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釣 行 日

場 所

平成14年6月30日(日) 芦ノ湖
平成14年6月14日(金) 中禅寺湖

平成14年5月17日(金)

丸沼

平成14年4月24日(日)

中禅寺湖

平成14年3月23日(日)

神流湖

平成14年1月14日(月)

尾瀬フィシングライブ

凡例

年.月.日(曜日)時間 釣行先
天候・状況
釣果
ヒットルアー他
詳細報告・参考蛇足

 

平成14年6月30日 4時00分〜13時

芦ノ湖

晴れ時々曇り ・ 気温 ?℃ ・ 水温18〜19℃

レインボー 30〜40cm 2尾
ちびブラウン     3尾

ヒットルアーと言って言えるか?
白蝶貝スプーン
アワビスプーン

 今シーズン最初にしてFirst Stage最終日は芦ノ湖の家族の観光を兼ねた日曜日になりました。
 前日までは大雨の予報で、行っても釣りにならないかなと思っていました。
 案の定駐車場から船外機などを運び出している間、車内に吹き込むような風を伴った雨が降っていました。
 その時点では、こんな日に来るおバカさんは他にいないだろなと思いながら仮眠にはいりましたが、いざ起きてみるとバカは私だけではないことがわかりました。

 いつもの様にすずきボートで遊漁券を購入し、準備を済ませボートで待機している私に出港許可が降り、4時ジャスト小雨の中を箱根湾に艇を進めました。

 今日のトローリングコースは、トロトロ倶楽部のhayashiさんが先週に湖の西側の深場で良い成果をあげたとのことで、西側を攻めようか、それともいつものパターンで湾内で夜明けを待ち、大島〜東側を攻めようかと迷っていました。

 鈴木さんが言うには「とにかく浅い」と言うことだったので、これはいつものパターンだとその時結論が出ました。

 早速2本のロッドを白蝶のハーリングとアワビ真鍮張りの30ヤードにセットし、ボートをトローリングコースに戻す間に漁探のメニューを設定するとその瞬間からすごい反応がありました。
 一瞬設定を間違えたかと一通りメニューを確認しましたが、誤りは無し。

 表層から湖底(20mくらい)までフィッシュマークで魚探の画面がいっぱいでした。


前面にクリアーシートがあり見にくいのですが、
湾内は上から下まで魚でいっぱいでした。

 そんな中、活性はいまいちのようで湾内2周目でようやく待望のヒット。なかなか良いファイトで40cm近い虹鱒らしき魚体。
 しかし、暗がりの中ランディングネットが魚体に触れた瞬間魚が暴れバレてしまいました。

 次の周回で同じサイズをランディング。
 フィッシュアラームはずっとなりっぱなしでうるさいし、バッテリー切れが心配なのでアラームをoffすることにしました。
 魚探を使い出してから日は浅いですが、今回のような魚影を捉えたのは始めてです。
 結局湾内で30cmを1尾追加したのみ。

 湾から出ると表面水温18から19度、湖のほぼ全面にわたって3〜6mに魚が集まっていました。表層に集中している魚がマスなのかコイ・フナ・ウグイの類なのかまったくわからないまま表層を引いたり、80ヤードで引いてみたりあらゆることを試みましたがほとんど当たり無し。
 15年ほど芦ノ湖を見てきましたが今日の芦ノ湖のような状況は始めてです。

 8時を過ぎた頃には雨も上がりピーカンに晴れるし、気温は上がるし、頭の中は完全に掻き回されてしまい集中力が切れてしまいました。


雨も上がって雲の間から富士山が

 箱根湾〜大島〜元箱根〜成蹊〜立岩と移動。この間ちびブラウン2尾の追加と2回の当たりのみ。

 10時頃一旦帰港。態勢を立て直すことにしました。
 車は駐車場になく電話すると沼津の市場で買い物中とのこと。 天気が回復して家族は十分楽しんでいるようなので安心して釣りに戻ることができました。
 鈴木さんに表層の魚は何か?と聞くと「あれはマス、今年の特徴」とのことでした。

 出直し後、白浜の入り口あたりでようやく芦ノ湖らしい泳層が見られ22〜24mあたりにヒメらしき反応もありました。
 後からわかったことですが、hayasiさんに掲示場に書き込んでいただいたコースの近くなので最初からここに的を絞れば良かったのですが、後の祭です。

 トローリングは小休止することにし、用意してきた「石渡あおり釣法」を試みることにしました。
 平岩付近の小さなワンド内で
湖底に当たったのかなと思ったのですが、次のあおりで何か重みを感じたので巻き上げてみるとちびブラウンが付いていました。 小さな1尾でしたがくろさわに取っては記念すべき1尾となりました。


今日使ったあおり仕掛け
三叉サルカンからそれぞれ
1m三日月錘60号
3mアワビスプーン
PEラインでリールへ


ちょっと大人気ないですが、本日の釣果

 その後トリカブト付近に移動しましたが、結局追加は無し。

 家族が箱根に戻る時間を見計らって13時納竿となりました。

 

