合併問題にまつわる日記

6月12日(日)
 田植えの季節。私も昨日、少しだけ田植えに参加しました。この様子は近日アップします。
 田んぼに水が張られたら、早速シュレ−ゲルアオガエルが卵塊を水辺に産みつけていました(写真左下)。
 ようやく梅雨らしい湿度を感じる天候になってきたようです。
 町長選で相模原市との合併を推進する側の候補の応援団が、あちこちの家をまわって活動していた。その連中が昨日、ある家でこんな事を言っていた。
『藤野町が単独で残ったら、ゴミの収集に来てくれなくなる………』
 またこんな根も葉も無い事を言って、「合併しないと大変な事になる」と住民の恐怖心を煽ろうとしているんだな。この行動パターン、去年から強引な活動が目立つ某合併推進団体の臭いを感じる。
 一番驚いたのが、『役場の職員の○○さんが、藤野町の財政は3年後には破綻すると言っていた』と彼等が言いふらしていた事。

 早速、その○○さんに真偽を聞いてみたら、
『私はそんな事は言っていない』
と驚いていた。
 この団体の行動は、藤野町の合併推進派すら嫌悪しているが、ここまで露骨なデマを流してまで住民感情を煽ろうというのだから、人間性を疑ってしまう。こんな活動を許している合併推進派のS候補は、協力者の人選を誤っているのではないか。

 田植えの後に、軽い宴会があった。きっと昔の村人たちも、田植えの終わった日は祭りで騒いだと思う。まずは一献。

 この宴会で、1年間アメリカでコミュニティの視察をしてきた方の発表会があった。かの地でも、人々が寄り集まって共同で暮らし、自然や環境を損なわない生き方を模索する運動が盛んになってきているという。
 あまりにも人間を『勝ち組・負け組』に分けてしまう社会に対する批判もあるんだろうな。

6月14日(火)

 あ〜、なんかここ最近、このコーナーも合併問題や町長選挙絡みの、難しくもナマナマしい話が続きます。

 良く見るとトカゲってカワイイ顔をしてるね。人間よりもずっと善良に見える。合併問題や町長選挙の話ばかりで、私も少し人間嫌いになったわけではあるまいな。

 実は今回も難しくもナマナマしい話。済まぬ。

 先日の日曜日、隣の相模湖町で議会の解散を求めた投票が行われた。この町、昨年の住民投票では相模原市との合併を望まない民意が、僅差とは言え勝ったのだが、町長はその結果を無視して合併の方針を打ち出した。

 これに反発した住民が署名を集め、今回の投票にまでこぎつけたのだが、結果は議会の解散には反対の票が多数だった。
 しかし、相変わらず相模湖町に出来た住民の亀裂は深い。町長に対する恨みも尋常ではないだろう。続く>>

相模湖町の議会の解散開票(確定)
確定時刻 22:32分

  得票数
賛 成 2391
反 対 2896

相模湖町のあちこちに、議会解散に賛成、反対の立場の団体の看板が立てられました。

 これは藤野の町長選の話。実は先日の日曜日に、もう一度合併反対派の候補に会う機会があったのです。今回も私は末席で大人しく話を聞くだけでしたが。
 その場には、選挙事務所の要になって活動するように、候補から依頼された人達も同席し、『私達は選挙が終わっても解散しない。そのまま住民団体として活動を続け、町政の監視役を担う。』と力説してた。

 面白い現象だなァと思った。今までの町政にハラを立てている町民は多いが、この候補から選挙戦の助力を頼まれて応じた人達も、同様に今までの町政にハラを立てていて『町には今までのような事はさせない』と言い切る人達なのだ。
 正直、少しホッとした。この雰囲気なら、改革も可能かもしれない。ホント、改革さえ上手くいけば、イイ町になるのだが・・・。

次へ