今回の発表会のための打ち合わせに本番3週間前くらいにリリアへ行きました。その中でリリアの人から言われたのが「最近、置引きがあったので気をつけてください」との話。 『置引き』という言葉に非常に敏感な私。数年前の発表会で置引き犯にお財布をとられ、終わった後最悪な気持ちになったことがありました。自分のだけならともかく、ゲストに呼んだ友人のお財布まで持って行かれて、せっかく来てくださった友人にまで大変嫌な思いをさせてしまったのでした。 そのショックは今でも忘れません。憎き置引き犯。 その後、ずっと気をつけているので、被害はなかったのですが、最近また置引きがあったらしいと聞くとぞくっとしました。 「何をとられたのですか?」 と聞いたら 「ビデオです」 「え?ビデオ?!(そういえばうちのお教室でも最近ビデオ買ったお家があったなぁ…やな予感)」 『ビデオはオークションで売れるだろうなぁ…』と思いながら、堂々と入ってきて盗っていく犯人を思い描くと許せませんでした。写真撮影の間にやられたらしいので、皆様には十分気をつけていただくようにお願いしておきました。 『置引き注意』の貼り紙も作り、あちこちに貼ってもらい、怪しい人はパパたちに見張ってもらうようお願いして…。 しかし、そんな中、入ってきた不審者がいたのです。 ここからは、事件に遭遇したさおママの体験談を紹介します。 さおママ、原稿ありがとうございました! |
リハーサルもほぼ終わり、お客様もちらほらみえはじめ、いよいよ最初のコーラス準備だわと思っていたころ(たぶん開演20分前くらいだったと思います)みなママが 「ねえねえあの人知ってる?」 と聞いてきました。赤いチェックのシャツの我々よりちょっと若い感じの男性でした。(桃パパがはじめに気づいて、マークしてたらしい) 誰にも話しかけず、カメラ・ビデオも持たず、ただ座ったり立ったりしていて、いかにも怪し〜い。 もう開演時間も近い、そろそろコーラス隊はスタンバイしなくてはならない(注1:さおママはジュピターコーラス隊の一員でもあります)、でもやっぱりどう見てもあいつは変だ。 で、ロビーにいるそいつに、思い切ってみなママと一緒に話しかけてみた。 「あのお、どなたのお知り合いですか?」 「金子さんです」 「は?金子・・さ・・ん?(・・・てあたしじゃ〜ん)」(注2:さおママは金子さんです) 「はい。2人いますよねえ。」(だから2人ともうちの子だってば)(注3:姉弟ともレッスンに来てます) 「写真を頼まれて・・・」(ってカメラ持ってないじゃん) やっと状況が飲み込めてきたら、無性に腹が立ってきた。 「私が金子です。あなたに写真撮影を頼んだ覚えはありません(けっ)」 「あっすみません・・・すぐ出ます・・・」 と言いつつ、また、客席に入って行くではないか。なななんて図々しい奴なんだ。 結局あとはパパたちにお任せした。(注4:この後、どうなったのかパパたち教えてください) もう出番が迫っていたし、美しき人妻がこれ以上関わるのは危ないし・・・(注5:十分関わっていると思うけど…) 本当にびっくりでした。 それにしても、わざわざ話しかけた人の名前を選んで言ってしまうなんて、あまりにも間抜けですよね。私が話しかけたとき相手の声が震えていたし、カメラやビデオのような小道具も用意していなかったし、きっと置引き初心者なのかも。おかげで打ち上げは妙に盛り上がったけど、あのまま開演していたら誰かが餌食になっていたかと思うと、本当にぞっとします。(文:さおママ) |
お手柄!ですね。本当に勇気をもって話しかけていただいてよかったです。 「金のことしか考えてないから、プログラムから『金子』って名前を選んだんわ〜!」と夜飲みながら盛り上がりました。被害がなかったからこそ、笑って語れる話でした。 皆様、ご協力ありがとうございました〜!置引き犯撃退ばんざい! |