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平成14年6月14日 3時10分〜19時

中禅寺湖

曇り時々霧 ・ 気温 ?℃ ・ 水温14〜16℃

本ます 40cm 1尾
ちびヒメマス  1尾

ヒットルアーと言えるか?
白蝶貝スプーン
アワビスプーン

 1時前には中禅寺湖に到着し、荷物をボートに積み込んでから仮眠しました。
 3時に起きたら1組の釣り客が桟橋で準備していました。

 私は一足先に湖面へボートを進めました。
 湖面に出たのは3時過ぎ。多分当日湖面に一番乗りしたはずです。

 タックルは40ヤードにアワビ。 30ヤードにアワビ真鍮貼り。 中央に5ヤードハーリングタックルに白蝶。

 まずは本マス狙いで国道側を・・・・大崎あたりでハーリングのロッドティプにフワフワしたあたり。 合わせると元気の良い躍動感。 明けきらぬ暗闇の中で40cmの本マスをキャッチしました。

 だるま石でUターンし、本つがに向かうがあたりなし。 再度Uターンし国道側へ。 岡甚本店沖でルアーチェック。 なんと30ヤードにちびヒメマスがついていました。


この日は終止この2尾がイケスを占有していました


本マス 約40cm

 その後金谷ワンドから山側に移動。 松ヶ崎と大日崎間のワンド水深15mあたりに魚群を発見。旋回し、同じルートに戻ろうとしていたとき向かい側から来たボートが大物をヒットさせていました。 ランディングの様子から50〜60cmのブラウンかレイクのようでした。

 ハルゼミが鳴いていました。 多く聞こえたのは大尻と松ヶ崎。
 時々水面を震わせていましたが、魚に飲み込まれる様子を見かけることはありませんでした。


ハルセミの行方は

 上野島〜八丁出島〜本つがと丹念に探ったが当たりもなし。

 阿世潟方面と大尻方面から交互に霧が流れ込み時々湖面を覆いましたが、常に霧が流れていたため方向を誤ることもなく釣りにはほとんど影響なし。


阿世潟方面から流れ込んだ最初の霧

 10時頃から八丁出島先端部を中心に「石綿あおり釣法」に挑戦。
 天秤に付けた錘が湖底に着くと必ずルアーに藻が絡み釣りにならないので天秤下に1m程モノヒィラを延長し錘を括り着ける事で藻からの攻撃は撃退できましたが、やっぱり当たりなし。

 寝不足とこの厳しい現実についに幻想を見てるのかなと思いましたが、近づくにつれて現実であることにきがつきました。それは小寺ヶ崎方向から小さな水進機に乗って潜水夫のよなシュノーケルを着けたて岸沿いに進む二人の姿をみかけました。
あれはいったいなんだったんだろう。

 フランス大使館別荘前ではちびヒメマスにスイミングフックを背負わせてのムーチングに挑戦してみましたが、噛まれた形跡すらなし。 かわいそうなことをしてしまいました。

 この間釣師「かつまる」さんから8時頃、13時頃、17時頃に激励の電話をいただきました。・・・ありがとうございました。 
「かつまる」さんは19時30分最後の流しで66cmのブラウンを仕留めたとのことでした。

 私も19時最後のラインを投入しましたがオレンジ色のナトリウムライトの中、ルアーだけがむなしく手元に戻ってきたところで納竿としした。
 辛く長い1日でした。

 

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平成14年5月17日 4時30分〜12時

丸沼

雨 ・ 気温15℃ ・ 水温11℃

レインボー 30〜50cm 7尾
ブラウン  35,40cm  2尾

自作アワビスプーン 真鍮貼り
白蝶貝スプーン

 ゴールデンウィーク中は静かにしていたので、その後はゆっくり釣りに行けるかなと考えていたのですが、家族の予定や車の都合で時間が作れず悶々としている日々が続いていました。
 そんな有る日、「17日午後4時〜」と息子(中2)の家庭訪問の日程が舞い込んできたので、しめしめとこれを理由に休暇を取り、面談までの自由時間を確保。
 無理やり釣行の予定を入れました。(ちょっと寂しい現実です・・・)

 しかし、埼玉県北部からの行動範囲はおのずと決まってくる。
 まず、芦ノ湖は遠すぎて対象から除外。
 神流湖は片道1時間程と近いが魚影は薄いのでパス・・・。
 中禅寺湖は大物が期待できるが、広すぎて半日ではポイントが絞り切れづに悔いが残りそうなのと、帰りの時間が心配。
 丸沼は中禅寺湖と同じくらいの道のりだが、沼田まで出れば関越道が使える。
 と言うことで(単なる口実じゃん)丸沼を釣行先に決定。

 準備はほとんど16日の帰宅後から始まり、積み終えたのは22時頃。
 天気予報は見事に的中し、荷物を積んでいる間に降り出してきました。

 国道17号のいつもの温度表示は10℃。120号に入ると9℃を示していました。更に高度を上げても気温はあまり変わらず、丸沼では6〜7℃くらいだったと思います。

 丸沼の駐車場に入る手前でいつもの様に、野生の鹿が出迎えてくれました。
 丸沼に近づく時は、カメラを助手席に準備しておくのですが、鹿の動きが速く撮影に成功したことがありません。

