 ホテル出発。
 最初は上から滝を見下ろした後、観光遊覧船[霧の乙女号]に乗車。これは乗る人間は全員支給されたビニールポン チョ着用というもれなくびしょ濡れになる遊覧船。その分滝に近づきますんで迫力です。でも写真を撮ると白い水飛沫と水 煙だけで何がなんだか解らない白い写真が出来上がります。記念には絵葉書がおススメ。
 その後、古い町並みの残るナイアガラ・オン・ザ・レイクへ。ランチョンサラダの昼食の後、街を自由散策。お目当てのア イスワインとグレーブスのジャムをゲットしました。
 午後はカナダ第一の街トロントへ。今までの落ち着いたたたずまいとは打って変わって、都会に来たなぁという感じ。ホテ ルも今回の旅で一番狭くて東京のビジネスホテル並[デイズイン トロント ダウンタウン]。最終日だってのに荷造りが大 変でした。しかもホテルの近くにアイスホッケー条があって、その日はたまたま試合らしく、なにやら人相のあまり良くない おじ様たちがホテルの周囲にぞろぞろ。外出がし難いぞ。
 と言いつつ、夕食後はツアーで一緒だったもと新聞記者という母と同年代のおじさまとタクシーでCNタワーへ。確か地上 300mぐらいの場所に展望台がありまして、その床が一部ガラス張りになってたりするんです。えぇ見下ろせば地上は遥 か下。理性では足元にはちゃんと厚いガラスがあって大丈夫だって解ってはいたんですが、正直足が竦みました。タワー の隣には野球場があって展望台からは見放題ですが、余りに高すぎて選手も豆粒。望遠鏡でもないと無理だな。


13&14日目 [帰国]

09:50 トロント発  飛行時間11時間05分
-------------------(日付変更線)--------------------

13:55 成田着

 モーニングコールは5:45。ホテル出発7:00で、朝食はホテルの用意してくれたパンとジュースのボックス弁当を空港 のベンチで。ちよっと寂しい。
 搭乗まで時間があったので、空港内の免税店とショップを探索……してたら、欲しいと思っていたポンチョを発見! しか も私の好みの目の醒めるような蒼! すかさずゲットに走ろうとしたもの、そこに思わぬライバルが! うちの母親もポン チョは狙っていて、好きな色は青紫。しばしの睨み合い………の、後私が負けました。シクシク。まぁ必要なときは貸してく れるっていうからいいか……。でもいつかはねだり倒してやる(実はそうやってゲットしたセーターとカーディガンが私のタ ンスに)。
 で、カナディアン航空に搭乗。ちなみにこの日の機内映画は『ザ・フラッド』『スライディング・ドア』『仮面の男』『ディー プ・インパクト』。相変わらず機内で眠れなかったもんで、全部見ちゃいましたわ。得したと思うべきなのか……首が疲れ たけど。
 成田に着いたのが13:55で、空港を出たのが午後3時近く。
 疲れた足で家に帰って、まず食べたのはきつねうどんでした。


【食事】
全体的に大雑把で脂っこい。まずくはないんですけどねぇ……あ、量も多いです。
素材は新鮮なものが多いですから、それに余り手をかけてない料理の方が当たります。


【宿】
最後のトロントを除けばどのホテルも広めゆったり。色々なホテルがあっておもしろかったんですが……全12泊、全部ホ テルが違うというのはちょっとしんどかったです。荷物を詰めて出して詰めて出して……荷造りの苦手な人には向かない でしょう。


【おまけ・おみやげ】
定番のメープルシロップやジャムは特にお目当ての店がない場合はスーパーでの購入がおススメ。
ナイアガラ・オン・ザ・レイクのアイスワインとジャムはおいしいですよ。
後はカナダで採掘される貝殻みたいな石のアクセサリー。七宝焼きみたいな輝きが綺麗です。
あ、野生動物のカードやカレンダーもおススメかな。特に狼や山猫。ピューマの子供が枝にしがみ付いているマグネットが 一目惚れでした。


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