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~RODE 24 Caprices~
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ローデ 24のカプリース
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このエチュードの解説は、イワモト ヴァイオリン教室での指導に基づいています。 詳細な使い方や効果的な練習法を直接学びたい方は、ぜひレッスンをご検討ください。 詳しくはレッスン方針をご覧ください。 教室の詳細を見る |
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24のカプリースとしては、パガニーニのものが最も有名ですが この『ローデ/24のカプリース』は 技術的には、パガニーニのカプリースよりは平易ですが 音楽的には、より抒情的な音形で、様々な調における技術的な課題を ムラなく学習できるという特徴があります。 従って 既出の『カイザー』や『クロイツェル』などでは他のエチュードと同様に 曲単位ではなく時には数段や数小節など限られた範囲を選び出し 課題曲を取捨・選択する(レッスンしない曲も場合によってはある)のに対して 『ローデ/24のカプリース』については一曲ずつ順番に※レッスンしています。 そのため ヴァイオリンならではの音程の取り方はこの時点までに習得しておく必要があり このエチュードで音程の取り方を学ぶなどということは本末転倒だといえます。 ※(ただし No.1~No.12までは順番にレッスンしますが、その後は No.23&24→No.21&22というように逆に進めていますが これは単に調号が No.1~No.12までは♯が一つずつ増えていくのと同様に No.23&24から戻ると♭も一つずつ増やせるということではなく 五度圏におけるピタゴラスコンマの問題を確認する指導が行えるためです) また この教本においても複数の版が出版されていますが かつてヨーロッパの弦楽指導協会の会長も務められ 来日時にその著書の不明な点を直接お伺いしたこともある ロスタル先生の校訂譜でレッスンを行っています。 そして ロスタル先生の校訂譜には 運弓では、弓のどの箇所で、どのような奏法で奏でるべきかという点や 運指では、予め音を準備しておく箇所や、指を一定の位置で保持することで 左手が安定させられる方法などが、楽譜上に細かく記載されています。 そのため 既述のように様々な調を抒情的に奏でる作品では とかく技術的な面での整合性や合理性が蔑ろにされがちになる点を 補正しながら練習できることから ショット(国内版はシンフォニア)から出版されているロスタル校訂譜で レッスンを行っています。 |
(既出の 『カール・フレッシュ/スケールシステム』の項目でも書いたように 私が師事した鷲見四郎先生は ロスタル先生や関係者と交流があったことから ロスタル先生の校訂内容に関して色々な観点から学ぶことができました。 そうしたことから ロスタル先生の校訂譜における詳細な指示を踏襲するだけでなく その指示の根底に流れる基本的な考え方を踏まえることで より汎用性の高い演奏技術を習得するようにレッスンしています。) |
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この解説を効果的に活用するためには、適切な指導が欠かせません。 もしこの記事に共感し、さらに確かな技術や深い音楽表現を追求したい とお考えなら、当教室での指導をぜひご検討ください。 詳細は以下のページからご覧いただけます。 教室の詳細を見る |
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