 駐車場へ1時に到着。
 宿泊者専用の駐車場には5〜6台駐車していたものの、一般者用の駐車場には釣り客らしい車は無し。

 駐車場に入れる前に湖畔の入り口に荷物を下ろし、エレキの取り付け可能なボートに荷物を積み込もうとボート置き場に向かいました。
 あらかじめ水位が低いことは聞いていましたが、満水時より2m程減水しており行けども行けども湖面が見えません。
 およそ100mくらいですが、重いバッテリーを人力で運ぶなんて想像もできなかったので反則技を使ってしまいました。(想像にお任せしますが、良い子の皆さんは湖畔に車を乗り入れるようなことはしないでください)

 2時30分には全ての準備を終え、4時30分のボート貸し出し時間に合わせ、4時にタイマーをセット、しばしの仮眠。

 寒さで目を覚ましたのは4時ちょっと前。
 ホテル入り口横の受付が開くのを待っていたのですが、定刻を過ぎても開かないので窓をノックして当直を起してようやく釣り開始です。
 やはり釣り人は私一人。なんだか嫌な予感がしましたが、もう引き返すことはできません。


丸沼:貸し切りました

 湖中央でラインを出し始め蛇行しながら2本のロッドを20ヤードにアワビ真鍮貼りと40ヤードに白蝶をセットし、国道側に寄せながら変電所沖から岸と並行に水深20mラインをダムサイトまで流してみましたが、朝マズメのチャンスにヒットに持ち込むことができずがっかりしました。魚探にもほとんど反応なし。
 そう言えば、ホテル前に来週は「トラウト祭り」の張り紙があったな〜、もしかして魚残ってないんでないの?・・・と思いたくなるようなノーピク状態。

 ダムを左に見ながら一旦沖に出て浅場をかわしてから山側に沿って進み出した時20ヤード側に初ヒット。元気の良い無斑のレインボーが上がってきました。同じコースを円を描く様に4周ほどして毎回あたりはあるものの20〜25ヤードのアワビ真鍮貼りで2尾を追加し、場を休めるために一旦湖中央に移動。
 この頃から、芦ノ湖に似た視界10m程度の霧が出てきたので岸よりを流すこととし、牛舎跡沖の水深7mラインを白いブイ(目的不明)を目印に25と30ヤードで周回。
 ダブルヒットもあったのですが、片方を取り込んでいる間にバレてしまいました。ここも5周ほどして3尾を追加。水深10m以浅〜ホテル側は魚影が濃いのですが、こちらはいくら流してもヒットに持ち込むことはできませんでした。


まずまずのコンディションのブラウン 40cm

 まずまずの形やブラウンも釣れてちょっと気持ちに余裕ができたので、今回の目的の一つ、前回中禅寺湖で使い物にならなかった大形アワビスプーンです。
 真鍮板を貼って、その重さで回転トルクを押さえ込もうとしたのですが・・・結果はまたしても・・・3速目では耐え切れず回転してしまいます。
 今日絶好調のアワビ真鍮張りは同タイプの小型版なのですが、試作品はあまりにも大きく幅が広ろ過ぎて、改造の甲斐も無く水の抵抗に負けて回転してしまうようです。


左は今回大活躍の真鍮貼り・右は回転してしまう真鍮貼り
大きければ良いってもんじゃないよね

 もう真鍮を剥がすことはできないので、このままグラインダーで細身に削り込んで行くしか改造の道はなさそうです。・・・シク

 そして今回2つ目の目的、試作ダウンリガーでの実釣です。
 時間を無駄にできないのでレッドコアでのトローリングをしながらの試し釣りとなりました。
 市販のダウンリガーはカタログ等でイメージは掴んでいたのですが、使うのは始めて。
 ヒメトロ用の三日月錘(水中で振り子運動をしてくれる)60号にラインリリースを連結し、6フィートのスピニングロッドに6lbラインの組み合わせでアワビを結んだ。


自作ダウンリガー:固定するところまでは良かったのですが

 ルアーから10mの所でラインリリースに噛ませゆっくりと沈めて行くのですが、数m沈ただけでラインがリリースされてしまう。
 そこでビスを締めてラインが出にくくしたのですが、モノフィララインを傷めて(潰して)しまう様でせっかく魚をヒットさせてもラインが切れてしまうのではないかと心配になります。
 30m程ラインを出してみたのですが、エレキの2速目でレットコアラインと入水角度がほとんど同じくらい。
 10m程先からは放物線状に沈んでいるのでしょうがイメージしていた45度程度なんてとんでもない。
 結局課題を山積したまま撤収とあいなりました。
 おそらく、ラインや錘が受ける水との抵抗によりラインが浮き上がってしまうのだろうと思いました。
 ダウンリガーを片手間でやろうなんて考え方自体が甘かったような気もします。

 その後断続的に霧に巻かれながらも4尾を追加し、11時30分納竿となりました。
 結局午前中はくろさわ艇が湖を貸しきって釣りを堪能できました。
 前述ホテル側から見て右の山側で25ヤードを基準に0〜80ヤードまで出しましたが決まって25ヤードにアタックしてきました。
 あたりの1/3はバラしてしまいましたが、中には両手を前にして語りたくなるような当たりも・・・・。


本日の釣果

 今回もシェルスプーンだけで通しましたが、思い返せば半年前からアワビを削り始め、自作のシェルスプーンでここまで釣れるようになったのは情報や釣り方を見せていただいた「かつまる」さんやシェルスプーンの作り方を手解きしていただいた「taiga」さんのおかげと感謝しております。

 試作品の改造が終わったらまた来よっと。・・・・いつになることか??

