ここ(藤野町)は人口1万人を超えてますから、一般論として盛んに言われている、「一万人以下の所はなくしてもらおう」という合併推進という立場からいけば、別に人口問題でどうこうと言われる数ではありません。 一つは、周辺部に位置している市町村は、合併によって必ず疲弊すると言う事です。 私の村は日本で一番東京に遠い所でございますが、うちを出て霞ヶ関に行くまで高速バスで約5時間かかる。ここ(藤野町)の高速道路をバスが走るのですが、その時、 ![]() 藤野町の位置 以前、神奈川県の寒川町という町、(平塚市と茅ヶ崎市とで、湘南市構想というのもありましたが、結局、平塚か茅ヶ崎か知りませんが、市長選挙で合併に消極的な市長さんがなられて、崩れたときいておりますが)、寒川町の議会の方が視察に見えられて話をしておりましたら、どうも話が合わないんですよね。合わない理由が何かといいますと、交付税不交付団体だと言うんで、そんなの話が合うわけが無い(笑)。 こないだも東京のシンポジウムで私がした発言の中で、 実はですね、私の村の地域が愛知県と静岡県の(直接県境に接していませんが)県境なので、県境と接している村と南信濃村があって、直接行く事は出来ないんです。そんな所に住んでいるわけで、合併すると、周辺部、一番はしになってしまい、絶対に中心になれない所なんです。たぶん、ここ(藤野町)が相模原と合併する事になれば、そういう事になると思います。 これはですね、非常に、大きな問題でございます。 昭和の合併の反省から、総務省は地域審議会と言うものを作ると言う話になって、地域審議会で周辺部の問題を解決すると言いました。結局、周辺部問題で盛んに騒がれて、最後には、今回は「地域自治組織」という、法人格を一定期間残していいと、相模原市の一部になっても、「藤野自治区」みたいなのを何年間残していいという事にしました。一方で、そんなものを残したら、新しい自治体の一体感が崩れるという御意見もありますので、非常に難しい話になっていますが。 |