 

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平成14年4月24日(水) 4時〜17時

中禅寺湖

晴れ ・ 気温0℃〜15℃ ・ 水温4〜7℃

本マス    44cm 1尾
レインボー 41cm 1尾
ヒメマス 25〜33cm 6尾

自作アワビスプーン 真鍮貼り
白蝶貝スプーン
アワビシート貼りリニューアルミノー

 過去の苦い経験から中禅寺湖への釣行は6〜7月に決めていましたが、当ホームページと相互リンクしているsellbaiteが中禅寺湖の話題で熱く盛り上がっていました。
 お誘いいたのをきっかけに対岸の火の粉でこちらにも火が着いてしまいました。

 熱い議論に文字通り水を差したのですが、メンバーは私以上に冷静で当日までに家庭や職場での足固めをし着々と準備を進めていました。

 石渡さんは自宅前でのシーバス釣りや芦ノ湖でのキャスティングの実績はあるもののレイクトローリングは始めてとのこと。
 そこで石渡氏は前日の23日には現地に入り、やはり前日午後から休みとなるかつまるさんが合流し、午後から一流し、かつまるさんから最強のテクニックを伝授してもらい、明日に備える段取りです。

 taigaさんと私は会社を終えてからの遠征となりました。
 運転が下手な私は22時に出発、のんびりと渡良瀬渓谷を足尾経由で一路中禅寺湖に向かっていました。 足尾の市街をバイパスする国道が再び市街からの旧道と合流する手前で後方から火の玉ボーイのように近づいてくる車がいたので、後ろから煽られるのを嫌って、旧道と合流すると直ぐに、交差点近くで変則な止まりかたで進路を譲ったかたちになりました。
 再び車を発進させると、先ほどの車が今度は私に先を譲ろうと路肩に停車していました。
 私の変則的な進路の譲り方にイチャモンを付けられても困るので、そのまま走り続けると、再びその車も着いてきました。しかし、間に1台車が入ったのでバカなことはしないだろうマイペースで走り続け、イロハ坂手前のトイレで一休みしようと駐車場に車を進めると先ほどの車がすかさず私の車の横に止まったのでまさかまだ根に持ってるのかなとチラッと運転席を見ると相手もこっちを見てしばらくすると会釈したのを見て、ようやくtaigaさんであることがわかりました。

 挨拶の後、話を聞くと間に入った車はベンツで、その後ろを追うようにtaiga車が追ったので何やら勘違いされたらしく、今度はベンツがtaiga車に先を譲り、後ろをぴったりと走られたと言う合流早々のしゃれににらない話で幕が開けました。

 一気に中禅寺湖まで上がると心配していた雨や風は無く湖面は穏やかな表情をしていました。 民宿岡甚の駐車場に1時頃到着。
 taigaさんと「怪談」?じゃなかった貝談議でしばし情報交換。
 石渡さんがいとも簡単にシーバスを釣り上げた夜光削り出しスプーンは10cm近くもある凸断面+トビータイプ(羽根付き)の大形のものでした。 これじゃ釣れちゃうなとtaigaさんの最新兵器に納得ものでした。
 私のルアーについている銅製半田付けのリングの強度、特大アワビから切り出した大形スプーンのこと等々。
 話の終わりに今回のメンバーのために削ってきたと言うtaigaさんの夜光ミニスプーンをいただいてしまいました。 taiga製は綺麗で使うのがもったいないと言うのが玉に傷。

 その後は一旦車内で仮眠し、3時から準備をしながら先発組みの二人を待つことにしました。

 レンタルした自艇にタックルを積み終え、ルアーを結んでいる頃、階段をのっしのっしと降りてくる大男、かつまるさんを見誤るわけがない。片手に20kgのバッテリーを軽々と下げての登場です。

 続いて降りてきたのは今回初対面の石渡さんでした。
 何やら画板のようなものを下げていたので、何かと覗き込むと50cm角程のプレートに100個近くもあるルアーが所狭しと刺さっていました。
 ルアーの選択や交換に便利とのことでした。
 昨夜はヒメマスの刺身に舌鼓を打ってえらくご機嫌だったようだ。

 メンバー全員が揃い、4時には皆準備を終え、三々五々湖面に散って行きました。いよいよ水上作戦の展開です。
 GPS付きカラー魚探の威力と早引き釣法を実感したいと、今回taigaさんはかつまる艇に乗船。

 それにしてもさすがに中禅寺湖は寒い。ボートのヘリは飛沫が凍り付いて、不用意にボート上で立ちあがるのはご法度です。
 夜が明けるまでは、他の艇から確認できるようにお互いに明かりを灯すのが暗黙のルールです。

 私はレイクと本マス狙いだったので沖でラインを出してから早速フランス大使館別送前から本つが間を流しました。
 タックルは3組。左右の30ヤードと40ヤードにそれぞれアワビスプーン、そして中央に短い竿を立て5ヤードを付けた表層専用タックルです。芦ノ湖で2人乗りするときは必ず使うフォーメーションで、表層から深場まで自在に調整でき、お祭りが少ない、私の最強フォーメーションです。


上に紹介した最強フォーメーション

 最初の当たりは1時間以上も経過した本つが沖あたりでした。
 30分ヤードのアワビに当たりがあり、大物で無いことはドラグがならなかったことで判断がつきました。上がってきたのは30cm程のヒメマスでした。

 以後昼頃までフランス〜本つが〜八丁出島間を往復しながら虹マス、ヒメマスをポツリポツリと拾い釣りするようにキャッチすることができたが、レイクやその他の大物がこない。
 さすがに昼を過ぎると当たりも遠のき、歌ヶ浜〜大尻の水深10mラインを流してみたが魚の反応すら無し。

 国道側を丸山〜だるま石〜古なぎを何も無く通過し、金谷ワンドの出口、禁猟区境の崖下で表層引きに当たりが有ったが40m後方のジャンプ一発でばれてしまいました。
 全体的にの湖の透明度はターンオーバーのせいか濁りが入っているようであの引き込まれるような湖底(6月には水深10mくらいは見える)の様子を見ることはできませんでした。

 その後山側に渡り、各岬を中心に攻めてみたが、2回の当たりもバラシてしまいました。

 その間に特大アワビから切り出した自信作のアワビスプーンのスイムテストをしてみると、何とヒメペラ(ヒメトロ仕掛のペラ)の様に回転してしまい、魚が噛み付くすきさえ見せない。
 そのタイプすべてが同じように回転をしてしまいました。大形で幅広にした分、水の抵抗に負けて回転してしまうのでしょう。
 厚めの真鍮板を貼って、その重さで水の抵抗に負けないように改造する必要があるようです。


八丁出島の東沖・後方は残雪の日光白根です
この時期、こんな穏やかな日は珍しい

 もう一つはっきりしたことは、ハリス部にカーボンライン6lbで結んでいた白蝶貝を八丁出島の東沖の12m底に根が掛かりさせてしまい、あらゆる方向から回収を試みたのですが、リーダーとハリスの結び目(拠り戻し)から切れ、結局帰らぬルアーとなってしまいました。
 皮肉にも銅製リング半田付けの強度を検証する結果となりました。
 結局ライン切れするならば「ルアー側を必要以上に補強するのはナンセンスである」と言うのが私の持論です。 

 午後からは東風が時折強く吹きましたが、釣り自体には影響はありませんでしたが、八丁出島沖から大尻方向に進んでいた時、正面から東風に舵を取られる場面が数回有り、体制を立て直している間に30ヤードの真鍮貼りアワビに良い当たりが有り、真下に引き込む抵抗を見せたのでもしかするとレイクかと思いきや上がってきたのは銀ピカの44cmの本マスでした。

 その頃、石渡さんは60号の錘にラインを結び、渓流の脈釣りかヒラメの泳がせ釣りのように常に竿を上下させながらの棚採りをし、フランス大使館別荘から本つが間のみでレイクとブラウン更にレインボーをゲットしていました。 (レイクトローリング初回でレイク釣っちゃう人も居るんですね〜)
 これを見ていた、かつまるtaiga艇からは「漁師:石渡」と異名を付けられる程の粘り強さを披露してもらいました。

 かつまるさんは、極めた早引きと自作の夜光・角で技有りのレイク2本と本マスを釣り上げていました。

 自宅近くのコンビにで仕入れた食料も尽き、気が付くと既に17時。
 朝4時に出発後一度も上陸せずに13時間釣り続け、私の最長乗船時間の記録を更新してしまいました。
 その17時を回った頃、船外機が妙なエンストをしたのでもしやと思い燃料タンクを上下に振って見るとピシャンピシャンとタンクの底にわずかに燃料が残っている程度であることに気がつきました。
 その時八丁出島沖に居て、大尻方向からの向かい風、ここで燃料切れになったら「あせがた」まで漂流してしまう。
 ウインドサーフィン日本チャンピオンの石渡さんなら上着を帆代わりにタッキングを繰り返して戻れるかもしれませんが・・・

慌てて3本のラインを巻き取り、一目散に民宿岡甚の桟橋に逃げ帰りました。
 結局私の釣果は本マス、ニジマス、ヒメマス計8尾でした。またしてもレイクを・・・ま、楽しみは後に取っておこう。


私のイケスの中・メダカが泳いでいるような・・・

 他のメンバーが帰って来たのは18時頃。
 写真を撮ったり今日の出来事を報告しながら1時間程尽きぬ釣りバカ談義をしてしまいました。


かつまるさんのレイク


初回でレイクを釣り上げた石渡さん・余裕の表情


今回参加のメンバー
(デジカメの設定を間違え見にくくて申し訳無い)

 

 皆さんご苦労さまでした。

 最後はこれこれ。今回は刺身にできなかったので燻製にしていただきました。 石渡さんからいただいたワカメをサラダにして・・・・
 うまい。もう1本。


上本マス/下ヒメマスの燻製
脂が乗っていておいしかった

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平成14年3月23日(土) 6時〜12時

神流湖(群馬埼玉県境)

曇り ・ 気温12℃

サクラマス 20cm  1尾

自作アワビスプーン

 年が明けたら行こうと昨年末から計画していたのに諸々の事情で、今回の釣行となりました。

今回の主目的は
・神流湖の魚影確認
・自作シェルスプーンのアクション確認
 ただし、7年前の釣行ではサクラマスを2尾、その数ヶ月後に行った時は釣果0でしたから魚影に関しては期待していませんでした。
 それと、数日前までの温かさと比べると平年並みの寒さに逆戻りと言う気象条件もあり、大漁は期待しないことにしていました。(最初から言い訳)

 出鼻をくじくように目覚ましタイマーを無視して寝過ごしてしまい、出発は4時30分。それでもナビに案内されながら1時間程で湖畔に到着することができました。
 神流湖の最下流域には群馬県側と埼玉県側にそれぞれ1個所づつボート屋さんが有り、今回は群馬県側の「神流湖観光ボート」に予約を入れてありました。
 「神流湖観光ボート」を選んだ理由は、7年前にも利用したことと、埼玉県側は地形的に日陰になり寒そうだったからと言う単純な発想からです。

 予約をしておいたので、ボートはスロープ近くに着けてあり、船外機の取り付けやロッドの持ち込みも早々に準備が完了。
 6時に湖上へ出ることができました。

 ボート屋のおじさんが言うには「桟橋前を4色で流すのがgood」。
 この助言に従ってボートを一旦沖に出しながら、とりあえずいつものパターンでディックナイトで3色、ハンドメイドミノー9cmで4色にセットし、Uターン。
 このフォーメーションは私にとって、とりあえず形を見たい時の手堅い手段です。
 桟橋を左に見ながら20mの距離を保って2往復、魚探にはポツポツと反応が出ているのですがノーヒット。
 桟橋近くではヘラ師が竿を出しているし、夏場はバスフィッシングが盛んな神流湖ですからサツキマスなのかどうか?

 その後、国道のカーブ下からゴミ除けフェンスを流して見ると100m沖に岸と並行して魚探に多くの反応が確認できました。
 しかし、このコースも2往復してノーヒット。

 ボートは魚を釣り上げるとこもなく順調に湖中央を進み、ひょうたん島を目指しました。
 ひょうたん島は芦ノ湖の大島のように湖中央部まで張り出している水中根です。
 始めて神流湖でトローリングした時は、ひょうたん島の存在を知らずに何回か根掛りさせ???の世界でした。
 その数年後の真夏にドライブで立ち寄った時、大減水した神流湖の中央部にそそり立つひょうたん島を見て愕然。

 
ひょうたん島のブイ。周りにブッシュが見えていました

 当たりが無いのでディクナイトとハンドメイドミノーは諦め、いよいよアワビと白蝶スプーンを投入することにしました。
 水面に入れるまでドキドキしましたが、意外にも良い動きをするのを見て安心しました。 この後持参したほとんどのシェルスプーンの動きを確認しながらひょうたん島を、右に旋回しながら犬目ワンドへ。

 この間魚探の反応はポツリポツリと言ったところ。ボートは、神流湖の最下流にかかる琴平橋が見えてきたところでUターンし、ダムサイトに戻ることにしました。
 ひょうたん島の上流側200mほどまで戻ってきた所でようやく4色のアワビ側のロッドに当たりらしき変化が有りました。 何かついているようですが、小物のようです。
 合わせを入れ巻き取ると、銀ピカの・・・ヤッター、サクラマスだ・?。
 しかし、近づく魚が変です。頭が大きい・顔に鋭さが無い・鱗が粗い。これってハスってやつ? 妙なものを釣ってしまいました。
 フックを持って魚をリリース。


ひょうたん島付近から群馬県側

 また、ひょうたん島を迂回して、埼玉県側の岸に沿って山水ボート桟橋沖へ。
 以前来た時にはこの桟橋沖でサクラマスを釣った記憶があります。
 しかし、魚探には全く魚の反応なし。

 ゴミ除けフェンスに沿って、再び魚影の濃かったカーブ下へ戻ってしまいました。 2時間程前と変わらずカーブ下〜ゴミ除けフェンス間は群れがいるようです。
 しかし、深さがまちまちなのが理解できないし、サクラマスが群れで回遊するのかはわかりません。


魚探に移った魚影 ・ 深さがばらけている

 1往復し、レストハウスから沖に旋回したところで外側の白蝶を着けたロッドに当たりがあってすぐに静かになってしまいました。
 気になったので巻き上げて見るとレッドコアから先のリーダーがありません。
 結束部を瞬間接着剤で固定していたにもかかわらず、モノフィララインが解けてしまったようです。
 思い起こせば、もう3年も結び替えていないので、ガイド等との摩擦で弱くなっていたのでしょう。
 根掛りする深さではないので魚にとられたのだと思いますが、これからの活躍を期待していたお気に入りの白蝶だっただけに精神的ダメージが大きい。

 気を取りなおしリーダーを結び替えようとしたのですが、3号のリーダなんて用意していませんから、ハリスに使う1.5号を3広結束し、アワビを結んでまた流し始めると今度は反対側のロッドが小さくゆれているではあ〜りませんか。 今度は何だ〜?
 3色を巻き上げると、確かに魚が付いている、銀ピカ、サクラダー。
 精悍な顔、銀鱗、シャープなヒレ・・・今度は正真正銘のサクラマスです。
 更に顔を近づけると角度により銀鱗の下にうっすらとパーマークが浮かび上がっています。
 しかし、20cmほどの大きさ、再会を期してリリースしました。


自作アワビにきたサクラマス、小さい・・・

 神流湖のサクラマスは上流の渓流釣り用としてヤマメの中に混じって放流され、何人もの太公望の仕掛けを潜り抜け、秋になって神流湖へ降りたものだと思います。
 夏場の水温や水瓶の役割ゆえの大減水を考えると通年神流湖で棲息しているとは考えにくく、春から遡上し、大きくなった魚体では釣り人から逃れるのは至難の技。
 とすれば自然繁殖の可能性は極めて小さく、大部分が越年の2年魚だと思われます。 形が小さいのが実態を裏付けています。

 その後楕円状に同じコースを数回流しましたが、当たりがなく12時に納竿としました。

 帰り際、常連らしき釣り人の話によると、
 ・昨年は良く釣れた。
 ・今年の形は小さい。
 ・ポイントは観光ボート桟橋〜ゴミ除けフェンス〜山水ボート桟橋、とひょうたん島の群馬県側。
 ・ことしはニジマスを300s放流した。
 とのことです。
 ニジマスの放流によってもっと釣果があがればますます面白くなるんですがね〜。
 次回リベンジを約して帰途に着きました。

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平成14年1月14日(月) 7時〜12時

尾瀬フィシングライブ

晴れ・気温−10(?)〜0℃

レインボー 35,40cm  2尾

TEENWOODスプーン8g(ブラック:クロムメッキ風)

 冬休み中は混雑しているからと言う理由で子供のせがむスキーを拒んでいましたが、強い押しに負けて3連休の後半を利用して家族でスキーに行くことになりました。

 20代の頃のスキーへの燃えるような情熱は今、フィシングに取って代わっているので、強引にスキーと釣りの組み合わせを企み、昨年秋の釣行で記憶に新しい丸沼高原スキー場+ペンション村+尾瀬フィシングライブ(管理釣り場)を組み合わせることとし、某ペンションに問い合わせするとちょうど1家族1泊分が空いていたので早速予約。

 尾瀬フィシングライブのホームページを見ると大物が毎日のように上がっています。
 そしてその使用ルアーは概ね金黒ベースのルアーが良い釣果をもたらしているようです。当然私も手持ちの金黒系のルアーをタックルボックスに詰め込んだのは言うまでもありません。
 ところで、尾瀬フィシングライブは某サイトで常連客の行為や管理人の態度に関して嫌な思いをした一般客との間で論争があり、私に取っては「恐い釣り場」の印象を持っていたのでちょっと心配です。

 前日の12日、ホームセンターでタイヤチェーンを買ってきて着脱の練習をしてみました。
 最近のタイヤチェーンは実に良くできていて、ひ弱で物臭な私でも10分も有ればで両輪取り付けが可能です。しかし、現地では多少なりとも積雪があったり、スペース上の制約があり思うように取り付けできないかも知れませんが、以前使っていた物に比べたら格段に改善されたように思います。
 実際、13日早朝ペンション村から2km程手前のチェーン着脱場で明け切らぬ暗がりの中での作業でしたが、練習の甲斐あって体が冷める間もなく取り付け完了。
 不便な物はより快適なものに改善する・・・人類はこうして成長してきたんでしょうね。

 改善と言えばスキー場の1日券ですが、丸沼高原スキー場ではPCカード を3cm角にしたようなものを使っていました。担保として1000円の加算料金を払い、使用後回収機に投じると1000円が戻ってくると言う仕組みです。
 当然リフト乗り場にはカードの読みとり装置があって、衣服に入れたままで読みとってくれるようですが、センサーにぴたりと着けなくては感知できないようで皆さん色々な体制で読みとらせていて見ていると滑稽でしたね。

 2日目に家族と別行動で釣りをする私は、初日はスキーに徹することにしたのですが、今回スキーを始めてする長女(小1)の世話をする特別任務を与えられてしまいました。
 大人でも初心者を教える事は大変なのに子供の場合は言うことは守らないし、泣きじゃくるわ・・・なだめながら教えていたのですが、ついにお互いプッツンし、リフト3本分を歩いて下る羽目になってしまいました。
 こうなると私も娘も午後のスキーなんてやる気無し、家族そろって15時にはペンションへチェックイン。
 娘は元気を取り戻し、部屋のロフトに登ったり、マンガを見たりしたい放題。

 私は風呂の後の夕食も早々と切り上げ、明日の大物とのファイトを夢に見ながら騒がしい家族の脇で床につきました。

 1月14日5時30分起床。防寒を万全にしてペンション村の雪道から国道に出ると路面の雪は日陰に部分的に残るだけで殆ど乾いている状態でした。このため1kmも下らない内にチェーンを外すはめになってしまいました。

 スキー場へ登ってくる対向車は昨日とは明らかに少なくなっていましたが、この時間から下る車は殆どなく、30分程で尾瀬フィシングライブに到着。しかし、路地から駐車場に入ると雪がたっぷり残っていて、駐車場に入ったとたん動けなくなってしまい、ここでまたチェーンの装着となりました。
 倶楽部ハウスに向けるように車を止め、早速倶楽部ハウスに行こうとふと隣の車のナンバーを見ると何と新潟ナンバーでした。
 新潟から遠征して来たのかな?途中にもいくつか釣り場が有るのに何故ここへ?

 釣り場のシステムは6時30分釣り券発売、購入者から順次池に出て7時開始の放送まで待機するというものです。
 半日券を購入後、いったん車に戻りタックル一式を持って池の縁に立ったのですが、私の他は誰も居ません。7時になったら出てくるだろうとルアーを選んでスナップに付けていると7時が回りました。でも、誰もいない・放送も無い。
 貸し切ったわけはないし、初っぱなからトラブルは遠慮したいので倶楽部ハウスへ釣っても良いか確認に行きました。
 ・・・OK〜。なぜ放送しなかったのかはあえて確認しませんでしたが、とにかく釣り開始。

 倶楽部ハウスから見て右側で、池に突き出した岩の上からまずはイワナ狙いのミノーをバッタバタ投げまくりました。しかし、反応なし。
 「ま、イワナはこのくらいで許してやるか」ということでスプーンを付けたロッドに持ち替えて、人が居ないのを良いことにこれまたほぼ180°扇状に探ったのですが、やはり反応なし。

 それにしても寒い。ガイドはもちろん足元を張ったばかりの薄い氷がゆらゆらしています。風邪は殆どないのですが、これで風が出ると釣りにならないんじゃないかな?と思えるくらいです。

 30分ほどしてようやく2人のフライマンが、そして8時頃までに全部で8人程の釣り客になりました。内ルアーは私を含めて3人、他はフライでした。

 食堂のおばちゃんのアドバイスも有って、9時頃対岸へ移動し、手持ちのルアーの殆どの種類を試みたのですが何を投げても、層を変えてもやっぱり釣れない。
 がっくり肩を落としてしまいましたが、唯一救いは私だけでなく皆苦戦していることです。たぶん1人1尾釣れているかどうか?
 これまでにジャドースプーン(オレンジ)に2回ズシリと来るあたりがあったのですが、魚体を見ない内にバレてしまいました。


9時過ぎに移動した場所・白い建物は食堂

 10時過ぎどこからともなく2人が出てきてイケスの魚を車の水槽に移していました。意外にも放流です。しかも良いサイズの魚。更に2箇所に分けて放流してくれました。
 意外な事はこれだけでは有りませんでした。
 通常ならば放流して5〜10分後くらいに放流魚が釣れ始めるはずなのに放流前と何の変化も無し、純朴なマスなら少しくらいいたずらしてくれたっていいのに・・・・
 他の釣り客も上げている様子はない。
 アッと言う間に1時間が過ぎ11時30分。ついにボウズを覚悟しました。
 こうなると気は楽になって、次回の釣行のために動きを確認しておきたいルアーを探しては次々に交換してキャスティングを始めました。

 その中にあまり使ったことのないTEENWOODスプーン8g(ブラック:クロムメッキ風)を池中央噴水付近まで遠投し、表層をトレースすると何とヒット。パワーの有るファイトをしてくれました。
 上がってきたのは体高のある40cmのドナルドソン(?:赤身)でした。
 時計を見ると11時50分、午前券有効時間は残り10分。
 同じ方法で数投目に2尾目がヒット。先ほどよりちょっと小振りの35cm。
 ランディングとほぼ同時に12時を知らせるチャイムが鳴りました。


終了間際に釣り上げた2尾

 今回の釣行は今年の釣り運を占うつもりだったので、今年1年が劇的なものになることを暗示しているようです。
 「決して諦めずに最後まで精一杯やれば何時かきっと報われる」と言うことを教えられました。
 な〜んて、うちの社長に聞かせてあげたいね。

 尾瀬フィシングライブに対する私感としては、施設が良好(特にトイレや魚をさばく場所)で少ない客数でも放流してくれる好意的な釣り場と感じました。今回の貧果は水温などの自然環境が負に働いたもので、管理側の責任では有りません。
 管理人さんとは挨拶だけで話をしなかったので分かりませんが、管理人さんが苦労してできるだけ良い状態の魚を確保したのに、その魚を雑に扱われた事に腹を立てて怒鳴ってしまったのかも知れません。
 とにかく、双方の正当な言い分によって、より快適な釣り場に近づいたのでしょうから良かったではありませんか?
 私にとっては、距離的にも金額的にもなかなか手が出ませんが、また同じ様な機会が有れば是非行ってみたいと思います。

 その後、ペンションに戻り、スキー三昧の家族と合流して渋滞をきらって早々帰途につきました。

 そんなこんなで今年も開幕です。 ガンバロー〜っと。

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最終更新日  2006年01月15日 22:32